サルゲッチュ/PS / PSP
どうも!KENT(@kentworld2)です!
今回は1999年6月に発売されたPS「サルゲッチュ」のレビューをしていきます。
本作はN64「スーパーマリオ64」のような箱庭探索型の3Dアクションゲームですが、サルの捕獲に主眼を置くことで差別化を図っていました!
N64「スーパーマリオ64」ではパワースターを集めていくのが主な目的だった一方、PS「サルゲッチュ」ではヘルメットを被った多数のサルを捕まえることが主な目的となっています。
パワースターとサルの大きな違い。
それは、逃げる意志があるかないかです。
本作の場合、相手がサルなので近づいたら逃げる逃げるw
基本はN64「スーパーマリオ64」ライクな箱庭探索型の3Dアクションゲームですが、集める対象の性質が変わったことで見事に差別化を図っています。
そんなPS「サルゲッチュ」の良いと思った点からまずは書いていきましょう!
※2005年3月にはリメイク版のPSP「サルゲッチュP!」が発売。
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- 箱庭マップでサルを捕まえていく3Dアクションゲーム。
- サルは見えている場所に居るとは限らないので捜索をしないといけない。
- ジャンプアクションを駆使したアスレチックエリアも存在。
初リリース日 | 1999年6月24日 |
対応ハード | PS |
ジャンル | 3Dアクション |
推定クリア時間 | 12~18時間 |
売上 | 初週7.1万本/累計29.4万本 |
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント(現ソニー・インタラクティブエンタテインメント) |
目次
良いところ
自由度が高い
箱庭探索型の3Dアクションゲームと言えば自由度の高さ!
今回レビューするPS「サルゲッチュ」でも自由度が比較的高く、広場のようなフィールド内で複数のサルを好きな順番で捕まえることが出来ます。
しかも用意されているフィールドは1つだけではありません。
ゲームを進めていくと複数のフィールドを探索できるようになり、以前訪れたフィールドに戻って探索することだって出来ます。
今日はどこのフィールドを探索しようかな?
この感覚は箱庭探索型の3Dアクションゲームそのものなのでプレイしている時はワクワクしたものです。
そんなワクワク感を強調させるのが、一筋縄ではいかないサルの捜索。
サルは見えているところに居るとは限りません。
落とし穴に落ちた先など通常では見えないところに隠れている場合もあるので捜索も重要になってくるんです。
さらに各ステージには収集アイテムのコインも隠されています。
コインをすべて集めようと思ったらさらに探索性が増すので、より箱庭探索型3Dアクションゲームらしくなりました。
2本のアナログスティックを使った斬新な操作
本作は世界初のDUAL SHOCK(デュアルショック)専用タイトルとして発売されました。
何故専用なのかというと、デュアルショックに搭載された2本のスティックをフル活用しているからです!
例えばサルを捕まえる時に使用する虫取り網を振る角度は右スティックを傾けた角度と連動しているんですよ。
一方、キャラクターの移動は左スティックで行います。
右スティックでアミを。左スティックでキャラクターを360度自由に動かす。
このような操作形式は3D空間でサルを捕まえるゲームとしては最適解に感じます。
さらに衝撃を受けたのが、メカヨンクという遠距離操作のラジコン型メカの操作形式。
なんと、主人公を左スティックで動かしながら右スティックでメカヨンクを操縦できるんです!
1999年に2体のキャラクターを同時に操作できる3Dアクションゲームを生み出すとは!?
さすが世界初のデュアルショック専用ソフト!世界初と謳っているのは伊達ではありません。
個性豊かなサル
我々人間からしたらサルはみんな同じような顔をしているように見えます。
そうなると複数のサルを描く場合、個々の違いを描くのが大変そうに見えますよね?
そういう意味で本作はサルの描き分けが秀逸でした!
例えばとんでもない場所に隠れていたり変な行動を取っていたりするんですよw
しかもそれぞれに名前が付いていてゲーム内の図鑑で特徴を確認することも出来ます。
このように本作はサルにキャラクター性を持たせているので、「クラッシュ・バンディクー」や「どこでもいっしょ」に続くSIEの看板キャラクターとなりました。
※サルの名前はピポサルと言います。
多彩なワールド
舞台となるフィールドはバラエティに富んでいます。
草原、海辺、遺跡、氷、現代、近代、遊園地。
このように次から次へとユニークなロケーションを探索できるので、お硬い雰囲気は全くしません。
特に遊園地ステージではアトラクション的な体験が出来たので楽しい気分になれました。
子供にも楽しんでもらうためリアリティを重視せず自由な発想で作る。
本作をプレイしているとそんな開発者の理念が伝わってきます。
3種類の本格ミニゲームを収録
フィールドに隠されているコイン。
一定数集めると3種類のミニゲームをプレイすることが出来ます。
ミニゲームなんて書いてしまいましたが、これが意外なくらい力が入っているんですよ!
以下、収録されているミニゲームの凄い点をまとめてみました。
- 専用のタイトル画面が用意されている。
- 複数のモードが用意されている。
- 対戦プレイができる。
- 複数のコースが収録されている。
どうでしょう?
ミニゲームとは思えないほど凝った作りになっていますよね?
ここまで凝っているとクリアに関係なくてもミニゲームのアンロックに必要なコインを集めたくなってしまいますw
惜しいところ
ムービーシーンのクオリティがイマイチ
1999年当時はプリレンダリングムービーの挿入が珍しくなくなっていました。
その一方で本作のイベントシーンはリアルタイムで作られているんですが、見栄えはかなり悪いです。
無理もありません。箱庭マップで使用しているキャラクターモデルをそのまま使っているうえにカメラがドアップになりますから。
ここまで見栄えが悪いといくらボイス付きでもキャラクターへ感情移入するのが難しくなってくるので、専用のハイモデルを用意するなどして上手くやってほしかった。
ストーリーは意外とシリアス路線で盛り上がるシーンもあるだけに勿体無い。
BGMが単調
ステージで流れるBGMの多くは短い曲のループで単調に感じました。
何度も繰り返し同じメロディが流れるので耳には残りやすいと思いますが、良い曲には感じません。
ステージによってはBGMが不快に感じてしまうこともあったので、もう少しBGMにも力を入れてほしかった。
カメラが操作しにくいのでTHREE SHOCKが欲しくなる
前述の通り本作では左スティックでキャラクターの移動を。右スティックでアミなどを操作します。
ではどのようにカメラを操作するのかというと、以下のように独特な形式なんですよ。
- 十字キー → カメラ操作。
- L1ボタン → キャラクターの背面にカメラ移動。
- L2ボタン → 一人称視点に切り替え。
このような操作形式は右スティックでのカメラ操作に慣れているとやりにくく感じます。
かと言って右スティックでアミを360度自由に振り回せる操作形式も捨てがたいので、いっそのことDUAL SHOCKならぬTHREE SHOCKを発売すれば良いと思いました!w
左スティックは移動用。中央スティックはアミ用。右スティックはアミ用。
こうすれば解決です☆
全体のまとめ
N64「スーパーマリオ64」のパワースターをサルに置き換える。
そういったインスピレーションを経て生まれたような作品で、この手のジャンルが好きな者としては楽しめました。
サルの捕獲以外にも様々な要素を盛り込み過ぎた故に未熟な部分も散見されますが、この手のジャンルが好きな人は手を出しても損はありません。
サルの捕獲に主眼を置くことで差別化を図ったマリオ64ライクな3Dアクション!
こんな人には特におススメ。
・箱庭アクション好き。
・探索好き。
こんな人にはおススメできない。
・3Dアクションが苦手な人。
サルゲッチュ/お気に入り度【75/100%】
プレイした時間・・・約15時間
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Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
サルゲッチュ、懐かしい〜(*^^*)
僕がPSPを買ったときに真っ先にリメイク版の「P!」を買いました!
「P!」ははじめて自分で買った「サルゲッチュ」シリーズでしたよ。
今、思えばわかるけどPSP版は実はあまり操作が最適化されてないというね…(^_^;)
スーマリ64DSのときも思いましたが、携帯機に移植するときってものによってはボタンが足りないですよねwww
「P!」をやってるときになんで操作性が悪いって叩かれているんだろうと思いましたが、後に「2」や「3」をやって、思い知らされました。さすがデュアルショックをアピールするために生まれたゲームなだけありますね。
ポリゴンの荒さはオリジナル版が特に顕著ですね(^_^;)あの当時なら立ち絵を挿入しても良かったのかもしれません。
確かに今は右側のアナログスティックはカメラ操作が標準的なのでその基準だと3つ目のスティックが欲しくなるかもしれませんねwww
サルゲッチュ本編は操作性が良くも悪くも独特です。
リメイク版はなかなかの問題作みたいですね。
冷静に考えてみるとPSPであの操作形式を再現するのは無理がありますw
PSVITAでもかなりやりにくいんじゃないかなぁ。
携帯機で3Dアクションゲームを再現するのってどうしても無理が生じてしまいます。そこまでしてでも売りたかったんでしょうけどねぇ。
確かにイベントシーンは立ち絵の挿入が無難かも。
3つのスティックを搭載するとコストが嵩みそうですが、本作では欲しくなりますw
当時遊びましたねぇ?
確かタケコプターみたいのアイテムの操作で、スティックをグリグリ回して、スティックがイカれた思い出が。(笑)
ミニゲームのスキーはハマりましたねぇ?
今の技術でリメイクすれば、ウケそうですけどねぇ。海外で売れそう?
あはは、スティックがイカれてしまいましたかぁ。それだけハマっていたのかな?
ミニゲームは息抜きに最適で本編そっちのけてプレイしてしまいますw
今の技術でリメイクしてほしいんですけどねぇ。なかなか難しいのかな?
うーむ、このポリゴンの荒らさはロックマンダッシュを彷彿とさせますね。
今の技術でリメイクすると、セキロのお猿さん並のクオリティのピポサルになるんでしょうか。なんかシュールでいいかもw
しかし、猿を虫取り網で捕獲するってアイデアを考えた人、凄い。
ロックマンダッシュのイベントシーンもなかなかキツイものがありましたが、あちらは表情のバリエーションが多彩で頑張っている感じがしましたw
よく考えたら虫取り網でサルを捕まえるのってシュールかもw
うわぁー!サルゲッチュやりたくなってきた―。
新しいガラメカが追加されたステージで、そのガラメカをフルに活用して攻略するステージ構成になっていたのが良かったんですよ!おかげで新しいガラメカが登場するたびにワクワクしましたね。
マリオと同じく明るい世界観の探索型3Dゲームですが、プレイ感覚は他のどのゲームとも違う唯一無二のものなんですよ。20周年、望み薄とはいえ新作に期待してしまいます。
おお!やりたくなってきましたか!
あのゲームって時々無性にやりたくなってきますよね。
新しいアイテムや能力が手に入ったら次のステージで活用出来るのは定番のレベルデザインですが、こういうのは好きです。
20周年に向けて様々な企画が動いているそうなので、せめてリマスターでも良いから出たら嬉しいですね。
シリーズ第1作。世界初のデュアルショック専用ソフト。
サルやステージのバリエーションが豊富で、200匹を超えるサルや、ステージのどこかにあるスペクターコイン、23種類のステージなどボリューム満点。
ピポサルが可愛く、サル一匹、一匹に固有の名前も付けられおり、それぞれのサルの説明文があり面白いです。
詳しく紹介をありがとうございます!こうして紹介文を読んでみるとワクワク感が半端ないですw