Switchの新機能「バーチャルゲームカード」のメリットとデメリット

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

最近、Switchにとんでもない機能が追加されました。

それは、「バーチャルゲームカード」です。

本機能はダウンロードソフトをパッケージソフトのように扱える新規格で、2台の本体からソフトをセットしたり、取り外したりすることができます。

上手く活用すれば2台の本体で制限なくゲームを遊べるので、人によっては嬉しい機能です。

ただデメリットもいくつか存在するんですよね。

本記事では実際にバーチャルゲームカードを触ってみたうえで感じたメリットとデメリットを紹介していきます。

メリット①:オンライン認証をしなくても好きな本体で遊べるようになった

1つめのメリットは、オンライン認証をしなくても好きな本体で遊べるようになったことです。

これまでのダウンロード版は、2台持ちの方にとって少し不便な部分がありました。

「いつも遊ぶ本体」に登録していればそれほど不便はなかったのですが、登録していない本体で遊ぼうとすると一変。

ソフトを起動するたびにインターネット接続が必要でした。

そのため「いつも遊ぶ本体」に設定していない本体では、外出先での携帯モードがとにかく使いづらかったんですよね。

まあポケットWi-Fiやスマホのテザリングを使えば外出先で遊ぶこと自体は可能でしたが、スリープするたびに再接続が必要になるので、何かと不便に感じていました。

ですが、バーチャルゲームカードであれば、一度ペアリングすればインターネットに接続していなくても遊ぶことができます。

これによって好きな本体で、好きな場所で遊べるようになったので、Switchを2台使い分けている人にとっては朗報です!

しかもですね、このバーチャルゲームカード、アカウントのウェブページから取り外すこともできるんですよ。

パソコンはもちろん、スマホからでも設定の変更ができるので、2台のSwitchが手元になくても気軽に付け替えができます。

この点はデジタルの特性を上手く活かしている印象で、とても便利に感じました。

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メリット②:本体内に登録されているすべてのユーザーが遊べるようになった

2つめのメリットは、本体内に登録されているすべてのユーザーが遊べるようになったことです。

これまでの仕様では「いつも遊ぶ本体」に設定されていない場合、購入者のアカウントでしかソフトを起動できませんでした。

しかし、バーチャルゲームカードでは本体内に登録されているすべてのユーザーがソフトを起動できる仕様に変更。

本体Aでも本体Bでもバーチャルゲームカードをセットすれば、登録されているお父さん・お母さん・長男・長女。

家族みんなのアカウントで制限なく遊ぶことができます。

追加コンテンツも誰でも利用できるぞ

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メリット③:再ダウンロードの管理がしやすくなった

3つめのメリットは、再ダウンロードの管理がしやすくなったことです。

これまでは購入したソフトを再ダウンロードする場合、eショップの画面まで進んで操作する必要がありました。

ただこの再ダウンロード機能、正直いって使いにくかったんですよね。

特に何百タイトルも購入している場合、ずっと下までスクロールしなければならず、お目当てのタイトルを探すのが大変でした。

ですが、バーチャルゲームカードの実装によって、eショップを経由することなくSwitch本体内で管理できるように変更。

UIも刷新され、6列の画面から管理できるという使い勝手の良いものになりました!

再ダウンロードできるタイトルはどうやって識別するんだ?

ダウンロードしていないタイトルはアイコンで分かるようになっています。

点灯していないアイコンはダウンロード済み、点灯しているアイコンは再ダウンロードが必要なタイトル。といった感じです。

再ダウンロードする場合、該当のアイコンを選択するだけで可能なので、とても便利ですね。

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メリット④:ソフトの貸し出しができるようになった

4つめのメリットは、ソフトの貸し出しができるようになったことです。

ニンテンドーアカウントのファミリーグループのメンバーに限られますが、通信を通じて相手のアカウントにソフトを貸し出すことが可能になりました。

ただいくつかの制限がありまして、貸し出せるのは1アカウントにつき1本まで。貸し出し期間は14日間です。

期間中であればいつでも返却してもらうことができますし、期間が過ぎると自動的に返却される仕組みになっていますので、借りパク防止にも繋がっていると感じました。

この機能で特に凄いのは、返却後も相手のセーブデータが残ることです。

そのため貸し出した際には続きからプレイできるので、まるで本物のゲームカードのようだと思いました。

補足として、この貸し出しにはローカル通信およびインターネット通信が必要です。

また、同時に貸し出せる相手は最大3人まで。

貸し出し中は自分のアカウントでそのソフトを遊ぶことはできません。

ですのでこの機能を使って2台で同時にプレイする。といった使い方はできず、あくまで「貸し出し」としての機能に留まっています。

追加コンテンツだけを貸し出すこともできるぞ

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デメリット

ここまでバーチャルゲームカードのメリットを紹介してきましたが、これまでと比べて不便に感じる点もいくつかありました。

まず1つめは、セットできる本体が2台までに制限されたことです。

これまでの仕様では、3台目以降の本体でもダウンロードタイトルを管理できましたが、バーチャルゲームカードでは1つのアカウントにつき2台までしかセットできません。

3台目にセットする場合、既に登録しているどちらかの本体とのペアリングを入れ替える必要があるので、その点は少し不便です。

2つめのデメリットは、セットするのが面倒であることです。

たとえば本体AにはスマブラSP、本体Bにはルイージマンション3をセットする。

といったように、それぞれの本体に管理したいタイトルを割り振る必要があります。

たくさんのタイトルをお持ちの方にとっては、煩雑に感じられるかもしれません。

任天堂もそれは分かっているのか、アカウントのウェブページからソフトの取り外しができる機能が追加されました!

この機能をうまく活用すれば、ある程度は手間を減らすことができると思います。

また、HOMEメニュー左上のアイコンから「ユーザー設定」→「オンラインライセンスの設定」をONにすることで、従来の方法に戻すことも可能です。

この設定をONにすれば、ゲームデータさえダウンロードしておけば、購入者であればどちらの本体でもソフトを遊ぶことができます。

もしバーチャルゲームカードが面倒だと感じている場合、設定をONにすることをおすすめします。

ただし、今回のアップデートにより、1本のソフトを2台の本体で同時に起動することはできなくなってしまいました。

これは裏技的な話になりますが、以前は特定の方法を使うことで、1本のソフトを2台で同時に起動することが可能でした。

ですが、今回のアップデート以降はそれが不可能となり、同時起動しようとすると、片方の本体が強制終了される仕様になっています。

まあバーチャルゲームカードを挿入している本体を機内モードにすれば、従来のように2台同時起動ができますけどね。

ネット接続を遮断する関係上、オフラインゲーム限定になるので、「スプラトゥーン」のオンラインモードでは活用できません。

元々、裏技的な仕様だったのでいずれ対策されるとは思っていましたが、「やはり今回のアップデートで制限が入ったか」という印象を受けました。

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全体のまとめ

というわけでバーチャルゲームカードのメリットとデメリットを挙げていきました!

基本的には使いやすくなっていますけど、利用できる台数とか取り外しの面倒さとか。デメリットもありますので、不満な方は従来の方法に戻すことをおすすめします。

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