【レビュー】ゼルダBotW愛が凄い!スター・オーバードライブが面白い!

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は3goo様からご提供いただいた「スター・オーバードライブ」のレビューをしていきますが、まずはひとこと言わせてください。

このゲーム、ゼルダブレワイ愛が凄いです!

広大な世界を探索するゲームデザインとか、アイテムを使って謎を解いていくダンジョンとか。

随所で「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」のエッセンスを感じます。

かといってまんまブレワイなのかというと、そんなことはありません。

ホバーボードに乗ってのアクションや躍動感あふれる世界観など、独自性もしっかりとあります。

本記事ではそんな「スター・オーバードライブ」の良い点や惜しい点を語っていきます。

案件ではありますが、3goo様からは短所も含めて正直に話しても良いと言われました。

ですので後半では惜しい点についてもしっかりと語っていきますので、購入しようか迷っている方はぜひ参考にしてください

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このゲームを3行で説明すると?
  • 未知なる惑星を舞台にしたオープンワールド型のアクションゲーム。
  • ホバーボードに乗って探索していく。
  • ゼルダ的なアイテムを使った謎解き要素も存在。
初リリース日 2025年4月10日
対応ハード Switch
ジャンル アクションアドベンチャー
推定クリア時間 15~25時間
発売元 3goo

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スター・オーバードライブとは?

まずはゲームの概要を簡単に紹介します。

本作は未知なる惑星を舞台にしたオープンワールド型のアクションゲーム。

主人公となるのは青年バイオスで、この地で行方不明となった恋人を探す旅に出かけます。

特徴的なのが、ホバーボードに乗ってのアクションです。

この手のゲームって徒歩での移動が目立っていますが、本作はホバーボードに乗っての移動が主体となっています。

これが実に爽快で、トリックを決めてブーストを発動したり、大ジャンプで大きな川を飛び越えたり。

広大な世界を縦横無尽に駆け抜けることができます。

舞台となる世界の広さは実に170平方キロメートル。

これは東京ディズニーランド4個分の広さで、プレイヤーはそんな世界に点在するクエストを攻略していきます。

巨大なボスと戦ったり、レースイベントに参加したり。

ホバーボードにちなんだクエストが数多く存在します。

さらにキーターというショルダーキーボードを使った戦闘も存在。

振り回して戦えるほか、ゲームを進めると様々な能力が使えるようになるので、戦略性がグーンと上がります。

そんな「スター・オーバードライブ」ですが、実際のところどうなのか?

ここからは実際にプレイした感想を語っていきます。

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良いところ

広大な世界を駆け抜ける気持ち良さ

本作で特にハマったのが、広大な世界を駆け抜ける気持ち良さです。

先ほども触れたように、本作の世界は170平方キロメートルもあります。

これだけ広いと移動が退屈に感じそうですが、本作ではむしろ気持ち良いと思いました。

ホバーボードで爆走できますし、空中でトリックを決めるのが楽しすぎますからね。

ジャンプやトリックを決めていたら、いつの間にか目的地まで着いていたことが多々ありましたw

ただこのホバーボード、クラフトすることでさらに性能アップするんですよね。

すると、スピードや重力、コントロールなどがアップするほか、水の上を走れたり、急な斜面を滑ることができるので、移動がさらに快適になります。

ぼくの場合、「エクストラジャンプ」というMODを付けて空の旅を楽しんでいました。

このMODを付けるとトリックをする度にジャンプするので、上手く行けば端から端まで地面に着地せず空中を移動できます。

これがめちゃくちゃ爽快で、飛んでいるだけで楽しいと思いました。

ホバーボードの強化はどうやってするんだ?

ワークベンチでクラフトすることで行えます。

クラフトには一定の素材とお金が必要で、材質によって強化できる項目が変化します。

素材は敵を倒したり、各地の植物から採取することで。お金は各地に散らばっている緑の塊を壊すことで入手できますので、ホバーボードを強化したい場合、探索や戦闘が重要になってくるんですね。

隅々まで探索したくなるゲームデザイン

本作のフィールドは広大ですが、隅々まで探索したくなるように作られています。

代表的なのが、リージョナルタワーの存在です。

これは各エリアに存在して、てっぺんまで登ると周辺の情報がマップ画面に記されます。

加えて周辺にある施設の電源が作動。

これによってレースイベントに参加できたり、周辺の採掘孔へ行けるようになります。

ですので新エリアに着いたらリージョナルタワーを目指すことになりますが、簡単にはいけません。

大きな崖を超えたり、特殊な能力を使って登ったり。

何かしらの手段を使わないとたどり着けなかったりするので、そのためにまた別のエリアを探索したくなるんですよね。

その結果、気がついたら全てのエリアをくまなく探索したので、「よくできているなぁ」と思いました。

あと採掘孔が作り込まれているのも探索の動機付けになっている印象です。

ここでは仕掛けを解いて最奥を目指していくことになりますが、どの採掘孔も趣向を凝らしています。

スイッチを押して仕掛けを作動させるなんてのは序の口。

採掘孔によってはレバーを引っ張って遠くのマシンを遠隔操作するとか。

大掛かりな謎を解いていくことになるので、ゼルダ ブレワイの祠みたいな楽しさがあります。

用意されている採掘孔は30種類前後。

中には地形が似通っていたり、一部屋しかないところもありますが、パズルのネタは差別化を図っているので、積極的にクリアしたくなりました。

クリアするとどうなるんだ?

パワーノードというアイテムが貰えます。

これはスキルツリーのアップグレードに使いまして、武器の攻撃力を上げたり、エネルギーの最大値を上げることができます。

特にエネルギーはキーターの能力を使う時に消費するので、最大値が多いと便利です。

インパルスパワーでホーミングミサイルを連射するとか。

戦闘を有利に進めることができるので、エネルギーの最大値は優先的に上げていました。

ですので快適に進めたい場合、スキルツリーの強化は必要不可欠なので、そういう意味でも採掘孔やレースイベントはクリアしたほうが良いでしょうね。

躍動感あふれる世界観

本作の舞台となる惑星は躍動感に満ちあふれています。

道はクネクネ曲がっていますし、至るところにグネっと曲がった岩がそびえ立っています。

このデザインがホバーボードアクションと絶妙にマッチしていまして、唯一無二の魅力を感じました。

そして忘れてはいけないのがBGM!

本作のBGMはエレキギターを主体にしたロック系が主体で、戦闘やレース時には激しく鳴り響きます。

しかも攻撃を連続で当てると効果音の音階が上がったり、戦闘が終わった時は「ジャーン」というライブ終わりによく聞く音が鳴り響くので、まるでギターを演奏しているような感覚を味わえました。

なんでもこの曲、スターオーバードライブという作中のバンドが演奏しているという設定みたいですね。

各地に隠されているスターオーバードライブというテープを拾うと好きな時に流せるので、移動時のお供にも良かったりします。

点と点を結ぶのが楽しいストーリー

本作最大の目的が、行方不明になった恋人を探すことです。

作中では遭難信号を頼りに彼女の行方を探すことになりますが、その過程で得られる情報は断片的だったりします。

彼女からの愛が伝わるメッセージとか、テープに記録された調査レポートとか。単体で見るとピンと来ないところがあります。

ただ点と点を繋げていくと彼女がどのようにしてこの地で行動していたのかが見えてくるので、繋がった時が楽しいんですよね。

そして思ったんです。恋人も良いキャラしているなぁと。

正直なところ、恋人を最初見た時は「ぼくのタイプではないな…笑」と思いました。

なんというか顔が濃いと言いますか。

日本人好みではないと思っていたんですが、最後までプレイしたところ、恋人にも感情移入してしまい、彼女が残した記憶を集めたくなりました。

本作には収集アイテムとして写真やテープが存在します。

それぞれ恋人の情報が記録されているので、彼女の過去を知りたい者としてはたまらないんですよね。

「ゼルダブレワイ」といい、断片的な情報を集めていく形式のストーリーはオープンワールドとの相性が抜群です。

コスパ抜群

本作を語るうえで欠かせないのが、コスパ抜群であることです。

実は本作、ダウンロード版は3,960円(税込)で、パッケージのプレミアムパック版は4,500円(税込)だったりします。

それでいてクリアまでのプレイタイムは15~25時間。

やり込みを含めると30~40時間になるので、値段以上の満足感を味わえました。

本来この手のゲームって6,000円とか、7,000円するものなので、この価格帯は凄いです。

しかもですね、パッケージのプレミアムパック版にはいろんな特典が付いているんですよ。

冒険の前日譚を楽しめる151ページの「オフィシャルコミック」と、遊んでいた頃の感動が蘇ってくる31曲入りの「オリジナル サウンドトラック」。

さらにスキン6種、デザイン2種、ペイント50色をセットにした「コスメティックパック」が付いているので、めちゃくちゃお買い得です。

まあプレイする前はピンと来ない特典かも知れませんが、クリアする頃には恋人やホバーボードに入れ込んでしまうので、購入するならプレミアムパック版をおすすめします。

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注意点

謎解きが手応え抜群

採掘孔などで挑戦できる謎解きは手応え抜群だったりします。

特に目立ったのが、キーターの能力と仕掛けが連動したパズルです。

これらのパズルは微調整が必要なので、初見時は戸惑うかも知れません。

170cmの高さまで足場を上げたり、32度の角度までレーザーをズラしたり。

0か1みたいな感じではないので、解けるまで30分くらいかかることもありました。

その分、謎が解けた時は気持ち良いんですが、ホバーボードのアクションと相反するものなので、人によってはフラストレーションが溜まってしまうかも知れません。

もしどうしても解けない場合、メニュー画面から「タイトル画面に戻る」を選択してください。

すると、屋外から再開できるので、別のエリアへいけます。

謎解きって気分転換することでアッサリ解けたりするので、わからなかったら別のことをするのが良いでしょうね。

初期状態だとレースイベントが難しい

各地に点在するレースイベント。

クリアすることでパワーノーツというアイテムを貰えますが、初期状態だとクリアするのは困難です。

スピード感がないのはもちろん、ハンドリングの性能が悪かったりするので、高確率でタイムアップになります。

ある程度はクラフトをして強化することを前提にして作られているので、ちょっとでも難しいと思ったら引き返したほうが良いです。

レース開始時にはホバーボードの推奨パラメーターが表示されます。

それを見て推奨よりも遥かに低いと思ったら出直したほうが良いでしょうね。

性能が低い状態で挑むとストレスになったりもしますので。

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惜しいところ

やや気になる処理落ち

ゲームをプレイしていると、たまに処理落ちします。

特に目立ったのが、レース時にトリックを決める時です。

どうもレース中は処理が重くなるようで、一瞬だけカクついたり、音が飛びます。

微かなものではありますが、爽快感をやや落としている印象なので、惜しいと思いました。

あとはクラフト時も処理が重いです。

数十個とかならまだしも、数百個も素材を入れるとかなり処理が重くなるので、クラフトをするのが少し億劫になりました。

ただ全体的にはSwitchの性能を活かしている印象で、これだけ広いのにロード時間がほとんどありません。

屋外はフルシームレスで移動できますし、ゲームオーバーからの再開もすぐにできます。

本作を開発しているのはCaracal Games(カラカルゲームズ)というイタリア ローマを拠点とするインディーゲームスタジオですが、凄い技術力ですね。

やや不便なシステム

システム面ではやや不便なところがありました。

個人的に困ったのが、TIPSをいつでも見返せないことです。

新システムが登場すると「どんな使い方をすれば良いのか?」親切に教えてくれますが、このTIPS、1回しか挿入されないんですよ。

キーターのテープ辺りは汎用性が高く、1回だけでは全てを把握できないので、後から見返せる機能が欲しかったです。

あと人によってはファストトラベル機能の開放までに時間がかかることも気になるかも知れません。

発売日に配信されたパッチを適用することで、スキルツリーに「テレポート」のスキルが追加されます。

ただ使用できるようになるまではスキルツリーをかなり伸ばさないといけないので、それまでは不便に感じるかも知れません。

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スター・オーバードライブのレビューまとめ

ここまで「スター・オーバードライブ」について語っていきました!

簡単にまとめると

  • 移動がめちゃくちゃ楽しい新感覚オープンワールドゲーム!
  • 少々不便なところもあるが、爽快感抜群!

といった感じです。

ニンテンドーダイレクトで紹介されたときから興味を持っていましたが、まさかこんなにも自分のツボにはまるとは思いませんでした。

ホバーボードによる爽快なアクションはもちろん、ワクワクできる世界観とか、謎解きが楽しいダンジョンでの探索とか。

マリオやゼルダが好きなぼくにとってはドストライクな作品です。

あくまでもゼルダを土台にしたうえでホバーボードアクションを加えた作品なので、スピード感だけを求めると合わないかもしれませんけどね。

ぼくとしてはスピード感のあるアクションもピタゴラスイッチ的な謎解きも好きなので、口に合うものしかありませんでしたw

こんな人には特におススメ。
・謎解きアクション好き。
・ホバーボードアクション好き。

こんな人にはおススメできない。
・謎解きが苦手な人。

お気に入り度【75/100%】

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