アサシン クリード リベレーション/PS3 / Xbox 360 (Z指定)
2011年12月に発売されたPS3/Xbox 360「アサシン クリード リベレーション」を今回はレビューします。
PS3/Xbox 360「アサシン クリード リベレーション」は潜入アクションゲーム「アサシン クリード」シリーズの4作目となる作品です。
目次
良いところ
相変わらずの自由度
アサシン クリードシリーズと言えば自由度が高い事でも知られますが、今作もかなりの自由度を誇ります。以下、メインストーリー以外にやれる事を軽く紹介。
・スリなどランダムで発生するサブイベントを攻略する。
・秘密の場所(ダンジョン)を探索して宝を手に入れる。
・敵の塔を破壊する。
・ビューポイントを探す(周辺のマップが分かるようになります)。
・お金を払って店舗を復興する。
・街でアサシンの弟子を探す。
・アサシンの弟子にミッションを頼んで育てる。
・武器、防具、服装、アイテムなどをお店で購入する。
・フィールドに隠された数多くの書物、アニムスデータの破、イシャク・パシャの回顧録、宝箱を探す。
・いくつか用意されたギルドチャレンジを達成する。
・デズモンド編で一人称視点のパズルステージを攻略する。
・爆弾をカスタマイズする。赤文字が今作から加わった要素。
基本的には前作をベースにしているためあまり変わっていませんが、自由度は確実にシリーズ最高となっています。
本編を進めたくても、あまりにも多いサブ要素に夢中でついそっちばかりをやり込んでしまう・・・!敵の倒し方も相変わらず多彩で、本編の攻略法に自由度があるのも嬉しい。
バリエーション豊かなメインミッション
シリーズを重ねるごとにバリエーションが増している本編のミッション内容ですが、今作はさらにバリエーションが増えていました。
単に敵基地へ侵入してステルス攻撃をするだけではなく、乗り物に乗っての戦闘やパラシュート、爆弾など新アイテムを使っての暗殺、ダンジョンの探索、お使い、毒を使っての暗殺ミッション、タワーディフェンスゲームなど本当に色々あって、「似たようなミッションが多い」という過去作に感じた印象はほとんど無くなりましたね。
「アサシン クリード」=単調という印象はもう僕の中ではありません。
より移動が楽しくなった
フリーランアクションによって簡単に高い所に登れて気持ちの良いアクションが楽しめる「アサシン クリード」シリーズ。
今作では新たにフックブレードとパラシュートといったアイテムが追加されているんですが、いずれも移動が楽しくなる役割を果たしてくれました!
まず、フックブレードを使えばもたつくことなく高い建物に登れるからストレスが軽減され、ワイヤーに引っ掛けると高速で滑空できるようになります。これが遠くに移動する時便利で、何より気持ち良いんですよね。
パラシュートの方は落下時に使うとフワフワ飛んでくれてジャンプでは届かない高い塔から塔へ飛び移る時に便利だし、パラシュートを開いている時下に敵がいたら暗殺することだってできるので、こちらもアクションゲームとしての楽しさが増す存在となっています。
さらにパワーアップしたマルチプレイモード
前作に続いて本作には本編とは別にオンラインに接続する事で楽しめるマルチプレイモードが収録されています。
基本的な目的は前作と同じく他のプレイヤーをこっそりと暗殺してスコアを稼ぎ、合計ポイントを競う事ですが、今作からお金の概念や見た目のカスタマイズ、フラッグゲーム等ルールの追加、チュートリアル、新アクションの追加などが行われており、より奥が深く、取っ付きの良い内容になっていました。
まだ少し地味な点は否めませんが、こっそりと暗殺するドキドキ感は「アサシン クリード」らしく、TPS/FPSのマルチプレイとはまた違った楽しさを感じられます。
FPSのマルチプレイに多いレベル制、アンロック制、スキル要素は引き続き採用しているので、今回もやり込みだしたら本編と同等かそれ以上に長く楽しめる事でしょう!
前作の良い所を引き継ぎ
・親切な作りのチュートリアル。
・オープンワールドとは思えないハイクオリティなグラフィック。
・殺し屋になれる快感。
・日本語音声、英語音声の切り替えが可能。
・説明書よりも詳しい電子マニュアルを収録。
前作をベースにしているだけあって、前作で良かった点の多くは今作でも踏襲していました。地味に嬉しかったのが、キャラクターの顔の粗さがさらに改善された事。
「~II」の頃はアップになったら粗さが際立っていましたが、今作ではそれをほとんど感じないレベルまで改善されており、イベントシーンを見ても違和感が無くなって来ました。
充実し過ぎているチュートリアルとデータベースも相変わらず。内容が複雑なだけあって、海外ゲームの中でもかなり親切な部類のゲームだと思います。
惜しいところ
ストーリーがイマイチ
元々「アサシン クリード」シリーズは難解な言葉が続出して、過去と未来を行き来するストーリー構成から分かり難い部分は多いのですが、今作はそれに加えてストーリーの引き立て役が少ないので盛り上がりに欠けて、最後までイマイチな印象はぬぐえませんでした。
ラストも気が付いたら終わっていたと言う感じで、「?」です。「~II」「~ブラザーフッド」と続けて活躍したエツィオの最終章。1作目の主人公だったアルタイルが復活など見所はあるんですけどね。実際には盛り上がりに欠けるストーリー展開となっています。
あまり進化していない
「~I」から「~II」への進化は目覚ましい物でした。
「~II」から「~ブラザーフッド」への進化も、それなりにあった。でも、今回は過去作と比べて進化の幅が狭く、バージョン1.2程度にしか感じられませんでした。
前作から1年でこの内容は十分に凄いのですが、やはりマンネリを感じてしまう・・・。
シリーズの悪い点も相変わらず
・癖のある操作性。
・ゴリ押し可能な戦闘。
前作をベースにしていると言う事で、前作で気になった点もほとんどそのままでした。ロード時間はオープンワールドゲームなので仕方が無い所はありますが、癖のある操作性はまだ改善の余地があります。
全体のまとめ
残念ながら本編は前作からスケールやストーリー、ボリュームがパワーダウンしており、マンネリ化していましたが、マルチプレイを含めたボリュームは相変わらずで、これを前作から1年で出せたのは大した物です。
シリーズの中では特別優れた作品ではありませんが、安定した面白さはありました。
こんな人には特におススメ。
・シリーズのファン。
・アクションゲーム好き。
こんな人にはおススメできない。
・新鮮味を求める人。
・アクションゲーム初心者。
アサシン クリード リベレーション/お気に入り度【75/100%】
プレイした時間・・・約15時間
※当ブログでこれまでにレビューしたタイトルの一覧はこちら をご覧下さい。
ポータルみたいなパズルが苦痛だった
いつもトロフィーコンプを目指していたけど、
これは無理だったな
>DEMUさん
あれは微妙でしたね^^;
アサシンクリードでこんなステージが!?
と最初は思いましたが・・・。
なんかあっさり終わった。確かに最後に[え?]ってなった。でも進化してるとこは嬉しかった。
このシリーズって最後はアッサリで「え?」ってなることが多いですねw