2014年7月に配信されたPS4/PS3「バリアント ハート ザ グレイト ウォー」を今回はレビューします。
PS4/PS3「バリアント ハート ザ グレイト ウォー」は第一次世界大戦のヨーロッパを舞台にしたアクションパズルゲームです。
ダウンロード専売で、価格は約1,500円。
2018年11月にはSwitch版も配信。
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▼このゲームを3行で説明すると?
・ストーリーに沿って探索やパズルをこなしていく。
・アクション色が強いイベントもたまに挿入される。
目次
良いところ
戦争ものでは珍しいジャンル!
個人的に第一次世界大戦を舞台にした作品はあまり惹かれなかったりします。
世界観的にドロ臭過ぎますし、ゲーム要素にしてもアクションシューティング色が強そうで強く惹かれることはないんですよ。
なので、本作を最初に見た時も魅力を感じないどころかアメリカンなアートワークによって苦手意識が出来てしまったんです。
しかし、実際にプレイしてみて意外にも自分好みのゲームである事が判明しました!
実は本作のジャンルってアクションパズルなんですよ。
それもアクションアドベンチャー色が強く、多くのステージではフィールドを探索して謎を解いていく形になっています。
てっきり戦闘メインのガチガチなアクションシューティングかと思っていただけに意外。
わらしべ謎解きパズルアクション!
基本的なゲーム進行はわらしべイベント形式になっています。
例えば特定の人物にプレゼントを渡す事がステージクリアの条件だった場合、プレゼントを入手するまでに様々な人を助けて物々交換を繰り返していくことになります。
それも単に交換するだけではなく、時には相棒のワンちゃんと協力して謎解きや探索を行う必要があって単なるお使いで終わっていないところが良いと思いました。
ゲームの進行がアドベンチャー形式の作品は未だに多いですが、多くはアクセントが足りておらず、お使いゲーで終わっているだけに凄いですね。
ちなみに時間が経つとヒントを教えてくれます。
それも3段階に分かれていて1分ごとに確認できるから親切ですね。
謎解きが苦手でも救済措置によってある程度は何とかなります。
アクション要素が強いステージも用意!
わらしべイベント形式のステージ以外にもアクション要素が強いステージもあります。
派手なカーチェイスを繰り広げていくステージ。戦争ゲームらしく弾を避けながら奥へ進んでいくステージ。
敵に見つからず物影に隠れて奥へ進むステージなど、飽きさせないようバラエティに富んでいてこんなところでも飽きさせない工夫がなされていました。
特に良いなと思ったのが、派手なカーチェイスを繰り広げていくステージです。
基本的には避けるのがメインで攻撃はほとんどできないんですが、ミニゲーム的な感覚で楽しめて気分転換に良いんですよね。
ゲームプレイとストーリーが噛み合っている!
パズルアクションとしての出来も良いんですが、本作最大の見どころはゲームプレイとストーリーが噛み合っていることです。
本作はステージごとに異なるキャラクターの視点から物語が描かれます。
それも文章や音声による説明的なものではなく、アイコンやコマ割りを使った視覚的なものでゲームプレイを止める事なく楽しめるのでストーリーがゲームプレイの邪魔をしないんですよ。
ストーリーは戦争を題材にしているだけあってかなり重かったりします。
鬱シーンもいくつかあり、泣けることもあるのですが、ゲームプレイとストーリーが噛み合っているからこそ余計に感情移入してしまいました。
資料&収集アイテムも充実!
「アサシン クリード」のUBIソフト製タイトルということで資料はかなり充実しています。
特に第一次世界大戦の背景をテキストで細かく解説してくれるので勉強になりました!
また、各ステージには収集アイテムが隠されていて全部で100以上あるのですが、そちらも1つ1つ細かく解説してくれるので凄い!
集める楽しさを味わえるうえに勉強にもなるとは素晴らしいですね!
ゲームのボリュームは1,500円級のダウンロードタイトルとしてはかなりあります。
ステージの数が多く、収集アイテムもかなり多いのでクリアだけなら5~6時間。やり込めば10時間近くは楽しめますから。
惜しいところ
ワクワク感に欠ける
個人的に本作のグラフィックは好みではないのでワクワク感に欠けてしまいます。
だって、登場人物が色白で腹が出たおっさんばかりなんですもんw
好みの問題ではありますが、苦手ですw
○ボタンと×ボタンの役割が逆ですし、洋ゲー臭を感じます。
それと怪我をしたキャラクターの治療をする時にちょっとしたリズムアクション的なミニゲームをすることになるんですが、頻度がやや多く、ちょっと面倒に感じてしまうことがありました。
全体のまとめ
戦争を題材にしたゲームの新たな一面を感じられた作品。
世界観的にも絵柄的にも日本人だったら苦手意識を持ってしまう人もいると思いますが、そんな先入観を捨ててプレイしてみると意外と楽しめるかもしれません。
個人的にも絵柄に拒否反応を持っていた割には楽しめました。
戦争を題材にしたゲームの新たな一面を感じられた作品!
こんな人には特におススメ。
・パズルアクション好き。
・第一次世界大戦を舞台にした作品が好きな人。
こんな人にはおススメできない。
・謎解きが苦手な人。
バリアント ハート ザ グレイト ウォー/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・約5時間
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なんなんだろう、このsteam感。
これプラス配信されてましたか?だとしたらPS4購入後にやりたいですね。
お久しぶりです!
バリアントハート僕は大好きです!
こういうふうな戦争の恐ろしさをゲームで体験させて伝えていくのはすばらしいことだし、重要なことだと思いましたね。
僕はこの絵もドンピシャだったので最高でした!
これ面白いですよね。僕はスマホで今やってることこです。
毒ガスを防ぐために尿で湿らせた布をマスクとして口にあてていたっていうのを初めて知りました。こういう豆知識的な部分が面白いです。高校の世界史の知識程度しかないので新鮮です。
治療のリズムゲーについてはひどいゲームでした。何も面白くない(・・。)。ケントさんの言い方がめちゃくちゃマイルドに感じてしまった…
ようやく次の章に進んだので先が楽しみです。
ほうほう。これは落としてまだプレイしてませんが、世界観は逆に自分には好みな気がしますね~
ただ、PSハードにおけるUBIの○☓ボタン逆の設定がかなりネックなんですよねぇ。あれなんとかならんかな。
ウォッチドッグスとかも途中でやめたのはあれのせいで、感覚的に操作できなかったからだし。う~ん。
>街毛さん
確かにsteamで配信されていそうな雰囲気ですよねw
実際、配信されていますしね。
このゲームは先月のフリープレイ対象タイトルだったんですよ。
片っ端からダウンロードしているのであれば、
権利は取得していると思います。
>マックス・コルレオーネさん
お久しぶりです!
どこに行っていたんですかー!笑
ゲームとしても面白いうえで
教育的な要素を盛り込んでいて交換が持てますね。
定価以上の価値はあったと思います。
>かるかんさん
スマホでプレイしていましたか!
戦争は社会の勉強でお馴染みなので、
どこかの国の資料よりも参考になりますね。
リズムゲームはクイックタイムイベントに近い作りなので
嫌う人もいるだろうなーと思っていましたが、酷い言われようw
僕は少々のウザさしか感じられなかったのでこんな感想になりました。
スマホ版だと酷いのかな?
>DTchainsawさん
これはDTさんが好みそうなゲームだと思いますw
ボタン設定は混乱しますよねー。
試していませんが、ボタンの割り振り変更で何とかならないのかな?
ゲームとしては良く出来ていますので、機会があったらどうぞ!
自分もプラス配信でやりましたが面白かった!
「ドッグタグが最初は1人1枚しかなくて遺体から取ると誰だか分からなくなってた」とか、興味深いトリビアがてんこ盛りでしたね
読むものが沢山あるからコンプしてたら10時間どころじゃないと思います
謎解きも無理があるものはほぼなかったし、戦争トリビアに興味がある人は買って損なし!
>コブラさん
10時間以上遊べるなんて、
ダウンロードタイトルにしてはコストパフォーマンスが良いですね。
ゲーム要素もちゃんとあるうえで勉強になりますから、
見た目は地味だけど多くの人におすすめしたい作品だと思いました。
このタイトルは少し気になってました。
29日にXboxOne版も配信されたようですね。しかし何故か日本語をサポートしてないらしい(?_?)
PC版とPS3、4版で訳してあるならローカライズはもうしてあるだろうに何でだw
>バラザムさん
XboxOne版も配信されましたか!
まあ、文字が分からなくても何とかなるゲームではあります。
記号やアニメーションで物語が語られるので。
収集アイテムのテキストは楽しめませんが。
最期の方の穴掘りには参りました。ゲームオーバーからリプレイまでが直ぐなので死んでも死んでもやり続けちゃうんだよな。
>乙さん
妙に難易度が高いところありましたよね。
すぐにリトライ出来るので良かったけど。