ワリオワールド/GC
どうも!KENT(@kentworld2)です!
今回は2004年5月に発売されたGC「ワリオワールド」のレビューをしていきます。
本作はマリオのライバルとして知られるワリオが主人公の3Dアクションゲームですが、操作性に難ありなものの今となっては貴重な作品に感じました!
まずは良いと思った点から書いていきます。
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▼このゲームを3行で説明すると?
・各ステージの奥にはボスが居る。
・ボス部屋に入るにはステージに隠された「赤いクリスタル」を集める必要がある。
目次
良いところ
パワフルなアクション
おらぁぁぁぁぁ~!!!!!
ブンブンブンブン!
ワリオと言えばパワフルなアクション!
ゲームボーイの「ワリオランド」シリーズではパワフルアタックやパワフル投げが印象的でした。
本作では2Dアクションから3Dアクションに変わっただけあってアクション周りが一新されているんです!
特に印象的なのが、ジャイアントスイング。
N64「スーパーマリオ64」でマリオがクッパに対してやっていたことを本作では雑魚キャラにすることができるんですね。
しかもジャイアントスイングをすることで周囲の敵をふっ飛ばすことも可能で超爽快なんです!
ほかにも「ストリートファイター」のザンギエフが使う「スクリューパイルドライバー」みたいな技も繰り出せるので、良い意味で「スーパーマリオ」シリーズとは別物に感じました。
「スーパーマリオ」シリーズで敵を倒す時、踏みつけやパンチだけでは物足りないと感じている方には是非体験してほしいです!
全体的に出現する敵が多くて無双できるので「俺つえぇぇぇ!」感を味わえますよ~。
ワリオシリーズらしい探索要素
「ワリオランド」シリーズと言えば探索要素!
今作は「ワリオランド」シリーズではありませんが、これまでの作品と同じく探索要素が強めでした。
全部で8個あるステージの目的は、奥に潜むボスをたおすこと!
しかし、ボス部屋へ行くにはステージに隠された「赤いクリスタル」を一定数集めないといけないんです。
こうして書くと「スーパーマリオ64」のような開放感がある箱庭3Dアクションゲームに思われそうですが、ちょっと違います。
というのも本作のステージ構成は一本道となっていて、そのうえに脇道や隠し通路が設置されているような感じだからです。
カメラワークもほぼ固定で、感覚的には奥行きのある2Dアクションゲーム(2.5Dアクション)に近く感じます。
非常に濃い各ステージ
ステージは8個だけですが、どれも非常に密度が濃くなっています。
感覚的には1ステージをクリアするのに30分以上掛かってしまうんじゃないかというほどのレベル。
何故、そんなにも時間が掛かってしまうのか?
大きな要因としては「赤いクリスタル」集めが大変だからです。
「赤いクリスタル」は各ステージに存在する穴の中に隠されています。
が、入手するまでが難しいのなんの!
だって、穴の中では脳をフル回転しないと解けない謎解きをこなす必要があるかと思えばGC「スーパーマリオサンシャイン」もビックリな激ムズアスレチックをこなす必要もありますから!
僕の場合、たった1つの「赤いクリスタル」を取るのに20分以上を掛けたこともありますw
それだけ入手するまでが大変なんですね。
ちなみに収集アイテムとしては「赤いクリスタル」以外にも「お宝」や「囚われた住人」が用意されています。
これらの収集要素をコンプリートするようにしたら1ステージのクリアが30分程度では収まらなくなり、倍増するかも知れません。
メイド イン ワリオをプレイできる!
なんと本作にはあの「メイド イン ワリオ」が収録されているんです!
同じワリオのゲームとは言え収録されているのは嬉しいですね♪
プレイする条件は各ステージに隠されている「お宝」を一定数集めることになります。
集めれば集めるほどプレイできるプチゲームは増えていくので、「お宝」集めをしたくなるような存在になっているんですね。
ただし、ゲームキューブではなく、ゲームボーイアドバンスでプレイする形になります。
当時の任天堂はゲームキューブとゲームボーイアドバンスの連動に力を入れていて、その一環として本作でもこんな遊びを取り入れたんですね。
関連記事:メイド イン ワリオ【レビュー・評価】黒い任天堂が詰まったビックリ箱!
豪華な仕様&おまけ
なんと本作のパッケージはゴールド仕様なんです!
さすがに光沢仕様ではありませんが、ゲームキューブロゴから背表紙までゴールド仕様なので、他のゲームキューブソフトと並んでいたらひときわ目立ちます。
このような特殊仕様に出来たのもハードメーカーのタイトルならではですね。
また、ワリオのゲームでは恒例のシールも付いています。
説明書はワリオの口調で記述されていますし、パッケージ周りにも遊びココロが満載です♪
惜しいところ
改善の余地がある操作性
本作は敵をボコスカ殴る分には爽快で面白いゲームだと思います。
が、マリオのようなアスレチックを楽しむゲームとしてみると改善の余地があると思いました。
そう感じてしまう大きな要因が、アナログ感のない操作性です。
多くの3Dアクションゲームではアナログスティックを倒した角度によって移動速度の微調整が出来ます。
しかし、本作の場合はスティックをちょっと倒しただけで「歩く」が「走る」に切り替わってしまうんです!
そのせいで誤作動が多くなり、しょっちゅう敵にぶつかったり、奈落の底へ落ちてしまいます。
特に「赤いクリスタル」が隠されたアスレチックステージでは困りました!
ただでさえ移動の微調整ができないのに、回転する足場をピョンピョン飛んだりニョキニョキ棒から棒へ飛び移って行く必要があるとは辛いです。
せめてジャンプ中にホバリングや2段ジャンプが出来たり、崖にぶら下がれたら良かったんですけどね。
残念ながら本作にはそのようなアクションは存在しないので、操作性が悪い中でハードなアスレチックをこなさないといけませんw
戦闘難易度はラスボスを含めて控えめなのにアスレチック要素は妙に難しく、謎の難易度調整ですw
追い打ちをかけるお仕置き部屋
操作性の悪さにさらなる追い打ちをかけるのがおしおき部屋!
フィールドで奈落の底に落ちると「おしおき部屋」にたどり着きます。
名前から想像できると思いますが、この部屋ではワリオがお仕置きされるんです!
どんなお仕置きなのかというと、ワリオが大好きなコインの没収。
それも「おしおきさん」というオバケみたいな奴がジワジワと奪っていくんです。
脱出するには10数個あるブロックに隠されたジャンプ台を探さなければならず、そうこうしているうちにコインが減っていきます。
プレイヤーをジワジワと苦しめていく点はまさにお仕置きで、ある意味、残り人数が減るよりも苦痛です。
このようなシステムはユニークではありますが、本作の場合は悪い方に作用していると思いました。
というのも本作は操作性が悪く、それが原因で奈落の底に落ちることが多いからです!
ストレスにしかならないので、奈落の底に落ちたらライフが減る仕様にすれば良かったのでは?
ステージ数が少ない
本作の通常ステージは8個だけです。
その分だけ各ステージには沢山の秘密が隠されていて中身は濃いんですが、それでも全体のボリュームは少なく感じます(ストーリーは非常に簡素ですしね)。
通常ステージが8個なのに対しボスは13種類も存在するので、せめてあと4個は欲しかった。
そのくらいあったらようやく適正ボリュームになると思います。
全体のまとめ
ワリオらしい爽快なアクション要素を持った作品。
しかし、操作性の悪さが大きく足を引っ張ってしまい、特にアスレチックステージは苦痛でした。
ボリュームも少なめで、もう少し開発に時間をかけてほしかった惜しい作品。
とは言えワリオの3Dアクションゲームは他に発売されていないので、ワリオファンにとっては重宝される作品だと思います。
他の「ワリオランド」シリーズでは体験できない立体感のあるアクションも楽しめますし、見どころがあるのは間違いありません。
操作性と難易度がワルイージーなワリオの珍作!
こんな人には特におススメ。
・ワリオファン。
こんな人にはおススメできない。
・短気な人。
・ジャンプアクションが苦手な人。
ワリオワールド/お気に入り度【60/100%】
プレイした時間・・・約10時間
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ワリオワールドは僕も遊んだことがありますよ(^^)
ボコスカアクションは気持ちよかったですよね!当時は「これこそワリオだよ!」って思いました。
しかしそのあとは怪盗ワリオ、シェイクとなぜか謎解き重視で豪快アクションが物足りなくなるのは残念でした。
個人的には2Dはワリオランド4路線で3Dはワリオワールド路線で展開してほしかった。
操作性は悪いと思わなかったですが、ちょっと複雑だなとは感じました。
あとステージが長すぎだと思いました(´・ω・`)
ステージはもっと細かくチェックポイントのように作ればテンポ良いと思いました。
「ルイマン2」にも言えますが、本作はNOAのスタッフが多く開発に関わってるのですが、ステージが少ない代わりに長くするのは気軽にゲームしたい人としては相性が悪いなと改めて思いました。
今では本作は、ひょっとしたら黒歴史的な扱いを受けているのかもしれませんが、ワリオの豪快アクションは楽しかったのでブラッシュアップした新作やリメイク版がそのうち出てほしいと思います。個人的なオススメ度は☆6です(^^)
ワリオがんばれ!
P.S. おしおき部屋はキツかったですよね〜(^_^;)
おお!トモフミさんもプレイされたことがありますか!?
この頃のワリオゲームってあちこち行ったり来たりして忙しかったんですよーw
最近のワリオはスッカリご無沙汰で、ようやくメイドインワリオシリーズ最新作が発売されたくらいですね。
ステージは確かに小分けしても良かったと思います。下手をしたら1時間掛かってしまいますから。
まあ、本作は携帯機ではなく据え置き機のゲームなので、ある程度は許される風潮だったのかも。
僕も本作は黒歴史みたいな扱いをされている気がします。そこまで出来は悪くないんですけどね。
お仕置き部屋は良くも悪くも本作の印象を強めていますw
懐かしいなぁ
風変わりな作品の多いワリオの中で毛色の違った作品でした
ワリオワンドシリーズには入らないのかと思ったらワリオセブンでちゃんと連番としてカウントしてくれてたり
今となっては遊ぶ手段がないのでちょっとレアかも?
このゲームの存在を知っている人、少なそうだなぁと思っています。
確かに今となっては少々レアアイテムかも知れませんね。
ワリオランドとしてカウントされているとは意外です。
ワリオシリーズはメイドインとワールドのゲームボーイだったかのやつを触っただけですね、発売当初は気にはなってたんですが「ワリオ?マリパに出てくるあのニンニク鼻のやつでしょ?」ってな感じであまり良くは思ってませんでノーチェックだったのですがこれは面白そうですね。探索系は大好きですよ私!
このゲームはワリオのゲームでもマイナーな方だと思います。一応、10万本は売れたんですけどねー。
ワリオってマリオパーティなどの脇役っぽいけど、実は魅力的なキャラクター性だったりします。説明書を見た瞬間に惚れますよーw