2017年11月に配信されたiOS/Android「どうぶつの森 ポケットキャンプ」を今回はレビューします。
iOS/Android「どうぶつの森 ポケットキャンプ」は人気コミュニケーションゲーム「どうぶつの森」のスマートフォン版です。基本プレイ無料でアイテム課金制。
※2017年11月23日時点でのレビューになるので、その後、アップデートによってゲーム内容が変更される可能性があります。
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- キャンプ場にどうぶつを集めて様々なオブジェを建設していくコミュニケーションゲーム。
- 様々なチャレンジを好きな順番でこなしていく。
- フレンドがキャンピングカーに乗って自分の村に遊びに来ることもある。
初リリース日 | 2017年10月25日 |
対応ハード | iOS/Android |
ジャンル | コミュニケーション |
推定クリア時間 | クリアの概念が存在しない |
価格 | 基本プレイ無料 |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
本編の雰囲気を再現どころか進化している!
どうぶつの森のメルヘンでほのぼのした雰囲気は、スマホゲームになっても健在でした!
というか、解像度がアップして本編(とびだせどうぶつの森)以上に綺麗です!
特徴的な模様で描かれたカラフルな地面、2~3頭身の個性的なキャラクター、親しみのあるどうぶつ語、ほのぼのしたBGM、心地良い効果音も健在。
操作もタッチのみでほとんど不自由なくできるので快適です!
このゲームをプレイすれば「どうぶつの森」の一端に触れることが出来ます。
明確な目的がある
本作の目的は、キャンプ場にどうぶつを集め、様々なオブジェを建設する事!
どうぶつを集めるにはそれぞれの好感度を高め、オブジェを建設するには様々な素材を集めて行く必要があります。
こうして聞くと大変そうですが、小さな目的が大量に用意されているため目標達成までの導線がしっかりしていて、序盤は何をすれば良いのか分からなくなる事がほぼありません。
これは本編の「どうぶつの森」が苦手な人ほどプラスになる要素だと思います。
本編では借金返済という目的こそはあるものの、期限は定められておらず、自由奔放に生活が出来ますからね。
それが良さでもあるんですが、自分なりの目的を定めることが出来ず、投げ出してしまう人は多数見てきました。
本作の場合は目的に沿って進めていく事で釣り、虫取り、素材集め、家具の設置、どうぶつたちとのコミュニケーションなど「どうぶつの森」の醍醐味を味わえるようになっているので安心です。
次はあれして、次はこれして~
ゲームを進めていくと次から次へと小さな目的が生まれてくるので、気が付いたらプレイを続けてしまいます。
フレンドとの気軽なコミュニケーション
どうぶつの森といえばコミュニケーション!
本作にもフレンドとのコミュニケーション機能が搭載されていて、スマホのソーシャルゲームならではの緩い繋がりを楽しめます。
例えばフレンドがキャンピングカーに乗って自分の村に遊びに来ることもあるんです!
訪れたフレンドのキャンピングカーは中にも入る事も出来ます。
内装は部屋になっていて自由にカスタマイズが可能なので、もしかしたら個性的な空間になっているかも!?
キャンピングカーの内装は大金を払う事で大幅に拡張する事が可能で、設置できる家具もキャンプ場のレベルを上げるほどバリエーションが増えていくので、フレンドに見せびらかすのを目標にプレイするのも良いかもしれません。
フレンドとのコミュニケーション機能は他にもバザーでのアイテム交換、キャンプ場への訪問、採掘場での手伝いが用意されていて、フレンドがいればいるほど楽しくなってくると思います。
ちなみに本編とは違ってリアルタイムでコミュニケーションを取ったり、手紙を送り合うことは出来ません。
そのため綿密なコミュニケーションは出来ませんが、逆に言えばお手軽感があり、ゆる~い繋がりを楽しむことが出来ます。
相変わらず細かい家具の作り込み
家具の作り込みはスマホ版になっても健在でした!
見た目こそはN64時代から大して進化しておらず、カクカクしていますが、様々な干渉ができるから素晴らしい!
引き出しの開け閉め、ベットでの就寝、電源のON/OFFなど、多くの家具は触れてみると何らかのリアクションが起こるので触っていて楽しいですし、集め甲斐が出てきます。
家具の種類は相変わらず膨大なので、集めていくのも楽しい!
惜しいところ
作業&ぶつ切り感がある
目的達成までの導線がしっかりしているのは良いことばかりではありません。
やる事は特定のアイテムを調達するのが中心で、制限時間も緩いので長く続けているとだらだら感が生まれて作業的になっていきますからね。
特にある程度進めた段階でどうぶつをキャンプ場に連れてこようとしたら指定された沢山の家具を作成・設置する必要が生まれて面倒に感じてしまいました。
家具を作ろうにも時間がかかりますし、必要な素材を集めるのも大変ですからね。
課金で購入できるリーフチケットを使えば作業を短縮出来ますが、それをやるのもなんだかね・・・。
また、今作ではマップが小分けされているため各地を行き来しているとロード時間によるぶつ切り感が生まれていると思いました。
どうぶつたちとのコミュニケーションが浅い
どうぶつたちとのコミュニケーションは浅く感じました。
プレイヤーはどうぶつたちの好感度を上げていくため指定されたアイテムを渡す事になるんですが、愛ってそんな風に上げていくものなのでしょうか?
こちらから話をかけて好感度を上げる事も出来ますが、中身のある会話である事はほとんどなく、いつものお礼としてアイテムをくれてばかり。
例えば会話をすると選択肢イベントが発生し、正しい答えを選んだら好感度がアップするとかだとコミュニケーションを取っている感が出てくるのですが・・・
思わず、愛とは何か?と哲学的に考えてしまいました。
相変わらずボク(ぼんやり)、ボク(キザ)、オイラ、オレ、わたし、アタイ、アタシ、ウチと住人のタイプは分かれていてキャラ付けはされていますが、本作だけをプレイしても魅力は伝わりにくく感じます。
全体のまとめ
「どうぶつの森」の魅力を簡単に感じ取れる体験学習のような側面を持った作品。
各地を行き来して細かくて膨大なタスクをこなすゲームデザインはガストの「アトリエ」シリーズに近い印象で、「どうぶつの森」の世界観で「アトリエ」風のゲームを楽しむものと思って頂けたら分かりやすいと思います。
それ故に「アトリエ」シリーズの欠点をそのまま持ってきてしまった感はありますが、本編の面白さを理解出来なかった人でも本作は楽しめる可能性があり、スマホゲームとしては良い味付けです。
本編の体験学習ができるどうぶつのアトリエ!
こんな人には特におススメ。
・作業ゲーム好き。
・ほのぼのしたい人。
こんな人にはおススメできない。
・作業ゲームが苦手な人。
どうぶつの森 ポケットキャンプ/お気に入り度【60/100%】
プレイした時間・・・約5時間
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楽しいんだろうけど少し作業感が強く、自分には合いませんでした。好きなユーチューバーさんのライブ配信を見るくらいでいいかなぁと。ストーリー性も強くないですし。