
くるくるくるりん/GBA
目次
良いところ
壁に当たらないようにする緊張感
このゲームのルールは非常にシンプル!回転する棒を壁に当たらないようにゴールまで操作する事です!壁に当たらないよう細い道を通って行く緊張感はあの「電流イライラ棒」そのもので、まさに針の穴に糸を通すかのような緊張感のあるゲームとして楽しむことができます。
最初の方はそこまで難しくありませんが、後半になって来ると細い道が続出して、さらにはステージの全長が長くなり、チェックポイントが3つもあったりするので、本当に「電流イライラ棒」のような楽しさがあると思いました。
回転を活かしたコース設計
本作と「電流イライラ棒」で最も異なる点。それは、棒が回転するかしないかです!本作の場合は常に棒が回転するため、「電流イライラ棒」よりも慎重さが求められます。それで面白いのが、各ステージの作りが棒の回転に合わせて作られているところ。
例えば棒が時計回りに回転しているエリアでは時計回りをするかのようなカーブで作られていて、逆に棒が反時計回りに回転しているエリアでは反時計回りをするかのようなカーブで作られているので、「よく計算して作られているんだな!」と思いました。
ちなみに棒が回転する向きはステージ上に設置されているバネに触れる事で変化するようになっているので、プレイヤーがカーブに合わせて回転する向きを変更する必要が出てくる場面もあります。
収集要素などの付加価値
各ステージには、様々な収集アイテムが隠されています。入手する事で棒のデザインや形を変えたりすることができるので、付加価値としては良いなと思いました。収集アイテムは大抵取りにくいところに隠されているので、クリアするだけの場合は集める余裕が無いと思いますが。
可愛い世界観
ストイックなゲーム内容とは対照的に、キャラクターはかなり可愛いです。登場キャラクターは低年齢層に向けたような鳥たちですからね。世界観もメルヘンで可愛く、この辺りは割と女性に向けて作られていると思いました。
テンポが良い
ゲームボーイアドバンスソフトと言う事でテンポは非常によく、ステージの切り替えやメニューからゲームスタートまでの待ち時間はほぼありません。「ちょうせん」モードでは短いステージを攻略していく事になりますが、全体のテンポの良さと相まってつい連続でプレイしてしまいがちです。
個人的に合わない&気になったところ
もう少しステージにギミックが欲しい
用意されているステージは80種類以上と、文句のない数です。しかし、ギミックは少なめの印象で、バネを使って棒が回転する向きを変更してばかりでした。もう少し大砲のようなギミックを増やしてほしかった。背景が多彩なのは良かったんですけどね。
パッケージタイトルにしてはシンプル
難易度はかなり高めの作品ですが、全体的にシンプル過ぎて、カジュアルゲームの印象です。ストーリーも非常に簡素なので気軽に楽しめますが、2001年のパッケージタイトルにしてはシンプルなのは否めません。やり込む事で10時間は遊べると思いますが、人によっては物足りなさを感じるかも。
全体のまとめ
まさに回転するイライラ棒と言った感じのゲーム。非常にシンプルな作りの作品ですが、その分とっつきは良く、気軽に楽しむことができると思います。大作ゲームの息抜きにおススメ。最後の方はストイック過ぎてイライラするかもしれませんがw
こんな人には特におススメ。
・死んで覚えるゲームが好きな人。
・イライラ棒好き。
こんな人にはおススメできない。
・短気な人。
くるくるくるりん/お気に入り度【60/100%】
プレイした時間・・・約5時間
※当ブログでこれまでにレビューしたタイトルの一覧はこちら をご覧下さい。
イライラ棒懐かしいですね。
この作品はしかも回転するんですか、かなり難易度は高そうw
死に覚えゲーは嫌いじゃないですけどね、やはり短気なのでw
イライラ棒って何気に凄い発想ですよね。
一見単純ですけどクリアする人はかなり少ないですからね。
イライラ棒が番組になるのも無理はなかったくらいに。
よく考えたらイライラ棒ってテレビ発なんですよね?
テレビ朝日はなんてものをwww