3

くるくるくるりん/GBA
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2001年3月に発売されたGBA「くるくるくるりん」のレビューをしていきます。
本作をひと言で表すと、回転するイライラ棒でしょうか。
イライラ棒とは、コースフレームに棒を入れてスタートからゴールまで当たらないように導いていくゲームのことです。
コースフレームに少しでも当たったら失格になってしまうので、プレイしている時はこれ以上ないほどの緊張感を味わえます。
今回レビューするGBA「くるくるくるりん」はそんなイライラ棒に回転の要素を追加。棒が常に回転しているので、タイミングを見計らって進んでいかなくてはいけません。
見た目は可愛らしいゲームですが、終盤のステージはゲーマーでも唸るほど難しいので、ムキになって続けてしまいましたw
ここからはそんなGBA「くるくるくるりん」の良い点や惜しい点を語っていきます。
累計1,000記事突破!KENTがプレイしたゲームのレビュー記事一覧へ
- ステージクリア型のアクションゲーム。
- 回転する棒(ヘリリン)を壁に当たらないようゴールまで操作していく。
- 収集アイテムを入手することで棒の形状や色を変更できる。
初リリース日 | 2001年3月21日 |
対応ハード | GBA |
ジャンル | アクション |
売上 | 初週5.7万本/累計26.5万本 |
推定クリア時間 | 6~10時間 |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
回転を活かしたコース設計
「くるくるくるりん」と「イライラ棒」の最も異なる点。それは、棒が回転するかしないかです。
本作の場合は棒が常に回転するため、「電流イライラ棒」よりも慎重さが求められます。
各ステージはそんな回転する棒に合わせて作られているので、そこに違いを感じました。
例えば棒が時計回りに回転しているエリアでは時計回りをするかのようなカーブを描いているので、自然に進めることができます。
棒の回転方向はギミックのバネに触れることで変化。
時計回りの時に触れると反時計回りに。反時計回りの時に触れると時計回りに変化します。
複雑なカーブが存在するステージの場合、回転する方向を頻繁に変えて進めていかないといけないので、本家の「イライラ棒」よりもパズルアクション的な側面があると思いました。
ちなみに棒がなぜ回転するのかと言いますと、ヘリリンというヘリコプターのプロペラを頭上で見ているからですw
幅広い難易度設定
イライラ棒と言えばマゾゲーです。
本作もマゾゲーなところはありますが、序盤は手加減をしているので、初心者でも入りやすく感じます。
特に「れんしゅう」モードのステージは超簡単で、一直線に進むだけでゴールできてしまうくらい。
また、ライフ制を導入しており、1回くらい壁にあたってもミスにならず、チェックポイントに入ると回復します。
「イライラ棒」の場合、1回でも壁にあたったらゲームオーバーなのが基本ですから、それと比べたらだいぶ優しく感じました。
しかし、後半になると一変。細い道が増えてぶつかりやすくなるうえ、ステージの全長が長くなるので、ライフがあっても厳しくなります。
ステージによってはチェックポイントが3箇所も存在するほど長くなるので、1つクリアするだけでも大変です。
タイムアタックが熱い
各ステージをクリアするとタイムが計測されるので、同じステージでクリアタイムを競う楽しさもあったりします。
そんなタイムアタックのモチベーションを高めてくれるのが、「うさぎ先生」と「うさぎ名人」の記録です。
特に「うさぎ名人」の記録はちょっとやそっとじゃ破れないので、常に高速移動をするような感覚で進めていかないといけません。
突き詰めていくと壁に当たらないようノンストップで高速移動してスタートからゴールまで進んでいくことになるので、かなりストイックなゲームに変貌を遂げます。
テンポが良い
「よし!クリアした!次のステージに進むぞ!」
ゲームのテンポが非常に良いので、ついつい続けてしまう魅力があります。
最近のゲームって起動時やステージ選択時にロード時間が挟まるのが当たり前になっていますが、本作には全くと言っても良いくらいありませんからね。
これ、当たり前のようで当たり前ではないと思うんですよ。
「ちょうせん」モードでは短いステージを攻略していくことになりますが、全体のテンポが良いのと相まってつい連続でプレイしてしまいます。
収集要素などの付加価値
各ステージには様々な収集アイテムが隠されています。
入手することで棒(ヘリリン)のデザインや形を変えたりすることができるので、付加価値としては良いと思いました。
収集アイテムは取りにくいところに大抵は隠されているので、クリアするだけの場合は集める余裕がないんですけどねw
可愛い世界観
ストイックなゲーム内容とは対照的に、世界観は可愛らしい感じになっています。
色使いは女児のおもちゃみたいにメルヘンな感じで、登場キャラクターは鳥さんやウサギさんをモチーフにしています。
個人的には可愛すぎる気もしますが、間口を広げているのも確かで、小さい子にもおすすめしやすく感じました。
惜しいところ
もう少しステージにギミックが欲しい
本作には80種類以上のステージが収録されています。
しかし、ギミックの種類が少ないので、そこまでのバリエーションを感じられませんでした。
印象に残っているのは
- 回転する向きを変更できる「バネ」
- どこからか弾が飛んでくる「大砲」
- コース上をコロコロ転がる「鉄球」
- 定期的に道を塞いでくる「ピストン」
くらい。背景が多彩なのは良かったんですが、大砲のようなギミックをもう少し増やしてほしかった。
連続ミスが多い
棒が回転する仕様である関係上、壁に一度でもぶつかったら連続でミスをしてしまいがちです。
そのためゲームに慣れていない初心者がプレイするとライフ制の恩恵を受けにくいんじゃないかと思いました。
くるくるくるりんのレビューまとめ
まさに回転するイライラ棒といった感じのゲーム。
非常にシンプルな作りの作品ですが、その分とっつきは良く、気軽に楽しむことができます。ミニゲーム感覚でプレイできるので、大作ゲームの息抜きに良いかも!?
まあ、最後の方はストイック過ぎてイライラするかもしれませんがw
Switch ONLINE版は巻き戻し機能が。Wii Uバーチャルコンソール版はまるごとバックアップ機能が搭載されているので、今からプレイするならそちらの方がおすすめです。
こんな人には特におススメ。
・死んで覚えるゲームが好きな人。
・イライラ棒好き。
こんな人にはおススメできない。
・短気な人。
累計1,000記事突破!KENTがプレイしたゲームのレビュー記事一覧へ
Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
イライラ棒懐かしいですね。
この作品はしかも回転するんですか、かなり難易度は高そうw
死に覚えゲーは嫌いじゃないですけどね、やはり短気なのでw
イライラ棒って何気に凄い発想ですよね。
一見単純ですけどクリアする人はかなり少ないですからね。
イライラ棒が番組になるのも無理はなかったくらいに。
よく考えたらイライラ棒ってテレビ発なんですよね?
テレビ朝日はなんてものをwww