【レビュー】スーパーマリオパーティ ジャンボリー [評価・感想] 特大ボリュームの歴代最高傑作!

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回はSwitch「スーパーマリオパーティ ジャンボリー」のレビューをしていきますが、まずはひとこと言わせてください!

いやぁボリュームありすぎでしょw

1日だけでは遊び尽くせないほど中身が詰まっているので、コストパフォーマンスがとんでもないことになっていますw

1つ1つの完成度も高く、面白さもグレードアップしているので、年末はこれ一本で済ませても良いくらいです。

ただボリュームが多すぎるが故に課題が生まれているところもあると思いました。

本記事ではその辺りも含めてレビューしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

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このゲームを3行で説明すると?
  • マリオファミリーが活躍するパーティゲーム。
  • 7種類のボードマップ・112種類のミニゲームを収録。
  • クッパアスロンや体感ゲームなどミドルタイプのモードも多数収録。
初リリース日 2024年10月17日
対応ハード Switch
ジャンル パーティ
推定クリア時間 18~22時間(全要素プレイ)
発売元 任天堂

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良いところ

過去作の良いとこ取りなゲーム内容

今作最大のポイントは、過去作の良いとこ取りなゲーム内容です。

「マリオパーティ」シリーズはSwitchでは3作発売されています。

1作目は「スーパー マリオパーティ」で、2作目は「マリオパーティ スーパースターズ」。

そして今回レビューする「スーパーマリオパーティ ジャンボリー」。

いずれもサイコロ振って遊べるスゴロクモードと大量のミニゲームをセットにしたパーティゲームで、ごった煮感溢れる内容となっています。

ただ過去に発売された2作は完璧とは言えなかったんですよね。

「スーパーマリオパーティ」はJoy-Conの機能を使ったミニゲームは面白いけど、テンポは良いとは言えず、スゴロクモードはボリューム不足。

「マリオパーティ スーパースターズ」は懐かしのネタが満載でテンポが良くなったけど、新ネタはほとんどなく、スゴロクモードは相変わらずボリューム不足。

どちらもコンセプトがしっかりしている反面、全てのニーズを満たしているとは言えず、腹6分目なところがありました。

一方、今回の「スーパーマリオパーティ ジャンボリー」は過去2作で良かったところを寄せ集めているので、隙の少ない仕上がりとなっています。

4〜5種類だったボードマップは7種類に増加。

1つ1つの密度も凄く、専用のイベントやアイテムもたくさんあるので、繰り返し遊べるように作られています。

さらに1作目で良かったJoy-Conの機能を活かしたミニゲーム、プレイアブルキャラクターの多さ。

2作目で良かった懐かしのボードマップ・ミニゲームもしっかりとカバー。

オンラインモードもフレンドマッチ・ランダムマッチ共に抑えているので、遠く離れた友達と遊べるのはもちろん、世界中の知らない人とも遊ぶことができます。

個人的に良いと思ったのが、プレイアブルキャラクターが22体もいることです。

マリオファミリーはもちろん、クッパサイドのキャラクターもまた使えるようになっているので、思わぬキャラに愛着を持ってしまいました。

ずんぐりむっくりなチョロプーやハックン、いじけた姿が可愛らしいクリボー。

それまではお邪魔キャラとしか思っていなかったキャラでも愛着が持てるような仕草を見せてくれるので、つい「可愛い」と口に出したくなりました。

マリオブラザーズにしても帽子を脱いでアピールするなどモーションが一新されているので、ついスクショしてしまいます。

これだけでも大満足ですが、今作はそのうえで画期的な要素を搭載。

一発逆転を狙えるジャンボリーフレンド、最大20人でレースをするクッパアスロン、最大8人で協力して戦うクッパバスターズ etc…

新しい形の「マリオパーティ」を提示しているので、新鮮味もしっかりと味わえます。

前作の「マリオパーティ スーパースターズ」がほぼリメイク的な作品でしたので、久しぶりに「マリオパーティ」の完全新作を遊んでいる感じがしましたね。

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ジャンボリーフレンドによって生まれた戦略性

今作の新要素となるジャンボリーフレンド。

これはスゴロクの戦略性を飛躍的に高める役割を果たしています。

大きな要因となるのが、新たな目的が生まれたことです。

スゴロクはスターを集めた数で勝敗が決まります。

スターはマップのどこかに販売されているので、従来の作品ですと、

  • 如何に早くスターがあるマスまで移動できるのか?
  • スターを買えるコインを稼ぐのか?

が重要でした。

今作はそのうえでジャンボリーフレンドがマップのどこかに登場。

仲間にするとめちゃくちゃ大きな恩恵があるので、あえてスターではなくジャンボリーフレンドがいるところまで進める選択肢が生まれました!

というのもジャンボリーフレンドがいるとマスで起こるイベントが2回分発生するからです。

スターを1ターンに2個も買えたり、買い物を1度に2回もできたり。

出費はかさみますが、圧勝できるくらいの効果を発揮します。

さらにキャラクター固有の能力も存在。

アイテムを半額で買えたり、ランダムでどこかに飛ばしてくれたり。

使い方次第では便利な効果を発揮するので、ジャンボリーフレンドの特性を合わせるとめっちゃ強力です。

ここまでの話を聞いて

ジャンボリーフレンド強すぎじゃん!バランス崩壊するんじゃないの?

と感じた方もいそうですが、デメリットもしっかりと存在するので、仲間にしたからと言って勝利確定ではなかったりします。

悪いことが起こるマスに止まった時も2回分発生しますし、ライバルが追い抜くとジャンボリーフレンドはライバルのもとへ行ってしまいますからね。

しかもジャンボリーフレンドはチャレンジミニゲームで勝たないと仲間にできませんので、真っ先に向かったとしても仲間にできるとは限らなかったりします。

まあ一応、いちばん乗りのプレイヤーは有利な状況でチャレンジミニゲームに挑めますけど、あくまでもちょっとだけですので、あっという間に逆転される恐れがあります。

なのでミニゲームが得意な人はあえてジャンボリーフレンドの元へ向かわないとか。

そんな戦法もあるので、過去作と比べていろんな選択肢が存在します。

これだけ考える余地があると大人でもハマれる戦略性が生まれるので、ジャンボリーフレンドの実装は成功だったと思いますね。

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激アツな新モード

今作で初登場となるクッパアスロン。

これは予想以上に熱いモードで、ずっとプレイしたくなる魅力があります。

ルールとしては最大20人でレースをすることになりまして、指定した回数の分だけコースを周回していきます。

これだけですと普通のレースって感じですが、そこはマリオパーティ。

レース中はミニゲームをプレイすることになりまして、そちらでコインを1枚入手する毎にボードマップを1マス進める形式となっています。

これがめちゃくちゃ面白く、ミニゲームにハマっていたらレースが終わっていたこともありましたw

ミニゲームの多くはスコアアタック形式で、モグラをひたすら叩いたり、パンが焦げないよう回収していきます。

最初は簡単ですが、だんだん難しくなっていくので、ついムキになって進めてしまうんですよね。

「マリオパーティ スターラッシュ」という3DSのゲームに「コインアスロン」というモードがありましたけど、あれを20人でも遊べるようにしてオンライン対応したような感じでしょうか。

クッパアスロンを1回終えるのにかかる時間は10分。

丁度良い感じの長さですので、ついついプレイを続けてしまいます。

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特大すぎるボリューム感

それ以外にも本作には数多くのモードが搭載されています。

最大8人でニセクッパを倒す「クッパバスターズ」、Joy-Conを振って遊べる「体感パーティの島」、色んなルールで遊べる「ミニゲームハーバー」。

パーティ運営をお手伝いする1人用モード、ガチ勢向けのチャンピオンシップルール。

それぞれ詳しく説明すると長くなるのでここでは割愛させていただきますが、1つ言えることがあります。

それは、どのモードもボリュームが凄いことです。

少なく見積もっても1つのモードにつき5時間は遊べるので、まるでマリオの小規模タイトルが一本に凝縮されているような印象を持ちました。

例えば「体感パーティの島」では「リズム天国」風のゲームが4ステージ。

マリオの箱庭マップで空を飛び回れるフライトゲーム。

それにJoy-Conを傾けて遊ぶパズルゲームが30ステージも収録されています。

それぞれを遊ぶだけでもボリューム感を味わえますし、実績を狙ってやり込む要素もあるので、クリアする頃には小規模なマリオゲームを終えたかのような達成感がありました!

他にもマリパカードの作成、広場のカスタマイズ、気球に乗っての写真撮影などなど。

大小様々な遊びが詰め込まれているので、全部ガチでレビューしたら15,000文字くらいの記事が完成しそうですw

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惜しいところ

スゴロクモードの1プレイが長い

「マリオパーティ」シリーズの課題として、スゴロクが長くなりがちというものがあります。

残念ながら今作でも改善されているとは言えず、むしろ過去作よりも長くなってしまいました。

最短の10ターンでも1プレイにかかる時間は90分。

CPUの移動速度を「はやい」にしたり、ミニゲームの説明画面をOFFにすれば多少は短縮できますが、それでも1時間ちょっとは掛かります。

今の時代、お手軽性が重視されているので、これはちょっと重すぎますね。

なぜこんなにも長くなってしまったのかと言うと、ジャンボリーフレンドの存在が大きかったりします。

ジャンボリーフレンドに遭遇すると、チャレンジミニゲームバトルが発生します。

このミニゲームが妙に力が入っていて、1つ終えるのに3分。長いと5分近くも掛かります。

10ターンでプレイした場合、1回か2回は発生するので、その点が長期戦に繋がっている印象です。

このように本作のスゴロクは過去作よりも1プレイが長くなりがちですので、5ターンとか、8ターンで終える設定があっても良いと思いました。

中断機能があるとはいえ、90分も集まって遊ぶのは気軽とは言えませんからね。

この点はもう少し現代社会に寄せてほしいと思います。

長いのが嫌なヤツはクッパアスロンとかをやったら良いんじゃないか?

確かにクッパアスロン辺りのモードは10分程度で終わるので、時間がない人と遊ぶ分には良いと思います。

ただボードゲームをサクッと遊びたいというニーズもあるでしょうから、やっぱり5~8ターンの設定は欲しかったです。

細分化しすぎているオンラインモード

今作はオンライン要素が充実していて、いろんな形で世界中の人と遊ぶことができます。

ただ細分化されすぎているので、設定や時間帯によってはマッチングしにくくなっているんじゃないかと思いました。

例えばランダムマッチのスゴロクでは「パーティルール」「チャンピオンシップルール」の2つを選択できます。

そのうえで「体感ミニゲーム」のON/OFFを選択できるので、これだけでマッチングが4分割されます。

そのためか発売日の朝に繋げてみたところ、対戦相手がなかなか見つかりませんでした。

時間帯が悪かったのもありますが、発売日の段階でこの様子ですと、数年経った時が心配です。

また、ランダムマッチではターン数が固定化されているのも気になりました。

「パーティルール」では15ターンで、「チャンピオンシップルール」が12ターン。

いずれも1プレイに100分以上もかかるので、これだけ長時間に渡って知らない人と対戦すると切断されるリスクも高くなります。

一応、切断されてもゲームが中断されることはなく、CPUに切り替わる仕様になっていますけどね。

過去作と比べて1プレイが長くなっているので、ランダムマッチでのスゴロクは時間がある時にしかできなくなりました。

ですのでランダムマッチでも部屋を作って誰かが入れる仕組みを加えるなど、もう少し柔軟な仕様にしてくれると嬉しいですね!

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ソロプレイヤーでも楽しめるのか?

続いてはみなさんから寄せられた疑問についてお答えします。

よく寄せられたのが、ソロプレイヤーでも楽しめるのかです。

「マリオパーティ」ってみんなで集まって遊ぶという側面が強くなっていて、1人で遊ぶと物足りないと言われがちなことがあります。

その観点から本作を見るとどうなのか?

ぼくは、ソロプレイヤーでも80%くらいは楽しめるんじゃないかと思います。

というのもオンライン要素が充実していることです。

スゴロクはもちろん、ミニゲーム、クッパアスロン、クッパバスターズ。

これらのモードは遠く離れた知らない人とも遊ぶことができますし、

  • スゴロクのチャンピオンシップルール
  • クッパアスロン
  • ミニゲームのタッグマッチ・サバイバル

にはウデマエポイントが存在して、それぞれ勝つと上がるようになっています。

最高ランクを目指そうと思ったらガチ勢同士の対決になるので、やり込みが好きなソロプレイヤーの欲求に答えてくれます。

他にもミニゲームのエンドレスでハイスコアを目指したり、パーティ運営お手伝いの旅というストーリーモードをクリアしたり。

1人でじっくり遊べる要素も充実しているので、ソロプレイヤーでも満足感を味わうことができます。

なので「マリオカート」や「スマブラ」1人で遊んでも楽しめるのでしたら、今作も行けると思いますね。

個人的にはミニゲームのスコアアタックにハマりました。

本作には112種類ものミニゲームが存在しますが、その中には記録が残るものもあります。

落ちてくるサンドイッチをひたすら避けたり、トゲのアリヘイを踏まないようピョンピョンはねたり。

失敗するまで続くエンドレスモードもあるので、ついついプレイを続けてしまうんですよね。

まそういう訳で個人的には1人でも十分に楽しめる作品だと思いました。

ストーリーモードはどうなんたよ?

こちらは普通といったところでしょうか。

ボードマップを自由に探索してクエストをこなす点は良いと思いましたけど、淡々とお使いをこなしたり、ミニゲームをクリアしていく感じですからね。

仲間を集めてボス戦に挑むなどの見どころはありますが、過度な期待は禁物と言った印象です。

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スーパーマリオパーティ ジャンボリーのレビューまとめ

ここまで「スーパーマリオパーティ ジャンボリー」について語っていました。

簡単にまとめると、

  • ジャンボリーの名に恥のない特大ボリュームの最高傑作!
  • 1プレイが長くなりすぎるところはあるが、サービス精神旺盛な作品!

といった感じです。

3作分の内容が詰まっているかのような作品なので、

「マリオパーティって色々出ているけど、どれを買ったら良いのかわからない」

という人は本作をおすすめします。

メインのスゴロクは戦略性がめちゃくちゃ上がっていますし、他にもクッパアスロンとか、面白いモードが満載ですからね。

みんなで遊ぶのはもちろん、1人でもやり込める要素が満載なので、幅広い層におすすめできます。

こんな人には特におススメ。
・じっくりスゴロクを楽しみたい人。
・長く遊べるパーティゲームを求めている人。

こんな人にはおススメできない。
・サクッとスゴロクを楽しみたい人。

お気に入り度【90/100%】

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