2014年11月に発売されたPS3/PSV「電撃文庫 FIGHTING CLIMAX」を今回はレビューします。
PS3/PSV「電撃文庫 FIGHTING CLIMAX」は、
電撃文庫作品のキャラクターたちが多数参戦する2D対戦格闘ゲームです。
本作では以下のキャラクターがプレイアブルとして参戦します。
・黒雪姫(アクセル・ワールド) ・高坂桐乃(俺の妹がこんなに可愛いわけがない) ・シャナ(灼眼のシャナ) ・姫柊雪菜(ストライク・ザ・ブラッド) ・アスナ(ソードアート・オンライン) ・キリト(ソードアート・オンライン) ・平和島静雄(デュラララ!!) ・御坂美琴(とある魔術の禁書目録) |
見ての通り人気が高い深夜アニメからの参戦キャラがズラリと並んでおり、
電撃のオールスター格闘ゲームと言えるほどのラインナップです。
赤文字のキャラクターはコンシューマー版からの追加キャラクター。
こちらは深夜アニメではなく、セガの人気ゲームからの参戦だったりします。
本作は電撃文庫とセガのプロジェクトなので、このようなコラボレーションが実現したんですね。
電撃キャラとセガのキャラクターが入り混じっての戦いは不思議な感じです。
ちなみに戦場となるステージはすべてセガのゲームをモチーフにしています。
「戦場のヴァルキュリア」から「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」、
「NiGHTS」、「ファンタシースターオンライン2」、「セブンスドラゴン」など、
有名どころから意外なタイトルからの出展があって不思議な感じです。
格闘ゲームって上級者同士が楽しむようなイメージで、難しそうな感じですよね?
本作の場合はキャラゲー好きをターゲットにしているという事で
格闘ゲームとしては比較的間口が広く、複雑なコマンド技はほとんどありません。
とりあえず□ボタンを連打しておけばある程度の技が発動しますので、
初心者でもある程度は戦えるようになっています
(ボタン表記はPS向けに直してほしいところですが)。
格闘ゲームとしてのバランスもある程度はしっかりしていて、さすがセガ開発だけの事はありますね。
この手のオールスターゲームは、おまけ要素が充実しているのかどうかも大切です。
本作の場合はキャラクターイラストの閲覧機能、キャラクターボイステストといった
基本的な物から登場キャラクターの原作となるライトノベルを数十分程試し読みが出来たり、
声優さんのメッセージボイスが収録されていたりとさらにファンが喜びそうな要素が盛り込まれていて
ファンアイテムとしても満足できるサービス精神を感じられました。
アクション系のゲームって爽快感も重要だと思います。
でも、本作の場合は攻撃を当てても
キャラクターボイスばかりが耳に残って効果音はほとんど聞こえません。
オプションで調整してもほとんど聞こえませんでしたので、爽快感はイマイチに感じます。
キャラクターゲームってボイスばかりに力を入れて効果音はイマイチだったりするのが苦手だなぁ。
このゲームのキャラクターは2Dのイラストで描かれています。
しかし、描写の枚数が少ないためか少しカクカクしている印象で、
爽快感がないのと合わさって最初の触り心地はイマイチです。
もう少し各キャラクターのアニメーションを凝らせた方がファンも喜ぶと思うんですけどね。
電撃の人気キャラクターが集結するからストーリーにも期待!
と言いたいところですが、ここはイマイチに感じました。
メインとなるアーケードモードのストーリーは
セガとのコラボレーションによるもので各キャラクターの設定を反映させたものではないですし、
コンシューマー版から加わったキャラクター同士の会話劇が楽しめる
「ドリームデュエル」のシチュエーションもそれほどなく、ストーリーに期待しない方が良いです。
ちなみにそれ以外のゲームモードとしては全国のプレイヤーとのオンライン対戦モード、
自由にバトルの練習ができるトレーニングモード、3つの遊び方が楽しめるチャレンジモード、
カスタマイズ機能などを搭載して最低限は揃えている印象ですが、
対戦する相手に恵まれていないとやはり長く遊ぶのは難しく感じます。
セガが開発しているという事で、キャラゲー格闘ゲームとしては良く出来ています。
しかし、開発が厳しかったのか最初の触り心地がイマイチで、
せっかく遊びやすく作られているのが相殺されているように感じてしまいました。
間口は広いが、最初の触り心地がイマイチ。
こんな人には特におススメ。
・電撃文庫ファン。
・格闘ゲーム初心者。
こんな人にはおススメできない。
・爽快感を求める人。
電撃文庫 FIGHTING CLIMAX/お気に入り度【60/100%】
プレイした時間・・・約8時間
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kentさんがレビューした電撃の格闘ゲームの最新作と
ニトロプラスブラスターズを比較してのレビューをkentさんに
お願いされましたが。
格闘ゲームのコンシューマ版はアーケード版の練習用としての
側面もあるのでコマンド表記はそのままにしてあると思います。
俺は格闘ゲームにある程度慣れているからかそこまでコマンド
表記にそこまで意識してませんでした。
レビューの参考にします。
ストーリーが濃い格闘ゲームをプレイするなら
GUILTY GEAR Xrd -SIGN-がオススメです。
全キャラフルボイス、アニメ1クール分のボリュームと濃厚な
ストーリー展開を楽しむ事が出来ます。
この頃の2D格ゲーはみんな人間離れしたキャラや攻撃方法ばかりでオッサンな自分にはなかなか対応出来ないのが悲しいですね(T_T)ストII位のが自分にはちょうど良いんですけど今はそういうのは流行らないですからねぇ、カプエス2HDとか出して欲しいんですけどね。
>シロマさん
格闘ゲームはいくつかプレイしましたが、
どれもこれもアーケード版のボタン表記と同じなんですよね。
ここはオプションで変更出来るように出来ないのかなぁ。
ローカライズよりはずっと楽だと思います。
>GUILTY GEAR Xrd -SIGN-
確かPSPlusで配信されていたような?
もし、落としていたら触ってみようかな。
>セシルさん
格闘ゲームも派手にしないとダメになって来たのでしょう。
今、ストIIをプレイするとやっぱり地味に感じてしまいますから。
格闘ゲームが先細っていく打開策として派手にしているところはあると思います。
>>kentworldさん
GUILTY GEAR Xrd -SIGN-、フリープレイで落としていたら是非
プレイ下みてください。
順番はチュートリアル→アーケード(最低でも主人公のソルをクリア
ストーリーを把握したいならラムレザル以外全員クリア)→ストーリー
の順でプレイするのがオススメです。
とはいっても敷居がかなり高い格闘ゲームですけどね。
セシルさんが挙げていたカプエス2という格闘ゲームは
CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001
というカプコンが開発したゲームで格闘ゲーム黄金時代を
支えたカプコンとSNKの格闘ゲームのキャラクターが戦う
夢のコラボ作品で俺が格闘ゲームにハマったきっかけとなった
ゲームです。
>シロマさん
熱いコメントありがとうございます!
ホント、シロマさんは格闘ゲームが大好きなんだなぁ♪
セシルさんへの解説コメントにしても凄い愛が伝わってきます。
まさか、カプエス2が格闘ゲームにハマったきっかけだったとは。