1997年12月に発売されたPS「クラッシュ・バンディクー2 コルテックスの逆襲!」を今回はレビューします。
PS「クラッシュ・バンディクー2 コルテックスの逆襲!」はバンディクーのクラッシュが活躍する奥スクロールアクションゲームの2作目です。
目次
良いところ
奥と横を行き来する斬新なステージ構成
奥と横を行き来する当時としては斬新なステージ構成は今作も健在でした!
ステージやアクションのバリエーションは前作から順当にアップ。様々なロケーションやアクションを楽しめます。
それでいて前作で不評だったセーブシステムは廃止され、ワープルームにていつでも可能になり、ダイヤのやりこみもノーミスクリアの必要がなくなったので、より万人向けの作りになったと思いました。
意外と歯ごたえのある難易度
前作ほどではないものの、本作はかわいい見た目とは裏腹に意外と難易度が高いです。
ゲーム初心者にはちょっと辛いだろうけど、「スーパードンキーコング」や「ロックマン」と同じくこの難しさがゲームの面白さと直結していると思います。苦労してゴールにたどり着いた時の達成感は計り知れないものです。
計算されたステージ構成
ステージ構成は前作以上に洗練されていると思いました。
スライディング、ヘッドアタック、何回も叩かないと壊れない木箱etc…
一見あまり役に立たなさそうなアクション・アイテムも実は意外と役に立ったりしてアクションゲームとしての完成度は高く感じます。
やり込み要素
本作は基本的にステージの途中で手に入る「パワーストーン」を25枚すべて集めればエンディングを見ることが出来ます。
ただ、真のエンディングを見るには「パワーストーン」の他に「クリスタル」が必要になるんです。
「クリスタル」を手に入れる条件は様々で、ステージにある木箱をすべて壊したり、取扱説明書に書かれている条件を満たさないと手に入りません。
どの条件も難しいものばかりなので、コンプリートはアクションゲームに慣れている方でも苦労すると思います。
惜しいところ
全体的に演出が味気ない
演出面は前作同様、味気なく感じました。
まず、スピンアタックで敵を吹き飛ばせるのは良いんですが、味気ない吹っ飛び方で爽快感がありません。
ステージをクリアした後にはクラッシュがダンスを見せてくれますが、BGMが変わらないので味気なく感じてしまいました。こういう時に「クラッシュ万事休す」を歌ってくれたら最高だったんですが。
基本部分のアクションが良く出来ているだけに演出面の地味さが惜しいです。
余談ですが、エンディングの最中に流れる隠しコマンドをゲームスタート時に入力する事で「クラッシュ万事休す」のPVを視聴することができます。このような演出は容量に余裕のあるCD-ROM機ならではですね。
もう一歩な操作性
操作性は前作に続いて良いとは言えませんでした。
例えば斜めジャンプのやりにくさ。本作は視点が固定なので操作キャラの背面にカメラを持っていくことができないので、斜めジャンプをしないと先に進めないことがあるんです。
前作とは違って移動時の操作でアナログスティックでも操作可能になったので、そちらを使用すれば少しはマシになりましたが。
全体のまとめ
操作性の悪さや地味な悪い演出など惜しい点もありますが全体的には良質なアクションゲームです。
さすが一時期ミリオンヒットを連発したシリーズだけの事はあります。今でも色褪せない良さがあるので、興味がある方はぜひ、やってみましょう!ややマイルドになって良作に進化!
こんな人には特におススメ。
・アクションゲーム好き。
・死んで覚えるゲームが好きな人。
こんな人にはおススメできない。
・演出を重視する人。
クラッシュ・バンディクー2 コルテックスの逆襲!/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・10時間
確かに2も操作性悪いけど、
そんなこと言ってたら、1はもっとムズイぜww
でもクラッシュは1が一番いい!っていう人と、
シリーズが続くに連れて良くなっていく(3まで)って人に
別れてるよねー。あとクラッシュレーシングもおもしろいよー♪