
メイド イン ワリオ ゴージャス/3DS
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2018年8月に発売された3DS「メイド イン ワリオ ゴージャス」のレビューをしていきます。
本作はマリオのライバルとして知られるワリオが主人公の瞬間アクションゲームですが、やり込み要素も洗練された究極のメイドインワリオです!
集大成的な側面が強いので新鮮味に欠けるところはありますが、シリーズファンはベストアルバム的な感じで楽しめます。
その一方で初心者は過去作のプチゲームを一気に楽しめるので、非常にお買い得な作品です。
ここからはそんな3DS「メイド イン ワリオ ゴージャス」の良いと思った点から書いていきます。
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- 5秒間で終わるプチゲームを連続でこなしていく瞬間アクションゲーム。
- 過去作のプチゲームを厳選して収録。
- 新規のプチゲームもいくつか収録。
初リリース日 | 2018年8月2日 |
対応ハード | 3DS |
ジャンル | 瞬間アクション |
推定クリア時間 | 3~4時間 |
売上 | 初週3.1万本/累計13万本 |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
プチゲームの収録数がシリーズ最大級!
一瞬で終わるプチゲームを連続でこなしていく「メイド イン ワリオ」シリーズ。
今作ではシリーズ最大級となる300種類のプチゲームを収録しています!
これまでの作品では200種類前後だったので、単純計算で1.5倍のプチゲームを収録していることになるんですね。
何故、これだけ多くのプチゲームを収録できたのでしょうか?
それは、歴代シリーズのプチゲームを多数収録しているからです!
シリーズファンなら思わず「懐かしい」と感じられるようなプチゲームが満載で、集大成としても楽しむことができます。
もちろん、ボタン、タッチ、回転、マイク操作のゲームすべてをカバー!
DS「うつすメイド イン ワリオ」のカメラ機能を使ったプチゲームこそは再現できていませんが、ほぼ全てのシリーズ作品を抑えています。
嬉しいのが、過去作のプチゲームでもグラフィックがアレンジされていることです。
全体的にグラフィックが描き込まれているので、オリジナル版よりもシチュエーションがわかりやすくなっています。
シリーズファンがプレイした場合、新たな発見があるかも知れません。
まわる操作も加速度センサーでカバー!
2004年に発売されたGBA「まわるメイド イン ワリオ」。
本作はGBAソフトでありながらも回転センサーをカートリッジに内蔵することで本体を回して楽しむプチゲームが多数収録されていました!
今作では3DSの加速度センサーを使って「まわるメイド イン ワリオ」のプチゲームを再現しており、違和感なく楽しめます。
ただ、3DSには振動機能が搭載されていないので、小型振動モーターが内蔵されていた「まわるメイド イン ワリオ」ほどは一体感を味わえないのが惜しいと思いました。
シリーズ初のボイスを収録
なんと今作、シリーズでは初となるボイスが収録されています!
そのためムービーシーンではワリオたちが喋りまくり、これまでの作品にはない一面を見せてくれます。
「メイド イン ワリオ」シリーズは多数のムービーが収録されているので、この恩恵は大きいです!
個人的にはボイスのおかげでワリオの好感度がアップしました。
ワリオって悪い奴というイメージが強かったけど、喋っているところを聴いていると明るくノリが軽くて面白いんですよw
ワリオの性格自体はこれまでの作品でも公式サイトや説明書のテキストで分かっていましたが、ボイスの追加によってより強調されました。
今更ですが、ボイスがあるとキャラクターの性格がより具体化されますね(それが良くもあり悪くもありますが)。
そして今作では各キャラクターのボイスをプレイヤーがアフレコできます!
え?意味が分からないって?
文字通りアフレコですよ笑
3DSのマイク機能を使って登場キャラクターのパートごとに声を入れることが可能で、声優になった気分を味わえるんですね。
単にボイスを収録するだけではなく、アフレコの遊びを取り入れるとはやられました!w
超多彩なチャレンジモード
ゲームをクリアするとチャレンジモードに挑戦することができます。
このチャレンジモードなんですが、用意されているルールが9種類もあるんです!
中にはシリーズではお馴染みのルールもありますが、今作から加わったユニークなルールも含まれていました。
特に印象的だったのが、おじゃまワリオ。
プチゲームを進めていくとワリオがあらゆる手段で画面をさえぎり、ゲームの難易度を高めてきます。
しかし、プチゲームを進めていくとゲージが溜まって一定時間ワリオの邪魔を食い止めることができるんですね。
ワリオの邪魔を食い止めつつプチゲームを進めていくゲーム性は斬新でした。
邪魔といえばWii U「ゲーム&ワリオ」の「ゲーマー」も収録されています。
今作でもナインボルトがお母さんの目を盗んで「メイド イン ワリオ」を進めていくというユニークな内容で面白いですね。
Wii U「ゲーム&ワリオ」では22種類のプチゲームしか収録されていませんでしたが、今作では大幅に増えているので嬉しいです!
やり込みのモチベーションを高めてくれるガチャコロン
今作もストーリーをクリアするだけなら1時間程度で終わってしまいます。
ですが、ガチャコロンのおかげで何十時間も楽しめるようになっていました!
ガチャコロンとはガチャガチャのようなもので、600コイン払うことで様々なおまけを1個入手出来ます。
このおまけがバリエーション豊かでつい集めたくなるんですよね。
おまけの種類は大きく分けて8種。
前述のアフレコからミニゲーム、でんわ、ムービー、カード、ニンコレ、レコードなど幅広く、それぞれに何十種類も細分化されているのでコンプリートは大変です。
特に魅力的だと思ったのが、全14種のミニゲーム。
ミニゲームはいずれもスコアアタック系ですが、中には収集要素があったり複数のステージが用意されているものもあって作り込まれているんですよ。
中毒性も高く、ミニゲームだけでも長く楽しめます。
さらにモチベーションを高めてくれるミッション要素
今作も最終的な目的はおまけ要素のコンプリートになります。
そのため「プチゲームをプレイする→コインを稼ぐ→ガチャコロンに挑戦」という流れが生まれてきますが、作業的でやる気にならない人も出てくるでしょう。
そんな方のモチベーションをさらに高めてくれるのが新要素のミッション要素!
すべてのモードには目標スコアが設定されていて、それを上回ることでボーナスコインが貰えるんです!
そのため効率よくコインを稼ぐためには様々なモードに挑戦して目標スコアを上回るようにプレイしなければならず、ゲームプレイが単調になりにくくなっています。
ミッション要素はスマホゲーではお馴染みですが、上手く「メイド イン ワリオ」に輸入してきました!
惜しいところ
もう少し新規のプチゲームが欲しかった
本作は新作ゲームとして売り出されていますが、実際には過去作の集大成的な側面が強いです。
そのため過去作に触れていればいるほど新鮮味に欠けるところはあります。
質の高いプチゲームを厳選しているとは思いますが、もう少し新作プチゲームも欲しかった。
ちなみに新作のプチゲームでは「ニンテンドー3DS~タッチペン」が印象的でした。
このプチゲームではポリゴンで作られた3DSを回転させ、タッチペンを探すのが目的となっています。
DS系ってバージョンごとにタッチペンの仕舞う場所が異なるので、最初はどこにあるのか探してしまうんですよね。
そこにゲーム性を見出してプチゲームとして収録してくるとはやられましたw
人によっては長く楽しめない
前述の通りストーリー自体は1時間程度で終わってしまいます。
それ以降はチャレンジモードやミッションのクリア、コインやおまけ集めが中心となり、メリハリがありません。
ミッション要素の追加で過去作と比べたら単調になりにくいですが、ストーリー性を重視しすぎるとこれでも厳しいかも。
「メイド イン ワリオ」シリーズとしてみたら工夫されている方なんですけどね。
2018年のフルプライスゲームという価値観で見るとまだ厳しいかもしれません。
メイド イン ワリオ ゴージャスのレビューまとめ
歴代シリーズの良いとこ取りでベストアルバム的な側面が強い作品。
過去作で見られた欠点を潰そうとする心意義も感じられ、文句なしのシリーズ最高傑作です。
欲を言えばもう少し早い段階で発売してほしかった。
DS「メイドイン俺」から9年間、ずーっと新作が途絶えていましたからね。
3DS初期に発売されていたらもっと高く評価されていたんじゃないかと思います。
やり込み要素も洗練された究極のメイドインワリオ!
こんな人には特におススメ。
・シンプルなゲーム好き。
こんな人にはおススメできない。
・凝ったストーリー要素を求める人。
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「リズム天国ザ・ベスト+」っぽい内容ですね。いつものワリオって感じでしょうかね?今はRPGツクールでのゲーム制作とか、シムズ4とかデトロイトもウルフェンシュタインも積んでいるので、購入は見送りします。