クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ園児/SFC
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は1993年7月に発売されたSFC「クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ園児」のレビューをしていきます。
本作は人気漫画・アニメ、「クレヨンしんちゃん」を題材とした2Dアクションゲームですが、全国の子供たちを挫折に追い込んだトラウマゲーです!
時は遡ること1993年。
当時はアニメ版「クレヨンしんちゃん」が爆発的な人気を博していました。
1993年7月12日に放送された回の視聴率は28.2%と歴代最高を記録。
同年7月24日に公開された映画「クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王」の興行収入は22億円を記録。
OPテーマの「オラはにんきもの」は50万枚を超える大ヒットを記録し、声優が歌うアニメキャラクター名義のシングルとして史上初のオリコンTOP10入りを果たしました。
そんな状況の中で発売されたのが今回レビューするSFC「クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ園児」です。
ゲームジャンルは当時、王道だった2Dアクション。
「スーパーマリオ」のようにジャンプして敵を倒すというド直球な内容で、多くの子供達のハートを掴みました。
しかし、難易度は子供向けとは思えないほど凶悪なものだったりします。
一体、何がそんなに難しいのでしょうか?
ここからはそんなSFC「クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ園児」の良いと思った点からまずは書いていきます。
累計1,000記事突破!KENTがプレイしたゲームのレビュー記事一覧へ
- ステージクリア型の2Dアクションゲーム。
- 各地を探索して目的をこなしていく。
- 9種類のミニゲームも収録。
初リリース日 | 1993年7月30日 |
対応ハード | SFC/MD |
ジャンル | 2Dアクション |
推定クリア時間 | 2~3時間 |
発売元 | バンダイ |
目次
良いところ
しんちゃんの街を散策できる!
本作で特筆したいのが、「クレヨンしんちゃん」の舞台である埼玉県春日部市を散策できることです。
隣のおばさんの家からふたば幼稚園、公園、裏通りなど、様々な場所へ行くことができます!
とは言え本作は2Dアクションゲーム。
街を散策していると普段は仲良くしている子供たちが襲ってくるので、ジャンプアクションで倒す必要があります。
ワールド1での目的は、落とした物と行方不明のシロを探すことです。
単に左から右へ行くだけでは見つからないので、各施設に訪問して住人から情報を聞き出す必要があります。
街が舞台である点、手前から奥へ移動できる点といい、どこか「がんばれゴエモン」シリーズを彷彿としました。
本作ならではなのが、電柱に登ったり、門の上に乗れることです。
普通のゲームだったら背景に過ぎない場所でも行けてしまうのはしんちゃんのキャラクター性あってのことだと思うので、本作のセールスポイントと言えるのではないでしょうか?
グラフィックのクオリティも高く、原作再現という意味ではバッチリです。
バッチリ再現された原作の雰囲気
原作再現と言えば、本作にはボイスが少しだけ収録されています。
それも原作の名台詞を中心に収録しているので、ファンにはたまりません。
登場キャラも1993年当時に出演していたキャラクターは一通り抑えています。
野原みさえ、野原ひろし、風間くん、ネネちゃん、マサオくん、ボーちゃん、シロなどなど。
各ワールドクリア後にはお馴染みのアイキャッチが挿入されますし、紛れもなく「クレヨンしんちゃん」のゲームとなっています。
まあ、理由もなしに普段は仲良くしているカスカベ防衛隊が敵として登場したり、会話の中で操作説明をしているところは如何にもゲームっぽいですがw
これはこれで突っ込みどころがあって面白かったりします。
ミニゲームが盛り沢山
本作には9種類ものミニゲームが用意されています。
用意されているのはジャンケンすごろく、カード探し、水泳大会、旗揚げゲーム、パズル、スロットなどなど。
バリエーションも多く、本編の息抜きになる!
・・・と言いたいところですが、本作の大きな問題点だったりします。
(詳しくは個人的に合わない&気になったところで触れています)
惜しいところ
異常なくらいの難しさ
本作を語るうえで欠かせないのが難易度です。
とにかく難しい!
子供向けと舐めてかかったら大やけどします。
本編のステージは探索がメインとなっていますが、ヒントが少なく、とにかく迷う!
特にワールド2は不気味なうえに迷いやすいので、子供たちのトラウマとして語り継がれていますw
極めつけとなるのが各ワールドの最後にプレイすることになるミニゲームです。
本作のボス戦はミニゲームで勝敗を競う形式となっているんですが、これがめちゃくちゃ難しいんですよ。
特にワールド2の「旗揚げゲーム」とワールド4の「スライドパズルゲーム」は何度やり直しをしたことかw
「旗揚げゲーム」は判定がシビアすぎますし、「スライドパズルゲーム」は制限時間が厳しすぎますw
問題なのが、ミスをすると残機が1つ減り、残機がない状態でミスをするとゲームオーバーになることです。
ゲームオーバーになると各ワールドの最終ステージからやり直しになるので、もう一度2Dアクションパートを攻略しないといけません。
ミニゲームって本来は息抜きとして用意するものだと思うんですが、本作の場合、むしろ、本気を出さないといけません。
目をバッチリ開けて、連打系のゲームでは手が擦り切れるくらいの連打を。
反射神経が要求されるゲームではスキル「スローモー」を活用しないとクリアは困難です。
当時、クリアできた子供は全国で何名いたのでしょうか?
クリア率はおそらく、3%以下でしょうねw
セーブ機能が無い
「クリアできないなら次の日に再挑戦したら良いじゃん」
今のゲームに慣れている方からそんなツッコミが飛んできそうですが、そうは行きません。
なぜなら本作にはデータセーブ機能が搭載されていないからです。
今のゲームのようにセーブファイルを作成して次の日に続きをプレイするなんてことはできないので、一気に進めないといけません。
この仕様も本作の難易度を上げているように感じます。
バッテリーバックアップ機能を搭載するとコストがかかって販売価格が上昇するから避けたのでしょうか?
せめてパスワード機能を搭載してほしかった。
家庭の中にはゲームは1日1時間という決まりが存在します。
本作のボリュームは1時間以内にクリアできるほど短くはないので、その点が大きなハードルとなってクリアできなかった人も多いのではないでしょうか?
メッセージ速度が遅い
ステージ開始時、家の中に入った時などには会話画面になりますが、そのメッセージ速度が遅く、イライラします。
メッセージの量こそはそこまで多くありませんが、前述の通り本作の難易度は鬼レベルです。
何度もゲームオーバーになってやり直すことになり、同じメッセージを読むハメになるので、この遅さはボディーブローのように効いてきます。
クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ園児のレビューまとめ
ボリュームはそこそこで、原作の雰囲気はバッチリ!
ミニゲームも多く、フィールドも作り込まれているので、表面的な部分だけを見たらかなり良くできています。
が、ゲームバランスに関しては問題山積みで、子供たちのトラウマゲーとして語り継がれるようになりました。
もう少しチューニングをしたら良作になったと思うのですが・・・うーむ、惜しい。
全国の子供たちを挫折に追い込んだトラウマゲー!
こんな人には特におススメ。
・マゾゲー好き。
・原作ファン。
こんな人にはおススメできない。
・難しいゲームが苦手な人。
累計1,000記事突破!KENTがプレイしたゲームのレビュー記事一覧へ
Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
こんにちわ。いつも楽しく見てます。
すごい懐かしいゲームだったので、コメントしたくなってしまいました。
このゲーム小さい頃にプレイしたのですが、結局クリアできませんでした。
子供には厳しすぎる難易度で、凄いイライラしながらやってた覚えがあります。クリアはできませんでしたが、印象に残ったゲームでしたね。
長々失礼しました。よろしければこれからもたまにコメントさせて頂こうかと思います。
このゲームで遊んだことは無いですけどグラだけならあれ今でも十分じゃね?という感じですね
悪い部分も何とかなりそうな部分だらけですし勿体無い
しかし当時の絵柄そのまんまで懐かしいですね。遊ぶきっかけが無かったのが悔やまれる
自分も昔やってたゲームをこの時代に紹介されていたのでコメントしてみました。
ミニゲーム終了後のしんちゃんののっぺりとしたボイスと会話シーンの妙なBGMが耳に残っています。
難しすぎてストーリーはクリアできなかった記憶があります。お化けがでるところまでは行った気がしますが。
なので、いつもミニゲームのほうをやってましたね。
ジャンケンすごろくが好きでした。
チョキがチョコビ、グーがグリグリコウゲキ、パーがパンパンマンでしたっけ?
あと、水泳のミニゲームも好きでしたが渦巻にいつもはまって負けてましたw
周りにこのゲームをやってる人がいなかったので、語れる(一方的ですがw)人がいると嬉しいものです。
>なみさん
嬉しいコメントをありがとうございます!
はい、またぜひお願いしますね!
僕も実は最後のパズルゲームがクリア出来なかったんですよー><
あれは本当に悔しかったので、リベンジしたいです!
一体何人の子供がクリア出来たのでしょうか?
アンケートを取ってみたいですねw
>nanasiさん
そう、グラフィックを見ていると、
今でも十分に通用するレベルで驚きです。
当時はそこまで感心しませんでしたが、
実はかなりのクオリティだったりするんですよね。
本当にバランス調整さえしっかりしていたら、
キャラゲーとは言えなかなかの良作なのに惜しい。
>たまによくくるさん
ありがとうございます!
この時代のしんちゃんの声は凄く個性的で、
当時はよくモノマネをしていたものです(^^)
あまりの難しさに、
自分の周りでもクリアできた人はいません。
もしいたら色々話を聞いてみたかったw
ミニゲームは単体で遊べるのが嬉しかったですね。
僕もちょくちょく練習をしておりました。
水泳のミニゲームはかなりコツがありましたね。
その分、上手くプロペラに乗って進めた時は気持ち良かった!
>チョキがチョコビ、グーがグリグリコウゲキ、パーがパンパンマンでしたっけ?
懐かしいー!そうでしたね!
グーやパーばかり出していましたよw
あまりにも古いゲームだけど、反応があって嬉しいです♪
こういうゲームも紹介してみるもんだなーと思いました。
懐かしいな。
小学生の時にやったことがあるけど
組長先生のミニゲームがどうしてもクリアできなった。
>シロマさん
このゲームはミニゲームが難関でしたよね。
今プレイしたらどうなるのかな?