
ゼルダの伝説 神々のトライフォース/SFC
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は1991年11月に発売されたSFC「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」のレビューをしていきます。
SFC「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」は人気アクションアドベンチャー「ゼルダの伝説」シリーズ唯一のスーパーファミコンソフトです。
累計1,000記事突破!KENTがプレイしたゲームのレビュー記事一覧へ
- 広大な2つの世界を冒険していくアクションアドベンチャーゲーム。
- ストーリーに沿って各地に隠されたダンジョンを攻略していく。
- 各地で様々なミニゲームを楽しめる。
初リリース日 | 1991年11月21日 |
対応ハード | SFC |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
推定クリア時間 | 40~50時間 |
売上 | 115万本 |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
ゼルダシリーズの基礎が完成!
「ゼルダの伝説」シリーズとしては3作目となる「~神々のトライフォース」。
ファミリーコンピュータディスクシステムの「ゼルダの伝説」「リンクの冒険」を経て発売された本作はシリーズの基礎を作り上げたといっても過言では無いくらい完成度が高いです!
本作の主な追加点は
- グラフィックのクオリティが大幅アップ。SFCらしい優しいタッチに。
- 回転斬りや物を投げる、引っ張るなどのアクションが追加。
- ビンにアイテムを入れて消費アイテムを持ち運びができるようになった。
- フィールドには高低差が生まれ、段差を活かした謎解きが追加された。
こんな感じです。
カカリコ村、デスマウンテンなど今やお馴染みとなったマップも本作から初登場していますし、シリーズの基礎がここで完成したといっても過言ではありません!
基本的な部分の完成度も極めて高く、2Dゼルダ最高傑作に偽りは無いと思います。
↑その他特筆したいのがタイトル画面の演出。
なんと、この画面でクルクル回るトライフォースのかけらはポリゴンで出来ているんです!
家庭用ゲーム機で初めてポリゴンを使ったゲーム!
と言う訳ではありませんが、1991年当時にポリゴンを使ってくるとは驚きです。
タイトル画面で流れるBGMも短いですが、壮大な冒険の始まりを予感させてくれてお気に入り。
徐々に広がる行動範囲
ゲームを進めて行くと、時々進行ルートとは関係ないところにそれまで見たことが無いオブジェを見かけると思います。
その時点では大抵「?」なまま終わってしまうんですが、ある程度ゲームを進めて入手したアイテムを使うとオブジェをどかせて、新たなエリアに進むことが出来たりします!
その先のエリアはクリアに関係があったりなかったりしますが、先のエリア見たさから来る中毒性、「当時謎だったものがある時明らかになっていく」快感は素晴らしいものです。
これは他のシリーズ作品にも通ずるものですが、徐々に広がる行動範囲から来る楽しさは本作が一番あると思っています。
2つの世界を行き来する謎解き


本作には緑が美しい「光の世界」とは別に荒れ地が目立った「闇の世界」が存在します。
ゲーム中盤からはこの2つの世界を行き来することになるのですが、「マジックミラー」というアイテムを使用すると闇の世界から光の世界へ。
それも”同じエリア”へワープができるようになるんです!
これを上手く利用すれば壁に覆われて直接侵入できないエリアも進むことが出来たりして、2つの世界を行き来する謎解きを楽しむことが出来ました。
この謎解きは当時としては凄く画期的で、後のシリーズ作品だけではなく、他のシリーズ作品にも影響を与えたくらいです。
メトロイドプライム2、パンドラの塔、ディスオナード2
シリーズ最大の歯ごたえ&ダンジョン数
数あるゼルダシリーズの中でも本作はトップクラスの歯ごたえを持っており、クリアまでのダンジョン数はシリーズの中でもトップクラスの数だったりします。
1つ1つのダンジョンも凄く手ごたえがあり、最終ダンジョンではスクロールする大部屋を含めてなんと60近くもの部屋が存在するほど入り組んだ物になっていたりも!
敵キャラの攻撃力も終盤に登場するものは非常に高く、ボスに至っては1回の攻撃でハートを4個も奪ったりもします。
この辺は今の低難易度なゲームに慣れていたら厳しく感じるかもしれませんが、個人的には敵の強さからくる緊張感、手ごたえあり過ぎなダンジョンが大好きです!
盛りだくさんの小ネタ
「ゼルダの伝説」シリーズと言えば寄り道要素!
今作でも迷路レース、宝箱くじ、穴掘りゲーム、的あてといったミニゲーム&サブイベント。
あちこちに隠されている洞窟、秘密の穴、そして数多くの隠しキャラと盛りだくさんで、謎解きに詰まった時の良い息抜きになりました。
ニワトリ(コッコ)を連続で攻撃すると逆襲される例の小ネタは、本作から初登場したんですよねw
せっかくなんで本作の小ネタをちょっとだけ紹介↓
- 草原のほこらにいる魚をハイリア湖まで運んで水の中に投げる。
- 草原のほこらにいるウサギに似たモンスターがジャンプした所を剣で刈る。
- カカリコ村のポストがある家に隠れているニワトリに魔法の粉をかけると・・・。
- カカリコ村にいる掃除をしているおばあさんに魔法の粉をかけると・・・。
- 草原のほこらにいる魚をカカリコ村のビンを売るおじさんの所まで運ぶ。
- 鍛冶屋の作業台でマジカルハンマーを使用する。
- 光の世界のハイリア湖東の洞窟いる「黄金のハチ」をカカリコ村のビンを売るおじさんに見せる。
- ボス「アグニム」が光の玉を放った時に虫取り網を振る。
プレイできる環境があって知らなかった人は今すぐ試してみよう!
惜しいところ
人を選ぶ難易度
難易度はハッキシいってかなり高いです。
中盤以降になると敵の攻撃力がシリーズの中でもトップクラスといっても良いほど高くなりますし、謎解きの難易度が上がった割にはヒントも少ないので詰みポイントが多く感じます。
ノーヒントでクリアしましたが、2ヶ月くらいかかってしまいました。
光の世界のダンジョンBGMが怖い
光の世界に存在する「東の神殿」「砂漠の神殿」「ヘラの塔」といった3つのダンジョン。
これらのダンジョンで流れるBGMはまるで「世にも奇妙な物語」で流れるような奇妙な物に感じられて、個人的にはトラウマです。
(当時プレイした時は幼かったからなのかもしれませんが・・・)
一方闇の世界のダンジョンBGMは不気味なんだけど、トラウマにはならず結構好きです。
ゼルダの伝説 神々のトライフォースのレビューまとめ
人によっては難易度の高さ、やや少ないヒントが気になってくるかもしれません。
が、基本的な完成度はスーパーファミコンソフトの中でもトップクラスのもので、2Dゼルダの中ではシリーズ最高傑作と言われるのも納得の完成度です!
シリーズの基礎を作り上げた歴史的な名作!ただし歯ごたえは抜群!
こんな人には特におススメ。
・SFCの名作を探している人。
・謎解きゲーム好き。
こんな人にはおススメできない。
・謎解きが苦手な人。
・自由度が高いゲームが苦手な人。
ゼルダの伝説 神々のトライフォース/お気に入り度【95/100%】
プレイした時間・・・約60時間
累計1,000記事突破!KENTがプレイしたゲームのレビュー記事一覧へ
Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
お、ついに来ましたね。賛否あるでしょうが、やはり2Dゼルダの金字塔といえば本作だと思います。
光と闇の2重世界のネタは今でこそありふれていますが、当時はまだ斬新で夢中になったものでした。
GBA版で追加された「4つの剣の神殿」は4色の影リンクがメチャクチャ強くってビックリしました。
クリアしたら専用のEDまであるので感涙です。
3DSでリメイクの噂がありますが、是非GBA版の追加ダンジョンも入れて欲しいですね。
裏・神々のトライフォースにあたる「BS・古の石盤」もまたやりたいなぁ。
地上マップはSFCと変わらないんですが、ダンジョンマップが総入れ替えで、シナリオがフルボイスなんですよね。ちなみにゼルダ役は国府田マリ子嬢でした。