どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回はSwitch2版「スターフォックス」のレビューをしていきますが、まずはひとこと言わせてください!
フォックス、帰ってきてくれて本当にありがとう!
「スターフォックス」は長年、新作が途絶えていたので、こうして再び遊べる日が来たことが本当に嬉しいです!
そんなSwitch2版ですが、さすがN64版をベースにしているだけあって、ゲームとしてはとても良くできています。
仲間とのドラマに、シューティングゲームの駆け引き、そして充実のやりこみ要素。何度でも遊べる仕掛けが満載で、ぶっ通しで遊んでしまいましたw
一方で、原作を何度も遊んできたファンだからこそ気になってしまう点も目立っている印象です。
本記事ではそんなSwitch2版の長所と短所を正直に語っていきますので、興味がある方はぜひ最後までご覧ください。
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- ステージクリア型の奥スクロール型シューティングゲーム。
- N64「スターフォックス64」(1997年発売)のリメイク作。
- グラフィックやセリフの刷新、ムービーなどが追加された。
| 初リリース日 | 2026年6月25日 |
| 対応ハード | Switch2 |
| ジャンル | シューティング |
| 推定クリア時間 | 1時間(1周) |
| 発売元 | 任天堂 |
目次
率直な感想
まず本作の率直な感想を言わせていただきますと…
近年の「スターフォックス」では一番よくできていると思いました!
とにかくシューティングゲームとしての面白さがピカイチで、N64版の輝きを見事に継承しています。
正直、3DS版に続いて2度目のリメイクなので「またか…」という気持ちもなくはないんですが、今作は変更点の数が凄いので、思ったよりも新鮮味があります。
グラフィックや挙動が別物レベルで変わっているのはもちろん、
- 台詞の変更
- ブリーフィングシーン
- プロローグムービー
- ホロメモリ
の追加にバトルモードの刷新など、色んなところに手を加えているので、このくらい変えるのだったら再リメイクもアリに感じました。
しかし、中には「え?そこ変えちゃうの!?」と感じるところがあるのも確かで、そこは一長一短かな。ここからはそれぞれの感想を語っていきます。
世界に入り込ませる工夫が凄い
今回のリメイク版で特に驚いたのが、世界に入り込ませる工夫が凄いことです。
「スターフォックス」は奥スクロール型のシューティングゲームで、ストーリーに沿ってステージを順番にクリアしていきます。
古典的なゲームではありますが、今作は世界観が大幅に掘り下げられていて、まるで映画をみているかのような印象を持ちました。
例えばプロローグムービーでは、ジェームズの失踪やピグマの裏切りが映像で描かれ、原作以上にドラマチックな幕開けとなっています。
そこからトレーニングモードへ移る流れも秀逸で、仲間との掛け合いを交えながら自然と操作を覚えられるんですよね。
しかも最後にはVR訓練だったことが判明して本編に突入する流れになっていて、原作ではバラバラだった要素が一つのストーリーとして見事につなげています。
さらにステージの合間にはブリーフィングシーンが追加。
スターフォックスとペパー将軍とのやり取りをムービーで見られるようになりました。
感心したのが、単なる作戦会議では終わっていないことです。
会話の合間にはフォックスがジュースを飲んだり、ペッピーがスリッピーの帽子を被らせるなど、いろんな仕草を見せてくれるので、生活感を生み出しています。
原作では淡々と通信している印象が強かったので、この追加要素は嬉しいです!
ゲーム内のシーンでもグレートフォックスがエリア6で姿を見せるようになるなど、原作では表現しきれなかった描写が追加されていて、映像だけではなく、ストーリーの解像度も上がっています。
そして図鑑機能。今作ではホロメモリというモードがあり、そこでは作中内の様々な設定を閲覧できます。
スターフォックスのメンバーはもちろん、敵やボス、惑星など、数十項目に及びます。
それらの情報が1つ1つ1,000文字前後に渡って記されているんですが、意外な情報が載っていたりするんですよね。
フォックスの学生時代の話とか、ナウスが時折ロボットらしくない反応を見せる理由とか。
作中内でチラッと触れる会話の内容を掘り下げたような情報が目立っています。
あと、チュートリアルにだけ登場するタヌキさん。実はアーウィンなどの機体を開発している会社の社長さんなんですね。
普通にプレイするだけではそんな設定、分からないので、衝撃の事実が判明しましたw
こんな感じで本作は原作と比べても設定が細かくなっているので、かなり本気でリメイクされています。
そして思ったんです。任天堂は今後も「スターフォックス」のIPを育てていくのだと。
「マリオギャラクシームービー」での活躍といい、もう一度「スターフォックス」を表舞台で花咲かせようとしているので、今後の展開が楽しみになってきました!
フォトリアルになったグラフィック
今作はグラフィックが飛躍的に進化しています。
N64版はローポリでしたが、今作はフォトリアル調になっていて、同じステージでも受ける印象が大きく変わりました。
地形のディテールは細かくなりましたし、光と影の表現も強化されているので、別物レベルで変わっているステージもあります。
まず印象的だったのが、フィチナです。ここは「スターウルフ」と戦う前半の山場みたいなステージですが、今作は雪の表現が強化されて、寒さが伝わるようになりました。
原作では地面がちょっと白いくらいで、寒い印象がそこまでありませんでしたから、この変化は驚きました。
というか、雪が強調されたことで、「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」のオマージュが強調されていますねw
あとはカタリナ。ここでは親友の「ビル」と再会を果たすんですが、地面の水辺が分かりやすくなっています。
N64版では地面が平らだったので、ここまで自然が豊かだとは思いませんでした。
そしてボスのディテール。全体的にサイバー感が増している印象で、SFシューティングゲームのボスっぽくなっています。
特にアクアスの「バクーン」はメカっぽくなっていて、ただの二枚貝ではないことが伝わってきました。
こんな感じでステージやボスのデザインは良いアレンジだと思いますが、「スターフォックス」のデザインは正直、前のほうが好きです。
全体的にリアルすぎる印象で、洋物感が強くなっています。特にスリッピーはちょっとカエル感が凄すぎるので、もう少し可愛らしくしてほしかったかな。
ただ「スターフォックスアドベンチャー」とは違い、日本語音声なので、遊んでいるうちに愛着を持てるようになりました。母国語に対応しているのって重要ですね。
快適になった一方で難しくなっている点も…
今作はN64版のステージ構成を再現しています。
そのため基本的にはN64版と同じような感覚で遊べるんですが、細かいところが色々変わっています。
特に印象的だったのが、操作性の改善です。
N64版では照準がブレやすく、ロックオン機能を使わないと敵に攻撃を当てるのが難しかったんですが、今作では微調整がしやすくなりました。
これによって円状に拡散する弾が厄介な「キラービー」とか、近づくと爆発する「機雷」を狙いやすくなっていて、スコアを稼ぎやすくなっています。
これはちょっと慣れが必要ですね。
マウスで照準移動できるのは良いんですけど、一人称視点強制なので、ローリングや宙返りをすると前が見えなくなりますw
ボタンも押しにくくなりますし、「マウス操作=快適」ではないですね。
ですが、別ゲー感覚で遊べるので、気分転換には良いと思いました。
ほかに良かったのが、リトライの仕様です。
N64版でリトライを選択すると、残基数が減少するほか、レーザーの強化状態やボムの所持数がリセットされました。
今作の場合、3DSリメイク版と同じく残基数は減りませんし、レーザーの強化状態やボムの所持数も継承されるので、かなりユーザーフレンドリーです。
ほかにも「スターウルフ」の体力ゲージが機体の上に表示されたり、分岐する地点で仲間がヒントを出してくれたり。分かりにくかったところが変更されています。
ただグラフィックがリアルになったことで視認性が変わっているので、逆に難しくなっているところもあると思いました。
特にベノムの神殿は暗くなっているので、障害物を避けるのが大変ですw
ぼくはモニターの近くでプレイしたからまだ良かったんですが、リビングで離れてプレイする環境ですと、明るさ調整をしないと厳しい気がしますね。
あと難易度が上がっているという意味では、「タイタニア」への行き方が限定されたことも印象的です。
原作では条件を満たせば複数の進行先から「タイタニア」も選べましたが、今作では特定のイベントを経由しないと進めなくなっています。
これ、N64版に慣れているとイベントを発生させずに進めがちなので、ちょっと戸惑いましたw
SF映画の吹き替え風になった台詞をどう受け入れるか
今作はステージ内のストーリーもN64版を再現しています。
ただ3DSリメイク版とは違い、台詞を完全に再現している訳ではなかったりします。
なんというか、N64版がアニメ風の掛け合いだったのに対して、今作はSF映画の吹き替えみたいな台詞になっているんですよね。
英語の台本を翻訳して構成しているというか。台詞の流れが硬くなっているので、原作ファンですと違和感があります。
声優さんの演技にしてもN64版よりも落ち着いている印象で、正直なところ、印象に残る台詞は減ってしまった印象です。
「そうだったのかぁぁぁぁぁ~」
「アンドルフさまぁぁぁ~ごめんちゃい」
こんな感じで喋ったら嬉しかったんですけどねぇ。
ただ今作はグラフィックがリアルになっているので、アニメみたいにコミカルな喋り方をすると、違和感が生まれてしまう恐れがあります。
それよりはSF映画の吹き替えのような落ち着いた演技にすることで、リアルになった映像とのバランスを取ったのかもしれません。
また、全てを変えているわけではなく、原作と共通している台詞もあるので、そこは残してくれて嬉しかったです。
特にファルコの「俺の獲物に 手を出すな フォックス!!」、ペッピーたちの「決して諦めるな!自分の感覚を信じろ!」は「スターフォックス」を象徴する台詞ですから、今作でも聴けたのが良かったです!
ここまでの話を聞いて
と思われるかもしれませんが、「スターフォックス」はリプレイ性が高いゲームです。
分岐要素やスコアアタックの要素によって同じステージを何度もプレイすることになるので、自然と台詞を覚えていきます。
そのため台詞にキレがなくなってしまうと寂しい気持ちが強くなってしまうので、原作ファンほど気になってしまうんですね。
逆に言えば新規の方ですと、今作の台詞が基準になりますから、この項目で挙げている点は気にならないかもしれません。
ちなみに、キャラクターの性格もちょっと変わっています。
フォックスが以前よりも軽い感じになっていたり、キャットが姉御っぽくなっていたり。
台詞や喋り方によってN64版とは印象が変わっているので、原作ファンですと、気になる方もいるかも知れません。
予想以上にガチなチャレンジモード
今作はやり込み要素も凄いことになっています。
N64版で見られた勲章集めはもちろん、特定の条件を達成するチャレンジモードが鬼畜すぎて驚きましたw
難易度ノーマルのミッションはまだしも、エキスパートになると初見クリアは無理ゲーですw
「100HITするまでノーダメージで進める」とか、「衛星アンテナ」を全て破壊するとか。
かなり意識しないと達成できないものばかりが用意されています。
でも達成するとホロメモリの項目が追加されるなどのご褒美があるので、ファンであるほど頑張れちゃうんですよね。
1周あたり1〜2時間程度です。
RPGとかに慣れていると「えぇ!?」って思われるかもしれませんが、シューティングゲームは繰り返し楽しむジャンルです。
同じステージでも2周目はもっと良いスコアを叩き出せるかもしれませんし、条件を満たすことで1周目とは違うルートに進めることもあります。
そういったリプレイ性を考慮に入れると20時間は遊べますから、そこまでボリューム不足には感じませんでした。
まあ今回は再リメイクなので、新ステージが追加されていたら良かったんですけどね。
新規の方でしたらステージ構成を覚えるところから始まるので、隅々まで遊んだら満足できるボリュームに感じます。
原作のパーティ感が継承されたバトルモード
今作にもバトルモードが収録されています。
それも原作にはなかったオンライン対戦が追加されて、各ステージごとに専用のルールが追加されました。
もはや別物になっているのでどう感じるのか気になっていましたが、かなり面白いです!
1戦だけ遊ぼうと思ったら悔しくなって何戦か遊んでしまったりして、原作と比べてもかなり味付けされています。
特に良かったのが、専用ルールの追加です。
どのステージでも4対4で戦い得点を競うことになるんですが、単に撃ち合うだけではなく、専用のミッションをこなす必要があります。
「コーネリア」では拠点を制圧しながら戦い、「フィチナ」ではエナジークリスタルを回収。
「セクターY」では貨物を運搬するといった感じでやることがありまして、上手くいくと大量の得点が入ります。
これによって戦略性が上がっている印象で、同じステージでも繰り返し楽しめるように作られています。
さらに、本作ならではの遊びとして面白かったのが、「なりきりフィルター」です。
USBカメラを接続すると、自分の顔をフォックスやファルコたちに変身させることができます。
しかも顔の向きだけではなく、口の動きやまばたき、眉毛の動きまで細かく反映。
キャラクターによっては変顔を決めることもできるので、知っている人同士で遊ぶと大盛り上がりでした。
負けたら変顔して、勝ったら決めポーズを取るとか。そういったアドリブ性があるので、対戦の面白さがさらに味付けされます。
少し残念だったのがオンラインの人口です。発売日にもかかわらず8人全員がプレイヤーになることは少なく、CPUが混ざる試合も珍しくありませんでした。
とはいえ、そのCPUが意外と優秀なんですよね。
「普通」でも並のプレイヤーと同じくらいの実力がありますし、「最強」だと歯が立たなくなるくらい強くなるので、プレイヤーが揃わなくても十分白熱した試合を楽しめました。
もちろん人が多いに越したことはありませんが、現状でも対戦ゲームとしての完成度は高く、「あと1戦だけ」が止まらなくなる中毒性を感じます。
そういったシステムはありません。
オンラインに対応しているとはいえ、3ステージしかありませんから、原作と同じく「おまけ」に留まっていると思いました。
【ネタバレ注意】ラストシーンについて
ここからはラスボス付近のネタバレを含みます。
演出などについて踏み込んだ話をするので、ネタバレを避けたい方はこのパートをスキップしてください。
スターフォックス(Switch2)のレビューまとめ
ここまでSwitch2版「スターフォックス」について語っていきました。
簡単にまとめると
- SF映画風に生まれ変わった再リメイク作
- 気になる変更点もあるが、ゲーム自体は最高に面白い!
といった感じです。
原作を何度も遊んできた者としては、変更されたセリフや演出など、もう少し残してほしかった部分もありました。
しかし、それ以上に世界観の作り込みや遊びやすさは進化していて、新生「スターフォックス」として十分満足できる仕上がりになっています。
特に初めて遊ぶ方でしたら、今作で「スターフォックス」の魅力を存分に味わえると思います。
そして原作ファンの方も、N64版との違いを楽しみながら遊ぶことで新たな発見があるかもしれません。
シリーズ復活の第一歩としては十分すぎる出来なので、この先も新作やリメイクが続いてくれることを期待したいですね。
こんな人には特におススメ。
・「ザ・スーパー マリオ ギャラクシームービー」でフォックスが気になった人。
・スコアタック好き。
こんな人にはおススメできない。
・N64版の台詞や演出を完全に再現しないとダメな人。
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