どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は、ニンテンドースイッチ2の“超絶怒涛の1年”を振り返っていきます。
鳴り物入りで登場したSwitch2ですが、この1年は普通とは程遠いものでした。
注目作が続々と発売される一方で、人気が過熱して買えない人が続出したり、価格の高騰に悩まされたり。決して平穏なスタートではありませんでした。
販売数だけを見れば、まさにロケットスタート。しかし、その裏側では想像以上の混乱が巻き起こりました。
特に深刻だったのが品薄問題です。
抽選販売は常に大混乱で、当選者はほんの一握り。ネット上には、落選者の悲痛な声が溢れていました。
抽選は落ち続ける。SNSは荒れる。なのに本体は売れていく。——しばらくは、そんな異常事態が続いていました。
ところが年が明けてから、状況は一変。今では店頭で普通に買えるようになり、入手のハードルは一気に下がりました。
なぜあれほど買えなかったSwitch2が、1年足らずで普通に買えるようになったのか?
本記事ではSwitch2の正式発表から現在に至るまでの1年間を、時系列で順番に振り返っていきます。
本記事を閲覧することでSwitch2激動の1年がスッと整理できますので、興味がある方はぜひ最後までご覧ください。
目次
2025年1月:正式発表
2025年1月16日22時02分。突如、「任天堂からの新しいお知らせです」という動画が投稿されました。
そこではお馴染みのSwitchが映し出されたのかと思ったら、ディスプレイが大きくなり、ボタンやコネクタ類が一新。
「もしかして、これが噂の!?」
そう思った視聴者の期待を確信に変えるように、動画の終盤ではついにニンテンドースイッチ2 のロゴが登場。
Switchに代わる任天堂の次世代ゲーム機として華々しく発表されました。
さらにそこで明かされたのが、マウス操作や「マリオカート」完全新作の示唆に加え、2025年内に発売予定であること。
4月2日にSwitch2 Directを配信すること。世界各都市で体験会を順次開催すること。Switchソフトとの互換性もあることなど、短い動画時間の中に大量の情報が詰め込まれていました。
これにはゲーム業界も大騒ぎ。当日はSNSでの話題を独占して、Xでは「Switch2」「マリカ新作」「ニンダイ」などのワードがトレンド入り。
YouTubeの公式動画は1,000万回以上が再生されるなど、空前の盛り上がりを見せました!
注目したいのが、数字の「2」への拘りです。
名前に「2」が付いているだけではなく、22時2分に2分22秒の動画を公開して、4月2日にDirect。
細部まで“2”で揃えてくるあたり、任天堂の遊び心が出てました。
2025年4月2日:ニンテンドーダイレクトで大々的にお披露目
そして2025年4月2日。Switch2にフォーカスを当てた特別なニンテンドーダイレクトが配信されました。
番組では発売日やソフトラインナップ、そして本体の細かい仕様に至るまで、1時間以上にわたって「これでもか!」というほど情報が公開されます。
これまで噂レベルで語られてきたSwitch2ですが、このダイレクトによって、ついに全貌が明らかになりました。
マシンパワーはグーンと上がり、「マリオカート」の新作はオープンワールド形式に。
ソフトメーカーからは「ファイナルファンタジーVII リメイク」「エルデンリング」など、Switchでは絶対に移植できなかったタイトルが続々と発表。
新機能としては「マウス操作」「マイク」「ゲームチャット」「おすそわけ通信」などが搭載され、単なるSwitchのバージョンアップでないことをアピールします。
その中でも特に注目を集めたのが、本体の価格設定です。
近年は円安による物価の高騰が進んでいて、ゲーム業界にも大きな影響を与えました。
PS5の通常モデルは、2020年当初は54,978円(税込)でしたが、度重なる値上げを経て、2024年9月には79,980円(税込)に。
Xbox Series Xも、2020年当初は同じく54,978円(税込)でしたが、2024年8月には66,978円(税込)まで値上げされています。
こうした流れを見ていると、
「Switch2も、かなり高くなるんじゃないか?」
そう思っていた方も多かったと思います。
ですが、ここで任天堂は非常に大胆で賢い一手を打ってきました。
それが、日本国内専用モデルの販売です。
このモデルは本体価格を49,980円(税込)に抑える代わりに、対応言語は日本語のみ。
さらに、「国/地域」を日本に設定したニンテンドーアカウントでしか連携できず、ニンテンドーeショップで購入できるソフトも日本向けタイトルに限定されます。
一見すると制限が多いように感じますが、この仕組みには明確な狙いがあります。
それは、これまで大きな問題となっていた海外への転売対策。そして、円安の影響を受けにくい日本向けの価格維持です。
つまり任天堂は、「価格高騰」と「転売問題」という2つの大きな課題を、この販売方式ひとつで同時に解決してきたわけです。
この発表を受けてユーザーの間では
「任天堂は日本市場をちゃんと考えてくれている」
「これは英断だ」
といった声も多く上がり、Switch2への期待感をさらに高める結果となりました。
ぼく自身も価格がわかった時の安心感は半端なかったです。
多言語対応モデルこそは69,980円(税込)でしたが、日本向けに特化したモデルは5万円以内で納めてくれて、マシンパワーや昨今のインフレ化を考慮に入れますと、お求めやすい価格帯に抑えてきたように感じます。
さらに「マリオカート ワールド」セットも期間限定で発売されることが決定。
こちらは53,980円(税込)ですが、「マリオカート ワールド」のダウンロード版が8,980円であることを考えると、別々に買うより5,000円近くも安く買えることになるので、コスパがさらに高まります。
2日後の4月4日にはマイニンテンドーストアにて抽選販売が開始。
応募できたのは
- 49,980円の「国内専用モデル」
- 53,980円の「マリオカートワールドセット」
- 69,980円の「多言語対応モデル」
の3種類。
当選した方はSwitch2を予約することが可能になり、6月5日発売日に自宅へ届きます。
あまりの期待度に相当な倍率が予想されましたが、
- 社長が「なるべく大きな需要を満たせるようリスクをとって生産する」と発言していた
- 抽選販売に参加するにはいくつかの条件があった
ことから、この時は「全員当選」説が出ることすらもありました。
しかし、3週間後。任天堂から争奪戦の幕開けとなるお知らせが投下されます。
2025年4月23日:争奪戦の幕開け
Switch2の第1回抽選結果が発表される前日。
任天堂から
- 第一回の抽選予約に約220万人もの応募があったこと
- 想定外の応募者数により多くの方が落選になる
ことが書かれたポストがXで投稿されました。
これを受けてネット上では
「明日はほぼお通夜モードだな」
「当たるとしても低確率なのか」
などなど、トーンダウンした空気が生まれました。
なぜこんなにも多くの人が抽選販売に参加したのでしょうか?そこにはSwitchの絶大な功績がありました。
Switchは任天堂史上最も成功を収めたゲーム機で、数多くの記録を打ち立てています。
国内の累計販売台数は3,600万台で、「あつまれどうぶつの森」「マリオカート8デラックス」「スプラトゥーン3」「大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL」など、メガヒットを多数輩出。
そんなゲーム機の遺伝子を継承した正当な後継機ということで安心感が半端なく、絶大な期待が寄せられていました。
加えて販売価格が抑えられていること。円安による値上げの懸念も相まって、かつてないほどの初期需要が生まれました。
そして翌日。案の定、多くの人が落選となりました。
あくまで推定ですが、有名任天堂ファンのレウンさんの個人集計によると、「マリオカート ワールドセット」の当選者は23.6%。「国内専用モデル」は16.8%。
唯一、応募者が少なかった「多言語対応モデル」の当選者は91.1%と多くの方が当たりましたが、全体の当選率は23.5%と大半の人が落選してしまい、発売日に買える確率が遠のいてしまいます。
これを受けて任天堂は、落選者は第2回の抽選販売に繰り越して抽選できること。
今回の需要を受けて生産体制をさらに強化するなどの対策を練りましたが、大きな改善にはなりませんでした。
すぐさま行った第2回、第3回の抽選販売は大半の人が落選。
その度にネット上では悲痛な叫びが響き渡り、中でも人気声優である中村悠一さんのポストは大きな話題になります。
中村悠一さんといえばニンテンドーダイレクトでナレーションを務めている人です。
任天堂と縁のある方なので、特別に本体を貰えても良いんじゃないか?そう見られることもありましたが、任天堂は公平性を保っているようで、中村悠一さんであっても容赦なく落選させます。
これには中村さんも大ショック。「当選してる人とは絶交します」と投稿し、仲の良い関係者であってもブロックしようと脅すような投稿をします。
一見すると当たりが強く感じますが、その後、ゲームクリエイターの桜井政博さんに普段、ニンダイ収録後に使ってる(?)記憶を消す光を浴びせされ、Switch2の落選によるショックを忘れさせることに成功しました。
やがて抽選の当落がエンタメ化して、誰が当選して、誰が落選したのか?
各人のバックグラウンドと照らし合わせることで1つのストーリーを楽しむのが風物詩と化しました。
有名人の当落ポストが毎回ニュース化したり、「当落のスクショ」を貼るのが文化となったり。
当落日が一種の“イベント日”として扱われるようになりました。
その一方でSwitch2を発売日に買えないことによる「辛さ」や「もどかしさ」。落選による「妬み」が表面化して、任天堂界隈に不穏な空気が流れ始めます。
任天堂の公式アカウントには
「抽選、何回落ちればいいの?」
「欲しい人に行き渡ってないでしょ?」
など、「買えない」ことによる苦情の書き込みが殺到。
一般店舗でも抽選販売が始まりましたが、そちらも多くの人が落選となり、
「何度も抽選に応募してるのに、全部落選」
「ずっと任天堂ハード追ってきたのに、こういう時に買えないのは悲しい…」
などなど、楽しみにしていた分、期待が大きかった分。その反動で怒りや落胆の叫びをする人が目立ちました。
正直、この頃はSwitch2を語る動画を出している立場としても、胸が痛かったです。
ぼく自身は応募者が少なかった多言語版に当選した身なんですが、落選報告があまりにも多い中では大々的に投稿することもできず、うれしい気持ちを抑えていました。
そんな状況の中、任天堂は少しでも欲しい人の元へ届くよう、追加の対策を行います。
5月27日には不正な出品行為の防止について、メルカリ・LINE・ヤフー・楽天と協力すると発表。
その後Yahoo!オークションにおいては「Nintendo Switch 2」の出品を禁止する旨が発表され、本当に欲しい人の元へ届くための対策を行いました。
しかし…
2025年6月5日:発売日
2025年6月5日。ニンテンドースイッチ2がついに発売されます。
同日に発売されたのは「マリオカート ワールド」「Nintendo Switch2のひみつ展」。
Switch2版「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」「ティアーズオブザキングダム」などの約20タイトル。
特に「マリオカート ワールド」は11年ぶりの完全新作ということもあって発売前から大きな注目を集めていました。
シリーズおなじみの遊びやすさはそのままに、Switch2の性能によって実現したひとつながりのコースレイアウトが話題となり、本体の牽引役としても貢献します。
同日には任天堂のSwitchソフトが続々とアップデート。
Switch2でプレイすることで画質が向上したり、ロード時間が速くなるなどの恩恵を味わえたので、Switch強化版としての魅力も高まりました。
気になる初週販売台数は約94万台(ファミ通調べ)。
これは日本の家庭用ゲーム機としては過去最大の出足で、初代Switchの約33万台を大きく上回るスタートを切りました。
さらに全世界での販売台数も僅か4日で350万台を突破。任天堂ハードとしては過去最高の出足となり、ロケットスタートを切ります。
2週目以降の売上も好調で、国内の週間売上は
94万 → 15万 → 14万 → 16万 → 12万
と非常に高い水準をキープします。
こうしてみると潤沢な出荷を行っているように感じますが、日本国内に関しては依然として品不足が続きました。
店頭のSwitch2コーナーに並んでいるのはゲームソフトのみ。本体に関しては販売されておらず、どこに行っても「抽選販売のみの受付です」という張り紙が貼られている状況でした。
例外的にゲオなどでは先着販売が行われましたが、告知をした直後は各地で大行列が発生。
早朝に並んだとしても買うのは困難で、炎天下の中で待ち続けないといけませんでした。
さらに問題となったのが、各社で出品規制の動きが進む一方で、転売がなかなか収まらなかったことです。
フリマサイトには定価以上の出品が数多く並び、正規ルートで買いたい人ほど、やりきれない気持ちを抱える状況が続きました。
「いつになったら普通に買えるんだ!?」
そんな殺伐とした雰囲気がSNSを中心に広がっていきます。
2025年7月:品薄が深刻化
2025年7月。この時、Switch2はいちばん苦しい局面を迎えます。
夏休み商戦前だったので、本来であれば、「ここから一気に普及が加速する」。
そんな期待が高まる、極めて重要なタイミングでした。
実際、任天堂もこの時期に合わせるように第2のソフトラッシュを仕掛けてきます。
その先陣を切ったのが、「ドンキーコング バナンザ」。
本作はドンキーコングが主役の3Dアクションで、フィールドを豪快に破壊しながら進む爽快感重視のゲームデザイン。
少女ポリーンとの絆を軸に描かれるストーリーが好評を博し、「ドンキーコングってこんなに感情に訴える作品だったのか!?」と多くの方から好評を集めました。
評論家からも好評で、あの「The Game Awards」のGOTYにノミネートされるなど、国内外で高い評価を受けました。
その後もSwitch2版「スーパー マリオパーティ ジャンボリー」「星のカービィ ディスカバリー」
Joy-Conのマウス操作を前提に設計された「ドラッグ アンド ドライブ」と、畳みかけるような勢いで新作が投入されます。
ラインナップだけを見れば、「Switch2は完全に波に乗った」
そう見える時もありましたが、現実はそう甘くありませんでした。
そう、本体の品薄は依然として解消されなかったのです。
その結果、Switch2市場に“ねじれ現象”が生まれてしまいます。
本体が売れているにもかかわらず、ソフトが盛り上がらない。そんなジレンマが生まれてしまいます。
本来なら牽引役になるはずの「ドンキーコング バナンザ」ですら、初週売上は12.8万本。
悪い数字ではありませんが、期待値を考えると静かな出足でした。
それ以外の新作もスロースタートで、全体的な販売は小規模なものに留まりました。
YouTubeチャンネル「KENT for 任天堂ゲームレビュー」で投稿したSwitch2ソフトに関する動画の初動も軒並み低調。まだ持っていない人が多いようで、Switchソフトの動画のほうが再生される状況でした。
さらに違和感を決定づけたのが、「マリオカート ワールド」のオンライン状況です。
売れているはずなのに、オンライン対戦では明らかに人が少ない状況が続きます。
これはゲーム内容が賛否両論でオンライン人口が減っているのもあると思いますが、
- 本当に遊びたい人の手に届いていない
- ソフト目的ではなく、「本体確保」が最優先になっている
という状況が露呈しているようにも見えました。
つまり、「ゲーム機として盛り上がっていない」というより、ハードだけが先に消費されている。そんな歪んだ状態でした。
そして8月に入ると、本体の販売ペースにも変化が現れます。
お盆前までは週あたり平均10万台以上を維持していた販売台数が、8月第4週以降は3〜4万台前後まで減速。
かといって需要を満たしたわけではなく、店頭では一向に買えない状況が続きます。
この矛盾した状況を受けて、任天堂はようやく抽選販売の条件を見直します。
7月2日から始まった第5回マイニンテンドーストア抽選販売では、
- 第1〜4回抽選に応募し、すべて落選している
- Switch2をアカウントに連携した履歴がない
といった条件が追加されました。
さらに9月以降は、第5回抽選で落選した人のみを対象とした「招待販売」方式へ移行。
加えて、Switch Onlineに6年以上加入しているユーザーには、年内お届け分を優先するという、かなり踏み込んだ施策も発表されます。
つまりここで任天堂は、「転売よりも、長年支えてくれたユーザーを優先する」というメッセージを、はっきりと打ち出したんですね。
方向性そのものは「本当に欲しい人を優先する」という意味で評価できるものではあります。
しかし、やや遅いところがありますし、この条件には明確な“抜け穴”があります。
第5回に参加していない人は対象外で、第1〜4回で何度も落選した人でも第5回未参加なら救済なし。
そのため発表直後は、
「これ、最初からやるべきだったでしょ」
「第1〜4回で落とされ続けた人が、一番損してない?」
といった不満の声が目立っていました。
施策は評価されている。でも、タイミングと設計が悪かった。
そんな印象を多くのユーザーに残す結果となりましたが、ここまでが混乱のピークです。次の年末商戦で、流れが変わっていきます。
2025年10~12月:年末商戦
時は流れて2025年10月。この頃になると年末商戦が始まり、各社から大型タイトルが発売されます。
先陣を切ったのが、「ポケモンレジェンズ Z-A」。
本作は「ポケットモンスター」シリーズの新作ですが、挑戦色の強い意欲作として注目されていました。
戦闘は従来のコマンド式ではなく、リアルタイムバトルを採用。
舞台はミアレシティという一つの都市に集約され、ポケモンの常識を打ち破るべく、様々な挑戦をしています。
シリーズファンの間では「攻めすぎでは?」という不安の声もありましたが、その一方で「ここまで変えてくるなら遊んでみたい」という期待感も確実に高まっていました。
当初はSwitch向けタイトルとして発表されていましたが、発売が近づくにつれSwitch2版の同時発売が決定。さらに同日には、Switch2本体同梱版も発売されることが決まります。
これが、大きな転機となりました。
任天堂はこのタイミングに合わせて、Switch2本体を一気に大量出荷。
その結果、「ポケモンレジェンズZ-A」発売週の本体売上は20.1万台を記録し、前週の4.6万台から一気に跳ね上がります。
まさに「待っていた人たちに一斉に行き渡った」そんな印象を受ける数字でした。
もちろんソフトも絶好調です。Switch2版「ポケモンレジェンズ Z-A」は初週61.3万本という圧巻の売上を記録。
ここにきて、「マリオカート ワールド」に続く大ヒット作が誕生します。
その後も
- マップが大幅に拡張された「桃太郎電鉄2」
- 22年ぶりの完全新作となる「カービィのエアライダー」
- 「ティアーズ オブ ザ キングダム」の過去を描いた「ゼルダ無双 封印戦記」
と、話題性の高いタイトルが立て続けに投入されていきます。
いずれも「ポケモンレジェンズ Z-A」ほどの爆発力はありませんでしたが、「カービィのエアライダー」が年内に50万本規模を売り上げるなど、Switch2市場全体をしっかりと底上げしました。
また、スロースタートだった「ドンキーコングバナンザ」もロングヒット。
気が付けばパッケージ版だけで年内に40万本を突破して、ダウンロード版を含めると50万本を超えました。
そして何より朗報だったのが、この頃からSwitch2難民の救済報告が一気に増え始めたことです。
「マイニンテンドーストアの招待販売で購入できた」
「ゲオの先着販売で手に入った」
「店頭の抽選販売で当選した」
そういった声がSNSで次々と投稿されるようになり、発売当初の「どこを探しても買えない」という異常な状況と比べると、明らかに入手難易度が下がってきたのが実感できるようになりました。
それに呼応するように、Switch2の週間売上も再び上昇傾向に転じます。
11月後半には「週平均10万台を超えたか?」と思われた勢いが、12月に入るとさらに加速。
週平均20万台ペースで売れ続け、結果として12月だけで80万台以上を販売するという、まさに年末商戦らしい圧巻の数字を叩き出しました。
その結果、Switch2の国内累計販売台数は2025年内で378万台を販売。
Wii Uの累計334万台を追い越して、ゲームキューブの404万台が射程圏内に入ります。
発売から半年。ここにきてSwitch2は本当に欲しい人の元へ行き渡った。そう言えるフェーズに入りました。
2026年1月:平常状態へ
年が明けて、2026年1月。この頃になると、ついに店頭でもSwitch2本体が当たり前のように並ぶ光景が見られるようになります。
購入は「1人1台まで」という制限こそありましたが、以前のようにクレジットカード必須といったハードルはなくなり、文字通り欲しい人が普通に買える状態へと移行しました。
ネット上でもかつて溢れ返っていた「Switch2が買えない」という悲鳴は次第に姿を消していきます。
それに代わって目立つようになったのは、新作ソフトを遊んだ感想やオンラインで盛り上がる声、「ようやく買えた!」という報告など、ゲーム機本来のポジティブな話題でした。
思い返せば、発売直後からしばらくの間、Switch2はあまりにも品薄が続きました。
それ故にユーザーの不満や怒りが一気に噴き出し、一時期は任天堂に対する不信感が広がりかけたのも事実です。
しかし、年末年始にかけて行われた潤沢な本体出荷。ニンテンドーアカウントを活用した購入履歴ベースの販売方式。そして、国内専用モデルの投入による転売対策。
これらの施策が噛み合ったことで、Switch2の供給問題は比較的早い段階で収束へと向かいました。
なぜSwitch2は、1年で普通に買えるようになったのか?
それは、供給を増やしただけではなく、軌道修正して「誰に売るのか」を明確にしたからです。
完全に順風満帆だったとは言えませんが、「混乱を放置しなかった」という点では、最終的にしっかりと信頼を取り戻したと言えます。
Switch2が正式に発表されてからここまでの約1年間。
振り返ってみると、ニンテンドーダイレクトでの情報ラッシュ、発売、抽選販売、品薄、転売対策、販売条件の変更と、非常に慌ただしく、決して楽な道のりではありませんでした。
それでも結果としては、大成功を収めたSwitchの後継機にふさわしいスタートダッシュをしっかりと決めることができたと思います。
Switch2の最初の1年を一言で表すなら、“逆境の中での成功”でしょうか。
だからこそ、この先の2年目が楽しみです。
既に「ぽこあ ポケモン」「スプラトゥーン レイダース」「ファイアーエムブレム万紫千紅」などが発表されていますが、ほかにも「3Dマリオ」や「ゼルダの伝説」「どうぶつの森」「大乱闘スマッシュブラザーズ」などなど。
Switch時代にヒットを放ったシリーズの新作も期待できるわけなので、Switch2の2年目は、ようやく「ゲームそのものが主役になる年」になっていくはずです。
もちろん課題がないわけではありません。
円安の影響に、メモリ価格の高騰、ゲーム開発規模のさらなる大型化など、今後も乗り越えるべき壁は山積みです。
それでも、ここまでの流れを見る限り、SwitchからSwitch2への世代交代は着実に進みつつあります。
あとはこのハードで、どんな名作が生まれていくのか?今はただ、それを楽しみに待ちたいところです。
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