▼この記事で主に伝えたいこと
・オープンワールドゲームの下位互換がリニア式ゲームではない。
・実は大抵のオープンワールドゲームがリニアとのハイブリッド式。
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
近年は広大な世界を好きな方面から攻略することが可能なオープンワールドゲームが増加してきましたよね?
そんな中、風当たりが強くなってきているのがリニア式のゲームです。
リニア式のゲームは寄り道をすることが出来ず、ほぼ一直線に進んでいきます。
しかし、リニア式にはリニア式の良さがあるのも確かなんです。
本記事ではオープンワールドゲームとリニア式ゲームの長所と短所をまとめていきたいと思います。
目次
オープンワールドゲームの長所
その1:圧倒的な自由度
わぁ・・・ひろーい♪
オープンワールドゲームはマップが広大です。
東西南北を縦横無尽に駆け抜けられます。
ゲームによっては序盤から好きなエリアに侵入することが可能で、自由度に関しては圧倒的だと思います。
その2:やらされている感が生まれない
オープンワールドゲームの多くは好きな順番からミッションを楽しめます。
近年のゲームになるとミッションを途中で中断して別のミッションを楽しめるようになりました。
その結果、やらされている感が生まれなくなったんですね。
例えば学校の宿題と自習勉強。どっちが楽しく感じました?
ぼくは圧倒的に後者の自習勉強です。
前者の宿題はやらないといけない義務感が生まれてしまいますが、後者の自習勉強は自分の好きなように出来ますからね。
オープンワールドゲームの場合、後者の自習勉強に近い自主的だからこそ生まれてくる楽しさがあります。
ただし・・・(短所に続く)
その3:色んな人のプレイを楽しめる
オープンワールドゲームは自由度が高い!
ということはプレイヤー毎に色んなプレイスタイルが生まれてきます。
なので、色んな人のプレイを楽しむことができるんですね。
これはSNS全盛の昨今では非常に大きな長所になると思います。
特に動画サイトでは色んな人のプレイを眺められるので、情報共有する楽しさが飛躍的に増しました。
その4:ネタバレのリスクが低下する
プレイヤーによってゲーム体験が変化する。
ということは人それぞれのストーリーが描かれることになるので、ネタバレのリスクが低下します。
人によってはネタバレというものはナーバスになりがちなだけに、これは有り難いですね。
オープンワールドゲームの短所
その1:計算された仕掛けを盛り込みにくい
オープンワールドゲームは自由でどこからでも侵入できるのが大きなウリとなっています。
しかし、その分だけ開発が大変になるのも確かなんですね。
それ故に多くのオープンワールドゲームはどこからでも侵入しても差し支えない設計にしてしまいがちなんです。
つまり、特定のエリア限定の仕掛けを盛り込まなくなってしまい、テンプレ感が生まれてしまうんですね。
その結果、ストーリーやギミックが平坦化してしまい、メリハリのない単調なゲームプレイになりがちです。
その2:開発者のエゴが目立ちすぎると作業感が増す
せっかく広大なマップを作ったんだからいっぱい遊んでよぉ♪
開発者だったら多くの方が思うであろうエゴですが、これが目立ちすぎると途端に作業感が増すんですよねw
例えば達成率50%以上にならないと最終ステージに挑戦できない場合。
この場合、達成率50%にすることばかりが目的になってしまい、長期的に見るとやらされている感が生まれてくると思うんです。
何をやっても自由なのがオープンワールドゲームですから、下手に時間稼ぎの要素を入れたら利点が相殺されてしまいます。
せめて達成率50%にすると強力な武器が手に入ってラスボスを倒しやすくなるなどのご褒美が貰える程度にしてほしいです。
その3:リソースが分散して派手な演出を盛り込みにくい
これはPS3世代以前の話になってしまいますが、かつてのオープンワールドゲームはグラフィックが粗い印象でした。
当時のゲーム機では満足にオープンワールドゲームを作ることが出来ず、リニア式のゲームと比べて色々と粗削りになりがちだったんですね。
その代表例がグラフィックですが、他にもあります。
例えばキャラクターの挙動や環境破壊描写です。
広大なフィールドにリソースを割き過ぎてしまい、この辺りに割けるパワーがなくなってしまったんですね。
とは言えPS4世代になってからはこの問題が解消されていきました。
今ではオープンワールドゲームでもリニア式ゲームに負けず劣らずのグラフィック、挙動、環境破壊描写を盛り込めるようになり、時代が追い付いてきた印象です。
その4:ストーリーや目的を忘れやすい
オープンワールドゲームは様々な寄り道が出来ます。
しかし、それ故に前回のストーリーや目的を忘れやすいんですよね。
最近のゲームは回想機能が充実し、それまでのあらすじをいつでも確認できるようになりましたが、それでもピンと来ないことがあります。
あっちこっちへ行ってしまった故にぜーんぶ中途半端になってしまった!
そうなってしまうことは多いです。
その結果、本来の目的を忘れてしまい、ゲーム攻略という意味で迷子になってしまうこともあります。
その5:移動が面倒
オープンワールドゲームの多くは移動が面倒です。
探索のためフィールドの端っこへ行った場合、戻ってくるのにどれだけの時間を要するのでしょうか?
また、仮にファストトラベルによって遠くのエリアへワープ出来てもロード時間が発生します。
頻繁にあちこちへ移動するオープンワールドゲームの場合、しょっちゅう「NOWLOADING」の文字を見ることになるでしょう。
オープンワールドゲームはシームレスプレイがウリなのにどうしてこうなった!?
もちろん、一部のゲームはファストトラベルのロード時間が早かったり、移動が快適過ぎてワープする必要がなかったりしますけどね。
リニア式ゲームの長所
その1:計算された仕掛けを盛り込みやすい
リニア式ゲームはルートが限定されていますが、だからこそ計算された仕掛けを盛り込みやすく感じます。
例えば派手なストーリー展開。
伏線を張って回収されるような展開はルートが固定化されているからこそ生み出せる訳ですからね。
ゲームプレイの面でもジェットコースター的なアトラクション色の強い展開はリニア式ゲームならではだと思います。
その2:リソースを集中させやすい
その1にも通ずる話ですが、リニア式ゲームだとリソースを集中させやすく感じます。
とにかく目に見えているもの全てにパワーを注げるため、グラフィックを凝らせたり、派手な環境破壊描写を加えられると思うんですよ。
ぼくがプレイしたPS3ソフトでベストグラフィック大賞を挙げるとなったら大半がリニア式ゲームでしたw
このことからもリニア式ゲームはリソースを集中させやすいことが分かると思います。
ただ、前述の通りPS4世代になってからはオープンワールドゲームでもグラフィックを凝らせることが簡単になってきたので、この点に関してはリニア式ゲームのアドバンテージが薄れてきています。
その3:ストーリーに集中出来て目的を見失いにくい
リニア式ゲームがリニア式な理由。
その多くは”ストーリーありき”だからだと思います。
とにかくストーリーを楽しんでもらうことが第一としてあるので、そっちに集中させやすいんですね。
おかげで目的を見失わずにプレイすることが出来ます。
その4:移動が快適
リニア式ゲームはルートが固定化されています。
ということは端から端までを行き来するとか移動が面倒なシチュエーションが生まれないじゃないですか!?
テンポ良く移動ができるのは快適性の面ではとても有り難いことです♪
リニア式ゲームの短所
その1:寄り道ができない
リニア式ゲームはとにかく前へ前へ進むことが最優先されます。
そのため寄り道をすることはほとんど出来ません。
しようとしても壁が覆っていたりして「前へ進め!」と遠まわしに言われてしまいます。
頭のスイッチが寄り道モードに入っている場合、苦痛に感じてしまうかも知れません。
その2:やらされている感が出てしまう
リニア式ゲームは行くべき場所が決まっています。
それ故にやらされている感が出てしまうことも多いです。
例えば目的地のマーカーが表示され、「○○へ行け!」なんてゲーム側に指示されたらもうねw
しかもその間に戦闘や謎解き要素が入るとゲーム要素が邪魔に感じてしまうこともあります。
その3:リプレイ性が低い
リニア式ゲームはルートが固定化されています。
ということは2周目も同じようなルートを通ってしまい、ゲームプレイに新鮮味が生まれにくいです。
それ故にリプレイ性が低下して「一回クリアしたら満足」になりがちなんですね。
その結果、商品としての寿命が縮まってロングヒットが難しくなってしまいます。
※補足:この点に関してはストーリーが重視されたリニア式ゲームを指しています。
その4:ネタバレのリスクが高まる
ルートが固定化されている。
ということは誰がプレイしても同じような結末になる訳なので、ネタバレされたらさあ大変!
先の展開が分かってしまい、人によっては楽しさが半減してしまう恐れがあります。
これはSNS全盛の昨今では大きな弱点です。
SNSで情報共有することでコンテンツが拡散されるというのに、ネタバレ要素によってそれが妨げられるとは・・・。
このような要因によってリニア式ゲームの構造は時代に合っているとは言えません。
全体のまとめ
オープンワールドゲームとリニア式ゲームの長所と短所をぼくなりにまとめてみました!
こうしてみるとそれぞれに利点と欠点が存在するのが分かりますね。
近年はオープンワールドゲームがリニア式ゲームよりも上に見られますが、必ずしもそうでないことが分かります。
補足:実は大抵のオープンワールドゲームがリニアとのハイブリッド式
ゲームジャンルとしてオープンワールドが存在するので勘違いしがちですが、実は完全なオープンワールドゲームってほとんどないんです。
大抵のオープンワールドゲームはストーリーやゲームシステムを理解してもらうため多かれ少なかれリニア式ゲームの要素を取り入れているんですね。
例えば導入部分。
多くのゲームはあらすじを語ったり操作方法を理解してもらうためリニア式になっています。
あとはストーリーの山場となる部分もリニア式になっていることが多いですね。
ですので、ジャンルがオープンワールドだからといってストーリーがイマイチだったり単調とは言い切れません。
出来が良いオープンワールドゲームはリニア式ゲームのエッセンスも盛り込んで良いとこ取りをしている印象です。
個人的にはリニア式の方が好みなゲームが多いですね。
まあ、やることがはっきりしてる方がいいっていうのがあるんですけどね。
オープンワールドでも結構ミッションとかあるので結局は目的とかがあるのが多いんで下手に広いだけのゲームより狭くても中身が濃い方が好きなんでしょうね。
寄り道があまり好きじゃないっていうのもありますがw
メタルギアとかギアーズもストーリーに関しては決まったような道ですからね。
そういうのになれてるせいかやらされている感があまり感じないのかも。
メタルギアライジングなんて海外版はもう合計80時間以上もやってるんでw
やりこみ要素もあまりないのとリピート性も高いとは言えないのにですw
海外版の赤い血を見たいがためにやってるようなもんですw
むしろオープンワールドのサブクエストとかそういうのでやらされてる感を感じてしまうんですよね自分は。