2018/03/08/7:00 | ゲームレビュー

星のカービィ Wii【レビュー・評価】Wiiらしいマルチプレイ重視の本編カービィ!


星のカービィ Wii

2011年10月に発売されたWii「星のカービィ Wii」を今回はレビューします。

Wii「星のカービィ Wii」は2Dアクションゲーム「星のカービィ」シリーズのWii版です。

良いところ

純粋なカービィが据え置き機で久しぶりに遊べる嬉しさ

2000年に発売されたN64「星のカービィ64」から11年。

それまでの間、据え置き機では正当なカービィの新作は一切発売されませんでした。

携帯機でも完全新作は2006年に発売されたDS「星のカービィ 参上!ドロッチェ団」以来6年も発売されていません。

それだけに正当な新作である本作を初めてプレイした時は思わず「おかえり」と言いたくなりました!

ふわふわと飛べるホバリングアクション。吸い込んだ敵を飲み込んで能力をコピーするシステム。

扉の前に立って十字キー上で別のエリアへ移動するステージ構成。

無敵キャンディー、マキシムトマトといったお馴染みのアイテム。

タイミング良くボタンを押して高い所にジャンプしていくゴールゲーム。キャッチーなBGM。

もう、何もかもが懐かしい!!!

基本的な部分は過去作品をなぞって作っているだけに、往年のファンほど感動出来る作品だと思います。

実は本作の発売までに何度も据え置き機向けカービィプロジェクトが頓挫したので、難産な作品なんです

気軽に出来るマルチプレイ

本作最大の特徴は、最大4人でのマルチプレイ!

メインモードではWiiリモコンが人数分あれば最大4人までの同時プレイを行う事が出来るんです!

キャラクターは色違いのカービィだけではなく、ワルドティ、メタナイト、デデデ大王を選択することも可能。それぞれ特殊な攻撃で戦う事が可能です。

さらに特筆したいのが、いつでもどこでも参加・離脱が可能な事。

この仕様によってボス戦だけの参加も可能なので、ゲームが苦手な方でも気軽に参加することが出来ます。

マルチプレイはミニゲームや一部の隠しモードでも可能なので、パーティゲームとしても十分楽しめるのではないでしょうか?

みんなでやるとちょっと簡単になってゴリ押しで進められてしまいますが、その大雑把さも含めてパーティゲームらしいです。

演出重視のスーパーコピー能力

ある敵を吸い込むと、通常よりも技が派手なスーパーコピー能力が使えるようになります。

使用時は演出によって操作出来ない時間が発生するため人を選びますが、Wiiのマシンパワーを活かした派手な物なので爽快感がありました。

ポイントなのが、スーパーコピー能力は「ここぞ!」というシーンで使えるように仕組まれていること!

スーパーコピー能力のおかげでゲーム終盤はドラマチックな展開を楽しむ事が可能で、”カッコイイ”カービィを見たい人は必見です!

チャレンジステージが面白すぎる

ナニコレ面白い!!!

「エナジースフィア」と呼ばれるアイテムを集めると、コピー能力を使って攻略するチャレンジステージで遊べるようになります。

どのチャレンジステージもスコアアタック形式になっているのですが、コインや敵の配置、仕掛けが絶妙で、何回もプレイして高得点を獲得したくなってしまうほどの中毒性を持っていました。

ポイントなのが、ステージクリア後に銅・銀・金・プラチナの4段階で評価される事。

プラチナメダルを獲得するのは困難なので、よほどゲームが上手い人でないとコンプリートは不可能でしょう。

正直、チャレンジモードはプラチナメダル目当てで本編以上にハマってしまいましたw

上級者向けの要素が盛り沢山

本作はチャレンジモードのほかにもやりこみ要素が満載です!

一度ゲームをクリアするとお馴染みのエクストラモードが出現しますし、SFC「星のカービィ スーパーデラックス」や「大乱闘スマッシュブラザーズDX」でお馴染みの”アレ”も出現します。

どちらも上級者でも手ごたえを感じる難易度を持っているので、メインゲームが物足りなくてもこちらでカバーできると思います。

クリアするとさらに要素が追加されますので、本作はゲームクリア後が本番ですぞー!

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個人的に合わない&気になったところ

イマイチな異空間

今作には「異空間」と呼ばれる秘密のエリアが一部のステージに存在します。

一見すると「スーパードンキーコング」の「ボーナスステージ」と同じようなものに見えますが、様々な要因でイマイチに感じました。

まず、「異空間」はスーパーコピー能力を使って先に進むエリアに必ず配置されているのがちょっと。

スーパーコピー能力は性能が非常に優れているため障害物を壊しやすく、そのまま進んでいくと初見でもほぼ確実に「異空間」見つけることが出来るんですよね。

全然難しい場所に隠されていないので、実は「異空間」って隠れているようで隠れていないんです。

「異空間」自体もイマイチに感じました。

「異空間」内では強制スクロールステージ→中ボス戦といった感じで完全にパターン化しているので、何度もプレイしていると単調に感じてしまいます。

「異空間」を通してプレイしていたら1ステージクリアがかなり長くなってしまいますし、もう少し上手くまとめて欲しかった。

みんなと一緒に少しずつプレイしていけば印象が変わりそうですが

アトラクション的な仕掛けが欲しかった

一見するとN64「星のカービィ64」のような2.5Dアクションに見える本作。

しかし、実際には3Dポリゴンで作られた2Dアクションゲームとなっているので、ダイナミックなカメラアングルになったり、カービィが動くと同時にカメラが回転するなんて事はありません。

また、Wii「毛糸のカービィ」で見られたようなアトラクション的な仕掛けもスーパーコピー能力以外は控えめでした。

画面の奥にある障害物が倒れてくるなど奥行きを生かした仕掛けは多少存在しますが、せっかくWiiで発売したからにはもっと立体感やアトラクション的な仕掛けが欲しかった。

おそらく、4人同時プレイ対応にしたことでギミックまで作り込む余裕がなかったんでしょうね~。

全体のまとめ


4人同時プレイに力を入れているためかギミック面では物足りなさを感じてしまいました。

しかし、サブ要素のチャレンジステージが面白く、クリア後には上級者向けの要素が沢山出てくるので隅々までプレイするとやり応えのある内容になっています。

正直なところN64「星のカービィ64」やWii「毛糸のカービィ」のようなアトラクション要素に期待していたので少し思っていた作品とは違いましたが、これはこれで面白く、久々に据え置き機で正統なカービィを楽しめたのが嬉しかったです。

良いところには挙げませんでしたが、本作に収録されているBGMの人気は非常に高いですし、2010年代に発売されたカービィ作品の中ではトップクラスの人気なので、シリーズ作品の中では抑えておいた方が良いと思います。

Wiiらしいマルチプレイ重視の本編カービィ!

こんな人には特におススメ。
・正当なカービィがやりたい人。
・アクションゲーム初心者。
・マルチプレイで楽しめるゲームがやりたい人。

こんな人にはおススメできない。
・クリアだけで満足する上級者。

星のカービィWii/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・約15時間

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コメント広場の住人(16)

  1. ホンマ☆トモフミ より:

    これは僕も弟も両方とも神ゲーだと思ってるカービィです。弟にとっては初カービィなので思い入れ深いかも。僕の場合はちょっとした欠点で☆9/10ぐらいかな。
    このカービィはめちゃくちゃ難産だった印象で、僕は正直2005年あたりのE3の頃から楽しみにしてましたよ!
    それが星のカービィ64から11年経て据え置き機でまたカービィが楽しめてほんとに良かったです。一度、企画自体がなくなって「毛糸のカービィ」に置き換わったときは結構、ショックでした?

    本作の良い点はまずスパデラ以上に多彩なコピー能力の技だと感じました!またカービィ64のときとは信じられないほど、操作性がしっかりしてるのも相まって操作するのが楽しいカービィでしたよ!操作性に関してはこれ以降、ずっと外れは今のところないです。
    あといつでも2Pなどが参加&離脱できるとこもいいですよね?

    でも欠点としてはスーパー能力かな。ド派手なアクションは最初こそ爽快ですが、その分同じステージをもう一回ってならないから、スキップが欲しかったです。あとその能力は一人しか持てないからそこはパーティゲームとして「ドーなの?」ってなりました。だから毎回、弟に譲ってましたよ(^_^;)
    あと異空間もパターン化してるので初見はいいけど、慣れてくると「ハイハイ~」ってなっちゃいますよね。

    今作は英語版のサブタイトルが「Return to Dreamland」の名の通り、また新しいカービィシリーズのスタンダードを作ったいい作品だと思いました。2011年のお気に入りゲームベスト2です。(ベスト1はスーマリ3Dランド)一方で今作以降、ド派手路線にもなっちゃって初見プレイだけでいいやという点もあるにはありますが、良い一作だと思います。「スタアラ」の予習としては本作が一番おすすめかも!

    • kentworld より:

      トモフミさんお気に入りのカービィをついにレビューしました♪

      兄弟揃って神ゲー認定とは!?

      2004年辺りに公開されたGCカービィ。僕も楽しみにしていたんですよ。まさか、あれから6年も待たされるとは思いませんでしたねw

      星のカービィ64やエアライドも難産でしたし、据え置き機のカービィってどうしてもこうも待たされるのか(^_^;)

      コピー能力は着実に洗練された感じですね。操作性は比較してみると64版と比べても良いですね!

      個人的には+αの面であまり惹かれなかったんですけどね~。その点はN64版の方がお気に入りです♪異空間は惜しかった。

      2011年秋はトモフミさんにとって神ゲーラッシュだったのか!?

      個人的にはスカイウォードソードが出てくれたので、同じく最高でしたね♪

  2. y.crash より:

    カービィWiiは楽しんでましたよ~。一人でwww

    個人的に気に喰わなかったのは、一人でデデデ、メタナイト、ワドルディを操作できるのが格闘王と真格だけなのです。
    本編でこの3人を使いたかったよぉ。
    自分は特にデデの旦那が大好きなので、本気でねぇw
    そのせいか、真格だとカービィでクリアして以降デデの旦那でしかやってないくらいですwww
    個人的にカービィのハンマーより操作しやすかったのもあったんですよねw

    • kentworld より:

      なるほど、それは一人プレイならではの不満点ですなw

      さすがに本編の1Pでそれらのキャラを使うのはストーリー的に無理があったのだと思いますが・・・

      ゼノブレイド2のエンドコンテンツのようにストーリーの都合を無視して使えるようにしても良かったですよね。

      それにしてもデデデ大王が好きとはy.crashさんらしいw

  3. より:

    カービィのモーション、ゲーム中のSEはこの頃から流用するようになりました。「トリプル」はまだ今作から新しくなったと感じましたが、「ロボボ」に於ける要素のテンプレートぶりはちょっとなー…という感じです。「奥に手前に」なんて前もあったろ!という(笑)
    それ以降はミニゲームな作品ばかりでしたが、ようやく大きなのがSwitchで来ますね!GCで出す予定が出せなかった要素のオンパレードなのでこれまた楽しみ。

    • kentworld より:

      そうなんですよね~。Wiiの素材を上手いこと流用しているな~と思いますし、僕もロボボ辺りから「ちょっとな」と感じました。

      その分だけ今度出るSwitch版には期待したいです!

  4. ジョエリー より:

    これは自分が唯一プレイしたカービィでした。
    最初から最後まで兄弟でプレイしたので、気軽にマルチプレイ出来たのは嬉しかったですね。
    クリアしただけで辞めてしまってチャレンジステージやエクストラモードなどをほとんどプレイしなかったのは、今更ですが勿体無かったかなと思います。

    • kentworld より:

      この作品もプレイされていましたか!?

      当時、兄弟でプレイされていたとは、楽しそうで良いな~。

      表ステージはパーティゲームのようなカジュアルさがある反面、エクストラモードなどは歯ごたえがあるので、今、改めてプレイしたら新たな一面が見られるかもしれません

  5. JINO より:

    熊崎氏によるカービィ完全新作第一弾ですね
    内容的には夢物とSDXを混ぜてスーパーコピー能力や異空間などの
    独自要素を加えて構成したといったところでしょうか
    本作あたりから演出面やボス敵のアルゴリズムなどが
    凝ったものへと変わって行き
    カービィの新たな一歩といった印象を持ちましたね
    地味に初見殺しな部分が結構あったりして
    油断しているといつの間にか瀕死になってたり即死トラップに
    はまったりしてたことがありましたw
    本作のBGMはどれも珠玉の出来ですよね
    自分はラスボス戦のBGMがお気に入りです

    • kentworld より:

      本作から熊崎さんの力もあって新たなカービィシリーズが展開されましたよね!

      過去作品の要素を踏襲しつつ、独自要素も毎回加えてバランス良くやれていると思います。

      カービィシリーズが未だに安定した人気を保っているのも、熊崎さんの力が大きいんでしょうね。

      BGMは改めて聴いてみましたが、確かにこれはサントラが欲しくなるレベルです。

  6. KA より:

    毛糸のカービィが発表されてwiiに正統派のカービィは出ないと落胆してたけど翌年に正統派のカービィが発表された時は興奮しました。

    当時カービィはスパデラ(ウルデラ含む)と初代しかプレイしてませんでしたから最新作をプレイするのはかなり久しくなりました。コピー技もスパデラに近い感じで最新作ながら懐かしい部分もありました。でもやはり4人同時プレイが楽しそうでしたけどCPU操作が出来なくて1人プレイだと恩恵を味わえないのが残念。でも久しぶりに新作をプレイ出来たのは良かったです。

    今でも毛糸は未プレイですから毛糸の方も余裕が出てきたらプレイしてみたいです。

    • kentworld より:

      確か2011年初頭の決算発表会でサラッと発表されたんですよね~。

      あの頃から任天堂の不意打ちにやられることが多くなりましたw

      当時は久しぶりにプレイしたカービィだったんですね。そうなると、僕と同じように懐かしさを感じられたのかな。

      マルチプレイに特化している分、一人プレイだとギミックが簡素に感じてしまうので、もう少し恩恵が欲しかったですよね。

      毛糸のカービィは本作とはまた異なる2Dアクションですが、任天堂らしいテイストでファンならプレイする価値がありますよ~

  7. より:

    カービィのアレのセーブデータまとめて消しちゃいました。ラスボス鬼畜過ぎて体力はどんどん減るし、攻撃内容も極端だし、カービィの操作性もWii以降の空中移動の低さ残ってるしで全然ダメでしたね。僕の腕だと。amiiboにて便利なアイテムが出ますが(全回復アイテムも)、あれありきに作っているのか?という。任天堂の変な意地悪感がここでも出てますね(笑)しかしあれだ。次回以降もカービィはずっとこんなというイメージ有るんで、次回以降は卒業かなそろそろ、と。昔が懐かしい。昔はデータ流用せず色々やってましたよね。
    同じ会社で同じ先生によって生み出されたゲームでも、上のキャラも一緒に沢山のキャラと戦うアレに期待。アレのカービィは正直今の本編より動かしてて楽しいですね。声も新規収録ですし。

    • kentworld より:

      あれ?そんなに難しいですか?隠しモードのことを話しているのかな?

      通常モードの場合、amiiboが無くてもそこまで苦戦せずに勝てました。

      隠しモードはまだしっかり触っていないのでノーコメントですが、腕が鳴りますね。

      やはり、高画質で可愛いだけでは続かないと思います。ゲーム内容も刷新していかないとね♪

      • より:

        普通のモードの事です。更新後にプレイしたのでもしかしたらスマブラよろしく未報告でボスのAIが強化されたのか。その他、ゲームをやり直したのですが携帯モードのムービーの解像度が上がってました。ぼやけ気味だった更新前とはかなり違いました。

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