AKIBA’S TRIP 2/PS3 / PSV
2013年11月に発売されたPS3/PSV「アキバズトリップ2」を今回はレビューします。
PS3/PSV「アキバズトリップ2」はリアルな秋葉原を舞台にした、アクションアドベンチャーゲームのナンバリング2作目です。
目次
良いところ
さらにリアルになった秋葉原の街並み
アキバズトリップと言えば、リアルな秋葉原を自由に歩き回れる事!
この点は前作から更にパワーアップしていて、電気街口広場や秋葉原駅の中など行ける場所が増えてより綺麗になり、実在するショップが増えた事によってよりリアリティが増しています。
環境音もパワーアップしていて、ソフマップの「HELLO,SOFMAP WORLD」やPS3/PSV「英雄伝説 閃の軌跡」のオープニングテーマが流れたりと、2013年9月辺りの秋葉原を上手く再現していました!
↑一番凄い!と思ったのが、巨大スクリーンに映っていた宣伝動画。AKB48らしきアイドルが歌っている動画が流れていて、非常に雰囲気が出ています。
より爽快感がアップしたストリップアクション
戦闘は前作と同じく相手にダメージを与えて服を脱がすシステムを採用しています。
3段階ある高さの概念。カウンター、ガードなど基本的なシステムは前作を踏襲しているんですが、一度に戦う敵の数が増え、パートナーが加わった事から、より爽快感やスケール感がアップしたバトルになっていました!
前作と同じく服を脱がせられる段階までダメージを与えた敵が複数いる場合はタイミング良くボタンを押す事で連続で脱がせられるんですが、一度に戦う敵が多い事でよりコンボが決まりやすくなっているから、爽快感が増しているんですよね。
パートナーにしても新しく加わったゲージを溜める事で専用の必殺技が使えるようになりましたし、派手なエフェクトが発生する武器が追加され、モーションも増えた事で戦闘の楽しさは確実に増しています。
秋葉原ならではの遊び心がいっぱい!
リアルな秋葉原で服の脱がし合いバトル!
だけでもネタ要素満載ですが、それ以外にも沢山のネタが詰まっています。例えば架空のアイドルユニットやアニメが登場したり、ツイッターのそっくりアプリが登場したり、妹とお風呂に入ったり、女装/男装が出来たりとか・・・。
秋葉原を舞台にしたネタゲーと言う意味では前作同様楽しい作品です。
周回プレイなどのやり込み要素
このゲームはマルチエンディングとなっています。
エンディングはイベントシーンによく出て来る選択肢によって変わるので、恋愛アドベンチャーゲームのような周回プレイが楽しめました。
一度ゲームをクリアすると装備の引継ぎができるのもポイント。
本作では装備の合成が可能になっており、単純に装備同士の攻撃力や防御力を組み合わせるシステムとなっているんですが、強い能力の装備は1周プレイだけではあまり手に入らないため、強い装備を作るという意味でも周回プレイは重要です。
もちろん、それだけ装備を強化しないと勝てない強敵もいますよ。
ネタのようで意外と深いストーリー
ストーリーは前作同様楽しめました。今回も服を脱がして戦う!という強引な設定のストーリーですが、それを正当化させるための設定がいくつもあって意外と真面目に作られています。
前作よりも主人公の女運がアップしていて、恋愛アドベンチャーで見られるデート的なイベントが増えているような気もしますが、ネタゲーの範囲内で見たら今回もストーリーは良く出来ていました。
フルボイスになり、CGイラストが挿入されるようになっているのもプラスポイント!
アドベンチャーゲームとしては快適な要素
・×ボタンを押す事でメッセージやキャラクターの寸劇を早送りできる。
・一度ゲームをクリアすると選択肢でどのエンディングルートに行けるのか選択できる。
・各エリアにいつでもワープができる。
アドベンチャーゲームは快適性が重要!と言う訳で、快適にプレイできる機能は色々用意されています。
何周もプレイする事になるので、これらの機能は助かりますね。特に選択肢のガイド機能は助かりました。この機能さえあれば、無駄に周回プレイをする必要は無くなります。
惜しいところ
相変わらず単調なゲーム進行
演出面や表現面は確実に進化している「アキバズトリップ2」ですが、ゲームとして見ると相変わらず退屈です。
メインミッションの大半は指定の場所まで行って戦闘をするかお使いをするかといったもので、しかもミッションをクリアするために拠点まで戻らないといけませんから。
前作と同じく全体マップ画面からワープできるのは良いんですが、箱庭ゲームとしてはできる事が少なく、まだまだ発展途上と言った印象です。
細切れなマップ
前作よりは1つのエリアは広くなっていますが、それでも細切れ感があります。
PSVITAやPS3レベルのスペックだったら秋葉原くらい、シームレスに歩けても良いと思うのですが・・・。
別のエリアに行く際、5秒前後のロード時間が発生するのもテンポが悪いです。
目的の人物を探しにくい
新しいエリアに行った直後は読み込みのため街を歩いているNPCが表示されません。
そのためサブミッションで目的の人物を探している場合、出現するのが遅くてなかなか見つからない事が良くありました。
5秒前後ロードをしているのだから、NPCをすぐ表示するようにしてほしかった。
警官→サラ金の溝
警察に捕まると、かなりの金額を払う事になります。
例え指定の金額を持っていなくても、借金で払う事になるからマイナス表記になるんですよ。
手持ち金額がマイナス表記になるとマップに借金取りが出現するようになり、ちょっと近づくだけで強制的に戦闘が始まる(しかもそこそこ強い)からなかなか思うようにイベントを進められなくなります。
このコンボに序盤に遭うとなかなか脱出が出来なくなるので、不親切に感じました。
警察、サラ金の要素は必要なかったのでは?ちなみに警察に捕まる条件は、戦闘を目撃される、もしくは下着姿で歩き回っている事です。
全体のまとめ
相変わらず粗削りな内容ですが、演出面や戦闘面は正当進化していました。
真面目なゲームとして購入するのはあまりおススメ出来ませんが、秋葉原が好きな人は今回も買って良いと思います。
こんな人には特におススメ。
・秋葉原が好きな人。
・変態と言う名の紳士。
こんな人にはおススメできない。
・短気な人。
・作業ゲーが苦手な人。
アキバズトリップ2/お気に入り度【50/100%】
プレイした時間・・・約12時間
※当ブログでこれまでにレビューしたタイトルの一覧はこちら をご覧下さい。
今更ながら購入してプレイしましたが、いくつかの不満点はありました。
まず警察ですね。
世界制服を目論む敵を倒そうという人知を越えた主人公より遥かに強い警察官w
主人公要らないでしょ!とか思えるほど、とにかく警察官が強いですw
更に罰金が【その金額を子供に要求するのか?】ってくらい高いです。
捕まるくらいならリセットした方が遥かにマシw
あとは戦闘の【爽快感】は、あると言えばあるが、とにかく【うざい】の一言。
パートナーは弱いのですぐ逃げ出すし、とにかく敵NPCはプレイヤーキャラに群れて来ます。
攻撃頻度や反応が難易度を無視するほどおかしい反応と攻撃力で迫ってきます。
【爽快なほどやられる感は強いゲーム】w
闘技場は、個人的には自由性がないゴミと感じました。
やる度に敵のランクが上がるだけのゴミ仕様。
脱衣システムもカメラアングルが結構いい加減に感じましたね。
【魅せる工夫が足りない】気がします。
昔、マオ・ウーロンなるヒロインが活躍した、どこぞのクソゲーを思いだすほどの【うざさ】を感じました。
敵はプレイヤーキャラにへばり付いて激しい強烈なコンポやガードを駆使した攻撃を執拗なまでに群れて攻めてきます。
アクション苦手な人は秒殺で死ねるクソゲーです。
後は最大の売りの連トリップですが、常識クソの一言です。
とにかく通常戦闘で【敵が集まらない】のでキメれる部分は少ないです。
2周目以降からパートナーも装備強化が可能になるけど、パートナーが居ると、連トリップの障害になる事もしばしばw
(強い敵の場合以外パートナーは邪魔なだけ)
やり込み要素はあるんですが、まだまだ改善の余地が多大にあるゲームと感じました。
中古で購入して正解と思える作品でした。
警察官は本当に邪魔でした。
爽快感はあったけど、脱がされる側になるとうざいかもしれませんね。
戦闘の自由度や行動面での自由度など、
あらゆる部分の作り込みが足りておらず、B級、C級ゲームなのは確かですね。