2015年6月に発売されたPSV「Deemo(ディーモ)」を今回はレビューします。
PSV「Deemo(ディーモ)」はピアノを奏でていくリズムアクションゲームです。2017年9月にはSwitch版も発売。
※レビューしたのはPSVITA版です。
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- ピアノを演奏していくリズムアクションゲーム。
- タッチ操作によってピアノを演奏している感を味わえる。
- 驚くほど大量の楽曲が収録されている。
初リリース日 | 2015年6月24日 |
対応ハード | PSVITA/Switch |
ジャンル | リズム |
推定クリア時間 | 15~25時間 |
価格 | 1,980円(税込) |
発売元 | フライハイワークス |
目次
良いところ
ピアノをモチーフにした演奏
ゲーム機でピアノを奏でられるなんて!?
本作のリズムゲームパートは、まるでピアノを本当に奏でているかのような感覚で楽しむことができます!
ルールは簡単。流れてくるノーツがラインと重なった瞬間にタッチ。もしくはスライドするだけです。
流れてくるノーツは音楽と連動しているので、適確にタッチorスライドするとあら不思議!ピアノを奏でているかのような感覚を味わえます。
子供の頃、音楽の先生が上手にピアノを奏でているのを見て「凄いなぁ」「あんな風に演奏したいなぁ」と憧れの眼差しで見ていましたが、本作でちょっとだけ夢が叶いました!
ある程度の難易度でプレイをすると、流れてくるノーツはかなり多いです。
これだけ多いと大変そうですが、実際にプレイしてみると割と取れるので「俺、才能あるんじゃね?」と酔いしれることができます。
何故なのか考えてみたんですが、ユーザーインターフェースと操作性が直感的だからなんですね。
目に見えた流れるノーツを自分の体と完全に連動した指でタッチorスライドするだけなので、ある程度のスピードでもさほどミスをする事なくクリア出来ます。
これがボタン操作だったらここまでミスなくプレイするのは困難でしょうね。
※Switch版はアップデートでコントローラにも対応しますが。
幅広い難易度設定
リズムアクションゲームはプレイヤースキルが求められるジャンルです。
そのため得意不得意がハッキリ分かれると思いますが、本作は幅広い難易度設定によって多くの人が楽しめるようになっていました。
難易度はイージー、ノーマル、ハードと大きく分けて3つあります。
そのうえ譜面のスピードを細かく設定する事が可能で、自分の腕に合わせて難易度を調整することができるんですね。
他のリズムアクションゲームと同じくスコアは難易度によって記録されるので、同じ曲でも何度か楽しめます。
大量に用意された楽曲
ダウンロード専売タイトルなんだから、曲数は大して多くないだろう。
そんな先入観で本作をプレイすると、あまりの曲数に驚くと思います。
PSVITA版の場合、最初にプレイできる曲は多くありませんが、アドベンチャーパートで部屋を探索していると少しずつ新しい曲が開放されていくので、20曲目辺りから「え?まだこんなにあるの!?」と驚きました。
最終的には47曲も解禁されていき、Switch版に至っては200曲以上もあるのだから凄いですね。
これだけ曲数が多いと1つ1つの質も気になって来ますが、どれも一定水準に達しているので粗製乱造でもありません。
▼Deemoで個人的にお気に入りの楽曲
Reverse -Parallel Universe-
メロディアスな曲。どこか切なさも感じられて、「Deemo」では一番好きな曲です。
ストーリーモードでは木を成長させるために好きな曲を演奏する事になりますが、何度もこの曲をチョイスしましたね。
Saika
和をモチーフにした曲。イメージイラストのように刀と扇子を持って華麗に踊っている姿が思い浮かんでいき、こちらも体を動かしたくなります。
Sakura iro no yume
とても優しい感じの曲。日本語の女性ボーカル付きで、聴いていると癒やされます。最後の方で演奏するので、涙腺を刺激してくれました。
感動的なストーリー
「Deemo(ディーモ)」の大きな特徴として、ストーリー要素が存在します。
とある城の中で孤独な生活をしている主人公、Deemo。そんなある日、空から記憶喪失の少女が落ちてきます。
彼女は一体、誰なのか?
そんな感じでストーリーが挿入され、様々な曲を演奏する事でアニメーションムービーを通じて少しずつ真実が明らかになっていきますが、最後は感動的な展開でした。
リズムアクションとストーリーが上手く調和されていて、綺麗にまとまっています。
惜しいところ
全体的に地味
身もふたもない話ですが、ピアノをモチーフにしたリズムアクションゲームなので派手さに欠けます。
タイミング良くノーツをタッチしても爽快な音は鳴りませんし、背景や演出も簡素です。
リズムアクションゲームに派手さや爽快感を求めると、ちょっと違う感じのゲームに見えると思います。
緩いゲーム進行
ゲームの大きな目的として、木を伸ばしていくというものがあります。
木はピアノを弾く度に伸びて行き、演奏後の成績が良いほど伸びも良くなるんですが、好成績でクリアできるならどの曲を演奏しても良いので全体的に緩く感じました。
これだけ曲数が多いとどうしても好き・嫌い、得意・不得意が生まれてしまい、演奏する曲が偏ってしまうので、単調なゲーム進行になりやすく感じます。
また、木の成長もゆっくりなのも気になりました。エンディングを見るまでにかかる時間は意外と長く、何度も曲を演奏しなければなりません。
ゲーム進行が緩い故に思わぬ落とし穴があると思います。最後まで楽しむには少々コツが要ると思いました。
全体のまとめ
私でもこんなに上手く奏でられるなんて!?
本作を初めてプレイした時は、そんな感動が待ち受けていました。
良い曲も沢山収録されており、ストーリーも感動的なので、派手さやゲーム進行の緩さが気にならなければ高い満足感を味わえると思います。
ピアノ演奏とストーリーでダブルの感動を味わえるお買い得品!
こんな人には特におススメ。
・ピアノ好き。
・リズムアクションゲーム好き。
・ストーリーで感動したい人。
こんな人にはおススメできない。
・作業的なゲームプレイが苦手な人。
・爽快感を求める人。
Deemo(ディーモ)/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・約25時間
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ボタンを押す音ゲーは良くありますが、タッチは珍しく感じますね。シアトリズムはペンでタッチもありましたが、まさにピアノを弾いている様な感じは楽しいですね。ストーリーがあるっていうのも、個人的にはモチベーションを保ちやすいですし。スイッチ版の曲数は凄いですね!持ち運んでみんなで触ってみるのも楽しそうです。