2009年3月に発売されたPS2「アマガミ」を今回はレビューします。
PS2「アマガミ」は6人以上のヒロインを攻略して行く恋愛シミュレーションゲームです。
2011年3月にはPS2/PSPで改良廉価版「エビコレ+アマガミ」が。2014年1月にはPSVITA版が発売。
美少女ゲームで重要なのは、何と言っても女性の魅力です!
そう言う意味で本作は非常に上手く表現していて、声優の演技はバッチリだし、
キャラクターのイラストも10代後半の色気が上手く出ていて、
大抵の男性は彼女たちに惹かれてしまうでしょう。
各キャラクターの性格も、良い感じでツボにハマるようになっていると思います。
天然でおっちょこちょいだけど、一緒にいると和んでしまう子。
優等生で美しく、完璧に見えるけど、実は・・・な子。
小動物のように扱って可愛がってくれる子。
男っぽくてサバサバしているけど、女の子らしい一面を見せてくれる子など、
どのキャラクターもひと癖あってそれが魅力に繋がっているな。と思いました。
ゲームの目的は、クリスマスまでの約40日間のうちに彼女を作り、デートをする事です。
それまでの40日間にいくつかのイベントや選択肢の中から好きな物を選んでいくんですが、
その過程に起きる主人公とヒロインとのやり取りが凄くリアルで説得力があるように感じました。
主人公は高校生なので大半の時間を学校内で過ごす事になるんですが、
特定のヒロインと放課後にバッタリ会って話をしたり、体育の授業で助け合ったり、
お昼休みに食事を一緒にしたり、歩いているところでちょっかい出したり、
ヒロインがいる部室に遊びに行ったり、一緒に下校したりと、
思わず「あるある~!」と言いたくなってしまうほど学園生活を細かく描いています。
さらに凄いのが、好感度によってお互いの呼び名が変わったり、
彼女を掛け持ちする事でどちらかが嫉妬するイベントが用意されている事。
恋愛に説得力を持たせられるよう、細かいところまで手が込んでいる事が良く分かります。
用意されているイベント数は、なんと数千種類!用意されているグラフィックの素材も多く、
特定のルートでしか登場しないわき役も多い事から
使いまわしもあまり感じられず、量・質ともに高水準を保っています。
あと、ピンクや黄色など、派手な髪の色をした女性はおらず、大抵は黒。
明るくてもせいぜい茶髪なのもリアリティの追求という意味ではプラスに働いていると思います。
様々なイベントや選択肢を選ぶ事でルートが分岐して行くゲームである関係上、
やり込む場合は周回プレイが大前提となっています。そのため快適性が重視されるんですが、
本作の場合は既にチェックしたイベントは超高速で文字送りする事が可能なので、
周回プレイをしても苦痛に感じられないようになっています。あまりにもイベント数が多いので、
狙うヒロインを意識して変えれば余程何回もプレイしない限りは新しいイベントばかりになりますが。
このゲームの主人公は、男子高校生らしくかなりの性欲を持っています。
親友である梅原が絡んだイベントでは大抵グラビア本の話をしていますし、
偶然であるとはいえヒロインが着替えているシーンに出くわしたり、
スカートの中が見えてしまう位置に来てしまったりして、とにかく相当な変態紳士なんです。
彼の変態紳士っぷりを眺められるのも、本作の魅力の1つと言えるでしょう。
このゲームにはかなりの隠し要素があったりします。
各ヒロインの最高ランクと言えるエンディングを見る事でイベントや選択肢が追加されますし、
すべてのヒロインのエンディングを見る事で隠しルートへ行けるようになったりもしますから。
さらには攻略対象では無いハズの”あの人”にプロポーズをするイベントまで!?
とにかく奥が深い作品で、隅々までプレイしようと思ったら100時間はかかります。
本作は「休み1」「休み2」「昼休み」「放課後」の4つの時間帯ごとに、
自分の行動起こしたい対象相手のイベントを選んでゲームを進めるシステムを採用しています。
イベントの中には選択肢が発生するものや、
10種類のアイコンの中から選んでいくターン制の会話モードがあるんですが、
いずれにしてもプレイヤーの恋愛知識は求められず、適当に選ぶだけで攻略出来てしまいます。
例えばヒロインが主人公を好きになる正解の回答が一つだけ存在する、
4択クイズ形式で攻略して行くなど、もっと恋愛を攻略している感が欲しかったです。
ゲームのセーブは1日の終了時に毎回出来ますし、一日をやり直す事も出来ますが、
出来れば何日前からでもやり直せるようにしてほしかった。
いくら既にチェックしたイベントを超高速で文字送りできるとは言え、
中盤まで超高速で見ても15分はかかりますから、うっかりイベントを見る順番を間違えて、
数日前に戻らないといけなくなった時はちょっとショックでしたから。
圧倒的なイベント数。魅力的なヒロイン。
快適なインターフェースと様々な点が高品質にまとまっており、
2次元の女性キャラクターと擬似的な恋愛を楽しむゲームとしては良く出来ています。
こんな人には特におススメ。
・擬似的な恋愛を楽しみたい人。
・ちょっとエッチなイベントが見たい変態という名の紳士。
こんな人にはおススメできない。
・2次元の女性には興味無い人。
アマガミ/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約30時間
※当ブログでこれまでにレビューしたタイトルの一覧はこちら をご覧下さい。
※何か分からないゲーム用語を見かけたらこちら をご覧ください。
【人気ブログ】( ´艸`)( ´艸`)( ´艸`)( ´艸`)【ランキングへ】
まさかのガチレビューw
自分もこれが唯一経験済みのギャルゲーで、この手のゲームはkentさんに合うかな?と思ってましたが、結構楽しんで頂けたようでなによりw
おまけの麻雀も結構イベント多めで楽しいですよね。
麻雀のルール説明や簡易チュートリアルくらい用意してあげれば良かったのにと感じましたが。
主人公達のお宝本に対する情熱には胸打たれるものがありましたよ。
まるで高校生の頃の自分を見ているよう(ry
アルバムを全部埋めようと思うと、ヒロイン2人とクリスマスの約束→片方すっぽかしをやらなければいけないのが、罪の意識にさい悩まされ辛いです(^^;)
気力が萎える…。
あと、ファラオのアトラクションは実際にあれば1回行ってみたいですね。
楽しそう。
ちなみにラーメンになるなら何味になりたいですか?
僕は塩です。
とにかくイベント数を増やして同じことを何度もやらせないっていう開発者の意地を感じますね
出会いイベントが各キャラごとに3つくらい用意されてるのもその表れでしょうし
まだ見ぬ新作も膨大な量のイベントを作成してるのに時間が・・・と考えてます。新作はよ
ちなみに会話イベントの数も凄いですね。流石にLowテンションの分は見てないものも結構あります
>TOMさん
うちでこういうゲームのレビューをガチでするのは珍しいかもしれませんねw
このゲームの評価点は女の子との恋愛を疑似体験するという部分だと思うので、
その点を考慮すると素材の多さ、説得力のある描写によってかなりのクオリティに感じられました。
麻雀はおまけの割には作り込まれていましたね。
話の強引さやチュートリアルの少なさは残念ですが、
おまけなのでまあいいかな。って事でレビューでは触れませんでした。
>kojiさん
>主人公達のお宝本に対する情熱には胸打たれるものがありましたよ。
男子高校生らしいなーと、
微笑ましくみておりました(笑)
このくらいだったら健康的で良いと思います。
鬱系のイベントは、出来ればみたくないですよねー。
あれだけ魅力的に描いているので、罪悪感はやっぱり出て来ます。
ラーメンは名古屋人という事で味噌ラーメンという事で!w
>nanasiさん
>出会いイベントが各キャラごとに3つくらい用意されてるのもその表れでしょうし
これには驚きました。
出会いイベントだけでもこれだけ用意して来るとは。
レビューで触れるべきでしたね^^;
次回作もじっくりと作っているのでしょう。
ここのスタッフの新作は期待出来そうです。
会話イベントが多ければ多いほど、リアリティが増すので嬉しいです。
粗方遊んだんでプレイ感想を。
個別ヒロインへの感想は別記事に笑
kentさんと同じく初ギャルゲでフリプできたから触ってみたんですが、
初めは「気に入ったキャラだけざっと見ればいいや」
→「全キャラ魅力的だから一通りやらなきゃ」
→「いろんな側面見たいからもっとイベント見ないとw」
って感じでまさかのトロコンまでやってしまったw
膨大なイベント数でヒロインみんな魅力的に描かれているというベースを基に、
周回プレイへのストレス感じさせない非常に優れたUIだと感じました。
「橘純一」ってキャラが主役の恋愛小説読む感覚でやってましたね。
話題豊富でかなり優しいしこりゃもてますわ笑
アプローチで無意識に直球投げすぎてて恥ずかしくなるけどw
参考になる台詞回しと声優の演技大したもんだ。
ヒロイン全員交際経験ないのが初々しい。
28にもなるとそんなんあり得ないから色々懐かしい感覚でしたw
フリプは普段触れないようなジャンルにも触れれていいですね。
このスタッフの作品であれば次回作買うちゃうかも笑
ちなみに麻雀は簡単すぎてw
個人的には最強の対人ゲームだと思ってるのであれだと面倒いだけでした笑
>ウユニさん
トロフィーコンプリートしたんですかw
それは、かなりの時間をかけないと難しいんじゃ!?
僕は断念してしまいましたからね(^_^;)
>「橘純一」ってキャラが主役の恋愛小説読む感覚でやってましたね。
これは人によって見方が変わるようですが、
僕も三人称でプレイするようにしていました。
自分と思ってプレイしたら危険な気がするのでw
>このスタッフの作品であれば次回作買うちゃうかも笑
フォトカノというゲームが次回作のようですが、
こちらは純粋なアドベンチャーゲームではないですよね。
それと、古い記事のコメント欄なので書いてしまいますが、同い年なんですねw
メインルート以外はチャート見ながらセーブロードで案外早かったですよ。
既読オートスキップとか朝に戻るとか快適だったのも助けになりました。
イベント解放率半分行かないでとれますし。
雑魚の作業麻雀以外は笑
調べるとフォトカノはスタッフ違うみたいなんですよねー。
まぁあんま数やるジャンルでもないんで気長に待ちます笑
スーファミとか64とかの話題の時に同年代だと思ってましたがまさかの同い歳でしたかw
だったら歳近い先生攻略したかったですよね?w
>ウユニさん
そうだったんですか!?
どこかで80時間とか書いていたので、やる気になれませんでしたw
フォトカノはスタッフ違うんですか・・・すみません。
でも、このゲームのスタッフが手がけるゲームは
定期的に出ていますので、次回作にも期待出来そう。
先生はもちろん!w
実は一番好みだったんですよー。