どうも!KENT(@kentworld2 )です!
「安くて面白いゲームを遊びたい」
そんな方にぜひおすすめしたいのが、今回レビューする「Vampire Survivors(ヴァンパイア・サヴァイヴァーズ)」です。
このゲーム、Switch版は約500円で配信されていまして、ワンコインで買えてしまいます。
その割にはめちゃくちゃ面白くて、30時間。いや、50時間は余裕で遊べます。
500円のゲームと言えば3時間も遊べたら十分なので、これはヤバいです!
世間ではコストパフォーマンスや中毒性の高さから爆発的な勢いで広まっていますが、そうなるのも納得できるくらい良くできています。
ここからはそんな「ヴァンパイア・サヴァイヴァーズ」の魅力を語っていきます。
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- ゴシックホラーな世界を舞台にしたローグライクゲーム。
- 迫ってくるモンスターを倒しながら30分間生き延びるのが目的。
- レベルアップすることで色んな武器やアイテムを入手できる。
初リリース日 | 2022年10月21日 |
対応ハード | Switch/Xbox Series/Xbox One |
ジャンル | ローグライク |
価格 | 499円 (税込) (Switch) |
推定クリア時間 | 20~30時間 |
発売元 | poncle |
目次
良いところ
生き延びる緊張感
本作のルールは超簡単!
迫りくる敵を倒しながら30分間生き延びることです!
操作も簡単で、プレイヤーがやることは移動のみ。
敵への攻撃は自動で行ってくれるので、スティックを倒してキャラクターを動かす以外の操作は必要ありません。
こうして聞くとヌルゲーに感じそうですが、攻撃後はクールダウンが必要になるほか、時間が経つ毎に強い敵が出てくるので、初見で30分間生き延びるのはなかなか大変だったりします。
ぼくの場合、10分目に出現するガイコツの群れに太刀打ちできずゲームオーバーになってしまいました。
すると、最初からやり直しになり、レベルも1に戻ってしまいます。
それまで積み重ねてきたものがチャラになるのはショックですが、戻されることによる緊張感があるのも確かで、10分以上経過してからは
といった感じでドキドキしながら進めてしまいますw
武器やアイテムを組み合わせた戦略性
「緊張感があるのは良いけどさ、移動するだけで良いんだったら戦略性は薄いんじゃね?」
そう感じる方もいそうですが、武器やアイテムの存在によって意外なくらい戦略性があります。
というのも、30分生存できるのかは入手した武器やアイテムによって左右されるからです。
武器やアイテムを入手する方法は色々ありますが、代表的なのがレベルアップ時のボーナス。
本作では敵を倒すとEXPジェムを落とします。
これを一定数集めるとレベルが上がり、武器やアイテムを入手できる選択画面が挿入されます。
選択肢に表示される武器やアイテムはランダム。
使い勝手が良いものもあれば悪いものもあるので、状況に応じて選ばないといけません。
面白いのが、すでに所持している武器やアイテムを選んだ場合、1段階レベルアップすることです。
すると、攻撃力や効果範囲などが強化されて使い勝手が増すので、最初は微妙だった装備が大化けすることもあります。
これだけでも戦略性を感じますが、さらに凄いのが、武器やアイテムの組み合わせによって進化することです。
例えば「鞭」は条件を満たすと「血染めの鞭」になり、攻撃力が増えるほかに回復効果が追加。混戦でも生き残りやすくなります。
どうでしょう?武器やアイテムの選択だけでも色んな選択肢がありますよね?
宝箱やドロップアイテムによって生まれた中毒性
「ヴァンサバ」は中毒性も高いので、繰り返しプレイしたくなる魅力があります。
そんな中毒性を高めている大きな要因となっているのが、宝箱やドロップアイテムの存在です。
宝箱は強力なモンスターを倒すと出現します。
中身はレベルアップ時に入手できる武器やアイテムが中心ではありますが、たまに3個。もしくは5個も入手できることがあるので、開ける時はワクワクするんですよね。
しかも開ける時の演出が妙に凝っているんですよ。
あまり良い例えではないかもしれませんが、スマホゲーのガチャに通ずる派手さがあります。
もう1つのドロップアイテムはフィールド内の燭台などを壊すとランダムで出現。
フィールド内にある全てのEXPジェムを収集する「吸引のオーブ」、視界に入るすべての敵を殲滅させる「ロザリオ」等など。
一発逆転を狙える効果を発揮するアイテムもあるので、ピンチの時ほど重宝します。
宝箱、ドロップアイテム。
これらの要素はランダム性が強い半面、状況を一変するほどの可能性を秘めているので、見返りを求めて探し回ってしまいます。
高いリプレイ性
「中毒性や戦略性が高いのはわかったけどさ、一度クリアしたら満足するんじゃね?」
ここまでの文章を読んでそう感じた方もいそうですが、そんなことはありません。
一度クリアしても50回。いや、100回はプレイしたくなるほどのリプレイ性が本作にはあります。
数十種類のステージ、プレイアブルキャラクター、追加モード等など。
環境が一新される要素が満載なので、何度でもプレイしたくなります。
意外だったのが、ストーリー性の高さです。
実は本作、RPG的なストーリー要素が存在しまして、ステージによっては意味深な演出が挿入されます。
テキストで表示されることは少ないのでよくわからないところはありますが、インディーズゲームで見られるメタフィクション的な演出によって興味をそそられる内容になっているので、つい進めたくなりました。
いやぁまさか、500円のゲームにこんな展開が待ち受けているとはねぇ。
惜しいところ
攻略法がわかるとマンネリ化する
中毒性もコスパも最高に高い「ヴァンサバ」。
しかし、攻略法がわかってくるとマンネリ化するところがあります。
いくらステージが変わっても、出現する敵が変わっても、自分にとって最適な武器やアイテムの組み合わせが見つかってしまうとそればかりを使ってしまうんですよ。
他ジャンルで例えると、コンボを繋げていくスタイリッシュアクションゲームみたいな感じでしょうか。
こういう時、能動的に楽しみたい方は縛りプレイをして新しい攻略法を探すと思いますが、それができない人もいる訳で・・・。
レベルアップ時に選択できる武器やアイテムはそこまで多くない(少なくとも初期は)ので、もう少し種類が多かったら印象が変わっていたかも。
Vampire Survivors(ヴァンパイア・サヴァイヴァーズ)のレビューまとめ
「安い、面白い、熱い」の三拍子が揃った良作。
ローグライク系のゲームは有り触れていますが、スティックを倒すだけでこれだけの戦略性を生み出したのは凄いです。
価格も約500円と長く遊べる割には非常に安く、幅広い層におすすめできます。
2023年現在、爆発的な勢いで広まっていますが、そうなるのも納得できるくらいヒット性を感じる作品です。
大作ゲームは重厚長大化がどんどん進んでおり、先行きが不安視されることもありますが、こういう軽薄短小で面白いゲームがインディーズ市場で生まれると希望を感じますね。
こんな人には特におススメ。
・安くて面白いゲームを求めている人。
・ローグライク好き。
こんな人にはおススメできない。
・特になし。
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