2014年2月に発売されたPS3/PSV「影牢~ダークサイドプリンセス~」を今回はレビューします。
PS3/PSV「影牢~ダークサイドプリンセス~」は、
館に訪れた侵入者たちを罠にハメて倒すトラップアクションゲームです。
主人公は、直接攻撃する手段を持っていません。
館に訪れた侵入者を倒すには、用意された罠を使って倒すしかないのです。
罠は種類によって設置できる場所が決まっているものの、
床に設置できるタイプはある程度好きな場所に置くことが可能。
床に設置した数十秒間。作動させた数十秒間は罠を作動させる事はできないものの、
それ以外は好きなタイミングで罠を作動させる事ができます。
なので、上手く行けばコンボを決めることができるんですよね。
例えばベアトラップで足を挟み、隣に設置したペンデュラムで切りつけ吹っ飛ばし、
吹っ飛んだ先の壁にあるギルティランスで串挿しにして、
倒れたらタライを落下させてダメージを与えるといった感じで。
上手く行けば何十コンボも決まりますので、コンボを決める楽しさがあります。
ただし、キャラクターはリアル等身で出血表現が激しく、
叫びまくるのでコンボを決めると罪悪感が出てくるかもしれません。
ゲームだからと割り切ることが出来ず、痛々しい表現が苦手な人は楽しめないでしょうね。
各ステージは複数の部屋で構成されています。
プレイヤーは好きな部屋へ移動することが可能で、
それぞれの部屋に専用の仕掛けが用意されているため、敵を倒す攻略の自由度は高い印象です。
あなたは汽車が走った部屋。シャングリラが落下する部屋。
電撃が走った部屋。どの部屋を使って攻略しますか?
上手く罠と組み合わせて敵にダメージを与えられた時の達成感は大きいですよー。
ダークな雰囲気のゲームですが、罠や仕掛けには遊び心を感じられるものがあります。
例えばバナナの皮なんて罠が用意されていたりするのですよ。
これにハマった敵は屈辱ですね。それ以外にもメリーゴーランド、
フライングケーキなどネタ要素もあって、この辺りは日本のゲームらしいです。
ゲームを進めていくと遊園地のステージが出てきたりして、楽しいですね。
ストーリーを進めていくメインモードの他にも、全部で100個用意されたミッションモード。
ミッションのエディット機能。資料機能などが用意されていたりします。
また、ストーリーモードには分岐もあるので、再プレイする楽しさもありました。
コンボを極めるのが面白いゲームなので、突き詰めていくと長く楽しめます。
いくら複数の部屋で構成されているとは言え、用意されているステージは少ないです。
ストーリーモードは10以上の章で構成されているのですが、
4章くらい進まないと新しいステージになりません。
それまでは同じステージでひたすら敵を嵌めなければならないのです。
もう少し新しいステージでプレイしたかった。
有効なコンボを見つけたら、そればかり使って敵を倒してしまいます。
その結果、ステージが変わるまで単調なゲームプレイをしてしまうんですよね。
一部の敵は特定の罠が通用しなかったりするけど、
それでも無防備状態になったら通用することもあるだけに、
ごく終盤以外は同じようなコンボを決めてしまった。
こういう事になるからこそ、章ごとにステージを変えて欲しかった。
あんなにも沢山の部屋で構成しなくても大丈夫ですしね。
作品を重ねているシリーズの割にシステムは洗練されていない印象です。
罠を使って敵を倒すのが楽しい反面、
低予算で作られた印象が強い作品でした。レビューでは書きませんでしたが、
ストーリーモードは2Dの立ち絵とテキストで構成されたチープな作りですし。
また、痛々しい表現が強いので、かなり人を選ぶ作りです。
こんな人には特におススメ。
・罠を嵌めてコンボを決めるのが好きな人。
・戦略性が高いゲームが好きな人。
こんな人にはおススメできない。
・痛々しい表現が苦手な人。
影牢~ダークサイドプリンセス~/お気に入り度【60/100%】
プレイした時間・・・約10時間
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こんにちは
影牢は初代だけやってましたが
レビューを拝見させてもらったところ
あまり、変わってないみたいですね
罠を切り替えるのがめんどくさくなって
つい必勝パターンで力押しになってしまいました
後、後半は敵の超人化で余裕がないのも
原因やったと思います。