どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回はSwitch「オーシャンホーン (Oceanhorn) – 未知の海にひそむかい物」のレビューをしていきます。
本作は海に浮かぶ島々を冒険していくアクションアドベンチャーゲームですが、「ゼルダの伝説」にめちゃくちゃソックリですw
画面構成はもちろん、ゲームデザインもソックリで、強い影響を受けています。
そのためゲームとしての面白さも一定の水準に達していて、ゼルダ好きは抑えておいても良いんじゃないかと思いました。
ここからはそんな「オーシャンホーン – 未知の海にひそむかい物」について詳しく語っていきます。
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- 各地を探索してダンジョン内でキーアイテムを探すのが目的。
- アイテムを使い分けての謎解き要素が存在する。
- 様々な寄り道要素が存在する。
初リリース日 | 2017年6月22日 |
対応ハード | Switch |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
推定クリア時間 | 6~10時間 |
価格 | 1,800円(税込) |
発売元 | FDG Entertainment |
目次
良いところ
クォータービューのゼルダ!
本作のゲーム内容を平たく言うと、クォータービューのゼルダです!
ゲームデザインは「ゼルダの伝説」シリーズに酷似していて、あらゆる部分が共通します。
ここからは共通点を箇条書きで挙げていきましょうか。
- 各地を探索してキーアイテムを探すのが目的。
- 探索をして奥を目指す謎解きダンジョンが存在。
- ブロックやスイッチを使った謎解き要素が存在。
- 体力、ボタンアイコン、ミニマップなどHUDが完全一致。
- 4つ集めると体力の最大値が増える「ハートのかけら」が存在。
- 爆弾、弓矢、ミラーシールド、釣り竿など、ゼルダでおなじみのアイテムが存在。
- 草を刈ったり、ツボを割ることができる(アイテムも出現する)。
こんな感じですね。
ここまで共通していると、まるでシリーズの関連作に感じてしまうレベルですw
各地への移動は船を使って行います。
行き先を決定する事で自動で進むようになっているので、船の移動システムはGC「ゼルダの伝説 風のタクト」よりはDS「ゼルダの伝説 夢幻の砂時計」に似ています。
「ゼルダの伝説」シリーズとの違いを挙げるならば、経験値の概念とチャレンジ要素ですね。
敵を倒したり、チャレンジをクリアすると経験値が手に入り、一定数たまるとレベルが上がります。
レベルが上がることで持てるアイテムの数が増えたりするので、「ゼルダの伝説」シリーズのミニゲームなどで得られる特典をレベルシステムに持ってきた感じですね。
ワクワク感を高めるグラフィックと効果音
本作で「良い!」と思ったのは、ワクワク感を高めるグラフィックと効果音です。
グラフィックは良い感じにミニチュアっぽくて気軽にプレイできそうな雰囲気を醸し出しています。
大作感は決してありませんが、片手間にプレイできそうな感じがしました。
実際、ボリュームはそこまで多くはなく、クリアまでのプレイタイムは10時間程度。
サブ要素を含めても20時間程度となっています。
効果音は派手さこそないものの、冒険している感を高めていて、ぼくはそこが好きですね。
特に足音がしっかりと鳴るのが気に入りました。
冒険ゲームで足音って凄く重要なものだと思うんですよ。
本作の場合はその辺りをよく分かっていて、足音によってちゃんと”歩いている感じ”がします。
惜しいところ
フィールドとダンジョンの垣根が薄い
本家と比べてフィールドとダンジョンの垣根はあまり感じられませんでした。
ある程度大きな島に上陸したらダンジョンの入り口を探すことになりますが、その過程がダンジョン攻略っぽいんですよね。
閉ざされた扉を開けるために鍵を探し、ブロックを動かしたり、スイッチを作動させる過程はダンジョン攻略そのもので、フィールドという印象は薄いです。
特定のアイテムを入手することによってそれまで意味のなかった仕掛けを作動できるようになるなど徐々に行動範囲が広がっていく要素はありますが、あまり緩急が取れておらず、単調なところがありました。
ベースとなっているのは2Dゼルダなのでしょうか?
もう少し3Dゼルダの謎解きを持ってくるなどしてバリエーションがほしかったです。
洋ゲーっぽい部分が散見
本作は海外の開発会社が手掛けているいわゆる洋ゲーです。
そのためか洋ゲーっぽい部分も散見されました。
まず洋ゲーっぽいと思ったのがキャラクターデザイン。
デフォルメされているのに顔だけ妙にリアルで、しかも無表情。
イベントシーンではカメラが近くになりますが、無表情で怖いためせっかくのファンタジーが台無しになっています。
演出のあっさり感も気になりました。
アイテムを入手したら景気の良いBGMやエフェクトを鳴らすなど、メリハリが欲しかった。
モーション部分の安っぽさも気になります。
例えば剣での攻撃。上半身しか動いておらず、下半身は直立で本気を感じられません。もっと腰を前に倒して本気で戦って欲しかった。
下半身が直立なせいでリーチも短くなっているので、そのせいで戦闘の難易度は少し高まっています。
オーシャンホーン (Oceanhorn) – 未知の海にひそむかい物のレビューまとめ
どうしても「ゼルダの伝説」シリーズとの比較によってあら探しみたいになっていますが、基本的な作りは丁寧です。
プレイヤーのナビゲートも中盤の一部を除けば丁寧ですし、レベルデザインも上手く行っています。
実はこのゲーム、元々はスマートフォン向けに配信された作品なんですよね。
このクオリティの作品がスマホで遊べると思ったらかなり凄い事だと思います。それも2013年の作品なんだから尚更。
ただ、その点を除いてしまうと普通に良く出来た「ゼルダの伝説」に留まってしまい、作品自体のパワーはそこまで感じられませんでした。
植松伸夫氏と伊藤賢治氏によるBGMも一部を除けば大して印象に残るものではないですしね。
オリジナリティは低いため新鮮味は欠けますが、ニンテンドースイッチでグラフィックが綺麗な2Dゼルダっぽい作品を楽しみたい場合はオススメです。
スマートフォン版が元になっていますが、操作性はコンシューマー向けに最適化されているため不満には感じられず、その点ではストレスを感じなくなっています。
その分、価格はスマートフォン版から倍増していますが、ボリューム的には十分ですし、操作性でストレスなく楽しめるのは魅力的です。
普通に良くできたスマホ生まれの「ゼルダの伝説」フォロワー。
こんな人には特におススメ。
・探索型アクションアドベンチャー好き。
・ゼルダ好き。
こんな人にはおススメできない。
・探索が苦手な人。
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Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
オーシャンホーンのレビュー待っていましたw
全体的に堅実で安定して楽しめそうな感じみたいですね。
ゼルダライクで出来も堅実なら買ってもあまり間違えはなさそう。
Switchで既に配信されているか配信日が決まっているタイトルではオーシャンホーンと今週配信予定のインプロージョンが気になっています。
両方ともスマホゲーの中では中々評判が良いらしいですけどスマホゲーは例え評判が良いと聞いても操作性の面がネックでイマイチ惹かれないんですよね。
それがコンシューマーゲーム機に移植と聞くと俄然興味が湧いてきます。
ようやく公開できました!
ゼルダ好きの視点から色々書かせてもらいましたよ。
全体的には安定した面白さがあったと思います。
スマホ版は操作性に問題があるらしく、そこで足を引っ張っているようです。
900円程度と安いけど、安さと引き換えにストレスを溜めるのかどうか、よく考えたほうが良いでしょうね。
実は当初、スマホ版を買おうか迷いましたが、ストレスなく楽しみたかったのでSwitch版を選びました。
非常に共感できる部分が多く、
わかりやすいレビューですね…!
iOS向けで出てすぐ購入し、スマホゲーでは頭一つ出ているクオリティに驚きはしましたが
>スマホ生まれの普通に良く出来た「ゼルダの伝説」フォロワー
まさにこの言葉通りで、「普通」の域を出ないゲームなんですよねー。
正直、他にやるべき面白いゲームはたくさんあるし、あえてswitchでやる必要はないかなあ、と思いました。
3Dゼルダライクのオーシャンホーン2が開発中とのことなので、そちらはkentさんのレビューを読んでから購入検討します 笑
ありがとうございます!
このゲームは2013年にスマホで配信されたからこそ絶賛されたところはありますね。
元となっているのはゼルダですし、ゼルダ研究家以外は優先してプレイする必要はないかなー。
続編は3Dゼルダっぽいのでこちらも買いたいです。
3Dゼルダ派なので、期待度は前作よりも高いですw
2Dゼルダに近い作りでどちらかと言うと夢幻の砂時計をボタン操作にした感じでした。思ったよりゼルダの要素が取り入れられていて本物をプレイしてる気分になるとこもありました。
気になった点はテキストが中途半端なところで区切られて次のページで続きを表示するところですね、ものによっては読み辛い部分もありました。
そんな感じですよね。ボタン操作で楽しむ夢幻の砂時計でした。
元はスマホでタッチ操作だから、完全に意識しているのかも。
区切りが中途半端なテキストも洋ゲーっぽいですねw