
ポケモンカード GB/GB
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は1998年12月に発売されたGB「ポケモンカードGB」のレビューをしていきます。
本作は人気トレーディングカード「ポケモンカードゲーム」をTVゲーム化した作品ですが、ぼくにカードゲームの面白さを教えてくれた思い出の作品です!
まずは良いと思った点から書いていきます。
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- 「ポケモンカードゲーム」をTVゲーム化した作品。
- 8人のクラブマスターを倒していくのが目的。
- 対戦時は好きなカードを60枚選んでデッキを組むことになる。
初リリース日 | 1998年12月18日 |
対応ハード | GB |
ジャンル | RPG |
推定クリア時間 | 20~30時間 |
売上 | 初週16.4万本/累計93.1万本 |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
奥が深いカードバトル
1996年に初登場した「ポケモンカードゲーム」。
TVアニメがスタートした辺りからゲームソフトと合わせて爆発的な人気となり、ホビーランキングの上位を独占していました。
しかし、ぼく、苦手意識があったんです。
ルールが複雑そうで覚えるのがめんどくさい。
TVゲームとは違って自分たちですべてを行わないといけない。
当時はこう感じていたので「ポケモンカードゲーム」には手を出しませんでした。
そんな中で発売されたのが今回レビューする「ポケモンカードGB」。
当時はほとんど興味なかったんですが、弟が購入したので試しにプレイしてみたんですね。
すると・・・
やっぱり訳が分からない!難しい!w
という訳で挫折してしまいましたw
が、当時は暇だったので数ヵ月置きにプレイを再開して少しずつ進めていったんです。
すると・・・
やっぱり面白い!
となり、ようやく面白さが理解出来ました。
このように本作はとっつきこそ悪いもののルールを覚えるとめちゃくちゃ面白くなってきます。
エネルギーの概念によって生まれた戦略性
何故、ぼくがポケモンカードゲームを楽しめたのか?
要因としては色々ありますが、一番大きいのがエネルギーの概念によって生まれた戦略性です。
戦闘システムは本家と同じくターン制のコマンドバトルなんですが、そのままだと相手に攻撃が出来ません。
何故ならエネルギーの概念があるからです。
例えばポニータの「ほのおのしっぽ」という技を使うとします。
この技を使用する場合、炎エネルギーをポニータに2個付けないといけないんですね。
しかし、エネルギーは1ターンに1回しか付けられません。
ということは1ターン目には待ちの姿勢を取らなければならず、不利になってしまいますが、その代わり与えられるダメージ量は30と多いんです!
このようにポケモンが使用できる技はエネルギー量や威力が異なり、基本的には一長一短なんですね。
カードゲームならではの運の要素
さらに中毒性を高めてくれるのが、カードゲームならではの運の要素です!
プレイヤーは60枚のデッキを組み、対戦時はその中から7枚を選んでいきます。
そこで選ばれる7枚はランダムなので、自分が思った通りのカードが手札に来るとは限りません。
いくら強いポケモンを引いたところで対応するエネルギーを引かなければいつまで経っても攻撃が出来ませんからね。
ポケモンにエネルギーを付けなければ攻撃が出来ず、しかもランダム性が高い。
直感的なルールを求めていると非常にもどかしく、取っ付きは良いとは言えませんが、その分だけ上手く行った時の気持ち良さは格別です!
様々な特殊効果が存在する
ここまで触れたことは基本的なルールに過ぎません。
各技には特殊効果が存在する場合もあり、追加ダメージや状態異常効果を与えることも出来ます。
また、カードの中にはサポーターやグッズ、進化系が存在し、それぞれ戦況をイレギュラーな展開に持っていくことができるんです!
例えばサポーター「オーキドはかせ」を使用すると「自分の手札を全部捨てて新たに7枚のカードを自分の山札から引いて手札にする」ことが出来ます。
このような展開は本家ではありえないので「カードゲームはTVゲームとは違うんだなぁ」と思いました。
あと、戦略性やランダム性を高めてくれる役割を果たすのが「進化ポケモン」カード。
「進化ポケモン」カードは対応する進化前のポケモンカードを手札から出してからじゃないと使用出来ません。
が、運良く使用できると戦闘能力が飛躍的にアップすることが多いので、一気に戦況を有利に持っていくことができるんですね。
丁寧なチュートリアルで初心者も安心!
ルールが複雑過ぎて訳がわからない!
そんな方に向けて丁寧なチュートリアルを収録しています。
それも文字で淡々と解説するものではなく、チュートリアルバトル形式となっているんです!
このバトルは完全に仕組まれているうえポケモンカードの主なルールを抑えた構成になっています。
そのためカードゲームをプレイしたことがなくてもある程度は理解出来ました。
また、説明書もコミック形式で分かりやすくまとまっているので初心者へのフォローはバッチリです。
ある程度好きな順番で攻略できる
本作の目的は8ヵ所あるクラブを巡ってクラブマスターを倒すこと!
こうして書くと本家のジムリーダーみたいに決められた順番で攻略する必要があるのかと思ってしまいますが、ある程度は自由に攻略順序を決められるんです!
なので、苦手な対戦相手を後回しにすることもできるんですね。
ちなみに本作のストーリーは本家を踏襲しているところが多かったりします。
以下、本家との共通点を箇条書きでまとめてみました。
- ライバルが存在する。
- クラブマスター(ジムリーダー)という8人のボスが存在する。
- 最終的には4人のグランドマスター(四天王)を倒すことになる。
- ゲーム開始時は3種類あるデッキ(ポケモン)の中から好きなものを選べる。
これらの要素があるからこそポケモンとも言えるので、そう考えると納得。
本家に勝るとも劣らないBGM
本作はポケモンカードゲームを電子化したポケモンの派生作品です。
そんな先入観でプレイしてみるとBGMの良さに驚きました!
特に戦闘のBGMは妙にリズミカルでテンションが高まるので気に入っています♪
あと、アクアクラブのゆったりした雰囲気のBGMもお気に入り♪
このように本作は名曲が多く、油断出来ません。
惜しいところ
全体的にこじんまりとしている
ポケモンカードバトルがメインの作品なので無理もありませんが、全体的にストーリーやマップがこじんまりとしています。
マップに関しては本当に最低限しか用意されていないので、冒険する楽しさは皆無に等しいです。
あくまでも対戦メインでストーリーはおまけと考えたほうが良いですね。
全体のまとめ
気軽にストーリーを楽しみながらポケモンカードのルールを学べる良作。
このゲームをプレイするまでポケモンカードの面白さを理解出来ていませんでしたが、プレイしてからは「これは流行るのも分かる!」と思うようになりました。
「ポケモンカードゲーム」に限らず「遊☆戯☆王」などのトレーディングカードゲームは大人でも大ハマリしている方が沢山います。
一見すると「大人なのに何故?」と思いがちですが、奥深くて中毒性が高いゲーム性を知ってみると納得です。これは沼にハマりますわw
ぼくにカードゲームの面白さを教えてくれた思い出の作品!
こんな人には特におススメ。
・頭を使うゲームが好きな人。
・ポケモンカードを覚えたい人。
こんな人にはおススメできない。
・頭を使うゲームが苦手な人。
ポケモンカードGB/お気に入り度【85/100%】
プレイした時間・・・約30時間
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Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
当時、ポケモンカードにハマっていたのでこのゲームも購入してだいぶやりこんでましたね〜。
今やっても楽しめるソフトの一つだと思います。
というか、本編よりも好きなので3DSでもし新作が出たら買ってしまうかもしれませんw