2013年7月24日に3DS専用ダウンロードタイトルとして
配信された「マリオ&ドンキーコング ミニミニカーニバル」。
定期的に発売されるパズルゲーム「マリオ&ドンキーコング」シリーズの
関連作ですが、本記事でレビューしたいと思います。
毎回異なるパズルが楽しめる「マリオ&ドンキーコング」シリーズ。
今作ではレールを繋ぎ合せてミニマリオをゴールまで導くタイプのゲームとなっていました。
下画面には2Dの映像が、上画面では3Dポリゴンの映像が映し出されており、
プレイ中は主に下画面を見ながらレールをタッチ&スライドして行きます。
この構成は上画面が3D映像対応。下画面が
タッチスクリーン対応のニンテンドー3DSにマッチしており、
まずはゲームデザインに感心してしまいました(笑)
そんな3DS「マリオ&ドンキーコング ミニミニカーニバル」ですが、
実は用意されているルールが4種類あって、それぞれ異なる楽しさがあったりします。
ここからはそれぞれのパズルについて感想を書いて行きます。
ミニマリオパズルランド&ジャイアントジャングル
土管からランダムに出てくるレールを繋ぎ合せてミニマリオをゴールまで導くルール。
ランダムで出てくるためなかなか自分の思うようにレールを組めず、ミニマリオが
落っこちないかハラハラします。土管のピースが溢れてしまっても失敗になるので、
すばやくレールを正しい順番で設置しなければならないのもハラハラ感を加速してくれますね。
本作の代表的なルールだけあって、これが一番面白かった。
上級者向けのルールとして、「ジャイアントジャングル」という
「ミニマリオパズルランド」のマップをさらに広くしたものも存在。
こちらは長期戦になるので、いかに制限時間がアップする
アイテムを入手できるルートを作成できるのかがポイントとなっています。
BGMが「スーパードンキーコング」のコンゴジャングルなのは地味に嬉しかった。
ピーチラビリンス
あらかじめ用意されたレールを使ってミニピーチ(ミニマリオ)をゴールまで導くルール。
ランダム要素が無い分難易度は低めですが、ミニピーチの進行ルートを逆転させる
ギミックが絡んでくると意外と難しくなって来ます。とは言え制限時間に追われる事もなくって
自分のペースでプレイできるから、やっぱり他のルールと比べたら難易度は低めです。
BGMは「スーパーマリオ64」のピーチ城をアレンジしたもので、結構良い感じ。
マルチミニマーチ
複数のミニマリオをゴールまで導くルール。
あらかじめ設置された向きを切り替えられるレールの向きを変えたり、
何度でも設置できるタイプのレールを再利用する必要があり、とにかく忙しいルールです!
もう何度ミニマリオがレールから落っこちそうになった事か(笑)
各ステージには青、緑、赤といった3つのMコインが存在。
これをすべて獲得するとスターが貰え、一定枚数集めると
ミニゲームやトイコレクションがアンロックされます。
3つすべてを集めるのは結構難しく、ステージにくまなくレールを設置する
必要があるからより頭を使うし、制限時間との闘いがますます激しくなってくるんです。
ちょっと気になったのが、一部のステージでMコインを集めない限り簡単にクリア出来てしまう事。
酷い場合はレールを1つ設置するだけでクリア可能だったりするので、
Mコインを集めない限りアッサリと終わってしまうのはなんだかなぁと思いました。
本作には本編の他に4種類のミニゲームが収録されています。
どのミニゲームにも3種類、もしくは6種類のステージが用意されており、
手持ちのスターの数によってアンロックされています。ここからはそんなミニゲームの紹介。
ターゲットスマッシュ
下画面のパチンコを使って上画面の的に当てて行くミニゲーム。
これはどのミニゲームにも言える事ですが、ターゲットは手前と奥にあるので、
3D映像にすると距離感を掴みやすくて当てやすいですね。
シンプルな的当てゲームで普通に面白いです。
ミニプロペラヘイホーキャッチ
フックを飛ばしてミニプロペラヘイホーを捕まえるミニゲーム。
ウェーブ形式になっており、それぞれ目標スコアに到達するとクリア。
得点はヘイホーの色によって異なります。このミニゲームは下画面を
頻繁にタッチペンでクルクル回す必要があって面倒な印象が強く、あまり好きではありません。
キューブクラッシャー
下画面のパチンコでキューブを当てて行くミニゲーム。
上手く当たったら隣のキューブも壊れてくれるので、急所を探す必要があります。
3D映像との相性も良く、爽快感もあるので4種類あるミニゲームの中では一番面白かった!
巨大なキューブを破壊していくルールの他に、制限時間内に
ステージを順番にクリアしていくタイプのルールが存在するのも嬉しいです。
アップダウンテーブル
テーブルを上下に動かしてキラー大砲を避けて行くミニゲーム。
このミニゲームも下画面をタッチペンでクルクル回す必要があるものの、
そんなに激しく回さなくても良いし、スリルもあるので結構気に入っています。
本作では、自分でステージを作成する事も出来ます!
本編に登場するギミックは一通り設置出来ますし、
インターフェースも分かりやすく、すぐに使い方を覚えられるのが嬉しいですね。
ただ、「ミニマリオパズルランド」のステージしか作成できないのは残念。
作ったステージはインターネット上に公開する事も可能。
と言う事は逆に他のプレイヤーが作ったステージをダウンロードする事も
可能なんですが、現時点ではあまり良いステージが見当たりません。
どのステージも何もレールを設置しなくてもクリアできるものばっかりなんですよね。
ダウンロードが一瞬で完了するのは良いと思ったけど。
スターを集める事で手に入るトイコレクション。
これらは言ってしまえば3Dキャラクター図鑑のようなものですが、
タッチして汚れを取ったり、リアクションを楽しんだりと
ちょっとしたお遊び要素もあったりします。
ピーチ姫のスカートの中は・・・残念なことになっていましたw
4種類存在するパズルのルール(合計200ステージ以上)。
4種類のミニゲーム。ステージクリエイト&ダウンロード機能。コレクション要素と
1,200円のゲームにしては沢山の遊びが詰まっていて、値段分以上の価値はあると思います。
どのゲームも一定水準の面白さがありますし、ある程度プレイすると
各ルール、ミニゲームを好きな順番からプレイ可能になって自由度が高く、
これにストーリー要素が追加されたら2,800円くらいの
パッケージタイトルとして売り出しても良いレベル。毎回良く出来ている
「マリオ&ドンキーコング」シリーズですが、今回も期待を裏切らない出来です!
こんな人には特におススメ。
・パズルゲーム好き。
・隙間時間に遊びたいゲームを探している人。
こんな人にはおススメできない。
・一度に複数の事を考えられない人。
マリオ&ドンキーコング ミニミニカーニバル/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約9時間
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