どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2019年6月に配信されたSwitch「Muse Dash(ミューズダッシュ)」のレビューをしていきます。
本作はランアクション形式で楽しめるリズムアクションゲームですが、
か・・・かわええ~
ビジュアル、楽曲、アートワーク。
どれを取ってもメロメロになってしまうほどの可愛さで、それがゲームプレイの大きなモチベーションに繋がっています。
でも、可愛い絵柄のゲームってよくあるじゃないですか?
本作の場合、カラフルポップなカートゥーン調のタッチに性的な表現をミックスさせたことで独自の可愛さを確立させています。
そこが個人的にはツボで、プレイを開始したら最後。
何十曲も続けてプレイをしてしまったんです!
ここからはそんなSwitch「Muse Dash」の良いと思った点からまずは書いていきます。
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- 右から左へ流れてくる敵キャラクターをリズムに乗って撃退していく。
- 移動はオートで行われる。
- 収録されている楽曲は100曲以上。
初リリース日 | 2019年6月20日 |
対応ハード | Switch |
ジャンル | リズムアクション |
価格 | 3,240円(税込) |
推定クリア時間 | 3~4時間(全曲解放) |
発売元 | X.D. Network |
目次
良いところ
リズムアクションゲームがランアクションと融合!?
これまでリズムアクションゲームは様々なジャンルと融合を果たしてきました。
ローグライク、シューティング、パズル etc…
そんな中、今回レビューするSwitch「Muse Dash」が目を付けたのがランアクション。
ランアクションとは2Dアクションゲームの簡略版で、移動周りの操作がスポイルされたジャンルになります(代表作は「スーパーマリオ ラン」)。
プレイヤーが行えるのはジャンプと攻撃のみ。
これらのアクションを状況に応じて不規則なリズムで行っていくものでした。
一方、今作の場合、迫りくる敵をジャンプや攻撃で倒していくとアラ不思議。
流れてくる楽曲のリズムと連動しているかのような感覚を味わえるんです!
静止画だけだとよくあるランアクションに見えるかも知れませんが、本質はリズムアクションゲームに感じます。
もちろん、ランアクション要素は見た目だけではありません。
ジャンプしないと避けられない敵、体力を回復できるハートアイテム、激しい攻撃を繰り出すボスキャラクター。
こんな感じでランアクションならではの発想で生まれた要素も存在しますから。
ランアクションとの融合で強調された可愛さ
2Dアクションゲームやランアクションの魅力って何だと思いますか?
ぼくはキャラクターの全身がサイドビュー形式で表示されることも大きいと思っています。
本作の場合、この利点をフルに活用していました!
というのも登場キャラクターが可愛いからです!
可愛いキャラクターがサイドビュー形式で常に描かれる。
これって可愛い系リズムアクションゲームとして見たら大きな武器だと思うんですよ。
可愛いを強調したリズムアクションゲームってよくありますが、その多くは譜面によってキャラクターが隠れてしまうじゃないですか?
あれ、プレイしていて「勿体ないなぁ」と思っていたので、左から右へ進んで敵を撃退していく本作の形式はキャラクターを魅せるという意味でも上手く機能している印象です。
芸術的な可愛さによって高まる中毒性
このようにキャラクターの可愛さが大きな魅力のSwitch「Muse Dash」ですが、可愛いだけではありません。
可愛いが中毒性に繋がっていたんです!
大きな要因となっているのがアンロック要素。
本作には
- キャラクター
- エルフ
- イラスト
といったアンロック要素が存在します。
キャラクター&エルフはアンロックすることでプレイアブルキャラクターとして使えるんですが、みんな可愛いんですよ!
ゲーム中はもちろん、
- リザルト画面
- タイトル画面
- 選択画面
ではLive 2Dで作られているかのような立体的で滑らかな動きをするので、さらに可愛さが増しています。
しかもその可愛さって小動物的というよりはフェチシズムから来るものなんです。
ヨダレを垂らして気持ち良さそうに寝ている夢遊少女、裸のままプレゼントボックスに入ってしまった美少女、チビで生意気そうな顔をした女子小学生 etc…
こんな感じで各キャラクターは何かしらの性的な魅力を感じられるので、出来れば全員アンロックしたいじゃないですか!w
イラストに関しても様々なタッチで可愛さを表現しているのですべてをアンロックしたくなりました!
個人的にアートワーク系のアンロック要素ってあまり惹かれないんですが、本作は絵的な魅力を感じたので全部欲しくなってしまいますw
余談ですが、本作の開発スタジオ名であるペロペロゲームにもフェチシズムを感じました。
PeroPeroGame(ペロペロゲーム)
何だかキャンディーを食べたくなるような名前ですが、起動時は萌えボイスで読んでくれるんですよ。
バリエーションも多いので、ペロペロゲーム聴きたさに何度も起動したくなりますw
シンプルだけど中毒性を高めているレベルの概念
このように魅力的なアンロック要素が数多く存在するSwitch「Muse Dash」。
気になるアンロックの条件ですが、同じ「お宝」を一定数集めることになります。
例えばアイテム系の「お宝」は同じ物を8個集めないといけませんし、イラスト系の「お宝」は同じ物を5個集めないといけません。
しかも「お宝」はレベルアップ時にランダムで2個しか貰えないという始末。
こうして書くと出し惜しみ感があるように見えますが、このバランス調整が絶妙な中毒性を生み出しているんですよ!
というのも1レベル上げるのに掛かる時間が5分前後だからです。
実は本作のリズムアクションパートは1曲の長さが平均2分なんですよ。
しかも1~2曲程度クリアすればレベルが1つ上がるように調整されているので、1時間もプレイすれば20レベルは上がります。
おかげで小気味よくアイテムが手に入るので、
となるんです。
ひらすらレベルを上げて要素をアンロックしていく進行形式はシンプルですが、上手くバランスを取っている印象です。
日中の楽曲が集結!?
本作の中毒性が高い理由は可愛さやアンロック要素だけではありません。
プレイ中に流れてくる曲も中毒性抜群で何回も聴きたくなるほどの魅力があります。
個人的に惹かれたのが、ボーカロイド系の曲。
本作は中国の開発スタジオが手掛けた作品になりますが、実は日本語のボーカロイド系も多数収録されているんですよ。
また、一般的な音ゲーのメロディアスなインスト系も多数収録されています。
メインは中国語歌詞付きの楽曲になりますが、ぼくはそちらよりも「初音ミク Project」シリーズに収録されているような曲が好みです。
以下、本作のお気に入りリストに登録した曲をまとめてみました。
曲名 | 作曲者 |
Leave it Alone | a_hisa |
温泉大作戦 | Freezer feat.妃苺 |
Galaxy Striker | M2U |
Departure Road | daisan |
アルメリアの鳥龍 | a_hisa |
演華舞踊 ~Enka Dance Music~ | uma with モリモリあつし |
ginkiha | |
Ghronomia | Lime |
Suffering of screw | Sakamiya feat.由地波瑠 |
天理鶴情 | a_hisa |
どうやらぼく、a_hisaさんの曲が好きみたいw
凄いのが、3,000円程度で販売されているのに100曲以上も収録されていること。
一昔前のリズムアクションゲームって30~40曲が基準だったのに倍以上も収録されているじゃないですかw
どうやら本作、元々はiOS/Android向けに展開されていたタイトルで、そちらで配信されていたダウンロードコンテンツをすべて収録したパッケージになるようです。
iOS/Android版の場合、単品版は360円(税込)。
そこから400円程度の楽曲パックを購入することになるんですが、すべてを合わせたら6,000円を超えてしまいます。
全曲を解禁できる有料アイテム「計画通り」を購入しても3,700円以上。
そう考えると3,240円(税込)ですべての楽曲をプレイできるSwitch版はお買い得に感じます。
発売後も楽曲パックが無料で配信され続けているので、最終的には全部で何曲になることかw
リズムアクションゲームとしての完成度が高い
このように魅力的な楽曲が数多く収録されているSwitch「Muse Dash」ですが、リズムアクションゲームとしての完成度も高く感じられます。
というのも譜面が良く出来ているからです。
どの楽曲でプレイしても譜面となる敵キャラクターがそれらしいタイミングで流れてくるので、コンボを繋げていくと楽器を演奏しているかのような感覚に陥ります。
それが心地良さに繋がって好きな曲は何十回もプレイしたくなりました!
譜面の完成度は「初音ミク Project」シリーズに匹敵すると言っても良いくらい。
また、ポーズボタンを押した場合、再開時には3秒カウントが挿入されるのも親切に感じます。
再開していきなり始まったらリズムに乗れませんからw
惜しいところ
スキンのバリエーションが少ない
「一体、何故これだけ多くの楽曲を収録できるのか!?」
なんてプレイする前は疑問に感じていましたが、プレイして納得しました。
このゲーム、楽曲数の多さに対して用意されているスキンのバリエーションが少なく感じます。
100曲以上が収録されているのに対して用意されているスキンは5種類程度。
スキンによって背景から敵キャラクターまですべて変わるとは言えもう少しバリエーションが欲しかった。
「DEEMO」などにも言えることなんですが、この手のアジア系リズムアクションゲームはスキン制作に掛けるリソースを減らして楽曲数重視にしている印象です。
2Dアクションゲーム脳だと混乱する
ぼくは2Dアクションゲーム脳だと自覚しています。
そんな者からしたら本作に慣れるのは苦労しました。
2Dアクションゲームってジャンプや攻撃をしたら数秒間は次のアクションに移れないものじゃないですか?
ところが本作の場合、根本はリズムアクションゲームなのでコンマ1秒単位で次のアクションに移れるんです。
例え敵の大群がやってきてもコンマ1秒単位でボタン連打すればジャンプや攻撃アクションで撃退出来ます。
その辺りの感覚が2Dアクションゲーム脳だと混乱しました。
また、リズムアクションゲームとしてみても2Dアクションゲームの重力が足枷になっている気がします。
一般的なリズムアクションゲームって数ラインを行き来してタイミング良くボタンを押していく物じゃないですか?
本作の場合、用意されているラインは2つですが、重力によってジャンプしない限り下ラインにしか居れないんですよ。
複数のラインを行き来するリズムアクションゲームに慣れている場合、その辺りで混乱するかも知れません。
もう少し爽快感が欲しい
全体的に効果音量が小さく感じます。
オプションで音量調整出来ますが、最大にしてもそこまで大きくありません。
個人的にリズムアクションゲームでは爽快感も重視しているので、もう少し爽快な音が鳴るようにしてほしかった。
Muse Dash(ミューズダッシュ)のレビューまとめ
可愛いを味方に付けたリズムアクションゲーム。
中国の開発スタジオが手掛けた作品ですが、向こうではこんなにも可愛いビジュアルを描ける人が居るのですか!?
カートゥーン調のアートワークはスイーツ感があって女性ウケしそうな反面、性的な表現によって男性ウケもするようなビジュアルで、その組み合わせにやられましたw
それでいてビジュアルの魅力を最大限に活かしたアンロック要素によって高い中毒性を生み出しており、可愛いを味方につけています。
収録曲も追加パックのおかげで日本人ウケするものばかりですし、新たな波の到来を予感させてくれる作品です。
本作をプレイして今後は中国を始めとするアジア系のリズムアクションゲームにも目を向けようと思うようになりました!
男女が好む可愛さを味方に付けた新感覚リズムアクション!
こんな人には特におススメ。
・可愛くて性的なゲームが好きな人。
・リズムアクションゲーム好き。
こんな人にはおススメできない。
・2Dアクションゲームの感覚が抜けきれない人。
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Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
個人的には今年買ったタイトルで一番のダークホースでした。
僕もアートワーク系の収集要素は普段はそこまで興味を持てないのですが、今作ではイラスト自体の魅力にプラスしてアンロックしたイラストがそのままロード画面になるので夢中でレベル上げしましたねw
新しいゲームを買っても、合間についついプレイしてしまうゲームです!
ちなみに僕のお気に入りリストです↓
Leave it Alone/a_hisa
浮世絵横丁/魔界都市ニイガタ
DestrOyer/削除feat.Nikki Simmons
Sweet*Witch*Girl*/モリモリあつしvs.uma
Halcyon/xi
Sterelogue/VeetaCrush
曲数が多い上にジャンルもバラエティに富んでいるので、大抵の人はお気に入り曲が見つかりそうですね!
これは本当にダークホースです!絵柄的にもっと日本で人気が出ても良いタイプに感じますね。
アートワーク系のアンロック要素って珍しくないのにここまで魅力的なものに仕上げてくるとは驚きました。
今後もアップデートで触れるのかな?そうなると楽しみが増えます。
おすすめ曲の紹介、ありがとうございます!今度、その辺りの曲を集中的にプレイしてみます!
ちょいエロなハーモナイトって感じですかね〜w
リズムハンター ハーモナイト!懐かしいですね!
子供の頃、リズムハンターをプレイして楽しんだ子がもっと色気のあるゲームを求めている場合、本作はおすすめですw
Muse Dashは期待してたよりもおもしろくて驚きました。
しばらくゲームライフがこれをやるだけの期間もありました。
アンロック要素があることが大きなプレイ動機にはなってますが、そこで自分の好きなものを選べないのが微妙でした。
そこはfuture toneみたいにポイントを獲得して好きなパーツと交換できるシステムにしたらより気にいってました。
あと楽曲数が異様に多いので、ほんとに課金しなくていいの?と逆に不安になってきちゃいますよ?
楽曲が多いから、一応何か好きな曲に出会えるけど、スキンをもっと凝ってクオリティの高い曲を厳選してくれたらもっと好印象かもね。
思ったよりもよくできてて好感がすごく持てるのですが、惜しいところもあってやはりゲームというのは量よりも質が大事な局面もあるなと感じます。
比較したらバチが当たるかもですが、「future tone」の良さが再発見できた非常に良いインディーズでした。
僕にとっては人で例えると美人なんだけど、好きになりきれない癖や趣向がある子といった感じかな。
アンロック要素は同じアイテムを5~8個集めないといけない関係上、序盤はほとんど解禁されません。
でも、楽曲が全てアンロックされ始めるレベル50以降はテンポ良く解禁されていきますよ~。
おそらく、レベル50までは楽曲のアンロックがモチベーションになり、それ以降はキャラクターやイラストのアンロックをモチベーションにしていくように作られているのだと思います。
大手のゲームとは違って演出面に予算をかけられていない印象ですが、根本的な完成度は高く感じます。
ミューズダッシュは中々面白いですよね
DIVA的な面白さもありつつ見た目アクション的で見ていて飽きないですし
隠し幽霊倒すのも楽しいです。
確かにアクション感覚で『オラー!』ってやりたくなっちゃうんですが、リズムゲーだからそれやっちゃうとアカンのですよね(笑)
値段も安いしコスパ良すぎなリズムゲームだと思います。
難易度上がると初音ミクコンが欲しくなりますな
そうそう、DIVA的な面白さがありますよね。
久しぶりにこういうテイストのリズムアクションに出会えた気がします。こういうゲームもっと出ないかなぁ。
つぐみさんも最初は混乱していたようで共感出来たようで良かったw
高難易度の譜面は上手く連続でボタンを押せませんよね。