どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は、Switch「マリオパーティ スーパースターズ」のレビューをしていきますが、まずはひとこと言わせてください!
今回のマリオパーティ、ヤバいです。
何がヤバいのか?
それは、懐かしさです。
ぼくは昔からマリパを遊んでいる身なので、童心に帰ることができました。
ここまでの話を聞かれた方の中には
と思われるかもしれませんね。
確かにマリパ自体は新作が定期的に発売されていますが、今作は過去作を遊ばれた方へのファンサービスがヤバいんですよ。
あまりにもヤバいので、グッと来るものがありました。
一体、何がそんなにヤバいのでしょうか?
ここからはそんなSwitch「マリオパーティ スーパースターズ」について詳しく語っていきます。
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- マリオファミリーが活躍するパーティゲーム。
- ボードマップはN64 3部作から5種類をリメイクして収録。
- ミニゲームはナンバリング10タイトルから100種類を厳選して収録。
初リリース日 | 2021年10月29日 |
対応ハード | Switch |
ジャンル | パーティ |
推定クリア時間 | 4~5時間(全マップクリア) |
発売元 | 任天堂 |
目次
マリオパーティ スーパースターズとは?
Switch「マリオパーティ スーパースターズ」とは、マリオファミリーが活躍するパーティゲームです。
メインとなるスゴロクではサイコロを振ってボードマップを進めていき、青いマスに止まったら手持ちのコインが増えていき、赤いマスに止まったら手持ちのコインが減っていきます。
みんなの移動が終わったらミニゲームで勝負。勝てばコインが貰えます。
コインを集めることで様々な施設が利用できるほか、スターをゲットできます。
スゴロクの勝敗はスターを持っている数で決まるので、試合に勝つには
如何にコインを集め?
如何にスターを集められるのか?
を考えなければいけません。
用意されているミニゲームは100種類。
いずれも1分前後で終わる簡単なものですが、ゲームジャンルやシチュエーションが多種多様で、バラエティに富んでいます。
ここまで「マリオパーティ スーパースターズ」の概要を簡単に紹介してきましたが、シリーズを遊ばれた方の中には
と思われるかもしれませんね。
確かに今作は一般の方がイメージする「マリオパーティ」そのものなんですが、シリーズをずっと追いかけている者からするとですとね、そこがまた良かったりもするんですよ。
ここからは「マリオパーティ スーパースターズ」の良い点や惜しい点、注意点を語っていきます。
良いところ
初期作品のファンサービスが満載
今作で特筆したいのが、初期に発売された作品のファンサービスが満載であることです。
「マリオパーティ」シリーズの1作目は1998年にN64で発売されました。
その後、1999年に「2」を。2000年に「3」を発売。
3年連続でN64向けに新作が発売されます。
今回レビューする「マリオパーティ スーパースターズ」はN64 3部作のファンサービスが満載なので、当時、遊んでいた者としては懐かしさで目が潤んでしまいました。
まず懐かしいと思ったのが、メニュー画面です。
メニュー画面ではキノコ村の施設を選択する形でゲームモードを決めることになります。
この演出がですね、シリーズ1作目のメニュー画面そのものなのですよ。
流れているBGMもアレンジを加えている以外は共通しているので、初めて起動した時は故郷に帰ってきたかのような感じがしました。
「マリオパーティ1」のメニュー画面、大好きなんですよね。
本来なら文字やアイコンで済ませても良いところを、プレイヤーがキノコ村の施設に足を運ぶというシチュエーションにしているので、見ているだけでワクワクしてきます。
続いて懐かしいと思ったのが、ストーリーです。
今作のストーリーは原点回帰を謳ったものになっていて、1作目に登場した「はじまりの土管」から冒険の旅に出かけるということになります。
ガイド役はノコノコ。
彼は1作目の時もガイド役を務めていたんですが、2作目はキノピオに。
3作目はコロになり、ノコノコは別の役を担当することになりました。
そういった経緯があるので、旗を持ったノコノコがオープニングムービーで「やっと出番だ!」と口にされた時は「おかえり」と言いたくなりましたね。
懐かしのボードマップが復活
今作に収録されているボードマップはN64 3部作からのリメイクだったりします。
バースデーケーキがボードマップになった「ピーチのバースデーケーキ」
2つの島を行き来してスターを集めていく「ヨッシーのトロピカルアイランド」
宇宙ステーションが舞台の「スペースランド」
昼夜の概念が存在する「ホラーランド」
入り組んだ森の中を冒険する「グルグルのもり」
どのボードマップもN64版の雰囲気を残しつつも大幅なブラッシュアップが行われていて、様々な変更が行われています。
N64版で不親切だった部分は改善され、一枚絵だったところはフル3Dになり、立体感が生まれました。
それ以上に嬉しかったのが、最新ゲーム機で懐かしのボードマップ・ルールで遊べることです。
実は近年の「マリオパーティ」シリーズはスゴロクのルールが作品ごとに全く異なっていまして、初期の作品とはまた違った内容になっていました。
サイコロを振ってスタートからゴールまでを進んでいくよくあるスゴロクになったり。
全員がサイコロを一斉に振ってマス目状のマップを自由に進む形式になったり。
2018年にSwitchで発売された「スーパー マリオパーティ」に関しては久しぶりに初期作品のルールに戻りましたが、マップが狭く、種類も少なかったので、おまけ的な存在でした。
どのタイトルにもそれぞれの良さがありますし、ぼく自身、3DSの「スターラッシュ」にはめちゃくちゃハマったので、存在を否定するつもりはありません。
ですが、「マリオパーティ」と言えばやっぱり順番にサイコロを振っていき、入り組んだボードマップの中でスターを集めるのが一番しっくり来るのも確かだと思うんですよね。
本シリーズにはそういう経緯があるので、このタイミングで初期作品のボードマップ・ルールで遊べることに嬉しさを感じています。
用意されているボードマップは5種類だけなんですが、広さや密度は申し分なく、イベントの種類も多いので、同じマップでも繰り返し遊びたくなりました。
ちなみにボードマップのBGMはアレンジ版だけではなく、オリジナル版に変更することもできます。
同じマップを数回プレイしたら懐かしの音源に変更するのも良いかもしれませんね。
懐かしのミニゲームが復活
収録されているミニゲームも過去作のリメイク版だったりします。
この点は2017年に3DSで発売された「マリオパーティ100 ミニゲームコレクション」と共通していますが、同作と違うのが、出典がN64版中心であることです。
「ミニゲームコレクション」に収録されていたミニゲームの内訳は
- N64版から31種類
- ゲームキューブ版から52種類
- Wii版から13種類
- Wii U版から4種類
というもので、半数以上がゲームキューブ版からの出典でした。
対して今作は
- N64版から55種類
- GC版から36種類
- Wii版から6種類
- Wii U版から3種類
となっていまして、半数以上がN64版からの出典だったりします。
ヘイホーが上げた旗に合わせてボタンを押していく「はたあげヘイホー」
自動車の模型を走らせていく「スロットルレーシング」
巨大なピザを食べていく「もぐもぐビッグピザ」
などなど、N64 3部作で印象的だったミニゲームが大量に収録されていますので、N64世代狙い撃ちですw
ちなみにN64コントローラのスティックをぶっ壊したことで有名な「つなひきデンジャラス」は今作にも収録されていますw
CPU戦の難易度は低めに調整されていますが、スティックをグルグル回す操作は変わっていませんので、友達同士でムキになって対戦したらJoy-Conがドリフトしてしまうかもw
オンライン対戦に対応
今作はオンライン対戦に対応しています。
フレンドとはもちろん、ランダムマッチもできますので、全く知らない人ともオンライン対戦ができるようになりました。
2018年に発売された「スーパー マリオパーティ」もアップデートでスゴロク、ミニゲーム共にオンライン対応しましたが、同作は
- フレンド
- 合言葉マッチング
のみだったので、これは嬉しいですね。
試しに発売日の朝にランダムマッチを行ってみたところ、マッチングに少し時間はかかりましたが、遊ぶことができました。
遊んでみて真っ先に感じたのは、達成感がCPU戦とは全然違うことですね。
CPUですと、どうしても動きが機械的になってしまいますので、動きが安定しない人間プレイヤーとの対戦は例え意思疎通がなくても楽しさが全然違います。
コミュニケーションの機能としては、スタンプが追加されました。
スタンプには各キャラクターの可愛い絵が印刷されているので、LINEスタンプのような感覚で使うことができます。
「ランダムマッチでも使用できるのはどうなのかな?」
と思いましたが、ぼくが対戦した方はポジティブなスタンプしか送られませんでした。
ただ、スタンプの中には「やめて!」とか、「はずれろ!」みたいな荒れそうなものがあるので、不快に感じる可能性があります。
その場合、スタンプの受信を「しない」に設定すると知らない人からのスタンプが見えなくなるので安心です。
オンラインで対戦した人とはマリパカードというものを交換することができます。
マリパカードにはプレイした人の
- 好きなシリーズ
- 好きなボード
- 好きなミニゲーム
が記載されているので、好みの傾向がわかるようになっています。
ぼくの場合、好きなシリーズは「マリオパーティ1」。
好きなボードは「グルグルのもり」。
好きなミニゲームは「はたあげヘイホー」「のっかれボール」「ドッカンせんしゃ」「ニアピンぴったり!」にしました。
すみません、N64時代のマリパが好きなので、古いものばかりですねw
「好きなシリーズ」「好きなボード」「好きなミニゲーム」は全国の統計データを確認することもできます。
発売日に確認してみたところ、
- 好きなシリーズ1位は「マリオパーティ2」
- 好きなボード1位は「ホラーランド」
- 好きなミニゲーム1位は「いろいろキノコ」
になっていました。
今後、変動があるとは思いますが、好きなシリーズはN64 3部作がやや抜けているので、これが一般的な傾向なのかもしれませんね。
興味深いのが、Wiiの「8」が4位にランクインしていることです。
「8」はナンバリングタイトルの中では一番売れたので、Wii世代の方が投票されたのかもしれませんね。
とまあこんな感じで全国の統計データを確認すると色んな傾向がわかるので、面白い機能を搭載してきたなと思いました。
洗練されたユーザーインターフェース
「マリオパーティ」シリーズは20年以上の歴史を誇り、実に15タイトル以上も新作が発売されました。
これだけ多くの作品が発売されたこともあって、今作は洗練された作りとなっています。
ぼくが特に洗練されていると思ったのが、テンポの良さです。
本作はプレイヤーに少しでも待たせないようにするための気配りが行き届いていまして、CPU同士の戦いは自動でスキップ。
ハプニングマスのイベントは早送りが可能で、ミニゲームの練習は説明画面で行うことができます。
スゴロク時のロード時間も爆速で、3DS版よりも速くなりました。
近年に発売されたSwitchソフトはロード時間が長いタイトルも増えているので、このテンポの良さには驚きましたね。
前作で気になっていたコントローラの制限も今作ではなくなっていて、Joy-Con横持ちだけではなく、
- Joy-Con2本持ち
- Joy-Conグリップ
- Proコン
も使えるようになりました。
また、一部のゲームを除けばSwitch ONLINE加入者限定で購入できるN64コントローラも使用することができますw
その代わり前作で見られたJoy-Conのモーション操作を活かしたミニゲームはなくなりましたが、ボタンだけで楽しめるようになったので、昔ながらの感覚で遊べるようになりました。
惜しいところ
ボードマップがやや少ない
先ほども話したように、ボードマップは5種類しか用意されていません。
「1」のボードマップが8種類。「2」が6種類。
「3」が6種類だったことを考えると、ちょっと少ないですね。
まだそこまでやり込んでいないので、もしかしたら隠しマップがあるのかもしれませんが、今のところは見当たりません。
できればあと1種類。あと1種類だけ追加されたら丁度良いボリューム感になるので、惜しいなと思いました。
ただ、近年の任天堂ゲームは発売後に無料アップデートを行うケースが増えています。
あつまれ どうぶつの森、New ポケモンスナップ、マリオゴルフ スーパーラッシュ。
どのタイトルも発売から少し経ってから大きな要素が追加されたので、今回もひょっとしたらマップなどが追加されるのかもしれません。
注意点
コインがインフレ化
今作のスゴロクはコインがインフレ化しやすくなっています。
ぼくはターン数を15にしてプレイしていますが、終盤になると所有コインが200や300を余裕で超えました。
マップが広いので、「マリオパーティDS」ほどスターの入手が容易ではありませんが、原作からゲームバランスが変わっているので、その辺りは注意が必要です。
例えば決闘では数百コインを賭けるというハイリスクハイリターンな戦いができるようになりましたし、「ヨッシーのトロピカルアイランド」ではドッスンの通行料が高値になりやすくなりました。
個人的にはこれはこれでスリルがあって良いなと思っています。
マリオパーティ スーパースターズのレビューまとめ
ここまで「マリオパーティ スーパースターズ」の魅力などを語っていきました。
簡単にまとめると
- N64世代ド直球な新作!
- 昔ながらのマリパを改めて遊びたい人には最高の作品!
といった感じです。
近年のマリパは過去作のファンサービスが目立っていましたが、今作はそこに全振りしていますw
みなさんがイメージされる「マリオパーティ」そのものですので、オンラインでも遊べますし、年末年始のパーティ用に購入するのもおすすめです!
古参ファンへのサービスに命をかけた原点回帰作!
こんな人には特におススメ。
・昔ながらのマリパが好きな人。
こんな人にはおススメできない。
・マリパに飽きた人。
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