「一体どうした!?」最近の任天堂に見られる不可解な3つの異変

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は最近の任天堂界隈で起きている異変をまとめていきます。

ぼくは昔から任天堂の動向を追いかけているんですが、最近はちょっと色々と予測できないことが起きています。

あれだけ力を入れていたあのサービスを終了したり、先日のニンテンドーダイレクトが異例の形式だったり。

違和感を持ってしまうところが沢山あるので、今回はその理由を語っていきます。

後半では任天堂が何を考えているのかも予想していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

任天堂に起こった異変

その1:異例の形でニンテンドーダイレクトを開催

1つめの異変は、先日開催されたニンテンドーダイレクトについてです。

ニンダイと言えば任天堂の最新情報を発信する映像コンテンツで、近年はSwitch向けの注目作を発表しています。

しかし、先日のニンダイは色々とおかしなところがありました。

まずは開催形式。

任天堂のタイトルは一切発表せず、ソフトメーカーとインディーゲームの情報発信に特化する形式を取っていました。

ソフトメーカーに特化したニンダイは過去にもありましたが、インディーゲーム情報番組との合同は異例の形式です。

もう1つは開催時期。

近年のニンダイは9月にやることが通例になっていて、Switch世代になってからは7年連続で開催していました。

これは東京ゲームショウに合わせたもので、同イベントの1週間から2週間前に開催するのが通例となっています。

それが今年は前倒しで8月末に開催して、本来なら9月に発表するであろうソフトメーカーの新作を公開しました。

任天堂にそこまで興味ない人からしますと、

「何だその程度か」

と思われるかもしれませんが、これって良く考えたらおかしなことなんですよね。

任天堂は総合ダイレクトを年に3回。

インディーワールドというインディーゲームの情報番組を年に2回ペースで配信しています。

総合ダイレクトは2月と6月、9月に。

インディーワールドは春と冬に配信するのが通例となっています。

今回の「ニンダイ+インディーワールド」では来年春までに発売されるSwitchソフトを発表したので、例年だと秋から冬にやっていた2つの情報番組を8月に前倒しでやったことになるんですよね。

そうなると秋から冬に情報発信できるものがなくなるので、謎の空白期間が生まれてしまいます。

発表イベントというものは定期的にやるものなので、普通だったらこんなことはしません。

一体、任天堂は何を考えているのでしょうか?

可能性として考えられるのが、後継機の第一報を大々的に発表することです。

任天堂はSwitchの後継機を今期中にアナウンスすると発表しました。

あれから早4ヶ月。

猶予としてはあと半年しかありませんから、早ければ東京ゲームショウが開催される9月中。遅くても年始には発表するでしょうね。

発表の形式は不明ですが、現行Switchの場合、10月に本体のファーストトレーラーを。

翌年1月に発表会で対応ソフトをドーンと発表しました。

もし今回も同じような形式でいくのでしたら、いつもは9月にやっていたSwitch向けの総合ダイレクトを前倒しで開催したのも合点がいきます。

開催時期が被った場合、話題が分散してしまう恐れがありますからね。

任天堂としては後継機の話題性を最大限に高めたいでしょうから、情報公開のスケジュールは綿密に行っていると見ています。

任天堂のSwitchソフト情報はどうするんだ?

任天堂のSwitchソフトだけを紹介するダイレクトを9月に開催する可能性もあると思っていましたけど、先日のニンダイが終わった後に新情報を単独で出していたんですよね。

「スーパー マリオパーティ ジャンボリー」ではポリーンの参戦が発表されましたし、「ゼルダの伝説 知恵のかりもの」では無の世界に行けることが判明しました。

どちらも本来ならニンダイで発表しても良い情報なのに単独で発表したということは、9月に任天堂のSwitchソフトだけを紹介する総合ダイレクトが開催される可能性は低そうです。

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その2:ポケモンプレゼンツが異例の休止

2つめの異変は、いつもは夏にやっていた「ポケモンプレゼンツ」を今年はやらなかったことです。

「ポケモンプレゼンツ」はポケモンの最新情報を発表する映像コンテンツで、その生い立ちからポケモン版「ニンテンドーダイレクト」と言われています。

配信するのは年に2回で、近年は2月と8月に開催していました。

しかし、今年は8月に開催されることはなく、2月に発表された「ポケモンレジェンズ Z-A」の情報が途絶えています。

その一方でいつもは「ポケモンプレゼンツ」で発表されていたスマホゲーム関連の情報は「ポケモンワールドチャンピオンシップス2024」で公開されました。

本命の「ポケモンレジェンズ Z-A」だけ情報を公開しないうえに「ポケモンプレゼンツ」を開催しないとは、ちょっとおかしいですよね。

一体、何が起こっているのでしょうか?

可能性として考えられるのが、「ポケモンレジェンズ Z-A」はただのSwitchソフトではないということです。

同作は2025年にSwitchソフトとして発売されることが発表されていますが、実は後継機版も作っていて、本体が正式発表されるまで待っているのではないでしょうか?

今回の「ポケモンレジェンズ」はミアレシティというポケモン史上最大級の都市を舞台にしています。

もし「アルセウス」のようなセミオープンワールドである場合、膨大な処理が必要になりますから、現行のSwitchで快適に動作するのかは懐疑的です。

その場合、下手にゲーム映像を公開できませんから、後継機版を見せられる段階になるまで寝かせているのではないでしょうか?

近年は復数のプラットフォームで展開されるゲームが増えていますが、プロモーション映像を見ますと、多くは上位機種のバージョンを使用しています。

なかなかゲーム映像が公開されない「ポケモンレジェンズZ-A」ですが、後継機版に合わせて見送っているのでしたら合点がいきます。

また、ハード末期に発売される任天堂系の大作は後継機とのマルチになることが多いです。

当初はゲームキューブ向けに予定されていた「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」はWiiとのマルチになりましたし、Wii U専用のハズだった「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」もSwitch版が後から追加されました。

このような前例があるので、そういう意味でも「ポケモンレジェンズ Z-A」は後継機とのマルチになる可能性は否定できません。

ていうか、今年はポケモンの新作が専用機では発売されないんだな

そうなんですよ、ポケモンって年1本はゲーム専用機向けに何らかの新作を出すんですけど、今年は何も出しません。

おそらく、Switchの後継機に向けた研究に時間をかけているんでしょうね。

ポケモンを作っているゲームフリークってコンスタントに新作を出していますけど、「スカーレット・バイオレット」の処理落ちを見た感じですと、開発力は高いとは言えません。

このまま次の世代に移行したら苦戦するのは目に見えていますから、今は研究開発に時間を割いたほうが良い気がしますね。

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その3:任天堂のスマホゲームが立て続けにサービス終了

3つめの異変は、任天堂のスマホゲーム事業が縮小傾向であることです。

任天堂はスマホ向けにもゲームを展開していて、2016年の「Miitomo」を皮切りに続々とサービスを開始しました。

しかし、2021年には「ドクターマリオワールド」、2022年には「ドラガリアロスト」のサービスを終了。

2023年には「マリオカートツアー」のコンテンツ追加の終了を発表しました。

これだけでも縮小傾向に感じますが、2024年8月には「どうぶつの森 ポケットキャンプ」のサービスを同年11月29日をもって終了すると発表。

プレイデータを引き継いで遊べるオフライン版をサービス終了後に配信するようですが、今後の発展はなさそうで、歴史に幕を閉じることになります。

これで残った任天堂のスマホゲームは4タイトル(ポケモンを除く)。

そのうちの「スーパーマリオラン」は買い切り型で、「マリオカートツアー」はコンテンツ追加が終了しているので、明らかに撤退のムードが漂っています。

スマホゲーム業界は厳しいと言われていますが、それでもユーザー数が多いので、依然として美味しい市場なハズです。

やり方次第では儲かりそうなのに、なぜスマホゲーム市場から手を引こうとするのでしょうか?

理由としては2つあると思っています。

1つめは任天堂IPを広める手段が他に見つかったことです。

任天堂がスマホゲーム市場に参入した最大の理由として、ゲーム専用機を持っていない人に任天堂IPを広めるというものがありました。

ですが、今の任天堂はSwitchが記録的な成功を収めているうえにテーマパークや映画、専門店、資料館など、専用機を持っていない人に広める手段がいくつもあります。

それだったらわざわざスマホゲームを作る必要はありませんから、以前ほどは積極的に展開するのを止めたのではないでしょうか?

任天堂がスマホゲームに力を入れていた頃ってちょうど3DSやWii Uのピークが過ぎた頃でしたからね。

あの頃といまは状況が全く違うので、方針転換も納得いきます。

2つめは後継機に開発リソースを割く必要があることです。

後継機がどんなものなのかは現時点ではわかりませんが、Switchよりも開発規模が大きくなるのは確実と見ています。

それまでは100人で作っていたものをこれからは500人で作るとか。

何倍にも膨れ上がるでしょうから、そのためにスマホゲームの開発に手を引き始めているのではないでしょうか?

任天堂は公式サイト

ハード・ソフト一体型のゲーム専用機ビジネスを経営の中核に置く

といった旨の文を掲載していて、スマホ向けは「任天堂IPに触れる人口の拡大」の一環として挙げています。

このことからスマホゲーム事業は専用機のビジネスを続けるための手段の1つに過ぎませんので、優先順位としては低いんですね。

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全体のまとめ

という訳で任天堂界隈で起こっている3つの異変を紹介してきました。

異例の形でニンテンドーダイレクトを開催、ポケモンプレゼンツが異例の休止、任天堂のスマホゲーム事業が縮小傾向。

いずれも真相は不明ですが、Switchの後継機が深く関わっている可能性が高いです。

任天堂はいろんな事業を展開していますが、売上高の大半をゲーム専用機が占めています。

そうなるとSwitchの後継機は絶対に失敗できませんから、今から地盤を強固なものにしているのではないでしょうか?

その昔、任天堂はWiiからWii Uへの移行に失敗しました。

失敗した要因は色々ありますが、その1つに開発リソースが足りなかったというものがあります。

当時の任天堂は3DSにもソフトを展開していたので、Wii Uだけに開発リソースを割くことはできませんでした。

その結果、有力タイトルを揃えられず、苦戦したという見方もできるので、Switchの後継機ではそんなことにならないよう万全の体制で挑むと思うんですよね。

現行Switchのソフト開発を切り上げたり、スマホゲーム事業を縮小して後継機のソフト開発に全振りするとか。

Switchが元気なうちに種まきをしていると見ています。

前提として、Switchの後継機は厳しい状況に直面しています。

円安によって本体の値段が5万円以上になるのではないか?

ソフト開発の複雑化によって有力タイトルを揃えにくい状況になるのではないか?

ライトユーザーに現行Switchで満足されてしまうんじゃないか?

転売ヤーによって欲しい人に行き渡らないんじゃないか?

などの課題が山積みなので、相当な気合を入れて挑む必要があります。

ここ数年はSwitchの好調によって1つのローテーションが出来上がっていた任天堂。

ですが、後継機の発売によってまた違った流れが生まれそうで、昨今の異変もその流れなんじゃないかと思います。

異変の答え合わせはいつになるのか?

早ければ9月中。遅くても年始には明かされそうなので、これから任天堂がどう変わっていくのか楽しみですね。

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