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【レビュー】マリオゴルフ ファミリーツアー [評価・感想] マリオらしさが仇となった問題作!

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マリオゴルフ ファミリーツアー/GC

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は2003年9月に発売されたGC「マリオゴルフ ファミリーツアー」のレビューをしていきます。

本作はマリオファミリーが活躍するゴルフゲームですが、ぼくにとっては悪名高き存在ですw

当時はN64「マリオゴルフ64」にハマっていたので、本作の発売をとても楽しみにしていました。

神ゲーだった前作からグラフィックが美しくなり、ボリュームも増加。

そんなゲーム、最高に決まっているじゃないですか。

しかし、蓋を開けてみたところ、前作と比べてストレスが溜まる作りとなっています。

確かに前作よりも便利なところもあるんですが、邪魔な障害物が増えたり、パッティングが難しくなっていたりと、理不尽な部分が増えているんですね。

問題点が多い関係で前作にあれほどハマっていた父も本作にハマることはなく、2ヶ月程度でやらなくなりました。

それどころか同時期に発売されたPS2「みんなのGOLF4」に乗り換えていたので、任天堂好きのぼくとしては悲しくなりましたね(泣)

ここからはそんなGC「マリオゴルフ ファミリーツアー」の良いと思った点から書いていきます。

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このゲームを3行で説明すると?
  • マリオファミリーが活躍するゴルフゲーム。
  • 前作からグラフィックが大幅に強化された。
  • 新たに「簡単ショット」が追加。
初リリース日 2003年9月5日
対応ハード GC
ジャンル スポーツ
売上 初週5.9万本/累計19万本
推定クリア時間 15~25時間
発売元 任天堂

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良いところ

進化したグラフィック

グラフィックのクオリティは前作から大幅に進化しています。

キャラクターのモデリングが滑らかになったのは言わずもがな。

背景の書き込みはより細かくなり、草は1本1本描かれるようになりました。

また、前作では2Dのスプライトだった木は3Dポリゴンで描かれるようになり、立体感が増しています。

個人的に凄いと思ったのが、水面の質感です。

眩しいくらい反射するうえに水の流れもリアルなので、思わず、手を入れたくなりましたw

総合してみるとゲームキューブソフトの中ではトップクラスのクオリティで、今、見ても色あせていません。

驚くことにロード時間はほとんど発生せず、フレームレートも高いので、任天堂とキャメロットの技術力に驚かされましたw

グラフィックやパフォーマンスに関しては変態級なので、そこにだけ目を向けたら100点をあげても良いくらいです。

駆け引きが増したショット

本作では2タイプのショットを打ち分けることができます。

1つは「テクニカルショット」。

こちらは従来のショットに相当するもので、

  • 1.ショットの開始
  • 2.飛距離の調整
  • 3.コントロールの調整

といった感じでボタンを3回押して飛距離やコントロールを調整していきます。

過去作と違うのが、コントロールの調整時にボタンを素早く押すことでバックスピンやトップスピンを掛けられることです。

例えばAボタンを素早く2回押すとトップスピンが掛かってボールが着地してから転がるまでの飛距離が長くなります。

つまり、ボールが地面に着地してからもある程度はコントロールできるようになったので、駆け引きが増しているんですね。

もう1つは「簡単ショット」。

こちらは新登場のショットで、

  • 1.ショットの開始
  • 2.飛距離の調整

といった感じでボタンを2回押すだけでショットを打つことができます。

ゴルフゲームの課題として、コントロールの調整が難しいというものがありました。

チャー、シュー、メンと3回目にボタンを押した時、ミートカーソルから外れてしまい、ボールが明後日の方向に飛んでしまう。

そういった事故が多発したので、特に初心者には厳しいものでした。

簡単ショットはそんな課題を見事にクリアしているので、ゴルフゲームの革命を起こしています。

(実際、本作の「簡単ショット」は後に発売されたシリーズ作はもちろん、他社の「みんなのGOLF」シリーズにも搭載されました)

もちろん、デメリットも存在して、「テクニカルショット」のようにトップスピンやバックスピンを掛けられませんし、真っ直ぐに飛ぶのかもランダムだったりします。

より正確なショットを打ちたい場合、「テクニカルショット」の方が有効なので、上手く棲み分けている印象です。

豊富なゲームモード

ゲームモードは前作よりも充実しています。

定番のストローク、マッチプレイ、トーナメント。

前作で好評だったリングショット、スピードゴルフ、クラブスロット。

さらにはコインショット、ミニゲームが追加され、条件を満たすと高難易度のスタートーナメントもプレイできるようになりました!

残念ながらパターゴルフはカットされましたが、総合的なボリュームは前作よりも多くなっています。

携帯機との連動機能も前作に続いて搭載。

別売りのGBAケーブルを使用することでGBA「マリオゴルフGBAツアー」で育てたキャラを連れていけます。

なので、携帯機では育成を。据え置き機では対戦を楽しむなんてこともできるんですね。

ただ、GBA版ではファイルを1個しか作れなかったので、前作のように複数のキャラを連れて行こうとする場合、ゲームソフトが2本以上必要です。

そこがハードルとなってしまい、前作のように父や弟と育てたキャラで対戦する機会には恵まれませんでした(泣)

気合い入り過ぎのムービー

ゲームを起動するとムービーが挿入されます。

ムービー自体は前作にも収録されていましたが、今作のは気合が凄い!w

映像はプリレンダリングによる美しいものとなっていますし、カメラアングルもダイナミックなので、まるで、映画を見ているかのよう。

尺も約3分と長く、ストーリーの展開も趣向を凝らしています。

どんなものなのかというと、ワリオとワルイージがゴルフ場で悪巧みをするというものです。

ワルイージと言えば「マリオゴルフ64」から初登場したキャラクターになるので、続編では彼にスポットを当てたくなったのでしょうか?w

なんにしても当時のマリオはメディアミックスに消極的だったので、本作に収録されているムービーは貴重です。

面白いので、マリオファンでしたら見て損はありません。

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個人的に合わない&気になったところ

出しゃばりなマリオ要素

今作はマリオ要素が強化されています。

マリオらしい演出が強化されたことはもちろん、終盤のコースにはギミックが追加。

ボールが入るとワープする土管、当たると爆発してボールが吹っ飛んでしまうボム兵など、現実のゴルフではありえないギミックが設置されています。

一見するとパーティゲームっぽくなって楽しさが増しているように見えますが、個人的には邪魔に感じました。

というのもギミックの大半がプレイヤーを不利にさせるものだからです。

土管に関しては上手く使えばショートカットを決められますが、もし、目の前にボールが落ちてしまった場合、とんでもなく邪魔な障害物となります。

ゴルフにおける障害物は詰みにつながるものです。

1打でカップまで飛ばしたいのに障害物のせいでチマチマとショットを打ち続けないといけない。

そんな状況に出くわした時のフラストレーションは相当なものになるので、障害物が多い終盤のコースには鬼畜ってもんじゃありません。

パワーが弱いキャラでプレイした場合、パーすらも決めるのが困難になるので、バランス調整を放棄しているんじゃないかとさえ思えてきました。

本作のタイトルは「ファミリーツアー」ですが、終盤のコースは家族とプレイしない方が良いですw

カップまでなかなか飛ばすことができず、修羅場を迎えますw

パッティングの難しさ

パッティングの難易度は前作よりも上がっています。

大きな要因となっているのが、パワーゲージが通常よりも短く、ゲージの移動速度が速いことです。

そのためパワーの調整が難しくなっていて、特にカップまで残り1ヤードからのパッティングはボタンを素早く2回押さないと転がりすぎてしまいます。

また、前作よりも視認性が悪化しているので、カップまでの距離がわかりにくくなりました。

その結果、前作よりも難易度が上昇している印象で、ごくごく序盤のコースを除けば初心者お断りのゲームとなっています。

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マリオゴルフ ファミリーツアーのレビューまとめ

前作から正当進化していますが、ゲームバランスに関しては疑問に残る作品です。

せっかく「簡単ショット」を搭載して初心者にも優しくなったのに、意地悪な障害物を増やしたり、パッティングを難しくするとは・・・。

理不尽な印象が強いので、プレイしている時はイライラしましたw

頑張っているところは頑張っているので勿体ない作品です・・・。

できれば前作のように父や弟と一緒に遊べるコミュニケーションツールとして機能してほしかった・・・。

マリオらしさが仇となった問題作!

こんな人には特におススメ。
・ゴルフゲーム上級者。

こんな人にはおススメできない。
・短気な人。

お気に入り度【50/100%】

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  1. T より:

    初めまして。
    来週発売される3DS版を買う予定なんですけど、公式サイトを見た限りGC版同様マリオ要素が多めのようで正直心配です。
    64版のようにシンプルで落ち着いた雰囲気の方が好きなんですけどねえ…。

  2. ジャム より:

    なかなかに辛辣なレビューですね。
    キャメロットと言えばマリオテニスシリーズの開発元でもありましたっけ。
    どちらも64はかなりの名作でしたが、GCではマリオらしさを悪い方向に突き詰めた印象があったものです。
    どうも演出過剰気味というか、そのせいで良かった部分が改悪されていたりと空回りしていたような気も。
    マシンスペックが上がることがよい方向に働く訳ではないという典型例ですかね。

  3. kentworld より:

    >Tさん
    はじめましてー。3DS版も不安ですが、
    アイテムによる救済措置でなんとかなると思いたいです。
    マリオゴルフに関しては、
    前科があるのでギミック重視だと不安ではあります。

  4. kentworld より:

    >ジャムさん
    はい、キャメロットはマリオテニスも開発しています。
    このメーカーは2000年前後がピークで、
    ゲームキューブになってからはパッとしません。
    マリオらしさを出して間口を広めるのは良いんですが、
    蛇足である点も多くて、本末転倒なんですよね。

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