

クラッシュ・バンディクーレーシング ブッとびニトロ!/PS4 / Switch
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2019年8月に発売されたPS4/Switch「クラッシュ・バンディクーレーシング ブッとびニトロ! 」のレビューをしていきます。
本作はPS「クラッシュ・バンディクー レーシング」のリメイク作になりますが、「マリオカート」とは似て非なる駆け引きの塊を持ったレースゲームでした!
コミカル×レース×アイテム
多くの方はこの組み合わせを見ると真っ先に「マリオカート」を彷彿とするでしょう。
その観点で本作を見ると「マリオカート」のパクリと言いたくなりますが・・・
実際にプレイしてみたところ、これは別物です!
いや、アイテムを駆使してのドタバタレースなど、共通点は多いんですよ。
ですが、味付けが「マリオカート」とは全然違うんです。
最大の違いが、難易度調整。
ぼくは通常難易度でプレイしていますが、これがめちゃくちゃ難しい!
メインとなる「おはなしモード」では各コースでレースをして1位を取ることが目的となっています。
これが非常に難しく、頑張ってもせいぜい2位か3位。
1位は滅多に取れないので、悔しくて何度もリトライを繰り返してしまいますw
好みの難易度は人それぞれだと思いますが、個人的には歯ごたえがあってハマりました!
そんなPS4/Switch「クラッシュ・バンディクーレーシング ブッとびニトロ!」の良いと思った点からまずは書いていきます。
累計1,000記事突破!KENTがプレイしたゲームのレビュー記事一覧へ
- 「クラッシュ・バンディクー」のキャラクターが集結したレースゲーム。
- コースには様々なギミックが設置されている。
- アイテムを使ってライバルを妨害することもできる。
初リリース日 | 2019年8月1日 |
対応ハード | PS4/Xbox One/Switch |
ジャンル | レース |
推定クリア時間 | 15~25時間 |
売上 | 初週0.7万本(PS4/Switch) |
発売元 | セガゲームス/アクティビジョン |
目次
良いところ
ドリフト&ターボが熱い!
前述の通り本作のレースで1位を取るのは簡単なことではありません。
何故、1位を滅多に取ることができないのか?
それは、様々なテクニックを駆使しなければならないからです。
特に重要なのが、「マリオカート」でもお馴染みのドリフト&ターボ。
以下のようなアクションを取ることで行えるんですが、駆け引きがめちゃくちゃ熱い!
このようにドリフト中は最大で3回もターボを発動することが出来ます。
特に3段階目のターベストが発動するとカートの速度が最高になるので、上手く決めたらライバルに大きく差を付けることができるんです!
あまりにもテクニカルなので、最初の頃はゲージを見ながらボタンを押してしまい、コーナリングに失敗してばかりでした。
でも、ある時からタイミングを掴み、ゲージを見なくてもドリフト&ターボができるようになったんです!
その時思いました。「クラッシュ・バンディクーレーシング!面白いじゃないか!」と。
ジャンプターボが熱い!
ライバルに差を付けるテクニックはドリフト&ターボだけではありません。
他にもジャンプターボという完全独自のテクニック要素が存在します。
各地に存在する出っ張り。
普通に飛び越えると反動でジャンプしますが、その直前にRボタン(Lボタン)を押すと着地と同時にターボが掛かるんです!
これを上手く利用すればくぼみをダッシュパネルの代わりにできるので、前述のドリフトターボと合わせて活用すれば常にターボダッシュが出来ます。
ポイントなのが、各コースはジャンプターボの使用を想定したレイアウトになっていること。
例えばとあるコースの終盤には倒れた船がコーナーの隅っこに設置されているんですよ。
まるで「ジャンプターボに使ってください」と言わんばかりにw
アイテムを駆使してのドタバタ感
コミカル系のレースゲームと言えばアイテム!
本作でもコース上に設置された木箱を破壊することで様々なアイテムがランダムで手に入ります。
この辺りは「マリオカート」をそのまま参考にしている印象ですが、やっぱりアイテムがあるとないではドタバタ感が全然違うw
アイテムはプレイヤーだけではなくCPUもお構いなしに使ってくるので、特に「おはなしモード」では追い抜いて追い越されての駆け引きを楽しめました。
大ボリュームのおはなしモード
レースゲームは複数人で楽しむもの。
そんなイメージを持っている人も居ると思いますが、本作の場合は「おはなしモード」のおかげで1人でも十分に楽しめます。
前述の通り「おはなしモード」では各コースで1位になるのが主な目的なんですが、それ以外にもいくつかのやりこみ要素が存在するんです!
各コースで指定されたタイムを達成する「タイムアタック」。
「C」「T」「R」のパネルを取って1位を目指す「チャレンジCTRメダル」。
激しい攻撃をするボスよりも早くゴールを目指す「ボスチャレンジ」。
これらのやりこみ要素を極めることでさらなる隠し要素が解禁されるので、意外なくらい長く楽しめます。
個人的に気に入ったのが、各コースで指定されたタイムを達成する「タイムアタック」。
何が気に入ったのかと言うと、タイム箱がコースの到るところに設置されているからです。
これを破壊することで1~3秒ほど時間を止められるので、効率良く壊しながらゴールするとめちゃくちゃ良いタイムになるんですよ。
ポイントなのが、タイムアタックでもコースを3周しないといけないこと。
そうなると各ラップで壊すタイム箱を考えなければならないので、他のゲームにはない駆け引きを味わえました。
あと、「C」「T」「R」のパネルを取って1位を目指す「チャレンジCTRメダル」も面白い!
何が面白いのかと言うと、「C」「T」「R」パネルが変な位置に設置されていることですw
例えばコースから外れた悪路にちょこんと設置されていたりするんですよ。
まともに入手しようと思ったら大幅なタイムロスになってしまうので、そのうえで1位を取るって無理ゲーですw
グラフィックが大幅にパワーアップ
うわぁ・・・キレイだなぁ。
本作は1999年に発売されたPS「クラッシュ・バンディクー レーシング」のリメイク作になりますが、グラフィックが大幅にパワーアップしています!
特に印象的だったのが、ライティング処理と水の透明感。
リメイク作のPS4/Xbox One/Switch「クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!」と同じくコミカルなタッチをベースに描きこまれているので、最新のピクサー映画に通ずる美しさを感じました。
ゲーム自体は旧式ですが、グラフィックのクオリティに関しては最先端と言える水準に達しています。
爆走!ニトロカートのコースも収録!
2004年に発売されたPS2/GC/GBA「クラッシュ・バンディクー 爆走!ニトロカート」。
なんと、本作にはこちらのコースも収録されているんです!
特徴的なのが、コースのスケール感。
PS「クラッシュ・バンディクー レーシング」のコースと比べて1つ1つのスケール感が凄く、特に終盤のコースは完走するのに5分以上掛かる力作でしたw
新たにビックリマークの箱を壊すことで作動する仕掛けも追加されていますし、これはこれで見どころがあります。
盛り沢山の対戦モード
レースゲームと言えば対戦!
という訳で本作にも数多くの対戦モードが用意されています。
レースはもちろん、アイテムを駆使してのバトルやフラッグゲームなど盛り沢山で、1回の集まりでは全てを堪能出来ませんw
嬉しいのが、オフラインプレイだけではなく、オンラインプレイにも対応していること。
しかもCPUを混ぜてのプライベートマッチにも対応しています。
何度かフレンドとボイスチャットで喋りながらレースを楽しみましたが、これがめちゃくちゃ面白い!
ゲームの特性上、レースをしながら雑談ができるので、ゆるく楽しめます。
レースの結果?そんなものは二の次で良いんです♪
惜しいところ
ロード時間が長い
このようにボリューム満点の「クラッシュ・バンディクーレーシング ブッとびニトロ!」。
非常に面白いんですが、ロード時間の長さがネックに感じます。
特に気になったのが、「おはなしモード」でコースを出入りする時。
「おはなしモード」ではコースクリア後、エントランスに戻るんですが、そこでの待ち時間が異様に長いんですよ(Xbox One版の場合は約40秒)。
エントランスは複数のエリアをカートで自由に行き来出来て楽しいけど、ここまで長いロード時間が挟まれると必要ないと思ってしまいます。
幸いにもリトライ時のロード時間はほとんどありませんが、難易度の高さと相まって1レースの重みが凄いですw
原作ファンには気になる点が散見される
個人的には今作が初プレイなので、オリジナル版の思い入れはありません。
しかし、オリジナル版プレイヤーにとっては気になりそうな変更点がいくつかあるので触れていきます。
まず触れたいのが、声優が総入れ替えしていること。
オリジナル版で慣れ親しんだボイスが変わっているということで違和感は避けられないと思います。
もう1つがオリジナル版にあったターボコンボが廃止されていること。
オリジナル版では画面右上にターボコンボというものが表示され、ターボを連続で決めると数字が加算されていきました。
今作の場合、海外基準なのでそのような表示は見当たりません。
数字を加算していく楽しさを重視している場合、物足りなく感じるかも知れません。
全体のまとめ
見かけによらずテクニック重視のレースゲーム。
表面的なシステムだけを見ると「マリオカート」っぽいんですが、本質は全然違います。
特にドリフトターボやジャンプターボの駆け引きは唯一無二と言っても良い程で、ユニークなルールのタイムアタックモードと合わさって大ハマリしました!
オリジナル版に馴染みのある方は気になる点も散見されると思いますが、1つの作品としてみるとかなり面白く感じます。
「原作のことはよく分からないけど、歯ごたえのあるコミカルレースゲームを楽しみたい!」
そんな人は是非本作をプレイしてみてください。
ゲーマーが好きそうな駆け引きがタップリと詰まっていますから。
現代に蘇った「マリオカート」とは似て非なる駆け引きの塊!
こんな人には特におススメ。
・コミカルなレースゲーム好き。
・駆け引きを味わいたい人。
こんな人にはおススメできない。
・駆け引きが苦手な人。
クラッシュ・バンディクーレーシング ブッとびニトロ! /お気に入り度【90/100%】
プレイした時間・・・約20時間
累計1,000記事突破!KENTがプレイしたゲームのレビュー記事一覧へ
Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
ちょっと色々あってまだ購入できてないですが絶対やったりますよ!!!
そうそう個人的にマリカーより好きだっていうのは絶妙な難易度の高さとマリカーのフォロワータイトルとしては最強の爽快感、そしてボリュームですよ!
オリジナル版はめっちゃやって未だにしてますからねwww
マリカーより先にこっちやっちゃったせいでマリカーの方にはあまり熱中できなかったって言うのが本音なんですよ。
マリカーはDSはめっちゃやったんですがね。
やっぱり万人受けするゲームより、ちょっとくらい癖があるゲームの方が好きなのかもwww
ただ、ロード時間と日本語吹き替えにはちょっと難色を示しそうな気がするんですよ。
吹き替えは最悪英語にすればなんの問題もないけど・・・問題はロード時間です。
PS1版はめっちゃロード時間短いのと、ストーリーモードの時のエリアマップがシームレスになってたんですよ。
だから、オリジナルの良さを潰してる部分がでちゃったなぁ・・・って。
ロード時間の部分は改悪ですよ。アップデートで修正してほしいななるべく早く。
あと、実はコンボシステムっておりPS1版だと日本版だけの要素なんですよ。
海外版のPS1版は実はそのシステムが無いんですが、今作はそこは逆輸入した感じですかね。