2018/02/03/7:00 | ゲームレビュー

ドラゴンズクラウン【レビュー・評価】ダンジョン数やストーリー要素が控えめなハクスラ重視の古典的なアクションRPG!

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ドラゴンズクラウン/PS3 / PSV / PS4

2013年7月に発売されたPS3/PSV「ドラゴンズクラウン」を今回はレビューします。

PS3/PSV「ドラゴンズクラウン」はヴァニラウェアが贈るベルトスクロール形式のアクションRPGです。

2018年2月には4K画質に対応したPS4版が発売。

良いところ

ハイクオリティな2Dグラフィック

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毎回ハイクオリティな2Dグラフィックを見せてくれるヴァニラウェア。

今作はPS3/PSVITAソフトという事で高画質かつ綺麗な2D絵を見せてくれて、3Dポリゴンでは簡単には実現出来ない程の滑らかさを感じます。

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特に凄いと思ったのが、このグラフィック。

沢山の関節をそれぞれパーツとして描き、回転させているから3Dポリゴンではなかなか表現出来ない”気持ち悪さ”や”生々しさ”を上手く表現しています。

停止画では魅力を100%伝えられないのが残念なほど。

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そしてヴァニラウェアのゲームではお馴染みの食材!

今回もぷよぷよ震えてくれて、とっても美味しそうです。

みているとお腹がすくので、真夜中のプレイは禁止にしましょう!笑

イラストでここまでプレイヤーの食欲をそそるとは凄い!

リプレイ性が高い

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このゲームはステージクリア型のアクションRPGです。

ステージの最後にいるボスを倒したら拠点へと戻り、準備が終わったら再びダンジョンへ進入。

基本的にはこれの繰り返しなんですが、同じダンジョンでも何回もプレイしたくなるような工夫がありました。

ここからは本作のリプレイ性が高い理由を細かく書いて行きます。

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宝箱から入手できるアイテムがランダム
⇒ステージの先に進むと、宝箱が見つかります。

そこで入手できるアイテムはランダムとなっていて、それぞれにランクが付けられています。

そのためランクがEだったらガッカリ!Sだったらバンザイ!と一喜一憂する事が出来てレアアイテム欲しさに何度も潜ってしまうんです。

サブクエストの存在
⇒ステージのクリアとは別にサブクエストを受注する事が出来ます。

内容は「○○を○体倒せ!」「○○のボスを1人で倒せ!」といったものからそのダンジョンの仕掛けを利用した物まで様々。

しかも報酬は沢山の経験値・お金だけではなく、専用の一枚絵まで貰えてしまうのでやりがいがあるんです!

サブクエストをクリアする度にハイクオリティな一枚絵が貰えるとは太っ腹ですね。

5枚集めるごとにトロフィーも貰えますし、サブクエストをクリアする意義は十分にあります。

2つのルートが存在
⇒ある程度ゲームを進めると各ダンジョンでAルートかBルートの選択をする事が出来るようになります。

基本的にはBルートの方が難易度は高く、マップ構成もAルートとは少し異なっていて同じダンジョンでも一粒で二度美味しい仕上がりになっているんです!

レベルの概念が存在
⇒アクションRPGなので当然ですが、本作にはレベルの概念が存在します。

と言う訳でレベルを上げるために同じダンジョンでレベル上げをするんです!これはアクションRPGでは常識ですよね。

難易度の存在
⇒一度ゲームをクリアすると上級難易度が追加されます。それをクリアするとさらに・・・!

上級難易度は敵が強くなっているため同じダンジョンでも歯ごたえのあるバトルを楽しむ事が可能です。

様々な職業が存在
⇒本作には6種類の職業が存在ます。それぞれ操作性が異なっており、別ゲーム感覚で楽しめるため飽きても新しい職業でプレイし直せばまた楽しめるかもしれません。


このようにリプレイ性が高い作りなので、同じダンジョンでもつい何度も挑戦してしまいました!

ついついプレイしてしまう

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1つのダンジョンにかかる時間は早くて5分。遅くても15分程度です。

このくらい短いと気軽にプレイ出来てしまうし、前述のようにリプレイ性も高いので「あ!もう一回!」「あ!もう一回!」とついついプレイを続けてしまって時間を忘れてしまいます。

不思議な中毒性がこのゲームにはありますね。

気がついたら何時間もプレイしていました!

差別化が図られた各ステージ

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全部で9以上のダンジョンが用意されている「ドラゴンズクラウン」。

各ダンジョンは差別化を図るため数々のギミックが用意されています。箇条書きで挙げさせて頂くと・・・

・船やじゅうたんを使って障害物を避けながら先に進むミニゲーム。
・スイッチを踏むと多数の弓矢が飛び出す罠。
・囚われのNPCを救出する。

こんな感じ。さらにボス戦のシチュエーションもそれぞれ異なっています。箇条書きで挙げさせて頂くと・・・

・巨大な石像を味方につけたバトル。
・大砲を使ったバトル。
・明かりを灯してボスの弱点を見つけて戦うバトル。

こんな感じ。ボスによって戦い方が異なるので、どれも初見は新鮮味がありました!

このように本作は様々なギミックやボス戦が存在して1ステージだけのプレイでは単調に感じさせないよう工夫しています。

文字フォントを設定出来る

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なんと名前入力画面では文字フォントを自分でカスタマイズする事も出来ます!

さらにネームプレート内だったら文字の位置を弄る事も可能。

このシステムによって同じ名前の人でもカスタマイズされた文字を見たら識別する事が出来ます。

本作はオンラインゲームの側面もあり、様々なプレイヤーとマルチプレイを楽しめるので、とても便利だし、ありそうでなかった素晴らしい機能に感じました!

個人的に合わない&気になったところ

ダンジョン数が少ない

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ダンジョンの数は9以上あります。Aルート、Bルートを別モノとしたら20前後。

しかし、それぞれ広い訳ではないので、これだけだとどうしても物足りなさを感じてしまいます。

いくらリプレイ性が高くても、用意された素材の少なさは感じますね。

極端な水増し

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前述の通り本作に用意された素材は少ないですんですが、後半からはこの少ない素材を使いまわしまくった展開になるのが残念でした。

具体的に言うと、難易度ノーマルでクリアするとハードモードが。ハードモードをクリアするとインフェルノモードが出現して真のエンディングを目指す事になるんですが、結局やっている事は同じ9個のダンジョンに潜って数字を弄った敵が出現するだけなんですよね。

新たに「混沌の迷宮」というダンジョンも追加されますが、そちらは既存のダンジョンのマップを使いまわしたランダム生成ダンジョンですし・・・

難易度ノーマルの時点で一区切りなので、それ以降をプレイするのはユーザーの自由です。

しかし、ノーマルクリアだけでは10時間未満で終わってしまい、物足りないうえに高難易度モードでしか見れない真のエンディングが存在するので、ハードモードやインフェルノモードをだらだら続けて惰性プレイをしてしまう。

ある意味、ソーシャルゲームと似ていますね(笑)

繰り返しプレイはこのゲームの肝とも言えるのでそこは否定しませんが、高難易度モードでしか出現しない要素が存在するとなったらそれを強要されているようにも感じられたので、元から存在するダンジョンをもっと増やして欲しかった。

確かに飽きさせない工夫は感じるんですが、やっぱり用意されている素材が少ないです。

サブクエストの報酬で手に入る一枚絵はありがたいけど、それを作っている暇があったらダンジョン数を増やして欲しかった。

きっと、美麗な2Dグラフィックを作るだけで疲れ果ててしまったんだろうなぁ

大雑把なアクション

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基本的にアクションはボタン連打でコンボを繋げて行く形式となっています。

しかし、移動がモッサリで落ちた武器などを拾っても”拾う動作”を取らなかったりして(※)分かりにくく、操作面での快適性は良いとは言えません。

ある程度ダメージを受けると一時的に倒れてしまうなど操作感覚がアクションゲームと言うよりも格闘ゲームに近いので、そう考えると多少は許容出来ますが、せめて物を拾う時には”拾う動作”を取って欲しかった。

そうしないと乱戦時に物を拾う時、分かりにくいですから。

このゲームでは落ちた武器の他にも松明、大砲の弾など一時装備のアイテムを拾って戦闘に役立てる事が多いんですからね。

また、NPCやプレイヤーキャラを連れてダンジョンへ行くと敵が現れた時に乱戦となって自分を見失い易いです。

見失った結果、ミスになっている事もしばしばあって困りました。

※正確には拾う動作をしますが、一瞬なので肉眼では確認しにくい。

全体のまとめ

ストーリーを簡素にして同じダンジョンを何回もプレイする内容は昔のゲームっぽく、オールドゲーマー向けのタイトルに感じました。

最終的には作業ゲーになり、水増し感もありますが、空いた時間にチマチマやるゲームとしてはおススメ。

個人的にはもう少しダンジョン数が多かったらもっと良いな~とプレイして思いました。

ダンジョン数やストーリー要素が控えめなハクスラ重視の古典的なアクションRPG!

こんな人には特におススメ。
・ハック&スラッシュゲーム好き。
・空いた時間にプレイ出来るゲームを求めている人。

こんな人にはおススメできない。
・作業ゲーが苦手な人。
・大雑把なアクションが苦手な人。

ドラゴンズクラウン/お気に入り度【60/100%】
プレイした時間・・・約28時間


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コメント広場の住人(6)

  1. ヨウタイガ より:

    かなり絵の作り込みが凄いので、ステージを増やすのは大変なんでしょうね。でも、同じダンジョンでもサブクエストのために入るとまた違った見え方になりそうな気もします。
    PS4版、興味あるんですよ。あの世界観は気になっていましたし、久々にあの手のアクションで遊びたいなー、と思いました。本編もそうですが、初回特典のデジタルゲームブックって、惹かれるものがあって‥。でも、我慢かなー。

    • kentworld より:

      ダンジョン数は少ないですが、最終的には何度も同じダンジョンに潜ることになるので、何度も楽しめるような工夫は随所で感じられました。

      ただ、真のエンディングまでに潜る回数は本当に多いですw

      PS4版の特典は豪華ですね。PS3/PSVITA版を持っていても買う人は多そう。

  2. アビダル より:

    購入を考えてましたがノーマルモードだけじゃ真エンディングいけないんですね……ノーマルモードのエンディングでも納得いくものならいいんですがねー
    長くなりそうなので他にやりたいのもあるので発売日は見送ろうかなー

    • kentworld より:

      はい、ノーマルモードだけではいけません。

      ですが、ノーマルモードをクリアしたら自然とハードモードをプレイしたくなるようには出来ていました。

      僕は3周プレイしましたが、トータルでのプレイタイムは30時間程度でしたね。

      3周しても普通のゲームと大差ないプレイタイムでした。

  3. sparrow より:

    この作品はこのメーカーのいいところと悪いところが非常によく出てる作品なんですよね
    世界観やストーリー、とっつきの面白さなどはあり、はじめの一週目はかなり楽しいです。
    ただ、やりこみ要素を入れていて、そこの誘導する割にはその要素が異様にだるかったり、極端な作業になっていることがよくあります。
    特に水増しに関しては、その通りだと思います。
    これは朧村正やほかの作品でも見られる傾向で、作ってる途中で工数を使い果たしているのではないかという気すらします。
    ものすごく凝ってるのですが、途中で力尽くている感じを受けます。
    PS4版が出るにあたって、旧ユーザーは追加ダンジョンを期待していたと思いますが、それがないのであればもういいやとなるかもしれませんね。

    • kentworld より:

      本当にそうですね。描きこまれたグラフィックはないんですが、最後までプレイすると単調さが気になってしまって・・・

      10時間位でサクッとクリア出来るような方向性のゲームも出して欲しいところですが、そういうのはウケが悪いので出しにくいのかなぁ。

      工数を使い果たしているというのはプレイしてひしひしと伝わってきましたw

      今度出る「十三機兵防衛圏」はかなり時間を書けて作っている印象なので、期待できそうですが。

      ドラゴンズクラウンプロは、追加ダンジョンはないようですね。アップデートの内容を最初から収録しているようですが。

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