おいでよ どうぶつの森/DS
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2005年11月に発売されたDS「おいでよ どうぶつの森」のレビューをしていきます。
本作はどうぶつ達が暮らす村の中で生活をしていくコミュニケーションゲームですが、シリーズ4作目にしてついに花開きました!
「どうぶつの森」シリーズは様々な楽しみ方があります。
借金を返済する、アイテムをコレクションする、部屋をカスタマイズする etc…
しかし、肝心のコミュニケーション要素は少々ハードルが高いものでした。
家族と同じデータを共有して楽しんだり、メモリーカードに保存したデータを使って友達の村へ遊びに行ったり・・・。
一方、今回レビューするDS「おいでよ どうぶつの森」は従来の作品で見られたハードルを低くすることに成功します。
なんと、ローカル通信プレイが可能になったほか、ニンテンドーWi-Fiコネクションによって遠く離れた友達と通信プレイができるようになったんです!
その一方で対応ハードが据え置き機から携帯機になったことでパワーダウンしてしまった点も見受けられますが、「どうぶつの森」の可能性を広める役割を果たしたのは間違いありません。
ここからはそんなDS「おいでよ どうぶつの森」について詳しく書いていきます。
累計1,000記事突破!KENTがプレイしたゲームのレビュー記事一覧へ
- どうぶつ達が暮らす村の中で生活をしていくコミュニケーションゲーム。
- 通信機能を使って最大4人のプレイヤーと同時プレイができるようになった。
- ゲームエンジンが刷新されて球体型のマップを移動する形式になった。
初リリース日 | 2005年11月23日 |
対応ハード | DS |
ジャンル | コミュニケーション |
売上 | 初週35万本/累計523万本 |
推定クリア時間 | クリアの概念が存在しない |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
簡易版MMORPGのような通信による同時プレイ
今作最大の特徴が通信による同時プレイ!
従来の作品では同時プレイが出来ず、他人の村へ遊びに行ってもプレイヤーは居ませんでした。
ところが本作の場合、ニンテンドーDSの通信機能によって最大4人同時プレイができるようになったんです!
しかもテキストチャットができるようになり、画面上に文字を表示できるようになりました。
イメージ的には簡易版MMORPGのよう。
その手のジャンルに慣れている人からしたら大したことないように見えるかもしれませんが、テキストチャットの文化を広めた功績は大きく感じます。
ハードルを下げることに成功したWi-Fiコネクションによるオンラインプレイ
さらに本作、Wi-Fiコネクションによるオンラインプレイにも対応しているんです!
おかげで遠く離れた友達とも同時プレイを楽しめるようになりました。
もちろん、テキストチャットを使ってのやり取りも楽しめます。
2005年当時の時点でMMORPGやテキストチャットの文化は存在しましたが、「どうぶつの森」シリーズは低年齢層も楽しむゲームです。
そんなゲームでテキストチャットを使ってのオンラインプレイを楽しめるとは最高じゃないですか!?
かくいうぼくも本作のテキストチャットには大ハマリしました!
表示される文字が少なく、漢字も使用出来ませんが、そういった制約を含めて楽しめたんですよ。
発想の転換次第ではユニークな表現を生み出すことが可能で、制約のあるコミュニケーションを楽しめました。
ニンテンドーWi-Fiコネクションは2014年5月20日をもってサービス終了しました。
快適になったゲームプレイ
ゲームプレイは前作と比べて快適性が増しています。
まず大きいのが、タッチペンを使って操作できるようになったこと。
キャラクターの移動はタッチペンだけで行なるようになり、メニュー画面も直感的に操作できるようになりました。
本作の操作に慣れてしまうとスティックを倒してカーソル選択するのが億劫になってきますw
さらにグラフィックも大幅に刷新。
従来の見下ろし型から球体型に変更され、マップ間のスクロールが無くなりました。
おかげでスクロール中のぶつ切り感がなくなり、テンポ良く楽しめるようになっています。
地面にマイデザインを敷けるようになった
GC「どうぶつの森+」から追加されたマイデザイン。
自分の好きなデザインをペイントで作成できる機能ですが、今作から地面に敷けるようになりました。
これ、何気に凄い追加機能だと思うんです。
好きな絵を床に敷けるということは表現の幅が広まったということになりますから。
複数のデザインを組み合わせて巨大な絵を作ったり、溶岩などの地形を擬似的に作ったり・・・。
このような機能が追加されたことで他人の村へお出かけする楽しさが増しました!
村によっては床にマイデザインを貼りすぎて原型を留めていないほどの異空間になっているかも!?
作り込みの細かさも変わらず
「どうぶつの森」シリーズは作り込みの細かさにも定評ありますが、本作もその点は変わっていません。
相変わらず季節や時間による環境の変化は細かく描写されていますし、1,000種類以上のアイテムが存在しますから。
今作ならではだと思ったのが、家具のテレビが作り込まれていること。
従来の作品でもテレビ系の家具は存在しましたが、今作では時間帯によって表示される番組が変化するんです!
しかも時間帯だけではなく曜日毎に表示される番組が変化するので驚きました。
番組自体は簡易的なものですが、こんなところまで作り込むとは!?
惜しいところ
携帯機になったことでパワーダウンしてしまった点もある
残念ながら対応ハードがゲームキューブからニンテンドーDSになったことでパワーダウンしてしまった点も見受けられます。
解像度やフレームレートなどの表現面は言わずもがな。
それ以外にも
- 村に住める住人が15人から8人に減少
- 住人の種類が半数近く減少
- 村で見られた崖の廃止
- 村の行事数が減少
- ファミコン家具の廃止
など、挙げ出したらキリがありません。
個人的に残念なのが、ファミコン家具の廃止。
ゲーム内でファミコンソフトをプレイできるのが「どうぶつの森」の大きな魅力だったのに~!!!
DSはファミコンのエミュレーター機能を搭載しておらず、翌年には「バーチャルコンソール」のサービスが控えていたので無理もないのかもしれませんが・・・。
家族でデータ共有する場合は喧嘩になりやすい
本作でも1つのカードにつき最大4人分のデータを作成出来ます。
しかし、家は共有となってしまいました!!!
それ故に家族とデータ共有する場合は好きなように家具を設置するのが難しくなっています。
DSは携帯機なので、「1家に1本」ではなく「1人1本」として扱った方が良いのかも。
おいでよ どうぶつの森レビューまとめ
対応ハードが据え置き機から携帯機になったことでパワーダウンしてしまった点も多く見受けられる作品。
しかし、通信面は大幅にパワーアップしており、「どうぶつの森」シリーズの人気を飛躍的に高める役割を果たしました。
なんと本作、国内だけで累計で500万本以上を売り上げたんです!
それまでの最高記録はGC「どうぶつの森+」の約64万本だったことを思えば大躍進じゃないですか!?
本作のメガヒットによって「どうぶつの森」シリーズは「ポケットモンスター」や「スーパーマリオ」シリーズと並ぶ任天堂の看板タイトルに躍り出ます。
N64版から応援していた者としては子供が巣立つような感覚を味わえました。
通信面にリソースを集中させることで大躍進を遂げたシリーズの出世作!
こんな人には特におススメ。
・ゲームを通して誰かとコミュニケーションしたい人。
こんな人にはおススメできない。
・明確な目的があるゲームを楽しみたい人。
おいでよ どうぶつの森/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約50時間
累計1,000記事突破!KENTがプレイしたゲームのレビュー記事一覧へ
Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
どう森は携帯機で出た実質2作目でようやく花開きましたね(^^)!
それまでは任天堂の中堅タイトルって印象でしたが、今作のおい森でマリオ、ゼルダに続く任天堂の看板タイトルの一つになったと思います。
僕は今作でデビューし、今作で遊びつくしてしまったんだよなぁ(^^;) 中学時にある転機が起きてしまい、好みのゲームが変わってしまいました。
確かに今作って実質2作目なんですよねw
当時は普通に4作目だと思っていましたが、大ブレイクしたのは感慨深いです。
このゲームは中学生には刺激が足りないですもんね。ぼくも当時はそういう気持ちもありました。