1994年5月に発売されたMD「ソニック・ザ・ヘッジホッグ3」を今回はレビューします。
MD「ソニック・ザ・ヘッジホッグ3」はハイスピードアクションゲームシリーズのナンバリング3作目です。
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- ハリネズミを操作してゴールを目指していく2Dアクションゲーム。
- 前作からステージの全長が長くなった。
- グラフィックがさらにパワーアップした。
初リリース日 | 2Dアクション |
対応ハード | メガドライブ |
ジャンル | 2Dアクション |
推定クリア時間 | 5~6時間 |
売上 | 不明 |
発売元 | セガ |
目次
良いところ
メガドライブの限界に挑戦したロングステージ
え?メガドライブってここまで長いステージを作れるの?
思わずそう感じてしまうほど本作のステージは長く、下手をしたら10分近くかかるほどのボリュームです。
その間、画面の暗転はなく、シームレスにスタートからゴールまで進むので驚きました!
それまでの作品と同じく非常にハイスピードでステージを駆け抜けるため用意されている画面の数は多く、マップを描こうと思ったら相当な大きさになると思います。
ステージによってはACT1からACT2への切り替わりもシームレスですし、色々と無茶をしています。
アクション面は正統進化!新たにダブル回転アタックというアクションが追加され、プレイヤーキャラがテイルスの場合は空を飛んだり、水中を泳ぐこともできるようになりました。
アイテムにはフレイムバリア、アクアバリア、サンダーバリアが追加され、それぞれ攻撃を一度だけ防いでくれる他、様々な恩恵を味わえるようになっています。
過去作よりもダッシュできるエリアは多くなっていますし、ハイスピードアクションゲームとしての完成度は確実に増していましたね。
さらに洗練されたグラフィック
グラフィックは前作からさらに洗練されました!
ソニック達のグラフィックはより滑らかになり、ドット絵というよりはCGで描かれているかのよう。
背景の凝りようも相変わらず目を見張る物で、時々、走るのを止めてじっくり眺めないと勿体なく感じるレベルです。
印象に残るBGM
過去2作はDREAMS COME TRUEの中村正人さんがBGMの制作を担当していました。しかし、本作には関わっていません。
そうなるとBGMの劣化が懸念されますが、個人的にはむしろ今作のほうが印象に残りました。
本当にジャングルを探索しているかのような民族系から小室サウンドを彷彿とさせるダンスミュージック系などバラエティに富んでいて、過去作との差別化に成功しています。
セーブ機能を搭載!
今作にはバックアップ機能が搭載されました。
つまり、電源を切っても前回のワールド(ゾーン)からプレイする事が可能になっていて、クリアまで一気にプレイする必要がなくなっています。
本作の発売は1994年とメガドライブの後継機となるセガサターンが発売される年なので、むしろ、遅すぎるくらいだと思いますけどねw
惜しいところ
制限時間が厳しい
過去の作品と比べてステージが長くなった一方、制限時間はそのままでした。
そのため終盤にあるチェックポイントに触れた時は時間切れギリギリになる事が多くなっています。
チェックポイントから再開する時はそれまでのタイムも引き継がれるため、例えば倒すのに時間がかかるボス戦前で制限時間ギリギリの状態だったら詰んでしまうんです。
終盤のチェックポイントに触れる場合、最低でも残り時間が3分はある状態にした方が良いですね。
ステージ数が少ない
本作のステージはたったの6×2=12しかありません。
その代わり1ステージが長くなり、ACT1でもボス戦が用意されているので密度は濃くなっているんですけどね。
ちなみに本作は予定したボリュームの半分が削られていて、残りの半分は「ソニック&ナックルズ」として発売されたようです。
よって、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ3」と「ソニック&ナックルズ」を合わせて本当の意味での「3」が完成されるんですね。
一応、今作だけをプレイしても一区切り付くことは付きますが、なんだか腹6分目の印象はあります。
全体のまとめ
用意されているステージ数が少なく、少し物足りないところはありますが、メガドライブの限界に挑戦した素晴らしい作品です。
スピード感はもちろん、ステージの充実感も凄く、完成度は確実に増していました。
メガドライブの限界に挑戦した2Dソニックの完成形シリーズ前編!
こんな人には特におススメ。
・2Dアクションゲーム上級者。
・タイムアタック好き。
こんな人にはおススメできない。
・2Dアクションゲームが苦手な人。
ソニック・ザ・ヘッジホッグ3/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約10時間
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Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
自分はリアルタイムでは無く
GCの移植作品でプレイしたが3&Kはその時代でも十分なインパクトがありましたね
ステージが長くて10分じゃキツイステージがあるは3あるあるですねw
1994年といえばスーパードンキーコングなどが発売されましたが、
こちらもなかなかの完成度ですよね。
ステージの長さはファンの間でもあるあるで知れ渡っていましたかw
ソニック3と&ナックルズは前後編だったのか!?なるほど。
このゲームはエンジェルアイランドのBGMが好きです。
プレイしたことはないですけどね(^_^;)
「ソニック&ナックルズ」ってなんだろう?スピンオフなのかな?
と思っていましたが、立派な本編タイトルなんですよねw
エンジェルアイランドのBGMはご存知でしたか!?
それだけ、有名ということなのかな?
1や2と比べると本作は難易度が幾分下がっていたので
割と遊びやすかったです
ダッシュで駆け抜けられる箇所も増えてましたしね
2Dアクションでシームレスに次ステージへ
移行するのは珍しいですね
ステージの広大さを表現する演出でしょうか?
本作のステージクリアBGMはソニアドなどの
他の作品にもアレンジされて何度か使われてますよね
この作品は2Dソニックの中でも好きな部類です♪
スピード感も大きく上がっていて、
ソニックでやりたかったことが詰まっているのではないでしょうか?
メガドライブであそこまでのスケール感を出せるとは思いませんでした。
ちょっと舐めていましたね(^_^;)
本作のBGMは好きなので、後の作品でアレンジされて再登場したのは嬉しいです。