どーも!KENT(@kentworld2 )です!
みなさんは「どーもくんの不思議てれび」というゲームをご存知でしょうか?
本作は2002年に任天堂から発売されたミニゲーム集で、NHKの人気キャラクター「どーもくん」が活躍します。
キャラゲーのミニゲーム集ということでスルーされがちですが、舐めてはいけません!
実は本作、かなりの良作だったりします。
収録されているミニゲームは完成度が高いものばかり。
やりこみ要素も満載で、10分だけ遊ぶつもりで手を出すと時間があっという間に過ぎ去ってしまいます。
まさか、「どーもくん」のゲームをこんなにも作り込むとは!?
ここからはそんなGBA「どーもくんの不思議てれび」のレビューをしていきます。
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- NHKのキャラクター「どーもくん」が活躍するミニゲーム集。
- テレビ番組を題材にした多彩なミニゲームをクリアしていく。
- ミニゲームのジャンルは2Dアクションやスポーツ、クイズなど多種多様。
初リリース日 | 2002年2月21日 |
対応ハード | GBA |
ジャンル | ミニゲーム |
売上 | 初週0.8万本/累計2.7万本 |
推定クリア時間 | 8〜12時間 |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
異常に作り込まれたミニゲーム
本作最大の特徴が、ミニゲームの作り込みです。
主人公のどーもくんはひょんなことからテレビの中に入ってしまい、色んな番組で活躍することになります。
用意されている番組はスポーツから料理、音楽など様々。
プレイヤーはそんな番組をミニゲームとして楽しむことになるんですが、1つ1つの完成度が凄いことになっています。
単純に面白いのはもちろん、ミニゲームにしてはボリュームが多く、単品販売しても良いくらい。
例えば「激流カヌーカップ」ではカヌーで激流を下ってゴールを目指していくんですが、これがビックリするくらい手応え抜群で、ついプレイを続けてしまいました。
良いスコアでクリアする場合、どの位置でジャンプするのか?どのタイミングで左右に移動するのか?といったことを考えないといけませんからね。
クリア後も隠しコースが解禁されるので、「激流カヌーカップ」だけで2時間は遊べましたw
こんな感じで本作には作り込まれたミニゲームが20種類以上も収録されています。
ジャンルも2Dアクション、リズムアクション、クイズ、スポーツと幅広いので、お菓子の詰め合わせみたいなお得感かあります。
でも、ゲームジャンルがコロコロ変わると
と感じてしまいそうですよね?
確かに初めて挑戦する時はルールを覚えないといけないので面倒ですが、
- 初期に遊べるミニゲームはごく僅か
- ミニゲームをやり込むことでチャンネルポイントが貯まっていく
- チャンネルポイントを貯めることで新しいミニゲームが解禁される
といったシステムによって色んなミニゲームを積極的に遊びたくなりました。
もし最初から全て解禁されていた場合、全く遊ばないミニゲームも出てくるでしょうから、徐々に解禁される仕様にしたのは英断です。
ミニゲーム毎の拘りが凄い
本作のミニゲームが作り込まれていると感じた要因としては、1つ1つの拘りが凄いというのもあります。
例えば各ミニゲームには専用のタイトル画面が用意されています。
で、「はじめから」「つづきから」のほかに「あそびかた」「おまけ」なんてメニューもあったりするので、まるで1本のパッケージタイトルを遊んでいるかのよう。
さらに凄いのが、ミニゲームの雰囲気に合わせてタイトル画面のユーザーインターフェースを変えていることです。
例えば「激流カヌーカップ」ではメニューが横並びになっていますが、
「大どーも相撲」では縦並びになっていたり、
「魔女っちたーちゃん」ではカーソルがたーちゃんになっているとか。
細かいところまで拘って作られているので感動しました!
前提として、本作はどーもくんを題材にしたキャラゲーです。
こういうゲームってキャラクターの魅力を堪能することが第一で、ゲーム部分の作り込みは二の次なことが多くありますから、それでこの完成度は頭が下がります。
お助けアイテムによって広がる遊びの幅
ミニゲームをやり込むと「どーもくんコイン」が貯まっていき、お助けアイテムを購入できるようになります。
すると、どーもくんの性能を通常よりも上げたり操作形式を変更することができようになるので、同じミニゲームを繰り返しプレイしたくなりました。
ただでさえ隠しステージや追加難易度によって繰り返し遊べるのに、お助けアイテムによってゲームバランスを調整できるとは凄い!
ただし・・・(惜しいところに続く)。
惜しいところ
お助けアイテムによって生まれた疑問
お助けアイテムは便利ではある一方、疑問を感じるところもあります。
というのも、各ミニゲームで良いスコアを叩き出すにはお助けアイテムが必須になるからです。
お助けアイテムを入手してからは初期の頃に頑張って叩き出した記録を簡単に追い越すことができるので、「あの時の苦労はなんだったの?」って思いました。
キャラクターが成長していくRPGだったらまだわかりますが、多くのミニゲームは実力勝負のアクションです。
それなのにお助けアイテムを使うか使わないかはランキングに反映されないので、純粋なスコアアタックゲームとして楽しむのは難しく感じました。
ミニゲームの完成度にバラツキがある
ミニゲーム集あるあるだとは思いますが、完成度はバラツキがあります。
個人的にイマイチだと思ったミニゲームは、「どーも交響楽団」です。
このミニゲームでは交響楽団の指揮者となってクラシック曲を演奏することになるんですが、4つのボタンを大雑把に長押しする操作システムがしっくり来ませんでした。
奏でるメロディもクラシックということで淡々としている印象で、プレイしていると眠くなってきます。
逆に面白いと思ったミニゲームは、「どーもライブ」です。
こちらもリズムアクションゲームですが、リズムに合わせてボタンを押していくのが心地良く、繰り返し遊びたくなります。
歌唱曲も1990年代のJ-POPを彷彿とさせる良メロで、ボーカルが付いたらどうなるのか妄想しました。
このように同じリズムアクションゲームでも完成度にバラツキがあるので、よく遊ぶゲームとそうでないゲームの差はどうしても生まれてしまいます。
どーもくんの不思議てれびのレビューまとめ
異常なくらい作り込まれた伝説のミニゲーム集。
中にはイマイチなものもありますが、全体の水準は高いので、よく20種類以上も用意できたなと感心しました。
どーもくんを知らなくても十分に楽しめるので、色んなタイプのゲームを楽しみたい方はぜひプレイしてみてください。
数あるミニゲーム集の中でも最高峰に位置します。
こんな人には特におススメ。
・コスパ重視の人。
・色んなタイプのゲームを楽しみたい人。
こんな人にはおススメできない。
・色んなゲームのルールを覚えるのが苦手な人。
おまけ:記事で紹介できなかった好きなミニゲームの感想
どーもドーケサーカス
玉乗りをして指定の場所まで転がるゲーム。
慣性が強く、バランスを崩すとミスになりますが、その制約を持ったうえで目的地まで転がっていくのが楽しいです。
あと、玉乗りしているどーもくんが可愛い♡
どーも探検隊 迷宮の秘宝
探索型の2Dアクションゲーム。
基本的には左から右へ進んでいくことになりますが、実は上にも下にも道が存在して、色んなお宝が眠っています。
全てのお宝を探そうと思った場合、各地をくまなく探索することになるので、繰り返し遊んでしまいました。
こういう探索要素が強いアクションゲームは好みです。
どーもオープンゴルフ
パワーを調整してボールをカップに入れるというよくあるパターゴルフゲーム。
個人的にゴルフゲームは好きなのでハマりました。
各コースにはアイテムが散らばっているので、色んなところにボールを転がしたくなります。
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