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こんなに偉大な人だった!?任天堂の山内元社長を名言集から振り返る

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

2013年9月19日に肺炎のためお亡くなりになられた任天堂の山内元社長。

今の家庭用ゲーム市場を立ち上げたといっても過言ではないほど偉大な方ですが、2002年に社長を引退し、岩田現社長にバトンタッチしたことから特に最近の若い方に彼の話をしてもピンとこないのではないでしょうか?

そこで、今回は過去に山内元社長が発言した明言を取り上げてみたいと思います。

ユーザーは面白いソフトで遊びたいからゲーム機を仕方がなく買う

ユーザーは、ハードを買うんじゃないんですから。ユーザーはソフトを買うんですからね。ユーザーは面白いソフトで遊びたいということでソフトを買うんです。ところがコンピュータですから、ハードがないと遊べないんですね。仕方なくハードを買うんですよ。

山内元社長の発言の中でも、特に有名な名言の1つがこれ!

どんなに高性能なゲーム機でも、面白い、魅力的なソフトが無いとその人にとってはただの箱です。

これは今も昔も共通することだと思います。

ですから、ゲーム機の性能が高い=魅力的とは限らないんですよね。

もちろんゲーム機の性能が高いことが悪い訳では無くて、それを活かした魅力的なコンテンツが無いといけないということです。

最近は面白いタイトル=売れているタイトルという意味合いが強まってきているので、その辺は少し疑問に思っていたりしますが・・・。

ちなみにこの発言は、ファミコンブーム時(1986年前後)のものです。

ファミコンは任天堂にとっては初の家庭用ゲーム機になりますが、最初からソフト気質だったんですね。

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新製品に必要なのは非常識な発想

全くの新製品を作るためには、常識的な発想では人々を納得させることはできない。新製品に必要なのは、社会通念や習慣を変えるようなものでなければならない。そのためには非常識の発想が必要なんです。

みんながこうするから自分もそうするなんていうのは論外です。我が道を行くという考え方、そのためには、他人に煩わされないで、自分の時間を多く持つことが大切だ。人と同じことをやっていたのでは、同じ考えしか出てこないんです。

任天堂が独創的な会社であることを象徴するかのような発言。

山内元社長が他の人と同じことをするのでは意味が無いと思っていたからこそ、DSやWiiのような商品が生まれた訳ですね。

周りに流されず、自分の考えを貫く。

この頑固な考えは創作好きとしては物凄く共感します。

人間は1人1人違う考えを持っている訳ですから、その人ならではの特徴が欲しいですよね。

もちろん、何か参考になるものが無いといけませんので最初は模写から始まりますが・・・。

そこから自分流の道を探していき、独自の色が出来上がってきた頃から世に送り出せるような状況になるのが理想的だと思います。

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ゲーム業界の行き着く先を予言

ゲームソフトについては今後、売れるものと売れないものの差が歴然としてくる。毎年、多数のソフトが出回るが、ヒット作品の種類は減るだろう。ただ、売れ筋の製品の販売本数は落ち込むことはない。一番遊びたいと思うソフトは景気が悪くなっても懐が悪くなっても消費者は購入する。

この発言、いつ頃されたと思いますか?なんと30年前となる1992年のものなんですよ!

これはまさに今の家庭用ゲーム市場そのもので、見事な言い当てっぷりです。

なぜ売れ筋商品ばかりが売れるようになるのか疑問に思っていたこともあったんですが、一番遊びたい(人気)タイトルをみんな優先している訳ですね。

例えば「ゼルダの伝説」と「ファミコン探偵倶楽部」シリーズの最新作が棚に並んでいたら、多くのユーザーは前者を選択し、後者は金銭面の関係で泣く泣く購入するのを諦めるのでしょう。

最近だと「ポケットモンスター」シリーズや「モンスターハンター」シリーズを最優先するため、それ以外のタイトルは金銭や時間の関係で買う暇が無いよ~という人ばかりなんでしょうね・・・。

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強烈な他社批判

今度の3DOを見て、いかにもハード屋だなと痛切に思うんです。バーッとアドバルーンを打ち上げて、そしてソフト屋集まれと言うわけです。日本でもやりました。そして、いまソフト会社は100社申し込みが来た、これから続々参加すると言っているわけです。冗談じゃないよと言うんです。

いま世界でいったい何百社のソフト屋がゲームソフトづくりをやっているかと。そして、ソフトも1000か、2000か、3000か知りませんけれども、それだけたくさんの種類が出て、その中でいったい売れるソフトは何点なのか。

売れないソフトを作っている圧倒的多数のソフトメーカーが参加すると言って、それが100社になろうと、500社になろうと、それは何なのですか。そんなものは絶対にユーザーを説得できない。

1994年に発売されたゲーム機3DOの強烈な批判発言。

いくらタイトルが集まろうが、それが雑魚では意味が無いという旨の発言ですね。

3DOは見事なくらい売れなかったのでその通りなんですが、他社の批判をここまでズバッというのも凄いですねw

当時の3DOファンがこれを見たら、激怒することでしょう。

大容量ゲームは駄目。こんなことをしていたら世界中のメーカーがつぶれてしまうだろう。重厚長大なゲームは飽きられている。ゲームは常に新しい楽しさを開発し、ひたすら完成度を高めていくことが本質である。

それにもかかわらず、ソフトメーカーはIIだのIIIだの、VII、VIII、IXと出し続けている。クリエイター達は行き詰まり、質的転換を迫られている。欧米人がドラクエを楽しむのか?

楽しむ人がいても少数であり、所詮日本のマニア向けのゲームである。21世紀のソフトは世界で売れるソフト、支持されるソフトでなければならない。

日本だけで受けて、しかもVII、VIII、IXだと言っている会社は駄目である。このように、ゲーム業界は存亡の危機に陥っている。反論があるならいつでも受けて立つ。しかし誰も直接反論しには来ず、陰でものを言う。こうした体質も業界の危機を象徴している。

それ以外にも山内元社長は、他社の痛烈な批判を各地でしていました。

こちらは当時任天堂と絶縁状態だったスクウェアの批判。

当時の任天堂は「大容量批判」「物量作戦批判」を繰り返しており、目新しさや少数精鋭路線を貫き、世界にウケる作品を意識して作っていました。

山内元社長は物凄く考え方が頑固で、そのうえ他社批判も堂々とするため好き嫌いがハッキリ分かれるタイプだと思います。

でも、ぼく僕はこの社長の頑固さ、考え方がすべてとは言いませんが、凄く好きです。強面な見た目も含めてヤクザみたいだけどw

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たまには外れることも…

日本では『ファイナルファンタジー』というのは圧倒的にたくさんの数が売れるソフトのひとつです。

前作は240万本か250万本という実績がありますが、今回はオンラインに対応されたために、せっかくの『ファイナルファンタジー』が、まあ、まさにそのう、大変なマイナスの状況に立ち至っています。

ですから、単にスクウェアだけじゃなくって、日本のゲーム業界にとっても大きなマイナスであったと、考えています。

そんな山内元社長ですが、100%正しいことを言っていた訳ではありません。

たまには的外れになってしまったことも言っていました。

代表的なのが、「ファイナルファンタジーXI」に関する発言です。

確かに「ファイナルファンタジーXI」はオンライン専用になったことでハードルが上がってしまい、前作から大きく売上が落ちてしまいました。

しかし、オンラインゲームは月額料金で売上高を稼ぐ商売ですから、単純なパッケージタイトルの売上だけで成否を判断できません。

実際この「ファイナルファンタジーXI」は後にシリーズ最高の売上高を記録して、大成功を収めました。

そういう結果を見てしまうと、山内元社長が20年以上前に言っていたことは一概に正しいとは言えません。

他にも山内元社長は異種業に手を出し、何度も任天堂を倒産の危機にさらすなどの失敗もしていました。

ですので何もかもが正しい人と言う訳ではなく、完璧な人では無いんですね。

でも、カリスマ性を持った人であることは確かで、凄い人には変わりありません。

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山内溥名言集のまとめ

これらの発言を読んで薄々感じている人は多いと思いますが、山内元社長時代の任天堂は、いわゆるワンマン経営だったようです。

ですから、彼の考えが任天堂自身の考え方とも言えたんですよ。

それが岩田社長にバトンタッチしてからはだんだんと丸く、良く言えば時代に合わせた形となりました。

最近では公式ツイッターや動画サイトでの発表イベント、クラブニンテンドーという会員サービスなど、インターネットとの連携を強めています。

個人的にこの点は、良くもあり、悪くもあります。

インターネットとの連携を強めること自体は良いのですが、山内元社長時代ほどは独創性に欠けてきており、最近は続編ばかりが目立ってきていますから。

ダウンロードでは目新しいものも色々あるのですが、こういう時代だからこそパッケージタイトルで頑固職人らしい、周りに流されない変なタイトルをもっと出して当ててきてほしいのですよ。

今の岩田体制も嫌いではありませんが、やっぱり山内元社長時代の任天堂の方がぼくは好きです。

あの方が社長だったからこそN64はタイトル数の割にあれだけの名作が発売されたと思っていますし、考え方も芯が通っていて惚れました。

任天堂 山内語録(ホコタテブログ)

↑今回取り上げた名言集の大半は、こちらのサイトから引用しました。

今の任天堂を作り上げた偉大な方の名言集なので、「任天堂とはどんな会社なのか?」を知りたい方には最適なサイトです。

それにしても、今も彼が現役だったらどうなっていたことなのだろうか?

おそらくまとめサイトなどで彼の強烈な発言が毎日のように転載されていたことでしょう。

本当に惜しい人を無くしました。山内元社長のご冥福をお祈りいたします。

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  1. のろし より:

     すごく前の記事を読んで思ったことなのですが・・・かなり的を得ていると思います。
     最近のSwitchの盛り上がりの中にはインディーズゲームの隆盛があると思いますが、これこそ少数精鋭の職人気質による完成度の高いゲームが揃っているという何よりの証左なのかな、と思います。沢山の「ならでは」のギミックあふれるおもちゃが、Switchという小さなハードに集約している。そしてお手頃な値段で遊べるんですね。「LIMBO」や「INSIDE」、「スチームワールドディグ」といった作品をプレイしてきましたが、どれもインディーズならではの個性的な面白さや雰囲気を備えていました。

     もちろん、大容量のゲームもコストパフォーマンスはお見事です。ただ、いわゆる「大きければお得」みたいな感じでバンバン出されると、いかんせん食傷気味に陥るんですよね。先日「ペルソナ5」を購入して、このゲームも前述のインディーズのような独創的なデザインのゲームなんですが、40時間プレイしても後半の気配が全然しなくて、「ボリューム多いのはいいけど、ちょっと進んでなさすぎじゃない!?」と思ってしまいますもん(笑)
     でも、こういう大作も進めば進むほど奥が深くて、結末が楽しみなんですよね。ペルソナとかマリオとか、世の中色んなゲームがありますし、それぞれ本当に奥が深い・・・

     この先もずっと、発売されるゲームって増えていきますから、今後もたくさんプレイしたいです。というか、遊びたいゲームソフトが多すぎます。1日24時間、1年365日じゃ足りないくらいです(笑)

    • kentworld より:

      ありゃ、こんな古い記事にコメントありがとうございます!

      この記事はライブドア時代のもので無理やり持ってきたので改行がおかしくなっているけど、内容の方は今読んでも面白いなと我ながら思ってしまいましたw

      山内溥前社長の発言は鋭いですよねぇ・・・彼が口癖のように言っていた軽薄短小はまさにインディーズゲームのことだと思います。僕がインディーズゲーム好きになる理由も分かる気がするなw