パックマン ミュージアム プラス/Switch / PS4
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
世の中には複数のゲームを収録したコレクションパッケージが発売されていますよね?
そういったパッケージはお得ではありますが、全てを遊び尽くすほどのモチベーションを保ちにくいのも事実です。
しかし、今回レビューする「パックマン ミュージアム プラス (PAC-MAN MUSEUM+)」はそういった問題点を解決しているので、すべてのゲームを遊び尽くしたくなりました。
「あのゲームが収録されていない!」とか、惜しい点もありますが、コレクションパッケージの新たな一歩を進んでいる印象です。
ここからはそんな「パックマン ミュージアム プラス」の良いと思った点から書いていきます。
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- 歴代の「パックマン」シリーズを14作品収録したコレクションパッケージ。
- ゲームセンターをカスタマイズできる。
- 収録タイトルをやり込むことでゲームセンターに新しい筐体やインテリアを設置できるようになる。
初リリース日 | 2022年5月26日 |
対応ハード | PS4/Xbox One/Switch |
ジャンル | アクション |
売上 | 初週0.3万本(Switch) |
推定クリア時間 | 40~50時間(全タイトルクリア) |
発売元 | バンダイナムコ |
目次
良いところ
通好みの収録タイトル
本作には以下の14タイトルが収録されています。
- パックマン (1980年)
- スーパー パックマン (1982年)
- パック&パル (1983年)
- パックランド (1984年)
- パックマニア (1987年)
- パックアタック (1994年)
- パックインタイム (1995年)
- パックマン アレンジメント アーケードver. (1996年)
- パックマン アレンジメント CS ver. (2005年)
- パックマン チャンピオンシップ エディション (2007年)
- パック モトス (2007年)
- パックンロール リミックス (2007年)
- パックマン バトルロイヤル (2011年)
- パックマン256 (2015年)
※赤文字はミュージアムプラス(今作)で追加収録されたタイトル。
初代「パックマン」はもちろん、21世紀に発売されたタイトルもいくつか収録されていて、バラエティ豊かなラインナップとなっています。
個人的に「おぉ!」と思ったのが、SFC「パックインタイム」を収録していることです。
このゲームは「パックマン」を題材にした探索型の2Dアクションで、子供の頃にハマっていたんですよね。
しかし、何故か今まで移植されてこなかったので、実機でしか遊ぶ機会がありませんでした。
そんなタイトルが満を持して収録されたので、個人的にはこれだけで価値を感じています。
他にも
- 落ち物パズルのSFC版「パックアタック(日本未発売)」
- 体当たりで敵を落としていく「パック モトス」
- パックマンをコロコロ転がしてドットを集めていく「パックンロール リミックス」
- パックマンをローグライクゲーム化した「パックマン256」
など追加収録されたタイトルの多くは意欲的な内容で、多様性を感じます。
「パックマン」と言えば初代のイメージが強すぎて日本ではそれ以降の展開があまり知られていませんが、本作をプレイすることで歴史の片鱗を垣間見ることができました。
初代で培われた「迷路の中でドットを集める」という遊びをベースにどう面白くするのか?
上手くできているタイトルもあればできていないタイトルもあって玉石混交に感じますが、それもまたコレクションパッケージの醍醐味です。
ちなみに収録タイトルをプレイ中の画面はこんな感じになっています。
各タイトルごとに専用のフレームが用意されているほか、一部のタイトルには中断セーブ機能が搭載されているので、好きな時にやめられるのが良いと思いました。
まあ、最近のコレクションパッケージはこのくらい当たり前だと思いますし、巻き戻し機能は搭載されていないので、人によってはもっと機能を拡張してほしいと感じそうですが。
ゲームセンターをカスタマイズできる
本作の新要素で特筆したいのが、ゲームセンターをカスタマイズできることです。
ゲームを始めるとゲームセンター内を移動できるようになります。
ここではプレイしたいゲームを選択することになるんですが、筐体の位置を変更したり、いろんなインテリアを設置できたりして、自分だけのゲームセンターを作れるんですよね。
設置できる筐体やオブジェクトは収録タイトルをやり込むことで増えていくので、上手く絡めていると思いました。
正直なところ、ナムコ系のコレクションパッケージは過去に何作も発売されているので、
という印象もなくはありませんが、ゲームセンターをカスタマイズできる新要素によって収録タイトルをやり込む動機付けを生み出しているので、過去作とは一線を画していると思いましたね。
余談ですが、昔の「どうぶつの森」では部屋にファミコンを設置することができました。
ファミコンは複数の種類が存在して、触れると実際に遊ぶことができたので、本作のカスタマイズ要素は「どうぶつの森」がインスピレーションになったのでしょうか?
マス目状の中にインテリアを設置したり、90度単位で向きを変更できる点も共通しているので、尚更そう感じます。
やり込み好きに嬉しい要素
収録タイトルにはミッションが用意されているので、やり込みの動機付けを生み出していると思いました。
例えば「パックマン」で10,000点以上を達成するミッションが用意されているとか。
各ミッションを達成すると
- 設置すると実際に遊べる「筐体」
- 雰囲気を引き立ててくれる「インテリア」
- 背景を変更できる「壁紙」
- ゲームセンター内で流せる「BGM」
が貰えます。
筐体の場合、種類が少ないのでダブってしまいますが、色を変更することもできるので、同じ筐体が手に入っても一列に並べるのが面白いと思いましたね。
やり込みの動機付けとしては、コインを集めるというものもあります。
コインは収録タイトルをやり込みことで蓄積。
ガシャポンに挑んだり、自販機で入手済のアイテム(ランダムで決定)を購入できるようになります。
う~ん・・・ますます「どうぶつの森」っぽいですねw
惜しいところ
完璧なコレクションパッケージではない
コレクションパッケージあるあるですが、プレイしていると「あれも収録されていたらなぁ」と感じてしまうことがあります。
代表的なのが「ミズ・パックマン」でしょうか。
このゲームは初代「パックマン」のバージョン違いで、演出が変更されているほか、ワープトンネルが2セットになったりしてフィールドが変化しています。
そんな「ミズ・パックマン」ですが、権利関係が複雑のようで、本作には収録されていません。
無印版「パックマン ミュージアム」では追加コンテンツとして配信されたので、同じような展開になったら良いんですけどねぇ。
あとは「パックマンワールド 20thアニバーサリー」が収録されていないのも惜しく感じます。
このゲームは1999年にプレイステーションで発売された3Dアクションなんですが、初週に3.0万本を販売するなど、国内では割と売れた部類に入るタイトルなんですよね。
まあ、2022年8月25日にリメイク版が発売されるので、そちらとの兼ね合いがあったのかもしれませんが。
個人的にはSFC「ハロー!パックマン」が収録されていたら良いなと思いました。
このゲームは勝手に動くパックマンを誘導して事件を解決していくアドベンチャー形式の内容で、「ワンダープロジェクトJ」のように意欲的なシステムを採用していたんですよね。
ゲームセンター内では「ミズ・パックマン」を遊ぶことができたので、収録できなかったのでしょうか?
子供の頃は「パックインタイム」とセットで楽しんでいたので、また遊びたいんですけどねぇ。
注意点
最初から全てのゲームを遊べる訳ではない
収録タイトルの一部はミッションをクリアしないと解禁されません。
条件としては特定のタイトルを2回遊ぶという簡単なものですが、最初から全てのゲームを遊びたい人は注意が必要です。
こういったコレクションパッケージのアンロック要素はさじ加減が難しいですね・・・。
パックマン ミュージアム プラスのレビューまとめ
ゲームセンターをカスタマイズしながら色んな「パックマン」を遊べるお得なパッケージ。
過去に何度も移植されてきたタイトルが目立ってはいますが、こんなにも中身が詰まったゲームが3,000円弱で買えるのはお得です。
「『パックマン』のことは知っているけど、初代しか知らない」
なんて人も多いとは思いますが、本作に触れてみると思わぬ名作に出会えるかも!?
初めての方には「パックマン チャンピオンシップ エディション」「パックマン 256」辺りがおすすめです!
シリーズ14作に魅力的な新要素を加えたお買い得パッケージ!
こんな人には特におススメ。
・パックマン好き。
・ゲームセンター好き。
こんな人にはおススメできない。
・パックマンに興味ない人。
・アーケードスタイルのゲームが苦手な人。
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