任天堂信者でPS嫌いだった僕が全機種を愛するゲーマーに更生した話

現在のプレイステーショントロフィーレベルは24。Xboxのゲーマースコアは約59,000。

プレイステーションハードで発売されたゲームのレビュー記事一覧
Xboxハードで発売されたゲームのレビュー記事一覧

レビューしたPS系ソフトは400タイトル以上。Xbox系ソフトは150タイトル以上(※マルチタイトルで重複あり)。

PS4/Xbox Oneの稼働率もかなり高く、PS4に至っては現行機の中では最も稼働しています。

また、PS/Xbox系タイトルを中心にプレイするフレンドとも交流があり、中には実際に会って遊ぶ仲にまで発展した方も何名かいます。

【特別企画】初めてバトルフィールドのマルチプレイを体験した友達5人で対談をしてみました!

↑僕自身が中心となってPS4ソフトのコミュニティを作り上げた事もありました。

僕は、PS4/Xbox Oneが大好きです。SIE、日本マイクロソフトも好きです。

そんな僕ですが、PS/Xbox系タイトルを本格的にプレイし始めたのは僅か10年前なんです。

それ以前はほぼ任天堂ハードのゲームしかやっていませんでした。

僕のゲーム知識は任天堂ハード中心に構築されていて、PS/Xbox系タイトルをプレイして得た知識はほとんどすべてブログを始めたこの10年間に得たもの。つまり、取って付けたようなものなんですね。

そう、実は僕、かつては熱狂的な任天堂信者だったんです。

それも狂信者と言えるくらいのレベルで、かなりヤバイ奴でした。

プレイステーションも当時は大嫌いで周りには自分の価値観を押し付けていて、今でいうネット上で毎日のようにネガキャンしている荒らしのような感じ。

本記事では任天堂狂信者だった僕が数多くの偏見を取り除き、全機種を満遍なく愛するゲームファンになるまでを語っていきます。

最初は普通のゲームファンだった

僕が初めてプレイしたゲームはファミコンの「スーパーマリオブラザーズ」。

この頃はよくいるゲームユーザーで、ゲームメーカーやハードを気にせず、自分が面白そうだと思ったゲームは手にとって楽しむ感じでした。

まだ幼かったのでストーリーを理解する能力は身に付けておらず、おもちゃの延長線上で楽しんでいたので、プレイするゲームジャンルは2Dアクションゲーム中心でしたけどね。

スーパーマリオ」の他には「カケフくんのジャンプ天国 スピード地獄」「ロックマン」「高橋名人の冒険島」「スーパードンキーコング」「ヨッシーアイランド」など、数多くの2Dアクションゲームを楽しんでおりました。

友達ともゲームは良いコミュニケーション道具になっていて、プレイしているゲームの情報共有はもちろん、一緒に対戦ゲームで楽しんでいたものです。

N64と時のオカリナが運命を決定付ける

そんな僕の運命を大きく変えたのがN64と「ゼルダの伝説 時のオカリナ」でした。

次世代機戦争が加熱化した1996年当時。N64は大きな話題となっていて、ニュース番組やCMでは3Dになったゲームを大々的にアピールしていました。

僕はそれまで2Dアクションゲームをメインにプレイしていたので、幼いながらもN64の潜在能力には驚かされたものです。

ついに3Dの時代になったのか!?と。

同時期、プレイステーションやセガサターンが発売されていましたが、当時幼かった僕は自分の知っているゲームが少なかったので、迷わずN64を選びました。

が、N64は目ぼしいゲームが本当に少ない!

「スーパーマリオ64」や「マリオカート64」、「スターフォックス64」辺りは本当に楽しませていただきましたが、1998年辺りになるとN64のソフトラインナップに不満を持つようになります。

もっと沢山のゲームを発売できないのか?プレイステーションにすれば良かった!と。

1998年上半期はN64を買って少し後悔していましたし、本気でプレイステーションを購入しようか考えていました。当時、大人気だった「クラッシュ・バンディクー」や「星で発見!たまごっち」も欲しかったし。

そんな中、ゲーム雑誌に気になるN64ソフトが紹介されていたんです。

それが「ゼルダの伝説 時のオカリナ」。

主人公がピーターパンみたいな格好をしていたのは少し気になりましたが、ゲーム自体は3Dのアクションアドベンチャーで面白そうに感じ、僕は発売日を待つことにしました。

幾度もの延期の末、ついに発売された「時のオカリナ」をプレイした時は驚きましたよ。

「スーパーマリオ64」から僅か2年で3Dゲームはこんなにも進化したのか!?と。

臨場感のある環境音や映像。ハリボテ感がない細かく作り込まれたフィールドマップ。昼夜の概念。そして奥深い謎解き。

何から何まで衝撃的で、僕は一気にこのゲームのファンになりました。

もっとこのゲームを好きになりたい!という訳で関連グッズを集める事になるんですが、初回特典として付いてきたヒントブックの巻末をよく見ると、ゲーム雑誌の広告が掲載されていたんです。

そう!それは64ドリームの広告でした。

「時のオカリナ」の大特集がされていて、開発者となる宮本茂さんのインタビュー記事も掲載されていたので、試しに買ってみることにしたんですね。

そこには「時のオカリナ」の情報だけではなく、知りたかったN64に関する情報が数多く掲載されていて、僕は毎月購入する事にしました。

が、ここから僕のゲーム人生は大きく狂っていくのです。

64ドリームで知った任天堂の信念

64ドリームは素晴らしく面白い雑誌でした。

最新ゲーム情報はもちろん、編集者の任天堂に対する愛が非常に強く、僕が胸に秘めていた想いを代弁しているかのようなコラム記事が盛り沢山だったんです。

特に面白かったのが、64フォーラムと開発者のインタビュー記事。

64フォーラムでは読者の正直な想いが綴られた長文のお便りが掲載されていて、その中にはN64に対する不満も書かれていたんです。

それを読んで「うんうん」と頷いたり、逆に「それは違うんじゃない?」と疑問に感じたり。

開発者のインタビュー記事も参考になります。

みなさん、ゲーム作りの苦労を分かりやすく語っていましたし、ゲームに対する知識もここで沢山得ることが出来ました。

特に強烈だったのが、故・山内溥社長の発言です。

64ドリームが直接インタビューをしていたわけではありませんが、度々山内溥社長の名言が掲載されていて、その言葉が凄く胸に突き刺さったんです。

大容量ゲームは駄目。こんなことをしていたら世界中のメーカーがつぶれてしまうだろう。重厚長大なゲームは飽きられている。ゲームは常に新しい楽しさを開発し、ひたすら完成度を高めていくことが本質である。

新機軸を打ち出さなければ、ゲームそのものがマンネリ化して飽きられる。また、”重厚長大”型のソフトは、内容が複雑で、制作に時間も人手も費用もかかる。

NINTENDO 64ソフトは容量の小さいロムカセットを使うが、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』はスクウェアが出す大容量のCD-ROMソフト『ファイナルファンタジーVIII』を圧倒するだろう。ゲームは容量が問題でない事を証明するはずだ。

山内溥の名言 厳選集より

他社のやり方を直接的な表現で否定するなど少々過激な発言が目立っていますが、大容量に頼らず、ゲームの本質を突き詰めていく強い信念は感じられ、僕は彼に惚れました。

こんな素晴らしい社長がいるからこそ任天堂のゲームは面白いんだな!

そう思ったんですね。また、任天堂こそがゲーム業界の正義にも見えました。

発売されるゲームソフトは少なかったけど、1つ1つしっかりと作り込まれていたし、他社のゲームソフトと比べても明らかに長く売れていましたから。

ゲームソフトのヒットチャートを見てみるとN64ソフトが上位にランクインしている事は少なかったけど、多くのタイトルが長くチャートインしていました。

それを見て「数少ないタイトルで勝負していて任天堂ってカッコイイ!」と思ったんですね。まさに孤軍奮闘。

日本のコンシューマーゲーム市場を作り上げた偉大な存在であることも僕にとっては正義に映りました。

任天堂こそがコンシューマーゲーム市場の元祖!

ゲームの事を一番よく分かっている!

そう感じたんですね。それ以前も任天堂のゲームは大好きでしたが、64ドリームで色々知ってからはさらに好きになりました。

最高に楽しかったN64の絶頂期

1999~2000年になるとN64で数多くの名作が生まれるようになります。

友達と何回対戦をしたのか数え切れないほどハマった「ニンテンドウオールスター 大乱闘スマッシュブラザーズ」。

隠しステージがないか箱庭マップを隅々まで探索してしまった「バンジョーとカズーイの大冒険」。

家族でずーっと楽しんだ「マリオゴルフ64」。

僕が創作を始めるきっかけになった「マリオアーティスト タレントスタジオ」。

僕のゲーム人生を狂わせた「時のオカリナ」の続きを描いた「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」。

人生最高のRPGとなった「風来のシレン2 鬼襲来!シレン城!」。

他にも数え切れないほどの良作が発売されましたが、上記のタイトルは特にハマり、中には1,000時間以上もプレイしたタイトルがあります。

本当に、本当に楽しかった!N64最高!

だけど、みなさんご存知の通りN64は敗者の立場で、プレイステーションに大きく水を開けられました。

プレイステーションのほうが圧倒的に多くの台数が売れていましたし、ゲームソフトも沢山発売されていたんですね。

おまけにあちらの方がスタイリッシュでカッコよく、クラスメイトもプレイステーションを楽しんでいる人のほうが圧倒的に多くなりました。

A君「今度「ディノクライシス」っていうゲームが出るんだけど、「バイオハザード」を元にしているらしい」

B君「へぇ、「バイオハザード」は「2」にハマったから気になるなぁ」

こんな会話がそこら中で聞こえてきましたが、プレイステーションを持っていない僕は会話の中に入る事が出来ず、肩身の狭い思いをしました。

そして、みんなN64をバカにするんです!

A君「N64ってダッセー。あんなの餓鬼が楽しむものだよな」

B君「俺らはもう卒業w」

思春期になるとスタイリッシュなものを好むようになるので今だったら理解出来ますが、当時はやるせない気持ちでいっぱいだった。

N64のゲームはこんなに、こんなに面白いのに・・・

みんな、見た目だけで判断するのかよ・・・

その気持ちは怒りや嫉妬に変わっていき、次第にその矛先がプレイステーションやソニーに向けられます。

許せない。N64のシェアを奪ったプレイステーション、ソニーを許せない。

プレイステーションがなかったらN64に人気が集まり、クラスメイトの間で仲間外れにされないだろうと思ったんですね。

また、プレイステーションで発売されているゲームの多くは山内博社長のゲームに対する信念に反するものでしたので、当時の任天堂を信じていた僕にとってはに映るようになったんです。僕の怒りは日に日に増していきました。

狂信者だった日々

2000年前後の僕は色々とヤバかった。任天堂やN64が好き過ぎるあまり、みんなに自分の価値観を押し付けていくようになったんですね。

特に弟には酷く当たり、「プレイステーションは敵だから絶対に買うな!」と何度も釘を打ってN64ソフトを楽しませていました。

友達にもN64の良さを伝えつつも「プレイステーションは敵!」「出来の悪いゲームばかりだから買うな!」と押し付けていき、時には喧嘩に発展した事もあったものです。

売上ランキングを気にするようになったのもこの頃からでした。

64ドリームに掲載されていた任天堂ハードランキングはもちろん、週刊ファミ通など様々な雑誌に掲載されていた全機種の週間売上もチェックするようになり、それを見て一喜一憂していたものです。

N64はシェア的に苦戦していたので、全機種の週間ランキングを見てプレイステーションソフトばかりで絶望した事の方が圧倒的に多かったですがw

ゲーム好きなのにプレイステーションのゲームが売れまくっているのを見て絶望するのは変な話だよなぁとは当時から疑問に思っていたけど、何とか自分を正当化させるように言い聞かせていました。

プレイステーションはゲームじゃない!みたいな感じでw

やがて僕はゲーム売上マニアになり、雑誌の売上ランキングコーナーを切り取って保存するようになりました。

さらには売上予想をするようになり、に予想売上表を見せていたものです。

ゲームソフトランキング記事一覧

当ブログでは売上ランキングや売上予想を毎週掲載していますが、この時のやり取りがルーツになっているんですね。

このブログでやたらと売上の話題を記事にしているのも、元々は任天堂信者だったからなんです。

N64には売れて欲しかったので、神社でお参りをする時は「N64が売れますように!」とお祈りもしていました。

本来なら自分の受験結果などをお祈りするべきなのに、何をやっているのか・・・

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任天堂狂信者になったせいで狭まっていく視野

任天堂狂信者になったせいで僕の視野はどんどん狭まっていきました。

例えば漫画。少年漫画にはよくゲーム機が映し出されますが、それがプレイステーションだったら最後。僕はその漫画を読まなくなったんです。

題材にしたゲームがプレイステーションハードに出てもダメ。

N64にも出ていたら許していましたが、プレイステーションハードにだけ供給。もしくはついでにゲームボーイにも出すだけではその漫画は嫌いになってしまいました。

が、プレイステーションのシェア率は凄まじいもので、そんな風に切り落としていったら読める漫画はほとんどなくなってしまいます。

そのせいで僕は漫画をほとんど読まない人間になってしまったんですね。また、アニメもほとんど見なくなりました。なんか、恥ずかしくなってきてw

ゲーム以外の趣味はプレイステーションとは無縁の物を選ぶようになっていきました。

今、思うとこれは相当なをしていると思います。

数多くの名作漫画・アニメを見逃してしまうなんて・・・そもそも、漫画家を目指していたのに、なんで大半の漫画を読まないようにするのか。

僕が同世代の男性と比べて漫画やアニメに疎いのは、過去にこういう事があったからなんですね。

週刊少年ジャンプのメジャーどころならまだしも、ヤングジャンプ、マガジン辺りになると全くと言って良いほどありませんから・・・

それだけサブカルチャーはゲーム、それも任天堂ハードに傾倒していたんです。

プレイステーションが気になるけど、意地でも触らない日々

時代は流れてゲームキューブ&プレイステーション2時代に突入します。

この頃も僕は任天堂信者で、ゲームキューブを中心に楽しんでおりました。

大乱闘スマッシュブラザーズDX」は前作同様最高に楽しんだし、「ピクミン」も特にチャレンジモードには大ハマリした。

が、それ以外はN64の名作群と比較したら良作ではあるものの一歩劣るように感じられて、任天堂に対してちょっと疑問を持つようになっていったんですね。

「ゼルダの伝説 風のタクト」「スーパーマリオサンシャイン」は素材こそは良かったものの明らかに未完成の印象が強かったし、「マリオゴルフ ファミリーツアー」は調整不足。

「スターフォックス アドベンチャー」は僕を洋ゲー嫌いにさせるほどテイストが合わなかった。

ゲームボーイアドバンスソフトはスーパーファミコンソフト移植中心で新鮮みに欠けて興味を持ちにくく、前ハードのゲームボーイに続いてそこまで稼働出来なかった。

また、ある程度大きくなったのでプレイステーション2のゲームも気にならないと言えば嘘になっていきました。

「ファイナルファンタジーX」は非常に美しい映像美で、ストーリーも面白そう。

「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」はフル3Dの世界を冒険出来て超面白そう!

「ワンダと巨像」なんだこれ!?「ゼルダの伝説 時のオカリナ」みたいじゃん!?

が、僕は任天堂と生きていく事を決めたので、意地でも買わないようにしました。

あのコントローラを握るくらいなら、この世から消えたほうがマシ!

そう思っていたくらいでしたからw

この時点で5年以上は任天堂信者を続けていたので、もう後には引けないと思っていたし、過去の自分を否定するのは嫌だったんです!

一度決めたことは最後まで貫き通すんだよ!!!

と思い続けていて、典型的な頑固人間でしたねw

弟にも「絶対に買うなよ!」と釘を打っていたものです。友達は買っていましたが、僕は裏切り者呼ばわりして物凄い怒っていました。

↑当時書いていたGC「どうぶつの森e+」内の日記。

弟と同じ村データを使っていたので、ゲームキューブに興味を持ってもらうため日記や伝言板には最新ゲーム情報を掲載していました。

↑ゲームキューブのゲーム映像をビデオにまとめた事もありました。

N64の名作群と比べたら劣るところはあったけど、それでも良作と言えるレベルのタイトルは数多くあってまさに”ツブヨリ“だったので、その良さを弟や友達に分かりやすく伝えようとしていたんですね。

↑当時、店頭で無料配布されていたニンテンドーブック。無料なのに80ページ以上に渡って任天堂ハードの最新情報が掲載されていて、DVDやシールといった付録がついていた事もありました。

無料配布で店頭に置かれていたので、同じ号を何冊も頂いて友達に布教用として渡していましたね。

「今度ゲームキューブにはこんなゲームが出るんだよ!」と言った感じで。

そんなある日・・・

部屋を漁っていたらプレイステーション2が!?

2005年頃。部屋を漁っていたら信じられないものを見つけました。

え?プレイステーション2!?

僕は目を疑いました。なぜ、うちにプレイステーション2があるのかと。

調べていくと、がこっそり買っていたんです。

あれだけ「買うな!」と釘を打っていたのに弟は我慢出来ず、数年間ずーっと密かに楽しんでいたんですね。

僕はショックでした。弟にまで裏切られるなんて・・・

明らかになった時は怒りとショックでいっぱいでしたが、ある時から考えを改めたんです。

せっかく、家にあるならプレイしようかなと。

当時はゲームキューブが衰退期で発売タイトル数が減っていてプレイしたいゲームが不足していたので、暇つぶしくらいには良いかなと思っていたんですね。

「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」や「メタルギアソリッド3 スネークイーター」は弟から借りてプレイしました。

これらの作品はそれなりには楽しませていただきましたが、長いこと任天堂のゲームだけを楽しんでいた弊害でしょうか?

部分的には楽しめるところはあっても「ん?リアクションが薄いぞ?」「ギミックのバリエーションが足りない」「ムービーシーン長っ!」といった感じで疑問に思うことも多く、僕のゲームに対する価値観を大きく変える事はありませんでした。

そもそも、当時はゲームキューブの衰退によってゲーム熱が低下していて、あまり熱心にプレイ出来なかったんですけどね。

「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」に至ってはクリアするまでに3ヵ月もかかってしまいました。

DSブームで任天堂の時代が到来!ゲーム熱も一時的に復活!

2005年末。僕にとっては夢のような出来事が起こりました。

前年に発売されたニンテンドーDSが空前の大ヒットを記録し、DSバブルが始まったんです!

対応ソフトは飛びように売れて見たこともないようなすごい数字を沢山見る事が出来て凄く嬉しかった!

長い間任天堂を応援していたけど、ついに王者復活の時が来たか!?と。

それまでの任天堂は子供向けの風潮が強く、クラスメイトに話題を振るのが難しかったけど、流行り物になってくれたおかげで少しは話せるようになりました。

コミュ障の僕にとってゲームは大切なコミュニケーションツールでもあるので、これは凄い大きな事なんです。

もちろん、ニンテンドーDSは発売日に買って楽しんでいましたよ。

タッチ操作と2画面、マイク、通信機能を活かした斬新なゲームばかりで未来を感じられました。

僕自身が据え置き機志向で、購入したゲームの多くはカジュアルだったので大ハマリってほどではありませんでしたが。

その後発売されたWiiも発売日に購入しました。こちらもバカ売れしているのを見て凄い気持ちよかった!

本当に待ち望んでいたWii/GC「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」もついに発売されて、一時的にゲーム熱が復活しましたね。

↑当時、自己満足で書いていた「トワイライトプリンセス」のメモ。弟に良さを伝えたくて手描きで伝えるようにしていたんです。

弟はスッカリPS2のゲームにハマっていてリメイク版「テイルズ オブ デスティニー」などをプレイしていたから嫉妬していたんですね(やがて、弟はRPGゲーマーに傾倒していき、僕とは違うタイプだと知るようになりました。兄弟でもここまで趣向が違うものなのか)。

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DS/Wiiバブルによって変わった任天堂の方針に疑問を持ち始める

Wiiのゲーム三昧だった2006年末。

楽しんではいましたが、この頃から任天堂の方針にさらなる疑問を持ち始めるようになります。

DS/Wiiバブルでゲーム作りがそれまでとは明らかに変わって、ライトユーザー重視・コアユーザー軽視の流れになって行ったんですね。

DS「Newスーパーマリオブラザーズ」やWii/GC「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」は過去の作品と比べて明らかに難易度が低くて遊び応えがなかったし、「Wii Sports」も間口は広いと思ったけど、すぐに飽きてしまった。

それ以前の任天堂ゲームは程良い難易度調整で奥深かったのに、この頃に発売されたゲームの多くは物足りなく感じたんです。

それだけならまだしも、知育系やフィットネス系ゲームばかり発売されるようになったのは耐えられなかった。

「脳を鍛える大人のDSトレーニング」や「WiiFit」は日課にしていたので、その手のゲームを否定するつもりはありません。

が、そればかりになってしまったら本末転倒で、「何のためのゲーム機?」って思うようになるんですよね。

それ以降、任天堂はサービスにも力を入れるようになり、Wiiでは「ニュースチャンネル」「お天気チャンネル」「きょうとあしたの占いラッキーチャンネル」「Wiiの間」。

Wii Uでは「Wii U Chat」「Nintendo×JOYSOUND Wii カラオケ U」「Nintendo TVii」とゲームとは関係のない機能を増やしていき、そのくせ発売するゲームは前ハードで発売された焼き直しタイトルばかりで新鮮味はほとんどなし。

僕が大好きな箱庭アクションゲームもほとんど発売されなくなり、自由度と難易度が低い一本道のステージクリア型ゲームばかりを発売するようになります。

Wii/Wii Uのモーション操作やゲームパッドの機能を遊びの面で活かし、新機軸のゲームを生み出してくれたらまだ良かったんですが、そんなものは数え切れる程度で多くは感じられません。

カリスマ性があった山内溥社長も引退されて、僕の任天堂に対する信仰心は徐々に薄れていきました。

任天堂のWiiへのソフト供給に対する不満

↑2009年に公開したこちらの記事は任天堂信者だった僕が思いの丈をぶち撒けたからこそ各地で大反響を呼んだんだと思います。

ブログを始めてから生まれた様々なきっかけ

2007年秋になるとブログを始めるようになり、やがて、ゲームの話題を書くようになります。

数ヵ月後、様々なブロガーさんと交流を持ち、思い入れのあるゲームを記事にしたり、好きなゲームの話題を共有するようになるんですが、この時、僕は恥ずかしくなったんです。

みんな様々な機種のゲームを楽しく語っているのに、自分は任天堂のゲームばかり。

学校でN64やゲームキューブについてバカにされた記憶が強く印象に残っている事もあって、任天堂のゲームばかり楽しんでいる僕は傍から見てダサいんじゃないかと気にするようになったんですね。

そこで、ブログでは任天堂ハード以外のゲームも取り扱えないかと試行錯誤するようになります。

自分が任天堂ハード以外でプレイした数少ないゲームのレビュー記事を書いたり、弟から貰ったPSPで体験版をダウンロードして記事にしてみたり。

それでも任天堂ハードの話題が圧倒的でしたが、2008年秋、大きな転機を迎える事になります。

Xbox 360で本格的に他ハードのゲームにハマる!

2008年秋、ブログのネタを探すためインターネットサーフィンをしていると、Xbox 360が大攻勢に出る事を知ります。

本体価格が1万円ほど安くなり、60GBモデルが29,800円(税込)にまで安くなったんですね。

さらに「インフィニットアンディスカバリー」「ラストレムナント」「スターオーシャン4」とスクエニから大作RPGが続々と発売!

何よりもN64で楽しんだ「バンジョーとカズーイの大冒険」の新作、「~ガレージ大作戦」が発売になるのが気になって仕方がなかった。

これがPS3だったら当時の僕は抵抗あったと思いますが、日本ではあまりバッティングしている印象がないマイクロソフトのゲーム機だったら比較的入りやすく感じられ、僕は値下げを機に購入する事にしました。

最初にプレイしたゲームは値下げと同時に発売された「インフィニットアンディスカバリー」。

このゲームは正直なところあまり楽しめませんでしたし、その後に発売された「グランド・セフト・オートIV」も洋ゲー特有の粗さが目立ってそこそこ止まりの印象でした。

本命だった「バンジョーとカズーイの大冒険 ガレージ大作戦」もそれなりレベルで、2008年いっぱいはまだWii/DS中心のゲームライフでしたね。

そんな僕の大きな転機となったのが、「ギアーズ オブ ウォー」シリーズとの出会いでした。

「ギアーズ オブ ウォー」は当時、ネット上で評判が良かったので「2」の国内発売を機に手を出してみたんですが、これが凄い面白かった!

元々、ゲームキューブで同系統のゲームとなる「バイオハザード4」を楽しんでいたのもありますが、そちらと比べてもTPSとしての完成度が非常に高く、難易度ハードコア、インセインでクリアする頃にはこのゲームの虜になっていました。

何が面白いかって、マシンパワーの高さをゲーム性に活かしていたから。

リアルタイムで日本語の会話が聞こえ、シームレスにゲームが展開される事で臨場感や没入感が高まり、「時のオカリナ」の頃に感じた刺激を味わえたんです。

それまでの僕はゲームのスペックなんてプレイステーション2やゲームキューブレベルで十分でしょと思っていましたが、この頃から考えを改め始めましたね。

アイデア次第ではゲーム機のスペックは必ずしも必要ではないけど、スペックが上がれば実現できる事は増えるんだと。

今までは単に映像を綺麗にしただけのゲームにしか出会えたなかったから、スペック至上主義には賛同できなかったんですよね。

でも、海外のゲームはスペックの高さを上手く活かし、オープンワールドなど新たなゲームデザインを構築している事を知ってからは考えを改めたんです。

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ついにプレイステーションハードを自ら購入する事に

さらに同時期、大きな出会いが待ち受けます。

E3 2009のSIEプレスカンファレンスで流れたPS3「アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団」のプレイ映像があまりにも面白そうに見えたんです!

「アンチャーテッド」は「インディ・ジョーンズ」に影響を受けたアクションアドベンチャーゲームで、冒険ゲーム好きな僕の琴線に触れるものだったんですね。

Xbox 360で海外ゲームを楽しむようになったのでその頃には抵抗感は全くと言って良いほど存在せず、本当に魅力的でした。

また、SIEから発売されている「リトル ビッグ プラネット」も「スーパーマリオ」みたいで面白そうに見えてPS3でも欲しいゲームはいくつかあったんです。

そんなある日、PS3の薄型モデルが発表され、さらに定価が1万円ほど安くなるというニュースが飛び込みました。

これはもう、PS3も買うしか無いな!

2009年9月3日。ついに僕は人生初となるプレイステーションハードを購入する事になりました。

この時点で僕はWii/DS/Xbox 360/PSP/PS3と当時の現行機をすべて取り揃えていて、晴れて全機種持ちゲーマーになったんです。

とは言え任天堂ハード以外を楽しむようになってからはまだ日が浅く、偏見も沢山持っていました。

例えば甲高いボイスが沢山収録されたキャラクターありきのゲームは漫画やアニメにほとんど触れてこなかった事もあって苦手でしたし、PS1時代から続いている人気シリーズの多くは理解が足りず、手を出しにくかった。

なので当時はその手のゲームを避けるようにして、PS3/Xbox 360共に基本はキャラクターが媚びておらず、シリーズの歴史が浅かった海外ゲームの購入がメインでした。

「アンチャーテッド」「アサシン クリード」「ヘビーレイン」「コールオブデューティ」「ゴッド・オブ・ウォー」「バイオショック」

本当に色んな海外のゲームに手を出しましたよ。そのほとんどが非常に面白く、僕の価値観を変えていきました。

トドメとなったのが「デモンズソウル」。

フロム・ソフトウェアから発売された国産タイトルですが、海外ゲームっぽい見た目なので当時の僕は自然に入れました。そして・・・

なんだこの面白さは!?

ファミコン時代を彷彿とさせる高難易度。探索要素が強いフィールドの攻略。中世ヨーロッパの世界観。主張し過ぎないイベントシーン。

ゲーム性や遊びごたえを重視している僕にとってはドツボで、それまでは考えられないほど1日のプレイ時間が増していきました。

ゲームってまだこんなに面白いものだったのか!?

Wiiの場合はゲームキューブからの正当進化の幅が狭く、体感操作の面白いゲームにもあまり出会えず正直なところ物足りなさを感じていたんですね。

それがゲーム熱の低下に繋がっていたんですが、PS3/Xbox 360で数多くの傑作を見つけてからは一気に熱が高まりました。

そして、僕は思うようになったんです。

任天堂以外からもこんなに面白いゲームが沢山発売されているのに、今まで何をやっていたんだ!?と。

この頃から僕は空白の10年間を埋めるべく、任天堂ハード以外のゲームも積極的に買うようになりました。

苦手だったキャラクターありきのゲームにも少しずつ手を出していくようになり、時間はかかりましたが国産タイトルのレパートリーも増やしていきます。

「ファイナルファンタジー」「メタルギアソリッド」「龍が如く」「アトリエ」「初音ミク」「ダンガンロンパ」「ペルソナ」

いわゆるPS系ゲーム、キャラクター・アニメゲームと言われているものも手を出すようになりました。

さらに全く手を付けていなかったPS2、PS1のゲームも続々と購入!

PS2のゲームはワンコインで売られているものやPS3などで展開されたHDリマスターを。

PS1のゲームはゲームアーカイブスで色々と購入して、空白の10年間を少しでも埋めるようにしていったんです。

本当はプレイしたかったのに、宗教上の関係でプレイ出来なかった当時の悔しさを晴らすために・・・

その一方で任天堂のゲームも注目作はしっかり買うようにしていたので、2010年になると年間の購入タイトル数は50本前後。ダウンロードタイトルを含めると100本前後には達していましたね。

ブログではクリアしたゲームのレビューも積極的にしていきました。

様々なゲームをレビューして、最強のゲームレビューブログを目指してやるんだ!

いつの間にかそんな目標も生まれていたんです。

仕事もしていましたが、自由時間のほとんどをゲームかブログに費やしていました。

テレビは一切見ないし、アニメや漫画、映画もほとんど触れない。傍から見たらドン引きするくらいゲームやブログに傾倒していきました。

数をこなしたい。短時間の濃い時間を味わいたい。そういう想いもあったので、プレイするゲームの多くは15時間前後でクリアできるものでした。

クリアまでに50時間掛かるようなゲームは余程の事がない限り手を出しません。

だからパパっとクリアして次のゲームに移り、1週間に平均で1~2タイトルをクリアしていったんですね。

コンシューマーゲーム好きが集まる楽園になるのを目指して

色んなゲーム機のタイトルを楽しむようになり、ブログで色々書いてからもう一つ大きな目標が生まれました。

そう!様々な趣向のユーザーが争うことなく集まったコンシューマーゲーム好きの楽園です!

僕が全機種を持って色々楽しむようになった頃、ゲームブログ界ではゲーム系迷惑サイトが台頭しました。

つまり、各ゲーム機のネガティブな情報を拡散し、コメント欄では読者同士が争いっているサイトの事です。

影響力は非常に大きく、ゲームブログ界の民度はたちまち悪くなり、ちょっとでもコメント欄を放置していると無法地帯になるようになったんですね。

僕はそれを見て「昔の自分を見ているみたい」「あんなブログにはしたくないな!」と思うようになり、自分ところのコメント欄は徹底的に管理するようにしました。

また、色んなゲームハードファンに満足してもらえるような記事を作るよう意識するようにもなったんです。

過去が過去なのでどうしても任天堂への愛が目立ってしまいますが、PS/Xbox関連を目立たせるように無理やりそちらをプッシュしたり、あえて任天堂に対して厳しい書き方をしてバランスを取るようにしました。

実際、任天堂に対しては不満も多かったですしね。「マンネリ」というワードを呪文のように使いまくり、批判的な記事を何度も公開しました。

でも、どんなにPS/Xboxを推しても、任天堂に対して厳しく当たっても当ブログを熱心に読んでくださっている読者は任天堂ファンが目立っていたんです。

やっぱり僕の任天堂愛が文章から滲み出ているようで、読者層は簡単には変えられないんですね。

変にバランスを取るため任天堂ファンにとっては不快な記事をいくつか公開してしまった事をこの場でお詫びします。

あの時は本当に申し訳ありませんでした!!!

ブレス オブ ザ ワイルドで任天堂を見直した

とはいうものの、一時期の任天堂に対して不満に思っていたのは事実です。

全機種を満遍なく取り扱うブログを目指していたため任天堂関連の記事もずっと書き続けていましたが、一時期は任天堂のゲームをほとんどやらなくなりました。

PS4ソフトの購入本数が凄い事に!?2016年に購入した新作ゲームを振り返る!

特に2016年は顕著で、PS4/Xbox Oneソフトを合計30タイトル購入している一方、3DS/Wii Uソフトは8タイトルしか購入していませんから。

例年以上に豊作だった!2016年マイベストゲームランキング(パッケージタイトル編)

年間のお気に入りランキングでも任天堂ハードのゲームはTOP20に1タイトルしか入れられず、当ブログの記事もPS4関連が目立っていました。

それでも「ポケモンGO」のためにスマホを買い替えたり、「スーパーマリオ ラン」のためにiPadを購入したり、amiiboを大量に購入するなどサラッと任天堂愛を見せていましたが、任天堂に対して否定的な記事を書くことも増えて一部の読者をガッカリさせたと思います。

でも、Switch/Wii U「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」をプレイして「やっぱり任天堂はスゲェわ!」と思うようになったんですよ。

ブレス オブ ザ ワイルド」は「時のオカリナ」と同等かそれ以上に素晴らしい作品で、それまでにあったアタリマエを見直して現代向けに大きく生まれ変わっていました。

それでいて昔ながらの歯ごたえも備わっていて、長年、不満に思っていた「マンネリ」と「低難易度」という大きな問題を解決していたんですね。

しかも任天堂ゲームならではの手触り感の良さも健在で、本当に言うことなしの傑作だった。

まだ任天堂もこんな素晴らしいゲームを作れたのか!?と本気で見直しました。

また、同時に発売されたニンテンドースイッチも近年の任天堂ハードでは最も気に入っています。

サクサク動作しますし、携帯モードで気軽に楽しめるうえマシンパワーも国産タイトルをプレイする分には問題なし。

Wiiを彷彿とさせるユニークなギミックも盛り込まれていて、まさに任天堂ハードの集大成に感じますから。

これは素直に応援したいハードだと感じ、最近は盛り上げるための記事を色々書いています。

PSやXboxで発売になっているゲームも大好きになれたけど、任天堂も再び大好きになれました!

次の記事に続く。

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