Wii Fit/Wii
Wii Fit Plus/Wii
どうも!KENT(@kentworld2)です!
今回は2007年12月に発売されたWii「Wii Fit(ウィーフィット)」のレビューをしていきます。
本作はWiiリモコンとバランスWiiボードを使ったフィットネスゲームになりますが、体重計を大胆に同梱したダイエットができるミニゲーム集でした!
アナタはダイエットに成功してゲームのような達成感を味わった経験はないでしょうか?
今回レビューするWii「Wii Fit」はそれをヒントにダイエットをミニゲーム集に昇華させた意欲作でした!
楽しくダイエットをしたい場合、本作は欠かせません。
ここからはそんなWii「Wii Fit」の良いと思った点からまずは書いていきます。
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- バランスWiiボードとWiiリモコンを使って楽しむフィットネスゲーム。
- バランスWiiボードで体重やからだ年齢を測定できる。
- 計48種類のミニゲーム(トレーニング)が収録されている。
初リリース日 | 2007年12月1日 |
対応ハード | Wii |
ジャンル | フィットネス |
推定クリア時間 | クリアの概念が存在しない |
売上 | 初週25万本/累計353万本 |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
ダイエットをゲームとして楽しめる!
ダイエットには色んなやり方があります。
しかし、工夫をしないと単調に感じてしまうのも確か。
例えばジョギングを日課にするのも良いですが、続けていくとルーチンワーク化してしまいがちじゃないですか?
かくいうぼくもルーチンワーク化が嫌で挫折したことも過去にはあります。
一方、今回レビューするWii「Wii Fit」はダイエットをゲームという形に落とし込んでいました!
具体的に言うと各トレーニングに「制限時間」「評価制度」といったゲーム性を盛り込んでいたんですよ。
イメージ的には「脳を鍛える大人のDSトレーニング」みたいな感じ。
ゲーマーであれば良い評価を目指したくなるのがサガなので、日々トレーニングを重ねたくなりました。
日々の体重/BMIを記録できる
バランスWiiボードは体重計にもなるので、体重やBMIを測定することが出来ます。
さらに本作では測定だけではなく記録もできるんです!
日々の体重/BMIはグラフとしても見ることができるので、まるでリアルシミュレーションゲームをプレイしているかのようw
ダイエットの方法も色々ありますが、やっぱり日々体重を測ってグラフにした方が成功しやすく感じるんですよ。
常に体重を意識する。
それこそがダイエットの秘訣だと思うんです。
本作があれば体重やBMIを管理できるうえに目標も設定できるのでダイエットのお供として最適に感じます。
本格的なヨガと筋トレができる
本作に収録されているトレーニングは予想以上に本格的な作りでした。
ヨガと筋トレ。それぞれ15種類のトレーニングが用意されているんですが、開始するとトレーナーがフルボイスで「今はどんなポーズを取るべきなのか?」の指示を出してくれます。
言われた通りにバランスWiiボードの上でポーズを取るとあら不思議!
本格的なヨガや筋トレとして成立するんです!
「バランスWiiボードの重心移動だけでここまで本格的なヨガと筋トレを学べるとは!?」
初めてプレイした時、ぼくはこんな感じで衝撃を受けました。
そして、Wiiがゲーム機の枠から飛び出した気がしたんです。
任天堂らしい遊び心
このように本格的なフィットネスを楽しめるWii「Wii Fit」。
しかし、そこは任天堂製タイトル!
同社のエッセンスも大量に盛り込まれていました!
特に”らしさ”を感じられたのが9種類の「バランスゲーム」。
いずれもバランスWiiボードを使ったミニゲームなんですが、発想がゲーム屋さんならではなんですよ。
重心移動をしてスキーを楽しむ「バランススキー」。
重心移動をしてボールを転がして穴に入れる「コロコロ玉入れ」。
重心移動をして泡に入ったMiiをゴールまで導く「バランスMii」。
こんな感じで自由な発想で作られているのでなんだか「マリオパーティ」のミニゲームをプレイしているかのよう。
筋トレやヨガも良いんですが、やっぱりぼくは本作に収録されているトレーニングの中ではバランスゲームが一番好き!
新しい舞台を立ち上げ!
さらに任天堂はサラッと本作で壮大なプロジェクトを打ち立てます。
それがアイランド構想!
有酸素運動のプログラムに収録されている「ジョギング」では「ウィフィ島」が舞台になります。
この島は「ウーフーアイランド」と形を変えて後に発売された様々な任天堂製タイトルに登場を果たしたんです!
Wii Sports Resort、パイロットウイングスリゾート、マリオカート7、大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U etc…
いずれも島の構造はほとんど同じなんですが、別ジャンルのゲームに登場することで異なる印象を植え付けることに成功しています。
そんな「ウーフーアイランド(旧ウィフィ島)」ですが、今作ではジョギングを通じて走り回ることが出来ました。
しかも単に走り回れるだけではなくマリオキャラクターのドット絵を探す要素があるんですよ。
この辺りからも任天堂らしい遊び心を感じられました。
テンポが良い
ゲームと言えば起動時にタイトル画面が挿入されるものですよね?
ところが本作の場合、タイトル画面が挿入されません!
ゲームを起動したらすぐにメニュー画面へ飛んでトレーニングを行えます。
また、Wiiメニューに「Wii Fit チャンネル」を作成する機能も搭載されており、そちらを起動すればディスク無しで体重やBMIを図ることができるんです。
2010年代になってから浸透したダウンロード版ですが、当時は存在しなかったのでこの仕組みは画期的でした。
「Wii Fit」を起動するために本体に入ったディスクを入れ替える。
これって続けていくうえでは地味に大きな負担になりますから、ディスクレスで測定できるようにしたのは素晴らしい発想です。
この機能によって少しは三日坊主も避けられました。
全体から漂う清潔感のある雰囲気
「なんて清潔感溢れる雰囲気なのでしょうか!?」
本作は清潔感が全体的に漂っています。
当時としてはこのような雰囲気のゲームは珍しかったので異彩を放っていました。
ゲーマーウケはしないと思いますが、全体から漂う爽やかさ、心地良さは印象に残っています。
惜しいところ
もっとダイエットをゲームとして楽しみたかった
ハイスコアを競いながらダイエットを楽しめる。
その試みは面白いと思いましたが、もっと工夫してほしかった。
というのもからだ測定をして好きなミニゲームをプレイするの繰り返しではメリハリが無いんですよ。
もう少し演出を強化して専用のストーリーモードを用意しても良かったような?
例えば10kg減量の目標を立てて1kg痩せるごとに物語が進むとか。
そう言う”ゲームらしさ”をもっと見せてほしかった。
毎日体重を量ってミニゲームをプレイしてスタンプを押して~
良くも悪くも「脳を鍛える大人のDSトレーニング」ならぬ「体を鍛える大人のWiiトレーニング」で終わっています。
もっとバランスゲームを収録してほしかった
本作に収録されているトレーニングの配分は以下のようになります。
- ヨガ(15種類)
- 筋トレ(15種類)
- 有酸素運動(9種類)
- バランスゲーム(9種類)
そう!ヨガや筋トレばかりにリソースが割かれて有酸素運動やバランスゲームは少なめなんです。
特にバランスゲームは任天堂らしい遊びココロが詰まったミニゲームになっているのでもっと収録してほしかった。
ヨガや筋トレも悪くはないんですが、殺風景な空間でトレーナーの指示に従うだけなので代わり映えがしないんですよ。
ボタン配置に難アリ!
ゲーム開始時はウィーポ君のメッセージを読むことになります。
この画面ではAボタンで次。Bボタンで戻るという操作方式を採用しているんですが、これは曲者でした。
というのもWiiリモコンのBボタンは銃のトリガーみたいな形&位置にあるのでついつい押してしまうんですよ。
困るのが、会話の一言目で間違えて押してしまい、メインメニューに戻ってしまった時。
その場合、画面が暗転してもたつくのでテンポが悪くなってしまいます。
それがちょっとストレスだったので、誤爆しないよう「戻る」の機能は1ボタンや2ボタンに割り当ててほしかった。
全体のまとめ
ゲーム感覚でダイエットを楽しめる新感覚の健康器具。
2005年に発売されたDS「脳を鍛える大人のDSトレーニング」の運動バージョン的な内容なので、安易に感じる部分もあります。
しかし、当時はここまでフィットネスに踏み込んだタイトルは皆無だったので衝撃を受けました。
なんと言ってもバランスWiiボードをゲームソフトに同梱して販売するのが凄い!w
あんな物を同梱したらお店の在庫がかさばって値崩れする恐れが生まれますからw
実際、発売当時はそんな懸念もあったんですが、Wiiの勢いを借りて販売本数はあっという間に100万本を突破。
その後も長期的に売れ続けて最終的には国内だけで350万本ものメガヒットを記録しました。
もっと工夫をすればダイエットを究極のエンターテイメントに昇華できるとは思いましたが、2007年の時点でこんなゲームを発売したのは凄い!
ダイエットはいつの時代にも需要があるので、今からでも購入する価値はあります。
体重計を大胆に同梱したダイエットができるミニゲーム集!
こんな人には特におススメ。
・楽しみながらダイエットしたい人。
・楽しみながら筋トレしたい人。
・楽しみながらヨガをしたい人。
・体感ゲームを遊びたい人。
こんな人にはおススメできない。
・体重136kg以上の人(バランスWiiボードが使えません)。
Wii Fit Plus/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・約35時間
おまけ
Wii Fit Plus レビュー
Wii「Wii Fit」から2年後の2009年10月。
バージョンアップ版となるWii「Wii Fit Plus」が発売になりました。
特徴的なのが、ゲームらしいトレーニングを大幅に加えていること。
ヨガが3種類。筋トレが3種類しか加えられていない一方、バランスゲームは15種類も追加されたんです!
「『Wii Fit』でもっとゲームらしい遊びを楽しみたい!」
ぼくは無印版をプレイしてそんな気持ちを持っていたのでバージョンアップ版の内容は嬉しく感じました。
新しいバランスゲームで特にハマったのが「足踏みパレード」。
バランスWiiボードで行進しながらWiiリモコンとヌンチャクを振っていくリズムゲームなんですが、カロリー消費が激しいんですよ!w
でも、リズムアクションゲームとして面白いので当時は何度もプレイしていました。
個人的にはこのバランスゲームで元が取れた気がします。
それ以外に新規のバランスゲームで気に入ったのが「アスレチックMii」。
足踏み操作で「スーパーマリオ」のようなアスレチックを楽しむゲームになります。
個人的にアスレチックが好きなのでスクリーンショットを見ているだけでワクワクしました。難しいけどw
他、新着バランスゲームでは無印版で気に入っていた「コロコロ玉入れ」「バランスMii」「ジョギング」の強化バージョンも収録。
全体的に任天堂らしい遊びココロがプラスされている印象なので、Wii「Wii Fit Plus」は任天堂ファンにもおすすめ出来ます。
え?前作を持っているうえでわざわざ買いたくないって?
ご安心ください。前作からデータを引き継げるうえディスク単品版が約2,000円で販売されているので気軽に購入することが出来ます。
物理DLCみたいなものだとイメージしたら買いやすいのではないでしょうか?
細かい機能も色々と加えられているので、+2,000円のゲームとしてみたら十分満足出来ます。
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Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
誤字報告です
「ダイエットはいつの時代に需要があるので、今からでも購入する価値はあります。」の中の「いつの時代に」の部分は「いつの時代も」だと思います
物理DLCってアペンド版ディスクじゃないですか笑。懐かしい。自分の中だとゴッドイーターバースト位でしか見なかったなあ
失礼しました、「にも」に訂正しましたm(_ _)m
にも でも 填めて行けそうではあるな。
PSが流行したCD時代と無双が流行したPS2時代までは、何となくゴロゴロしていた印象ではある。
インストール世代まで含めるとDLCで済まされたり、Blu-rayの大容量で余裕があったのか前作同時収録の廉価版で済まされている気もする。
Wiiは発売当初は大型のダウンロードやインストールを推奨されていなかったのではなかっただろうか。
次週のSwitch版Fit系に向けての下ごしらえ記事が来たな。
何気に続編は余り市場で見かけた覚えがない。
こちらも1作目は収録内容に同じ様な印象があった為、続編は記事で少し気になった。
足デバイスにも興味があったためこれは早速購入した覚えがある。
現在の中古市場を見ると、本体とセットでも個人でフィットネス会場を手軽に作れそうな扱いなのが泣けてくるな。
もう少し他のゲームでの展開が増えてくれれば、メジャーなシステムになり得たとも思うがね。
後はまあ2~4台揃えないとWiiのメリットを活かせないのを見落としてしまっているのが、いや今なら1on1でも安価に出来るがね。
はい!下ごしらえの記事はもはや恒例となりましたねw
続編も一応250万本以上の大ヒットになっているんですよ。市場には潤沢な在庫があると思いますが、無印版が中古で出回りすぎているかも。
それ以外の対応ソフトは出回らなかったので、飽きてしまったら体重計ごと出回ってしまいます。そこは発売前の懸念が当たってしまいました。
この波で売れる可能性も含めてかGEOで中古が4本並んでいた。
しかし懐かしいと手に取るジャンルではないだけに中古は他のソフト以上に積みあがる一方な気はするな。
Wiiが1500円ボード30円Fitplus400円時の流れは恐ろしい。
これだけ当時バランスWiiボードが売れたのだから、もっと他のゲームでも
使えるものが出るかなと思ったのだけど、ゲームへの応用が難しかったのか
サードパーティーから、はこのボード使ったものは出なかったのは残念でした。
こういう体感ゲームは大好きで、一番ゲームを沢山買ったゲーム機はWiiでした。
switchにもこういったムーブメントが起きると嬉しいんですが。
それ以外の対応タイトルは出ましたが、あまり目立ちませんでしたねぇ。
Wii MusicCでも使えるのは興味深いところですが。
リングフィットアドベンチャーはどうなるかな?
一応、対応ソフトは20本くらいありますよ
そういえば、スキーとかありました。
あとは、買ってないから分からないけど。
WiiFitはWiiの黄金期に出たタイトルの1作でしたね。僕も小6のときにリアルタイムで楽しみました。
当時としてはなかなか画期的なゲームでしたね。
それ以前だとFCのファミリーマットやPS2のアイトーイぐらいものなので結構珍しかったです。
フィットレことWiiFitトレーナーはスマブラですっかりキャラクターとして定着しましたよね。たまに健康に良い技を繰り出したくなりますよwww
ウーフーアイランドは当初、ウィフィ島って名前でしたっけ?
あの舞台も後にマリカやスマブラで登場して大活躍ですね。Wiiを代表するロケーションです。
確かにモチベーションは保ち辛いところがあるかな。当時は小6だったこともあって、筋トレやヨガなどのゲームらしさが薄いものの方が種類が多くてがっかりしたことがありますよ。
このゲームはギネスによって世界で最も売れた体重計というおもしろい称号をもらってますよね。
WiiFitPlusはノータッチだったのですが、前作のミニゲームの少なさという弱点を潰してますね。
PlusやWiiFitUの頃は既にこういうギミック重視のゲームはすっかり苦手になってしまいました。
この頃のWiiは本当に凄かったです。この手のゲームは確かに様々な機種で出ていたけど、本作はおもちゃの域を出ていました。そこも雰囲気作りの上手さが一役買っています。
WiiFitトレーナーはスマブラにまさかの参戦でゲーマーにも愛されるキャラクターになってしまいましたw
ウーフーアイランドもだいぶ知名度が上がったんじゃないでしょうか?実は本作からが初登場だったんですよ~。
モチベーションは保ちにくいところがあるけど、楽しみながらダイエット出来るのは良かったです。
WiiFitPlusはバランスWiiボードを使ったゲームをもっと楽しみたい人向けの内容に感じました。発売時期からしてトモフミさんがWiiに興味をなくしていた頃ですねw
WiiFit→WiiFitPlus→WiiFitUと足掛け5年くらいは続けてました
最後の方はやや惰性になってましたがここまで続けているのが途切れるのも悔しいので結構頑張りましたね
結局最後はFitメーターが故障してしまって修理してまで続けるのもしんどいからそこで終了しました
このゲームが居間にあるせいで自室にWiiUが持ち込めなくて結果的にWiiUのゲームはあまり遊べなかった本末転倒っぷりは何だか妙な感じです
Wii U版まで続けていましたか!?
そこまで続けると故障は避けられません。うちも途中で故障してしまい使えなくなってしまいました。
確かにリビングにWiiを呼び込んでしまった故の弊害はありましたね。