
シャンティ -海賊の呪い-/3DS
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2015年11月に発売された3DS「シャンティ-海賊の呪い-」のレビューをしていきます。
本作は7つの島に隠された数多くの謎を探す2Dアクションゲームですが、BGMが最高過ぎる良作です!
なんというか、本作をプレイしていると1990年代に熱かった2Dアクションゲームを思い出すんですよ。
それでいて思春期の少年には少し刺激的な描写も見受けられるので、見どころが多い作品だと思いました。
ここからはそんな3DS「シャンティ-海賊の呪い-」の良いと思った点からまずは書いていきます。
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- 7つの島を探索していく2Dアクションゲーム。
- シャンティのポニーテールを駆使したセクシーアクションが特徴。
- NPCからクエストを受注をしてストーリーを進めていく。
初リリース日 | 2015年11月19日 |
対応ハード | 3DS/Xbox One/PS4/Wii U/Switch |
ジャンル | 2Dアクション |
推定クリア時間 | 8~12時間 |
売上 | 初週0.3万本 |
発売元 | オーイズミ・アミュージオ |
目次
良いところ
日米のコラボによって生まれたキャラクターや世界観
「北米の会社が作ったゲームかぁ・・・」
北米のゲームはキャラクターデザインが地味なことが多いので、日本のゲームが好きな人は引け目を感じるかもしれません。
しかし、本作は北米のゲームとは思えないほどキャラクターが可愛いかったりします!
というのも本作のキャラクターデザインは日本人イラストレーターのKOUさんが担当しているからです。
パッと見はそこらの美少女ゲームっぽい感じなので、日本人からしても親近感を持てるようになっています。
特筆したいのが、主人公シャンティのセクシーさです。
何がセクシーなのかって胸ですよ!
なんと、3DS版では3D表示をONにすると胸が飛び出しますw
ゲーム中盤にはひょんなことから肌色だらけの超セクシーな衣装になるので、少年には刺激が強すぎるんじゃないかと思いましたw
個人的にツボだったのが、攻撃技です。
普通はパンチやキックで敵を倒すものですが、シャンティの場合、ポニーテールの先っちょをツンツンさせる感じなんですよ。
そんなにツンツンさせるとお尻の穴に入れてもらいたくなります←
癖になるアラビアテイストのBGM
本作のBGMは1990年代のメロディアスなテイストとなっています。
個人的に1990年代のゲーム音楽が好きなのでツボにハマりました!
今作ならではなのが、「1990年代」「東南アジア」といった2つの要素を取り入れていることです。
そのため爽快感や脱力感が生まれており、妙な中毒性があります。
個人的にこの組み合わせが最高に気に入りました!
どのくらい好みなのかというと、ゲームのBGMを聴くためだけに各ステージに行ってしまうくらい。
そんなことをしたのは15年ぶりになるので、自分でも驚きました。
好きなBGMは「地下道」「サリヴァ島」「灼熱島」辺りです。
あまりにも好きなのでサウンドトラックを購入してヘビーローテーションしています。
↑こちらはぼくが愛用するiPod shuffleの再生回数ランキング。
「灼熱島」が448回で1位。「地下道」が354回で2位と本作の曲が上位を独占しています。
ぼくの場合、J-POPも含めて幅広く聴くのでこの順位は凄いことなんですよ。
定期的に運動中のBGMとして使用していますが、「地下道」「サリヴァ島」「灼熱島」辺りは聴いていると元気が出てきます♪
本作のサウンドトラックはこちら のサイトで投げ銭式で配信されているので良かったらどうぞ♪
※ちなみに本作をBGMを手掛けているのはJake Kaufman(ジェイク・カウフマン)というアメリカ人です。
探索が面白い
肝心のゲーム内容ですが、探索重視の2Dアクションゲームとなっています!
舞台となるのは7つの島。
ゲームをクリアするにはそれぞれの島へ順番に訪れて謎を解いていく必要があります。
特徴的なのが、メトロイドヴァニア式を採用していることです。
ステージクリア型の2Dアクションゲームは基本的に左から右へ進んでいきますよね?
本作の場合、左から右へ進むというよりは「アリの巣」のような入り組んだマップの中をあちこち行き来して謎を解いていく形になっています。
そのため単に敵を倒したりアスレチックをこなすだけではなく隠された道を探す必要があるので、探索好きには溜まりません!
徐々に広がっていく行動範囲
メトロイドヴァニアと言えば徐々に広がっていく行動範囲!
新アクションを覚えることで今まで行けなかった場所へ行けるようになり、そこで主人公の成長を感じられるようになるのがお作法としてあります。
本作でもその辺は踏襲しているので、徐々に行動範囲が広がっていく楽しさを感じました!
例えば主人公のシャンティは初期状態だとジャンプとツンツン攻撃しかできません。
しかし、ゲームを進めていくことで多段ジャンプやダッシュ、滑空、遠距離攻撃などを覚えていき、あらゆる場所へ行けるようになります。
今は行けないところでも時間が経ってから訪れると行けるようになっているかも!?
ゲームの奥を深めるアドベンチャー要素
実は本作、アドベンチャーゲームの要素も強かったりします。
アドベンチャー要素と言っても色々ありますが、例えばNPCと会話できるようになっているんですよ。
それも1人や2人ではなく、何十人と会話することができるうえ、クエストを受注することもできます。
メトロイドヴァニアと言えば淡々と探索をしていくイメージが強いので、独自の色を出している印象です。
クエストの主な内容はアイテムの物々交換。
その多くはクリア必須になるので、
島を探索してアイテムを入手→NPCに渡す
という流れを生み出しています。
体力や攻撃力の上限は探索してアイテムを集めることで増えていきますし、この辺りの仕組みはメトロイドヴァニアというよりは「ゼルダの伝説」シリーズっぽく感じました。
個人的には「ゼルダの伝説」も好きなので、プレイしている時は「あ!ゼルダみたい!」って感じでワクワクしましたね。
惜しいところ
お使い感がある
前述の通り本作は指定されたアイテムをNPCに渡すことでストーリーが進んでいきます。
が、物語の進行上、クリアした島にも何度か訪れる必要があって面倒に感じることがありました。
前回訪れた島でも移動能力の強化によって少しは楽に進められますが、それでもお使い感があります。
2Dアクションゲームは平面的な移動しかできず、3Dゲームと比べてアドリブがしにくいので余計にそんな印象が強く残りました。
あと、NPCと言えば重要なヒントを1度しか聞けないのは2015年発売のゲームにしては不便に感じます。
テキストを流し読みしていたら次にどこへ行けば良いのか迷ってしまうので気を付けましょう!
ユーザーインターフェースに問題あり
3DS版のユーザーインターフェースは改善の余地があります。
特に強く感じたのがアイテム使用時。
本作の下画面には全体マップやアイテム一覧を表示することができるんですが、アイテムの使用はタッチスクリーンに2回触れる必要があります。
2回タッチする必要があるのは誤作動防止のためだと思いますが、もどかしさを感じました。
というのも本作はボタン操作メインのゲームだからです。
何故、そんなゲームで感圧式タッチパネルを2回もタッチしないとアイテムを使えないのかw
素直に「ポーズボタンを押してゲームを止める→アイテムを選択&使用」というクラシックな仕様にしてほしかった。
シャンティ-海賊の呪い-のレビューまとめ
良い意味で1990年代を思わせる良質な探索型2Dアクションゲーム。
少々面倒でユーザーインターフェースに難アリですが、探索の楽しさや熱いBGMがそれを補ってくれたので楽しめました。
特にBGMは近年のゲームでは最もツボにハマり、今でもたまに聴いています。
おかげで本作の印象がどんどん美化されてしまい、プレイしていた頃の苦い思い出が浄化されてしまいましたw
改めてBGMが持つ魔力を実感してしまいましたね。
日米コラボよって生まれたセクシーメトロイドヴァニア!
こんな人には特におススメ。
・探索型2Dアクションゲーム好き。
・1990年代のゲーム好き。
こんな人にはおススメできない。
・探索が苦手な人。
シャンティ-海賊の呪い-/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約8時間
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Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
コミカルなノリがなんとなく、N64の「ゆけゆけ!トラブルメーカーズ」を思い起こさせます。あれは名作だった……。こういうベタなゲームがちゃんと評価されるのはいいこと。PSの「快速天使」なんて、発売当時は2Dで横スクロールってだけで雑誌のレビューはボロカスだったから。でも今はちゃんと内容が評価されて、プレミアも付いてるわけで。