【レビュー】リトルナイトメア 2 [評価・感想] 前作からボリュームや恐怖感が倍増した理想的な続編!


リトルナイトメア 2/Switch / PS4

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は2021年2月に発売されたPS4/Switch「リトルナイトメア 2」のレビューをしていきます。

本作は小人が主人公のアクションアドベンチャーゲームですが、何これ怖い!w

前作よりも恐怖度が増しているので、「リトルナイトメアってこんなに怖いゲームだっけ?」と思いましたw

それでいてスケール感も増しており、ギミックの種類も増えているので、前作から順当に進化している印象です。

ここからはそんなPS4/Switch「リトルナイトメア 2」の良いと思った点からまずは書いていきます。

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このゲームを3行で説明すると?
  • 小人が主人公の2.5Dパズルアクションゲーム。
  • 相棒のシックスと共に仕掛けを解きながらステージの奥へと進んでいく。
  • 各チャプターには強敵が潜んでいる。
初リリース日 2021年2月10日
対応ハード PS4/Xbox One/Switch
ジャンル アクションアドベンチャー
売上 初週3.5万本
推定クリア時間 6~10時間
発売元 バンダイナムコエンターテインメント

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良いところ

追いかけられる恐怖感

本作をプレイしていて特に印象的だったのが、追いかけられる恐怖感です。

ゲームを進めていくと様々な強敵と遭遇します。

ショットガンで攻撃をしてくるハンター、首を長く伸ばして襲ってくる教師、復讐を果たそうと追いかけてくるノッポ男 etc…

主人公のモノとシックスは小人である関係上、太刀打ちできないので、強敵と出くわしたら逃げるしかありません。

しかし、多くの強敵は普通に逃げていると捕まってしまうので、頭を使う必要があります。

物陰に隠れたり、見つからないよう音を立てずに進んだり・・・。

主人公が小人であるからこその心細さと相まって、かなりの恐怖感を味わえました。

和製ホラー的な恐怖感

本作はターシアスタジオというスウェーデンの開発スタジオが手掛けていますが、どこか和製ホラー的な恐怖感があります。

和製ホラーといえばジワリジワリと恐怖を感じたり、陰湿だったりしますよね?

一方、海外のホラー系はビックリ系やグロ系の演出が目立っています。

本作の場合、前者の和製ホラー的な陰湿さを強く感じました。

まず思ったのが、クレイアニメ調のグラフィック。

これが良い感じに陰湿さを醸し出していて、不気味な人形のような造形の人間とか、雨で浸水した建物とか、ジワジワと恐怖に繋げている印象です。

極めつけとなるのがチャプター2。

チャプター2では学校が主な舞台となっていて、妖怪のろくろっ首みたいな教師が出てきます。

そして、見つからないよう隠れながら進んだり、どこまでも伸びる首に追いかけられながら逃げることになるんですが、これって昔見た邦画「学校の怪談」そのものなんですよw

まさか、2.5Dパズルアクションゲームの「リトルナイトメア」で和製ホラー的な体験を味わえるとは思いませんでしたw

音とエフェクトによる恐怖感

本作が怖い理由としては、音とエフェクトの使い方が秀逸なのもあります。

特に印象的だったのが、心拍音の使い方です。

強敵に見つからないようコソコソ進んでいくと、心拍音が徐々に聞こえてきます。

この演出は恐怖を煽る演出としては秀逸だと思いました。

ハウリング(鳴音)の使い方も良いですね。

ブラウン管テレビのダイヤルを回している時、ノッポ男に追いかけられる時にはハウリングが鳴り響きます。

これが非常に耳障りなんですが、それが得体の知れない恐怖感に繋がっているんですよね。

本作をプレイしてホラーゲームでは音の使い方が重要であることを再確認しました。

シックスとの協力プレイ

ゲームを進めていくと相棒のシックスと共に行動していきます。

シックスはAIで動くんですが、とても優秀で、ゲームプレイの多様性を生み出している印象です。

例えば高くて登れないところへ行きたい場合、シックスが踏み台になってくれるんですよ。

他にも重い箱を一緒に動かしてくれたり、敵の囮になってくれたり、主人公の代わりに武器で倒してくれたりして、「シックス頼りになるじゃん!」と感じることが何度もありました。

これが操作できないムービーシーンで起きていることだったら「ふ~ん」で終わってしまいそうですが、リアルタイムで展開されるプレイアブルシーンで起こるのだから素直に感謝したくなるんですよね。

そんなシックスですが、時には強敵に連れ去られてしまうので、そういう時は一気に心細くなりました。

これも彼女が頼りになるからこそ生まれる感情だと思います。

彼女とは手を繋ぎながら進むこともできるので、一緒に居る時はできるだけ手を繋ぎましょう!w

言葉をかわさないからこその面白さ

本作では日本語による会話シーンは一切挿入されません。

何が起きているのかは映像を見て判断するしかないので、非常に抽象的です。

ですが、抽象的だからこその良さがあるのも確かで、考察をする楽しさがあります。

ネット上で考察をされている方が多く見られますが、そういう物を読めば読むほど「ストーリーや世界観を練り込んでいるんだな」と思うようになりました。

例えばフィールドの至るところにオブジェクトが設置されています。

中には雰囲気作りのために置いているものもありますが、一方では伏線になっているものもあったりするんですよね。

1周クリアだけでは「?」のシーンも多いので、それぞれを推測してみると新たに見えてくるものがあるかもしれません。

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惜しいところ

逃亡時の正解がわかりにくい

本作では強敵から逃げるシーンが多くあります。

しかし、全体的に暗く、ヒントも少なめなので、何度もミスをしてやり直しを食らってしまいました。

チェックポイントが多めに設定されているとは言え、何度もやり直していると緊張感が薄れてしまいます。

個人的にはもう少し基本的な難易度を落としてチェックポイントを減らした方がホラーゲームとしての恐怖感が強くなったんじゃないかと思いました。

ラスボス戦では正解がわからずに何度、押しつぶされたことかw

また、パズルを解いて謎を解くエリアも視界が狭い関係で正解がわかりにくく、不親切に感じました。

この辺りは良くも悪くも前作から変わっていません。

前作をプレイしてストレスを感じてしまった場合、今作でも同じような印象を持ってしまうかも知れないので、その辺りは注意が必要です。

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LITTLE NIGHTMARES 2-リトルナイトメア2-のレビューまとめ

恐怖感、ギミック、ロケーション、スケール感。

何もかもが前作からパワーアップしています。

それでいて価格は4,000円程度とパッケージタイトルとしては控えめなので、サクッとホラーゲームを楽しみたい方にはおすすめしたいタイトルです。

怖いゲームではありますが、主人公が小人だったり、相棒と手を繋ぎながら進めたりと可愛い一面も散見されるので、日本でヒットするのも頷けます。

個人的に前作はそこまで楽しめなかったんですが、今作はギミックやロケーションのバリエーションが増していることから思った以上に楽しめました!

小粒な印象が強かった「リトルナイトメア」が続編でこんなにもパワーアップするとは・・・正直、舐めていましたねw

前作からボリュームや恐怖感が倍増した理想的な続編!

こんな人には特におススメ。
・ホラー好き。
・小人好き。

こんな人にはおススメできない。
・ホラーが苦手な人

お気に入り度【75/100%】

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