トラックマニア ターボ/PS4
2016年3月に発売されたPS4「トラックマニア ターボ」を今回はレビューします。
PS4「トラックマニア ターボ」は半重力のコースが特徴的なレースゲームです。Xbox Oneでもダウンロード専売で発売。
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目次
良いところ
多彩な収録コース
本作に収録されているのはなんと200コース!
通常のレースゲームは20コース程度しか収録されていないのに、その10倍もあります!
そのうち160コースは周回制ではなくスタートからゴールまでが一本道のショートコースですが、バリエーションは多彩でそこは頑張っていると思いました。
ジェットコースターのようなゲームプレイ
コースによってはまるでジェットコースターのような感覚を味わえました。
このゲーム、最高速度が500kmを超えることもあるんですよ!
しかも何百メートルもの高さから大ジャンプしたり、大回転ループが存在するコースもあるのでスピード感は抜群です。
フレームレートは60fpsと滑らかに動きますし、ゲームプレイに文句はありません。
様々なモードを用意
コースの数だけではなく、用意されているモードも多彩でした!
既定のタイムに挑戦するモードからローカル・オンラインの対戦モード。
コースのクリエイト。フレンドのゴーストデータとの対戦。BGMやマシンのカスタマイズ。
さらには2人で1台のマシンを操作するモードなど、様々な遊び方が用意されています。
特筆したいのが、コースのクリエイト機能。初心者から上級者まで幅広く楽しめるように作られていて、3種類の中からクリエイトシステムを選ぶことができるんです!
ランダムでコースマップや背景を作成してくれる機能もありますし、初心者でも気軽に楽しめるのは嬉しいですね。
タイムアタックが熱い
各コースを一定のタイムでクリアするとゴールド・シルバー・ブロンズメダルのどれかがもらえます。
このメダルを集めるのがゲームの大きな目的になるので、自然とタイムアタックが燃えますね!
前述の通りフレンドのゴーストデータとの対戦も出来ますので、タイムアタックが醍醐味の作品だと思います。
明るくてヘンテコな世界観
世界観はヘンテコだけど気に入りました。
色んな国の看板が建っていて混沌としていますが、逆に不思議な雰囲気を作り出していますし、全体的にカラフルで明るいのも気に入っています。
大回転ループなどの仕掛けと相まってまるで遊園地のように感じました。
プレイステーションVRに対応!
なんと、本作はアップデートでプレイステーションVRに対応しました!
プレイステーションVRでプレイできるのはアップデートで追加されたモードに留まりますが、全40コースを360度映像で楽しめるから凄いと思った。
しかも単にVR対応させただけではなく、酔わないよう画面揺れしないように作られていて、あまりカーブエリアを設けないなど工夫を感じられます。
肝心のVRから見た映像ですが、まるで車の上に付いたバルーンのような視点となっていました。
本編と同じく自動で一人称視点になるエリアも存在し、壁に貼り付いて走行するエリアも再現しているから凄い!
クリアまでのプレイタイムは2時間未満でおまけの域は出ていませんが、落下する時の恐怖感を味わえたり、俯瞰視点から見たラジコン風ステージが収録されていたりとバラエティに富んだ体験を味わえ、プレイステーションVRを持っていたら触って欲しいモードです。
スピード感が凄く、一人称視点で壁を登っていくエリアもあるので3D酔いする人も多そうですけどね。
惜しいところ
コースアウトしやすくて理不尽
パッと見デフォルメ系のレースゲームに見えますが、変なところがリアルで理不尽です。
ちょっとでも壁にぶつかったら態勢が大きく崩れてしまいますし、空中では制御が聞かないのでちょっとでも偏るとコースアウトしてしまうんですよ。
チェックポイントが多く、瞬時にそちらから再開できるとはいえ、他のレースゲームでは優しいところが厳しいと理不尽に感じます。
周回制のコースでゴールドメダルの入手を目指すとなったらミスは許されず、針の穴に糸を通すかのようなプレイが要求されて相当なストレスを感じるでしょう。
全体的に淡々としている
基本的にはタイムアタックゲームなので淡々としています。
順番にコースをクリアして先に進んでいくだけ。実体化したライバルはおらず、ゴーストと一緒に走るだけなので駆け引きも味わえません。
また、当然ながらもストーリーは一切存在せず、そういう意味でも淡々としています。
ライバルとの妨害プレイができない
対戦モードも用意されていますが、ライバルとの妨害プレイは出来ません。
オンラインモードでは大勢のプレイヤーとタイムアタックをしているだけ。ローカルプレイでも相手は実体化しておらず、ぶつかってもすり抜けるだけです。
コースの設計上、妨害プレイが出来たら色々面倒だとは思いますが、レースゲームの醍醐味ってそこじゃないですか?仕様上、対戦プレイはあまり盛り上がりません。
コースデザインが雑
収録されているコースの中には雑なものも目立っています。
例えば壁を走るゾーンがあると思ったら道が途切れていてジャンプすることになったりとか、初見では訳が分からずコースアウトしてしまう事ありました。もう少しナビゲートを充実させるなどしてほしかった。
あと、コースのクリエイトモードではランダムで作成してくれる機能もありますが、これを利用して出来上がるものは雑になりがちで、所詮はランダム生成なんだなと思いました。
物量が凄い分、コース設計は全体的に雑です。
全体のまとめ
レースゲームというよりはタイムアタックゲーム。
チェックポイントが大量に用意されていてトライ&エラーを繰り返す関係上、同じUBIソフトから発売された「トライアルズ」シリーズのバージョン違いとも捉えられますが、その割にはバカゲー要素が少なく、理不尽な点も目立って中途半端な印象です。
何から何まで中途半端な偽レースゲーム。
こんな人には特におススメ。
・タイムアタック好き。
こんな人にはおススメできない。
・対戦レースゲームを求める人。
・短気な人。
トラックマニア ターボ/お気に入り度【50/100%】
プレイした時間・・・約10時間
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なんだろう…最新のエキサイトバイク?的な感じでしょうか
普通にトライアルズのクルマバージョンで良かったのにどうしてこうなったのか
あえて言うならVR対応で化ける可能性もワンチャンあるんじゃないかと考えてみる
ジェットコースターを作ろうのゲームの主観視点みたいな感じで
>タロンさん
VRで化ける可能性はありそうですね!
ジェットコースター的な体験は十分に味わえる作品ですので、
もし、対応できるのならしてもらいたいです。
最近はこういうレースゲームってほとんど出ていないので、
VR発売を機に増えてほしいなぁ。
2018年にPSplusでフリープレイになったり、先月は値下げされて売りに出されていたものの、PSVR対応は余り大きく注目されていないな。
某所のレビューが直球の評価だったからやもしれんがね。
ちかいうちにPSVRモードをプレイして追記します!
宜しく。
果たしてKent氏からどんな評価をして貰えるのだろうか。
本日、追記します。少々お待ちください。