
メトロイドプライム/GC
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
「一人称視点のゲームが好きだったら絶対にやってほしい」
今回レビューするGC「メトロイドプライム」はそう口に出したくなるほど素晴らしいゲームです。
一人称視点のゲームに慣れていないと早々に挫折しそうなゲームなんですが、その壁を乗り越えたら途端に面白くなってきます。
それこそ、夜通しでプレイしたくなるくらい。
ゲームキューブには数多く名作が発売されていますが、本作もその1つだと思っています。
一体、何がそんなに良いのでしょうか?
ここからはGC「メトロイドプライム」の魅力を語っていきます。
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- 一人称視点で展開される探索型の3Dシューティングゲーム。
- バイザーを切り替えることで目には見えない情報を収集できる。
- パワーアップアイテムを集めることで今まで行けなかった場所にも行けるようになる。
初リリース日 | 2003年2月28日 |
対応ハード | GC |
ジャンル | FPSアドベンチャー |
売上 | 初週4.0万本/累計7.8万本 |
推定クリア時間 | 20~30時間 |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
一人称視点を活かした要素の数々
今作は一人称視点で展開されます。
従来の「メトロイド」は横スクロール型のゲームだったので、最初は「なんで一人称視点にしたんだよ!?」って思いましたが、実際にプレイしてみると印象が一変。
一人称視点にしたのは大正解と思えるくらい「メトロイド」のゲーム性とマッチしています。
ぼくがそう感じた最大の要因が、バイザーシステムの存在です。
今作はサムスの視点でプレイすることになるので、バイザー越しから見た映像が映し出されます。
通常時は体力や使用している武器、マップなどが映し出されるだけなんですが、バイザーを切り替えることで目には見えない情報を入手できます。
敵の弱点とか、秘密のスイッチとか。攻略に欠かせない情報が手に入ることもあるので、状況に応じて切り替えないといけません。
例えばスキャンバイザーに切り替えるとあらゆるものをスキャンできるようになります。
多くは情報を入手できるだけなんですが、システムのスイッチオンやロックの解除にも使用できるので、他のゲームで言う鍵の役割も果たします。
このようなシステムは主観視点で展開されるゲームならではで、とんでもない新要素を盛り込んできたと思いました。
従来の「メトロイド」は2Dの横スクロールアクションだったので、バイザーを切り替えていくシステムとは無縁でしたからね。
行動範囲を徐々に広げていく楽しさ
「メトロイド」と言えばパワーアップアイテムを集めて行動範囲を徐々に広げていくことに面白さを感じるゲームです。
最初は壊せなかった壁でもパワーアップアイテムを集めることで壊せるようになって未知のエリアへ進めるようになる。
そこに快感があるからこそ遊び続けてしまうんですが、今作もその点はバッチリ踏襲しています。
ミサイルを使えるようになったら頑丈な扉を壊せるようになり、モーフボールを使えるようになったら細い道でも通れるようになり・・・
こんな感じでパワーアップアイテムを集める毎に今まで行けなかった場所にも行けるようになります。
憎いことに各エリアは正規ルートの他に現段階では進めないルートも設けてプレイヤーを足止めさせてくるので、
なんて展開に陥りやすく、夢中にさせてくれます。
この点は過去作にも言えることですが、今作は主観視点によって臨場感があるので、より没頭できるように感じました。
ミサイルタンク集めが楽しい
各地に隠されているミサイルタンク。
入手することでミサイルの装填可能数が増えるので積極的に集めたくなるんですが、集める過程も楽しかったりします。
何故かと言いますと、ミサイルタンクから音が鳴り響くからです。
この音は探索のヒントになっていまして、かすかに聞こえたらミサイルタンクが近くに設置されている証拠でもあるので、どこに隠されているのか想像しながら探すのが楽しいんですよね。
「ゼルダの伝説 時のオカリナ」で例えると「黄金のスタルチュラ」みたいな感じでしょうか。
音だけは聞こえているのに姿が確認できない時は意外なところに隠されていたりするので、発見した時は「こんな隠し方があったのか!?」と驚きました。
一人称視点のゲームである関係上、探索の難易度は上がっていますが、耳を澄ましてみると思わぬヒントが転がっているかも!?
探索をすることで見えてくる世界観
本作にはムービーシーンはほとんど用意されていません。
キャラクターの会話シーンも全くと言って良いほどないので、淡々と進んでいきます。
こうして聞くとストーリー性が薄いゲームに感じるかもしれませんが、そんなことはありません。
スキャンバイザーを使って積極的に情報収集をしたら世界観が具現化されていくので、能動的にストーリーを進めていくゲームに感じました。
例えば敵として登場するスペースパイレーツ。奴らはサムスを見つけると攻撃をしてきますが、セリフはほとんど発さないので、何を考えているのかは不鮮明だったりします。
しかし、アイスバレイやフェイゾンマインズの研究施設にあるコンピュータをスキャンすると奴らの野望などが見えてくるので、伏線が回収されることもありました。
他のゲームで例えると、「バイオハザード」のファイルみたいな感じでしょうか。
暗いエリアが多いので普通にプレイしていると似たり寄ったりな印象を持たれるかもしれませんが、情報収集をすることで各エリアに思い入れを持てるようになるのでおすすめです。
ロックオンと回避を駆使した戦闘
戦闘はロックオンと回避を駆使した駆け引きが面白く感じました。
本作では敵にロックオンすることができるので、発射した弾を確実に当てることができます。
FPSの狙い撃つ楽しさを打ち消してはいますが、ロックオンで確実に弾を当てながら回避で敵の攻撃を避ける駆け引きが熱いので、これはこれで上手くまとめていると思いました。
ボス戦の場合、そのうえでパズル的な仕掛けを解かないと倒せないので、「ゼルダの伝説」に似せてきています。
注意点
プレイヤーへの要求スキルが高い
完成度が非常に高い「メトロイドプライム」ですが、プレイヤーへの要求スキルが高いので、万人向けでは決してありません。
特にFPSが苦手ですと高確率で挫折します。
視界が狭いので道に迷いやすいですし、足場から足場へ飛び移るエリアでは足元が見えないので空間認識能力が求められますからね。
探索の難易度も非常に高く、特に終盤のチョウゾアーティファクト集めは正気かと思いました。
チョウゾアーティファクトの多くは普通のゲームだったら裏面の入り口にするほどめちゃくちゃわかりにくい場所に隠されているんですが、なんと、12個全てを集めないとラストステージへ行けないんです。
一応、ヒントは存在しますが、やや抽象的なので、わからない人も多いと思いました。
特に「魂」のチョウゾアーティファクトはめちゃくちゃわかりにくいところに隠されているので、ぼくは一週間かけてやっと発見できましたw
惜しいところ
エリア間の移動が不便
本作にはワープ機能が存在しないので、エリア間の移動は不便に感じます。
一応、各エリアを行き来するためのエレベーターは複数存在しますが、多重構造なのでお目当てのエリアにたどり着くまで数十分も掛かることがありました。
タイムアタックが熱いゲームなので、移動も含めて楽しめってことなのでしょうか?
セーブポイント間でのワープ機能があったら便利だと思うんですけどねぇ。
また、読み込みが間に合わなくて扉が開くまで少し待たされることが何度かありました。
本作は大半のエリアを画面暗転なしで移動できるんですが、どうやら次に進むエリアをあらかじめ読み込んでいるようです。
視認性が悪い
一部のエリアは暗すぎて視認性が悪く感じました。
特にターロンオーバーワールドの洞窟エリア、アイスバレイの研究所(停電時)辺りは暗すぎて何がなんだかサッパリです。
にも関わらず足場から足場へ飛び移って高いところを目指すなんてアスレチックをやらされるのでFPS初心者は無理ゲーなんじゃないかと思いました。
一定時間ごとに次の目的地を教えてくれるヒント機能が搭載されているなど親切なところはありますが、任天堂のゲームにしては初心者を突き放しています。
メトロイドプライムのレビューまとめ
一人称視点での探索がどれだけ楽しいのかを教えてくれる良作。
プレイヤーへの要求スキルが高すぎるので万人向けでは決してありませんが、探索好きはプレイする価値のある作品です。
万人向けのゲームを発売するイメージが強い任天堂ですが、こんなにも尖ったゲームを出すこともあるのですね。
こんな人には特におススメ。
・探索好き。
こんな人にはおススメできない。
・3D酔いしやすい人。
・FPSが苦手な人。
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メトロイドプライムって話がずっとつながってるんですよね?
1と2をやってないから3も見送ったのですが、、、
なんか1が高評価なんで、折角Wiiで出たし買ってみようかなー。
そしてそのまま2、3といって良い流れだww
買うのは・・・・
半年以上先が理想的ww