ポケモンスタジアム金銀/N64
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2000年12月に発売されたN64「ポケモンスタジアム金銀」のレビューをしていきます。
本作は「ポケモンスタジアム」シリーズ3作目ですが、攻略本やパーティゲーム代わりにもなるほど充実した内容でした!
まずは良いと思った点から書いていきます。
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- GB「ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ・金・銀・クリスタル」と連動してプレイするツールソフト。
- N64の性能によって実現した迫力の映像でポケモンバトルを楽しめる。
- 今作では第2世代までの251種類すべてを出場できるようになった。
初リリース日 | 2000年12月14日 |
対応ハード | N64 |
ジャンル | ミニゲーム |
推定クリア時間 | 20~30時間 |
売上 | 初週22.6万本/累計77.9万本 |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
金銀クリスタルにも対応!
過去2作はあくまでも第1世代(赤・緑・青・ピカチュウ)向けの作品でした。
そのため1999年11月以降に発売された第2世代(金・銀・クリスタル)には対応していなかったんですね。
第2世代対応のポケモンスタジアムが発売されないかなぁ・・・。
「金・銀」をプレイしてからはそう思うようになりました。
それから1年経って発売されたのが今回レビューするN64「ポケモンスタジアム金銀」。
タイトル通り「金・銀」に対応しているうえほぼ同時に発売された「クリスタル」にも対応しているんです!
おかげで「金・銀・クリスタル」で育てたポケモンを連れ出して迫力あるバトルを楽しめるようになったんですね。
実は本作が発売されるまでの1年半、N64向けのポケモンシリーズ関連作は発売されませんでした。
なので、「金・銀・クリスタル」で初登場したポケモンの3Dポリゴン化は本作が初になるんですね。
相変わらずモデリングのクオリティが高いので、自分で育てたオーダイルがTV画面で元気に暴れまわっているところを見て感動したのを覚えています。
新登場のウルトラカップでは251種類すべてのポケモンをエントリーできるので最強ポケモン決定戦が楽しめますぞ!
大ボリュームのポケモンバトルを楽しめる
ポケモンスタジアムと言えばバトル!
今作でも友達との対戦はもちろん、コンピュータとの対戦も楽しめます。
前作よりも用意されている大会のルールは減っていますが、トータルのバトル数は同程度でした。
新登場のルールで特に印象的だったのが、チャレンジカップ。
なんと、このルールでは自分や相手のチーム構成が毎回ランダムに変化するんです!
ある程度の傾向があるとは言え何もかもがランダムとは・・・w
このルールで優勝するにはトレーナーの幅広い知識が求められ、知恵を鍛えるのに最適だと思いました。
ポケモンこうざでポケモンに詳しくなれる!
攻略本無しでポケモンに詳しくなりたい!
そんな方に役立つのが新搭載の「ポケモンこうざ」です。
このモードでは「クラスルーム」と「しりょうしつ」に分かれていますが、前者がポケモン学校みたいで最高でした!
「クラスルーム」ではジョバンニ先生がポケモンの様々な話をしてくれます。
この話が非常に分かりやすく、小学生でも理解できるようにまとめられているので感心しました。
しかも話が終わった後は学習した部分をクイズ形式で出題されるので、しっかりと自分の頭にインプットできるようになっているんですね。
これだけでも素晴らしいのに学科・技能という形で「うでだめし」もできるから驚きました。
「クラスルーム」のクラスは「トレーナー」「ジムリーダー」「してんのう」の3段階を用意。
「してんのう」をクリアする頃には立派なポケモン博士になっているかも!?
しりょうしつが攻略本並みに充実している!
ポケモンのデータを調べたい!
本作にはそんな方に最適な神モードが搭載されていました!
それがポケモンこうざのしりょうしつ!
なんと、このモードではポケモンの様々なデータを6項目の中から調べることができるんです!
その充実度は攻略本並みで、開発者の本気度が伺えます。
どれだけ凄いのか箇条書きでまとめてみました。
- すべてのポケモン・道具・技のデータを閲覧できる。
- 各ポケモンのデータには能力値から参加可能な大会・覚える技・進化などが掲載されている。
- 技の検索は50以上ある条件から選択できる。
- ポケモンの相性早見表を閲覧できる(しかも2タイプ表示も可能)。
- タマゴから生まれるポケモンを名前やグループから検索できる。
- データは第1世代、第2世代ごとに分類されている。
はぁぁぁぁぁ・・・
凄すぎて思わずため息が出てきますw
本作が発売された時点で第2世代の攻略本は多数発売されていましたが、「しりょうしつ」を活用すればそれらを買わなくても良くなったんですね。
パーティゲームとしてもパワーアップ!
そして前作から加わったパーティゲーム要素も大幅にパワーアップしていました!
ミニゲームの種類は前作よりも3種類増えて全12種類になり、質もパワーアップしています。
個人的に気に入ったのが、「ピィとププリンのカウントゲーム」。
このミニゲームでは画面を横切るポケモンの数を数えていくことになります。
Aボタンを押すだけの簡単な内容なんですが、だからこそ老若男女楽しめるようになっているんですね。
当時、ぼくの母が何故かこのミニゲームに大ハマリしていましたw
普段はゲームを全くプレイしない母を何故ここまで虜にしたのか・・・今思えば謎ですw
それ以外に特筆したいのがポケモンクイズ。
最大4人でポケモンの四択クイズを楽しむことができるので、ポケモン仲間と知識対決ができるんですね。
しかもこのクイズ、単なる四択ではないんです。
クイズの中にはフェイントが仕込まれているうえに出題のテーマも幅広く、パーティゲームらしいハプニングを想定して作られています。
ただでさえ12種類のミニゲームだけでも盛り上がるのにクイズモードも加えてくるとは!?
おかげで本格的なポケモンのパーティゲームとしても楽しめるようになりました。
惜しいところ
最後まで付きまとう64GBパックの接続不良
これは1作目の頃からあった問題点ですが、GBとN64を連動するうえで必要な64GBパックの接続不良には今作でも悩まされました。
最悪、接続不良で本編のセーブデータが消えてしまう恐れがあるだけに接続時はいつもヒヤヒヤしますw
幸いにも第2世代は第1世代と比べてバグが少ないからか接続不良エラーの頻度は低かったんですが、ミニゲームが本編と連動するせいで新たな事故が発生する恐れが生まれました。
ミニゲームの中にはアクション要素が強いものがあるので、そんな時に重い64GBパックを接続したくないんですよね。
でも、自分のポケモンを使って「ミニゲームチャンピオン」で優勝するとコインが貰えたり「なつきぐあい」がアップするから64GBパックを接続してしまうんだよな~。
全体のまとめ
スカスカな内容で問題作だった1作目が何だったのかと言いたくなるくらいの進化を遂げたN64末期の力作。
前作よりも大会ルールは減っていますが、ポケモンを育てる手間が省けているのでかえってメリットに感じましたし、サブモードもより充実したので上手くリソースを振り分けています。
バトルツール、学習ツール、パーティゲーム。
あらゆる用途で使えるので、一粒で二度美味しいどころか三度くらい美味しくなりました。
消費者にとってさらに嬉しかったのが、発売直後から大幅な値崩れをしたこと。
本作は発売から1ヵ月が過ぎた年明けには2,980円や1,980円で販売されているところが増え始めたんですね。
想定を下回る売上だったのは残念ですが、ぼくはそのタイミングで購入したので物凄い得をしましたw
相場は2018年時点でも非常に低く、入手は容易なので本編との連動をせず単品で楽しむために購入するのも良いと思います。
攻略本やパーティゲーム代わりにもなるシリーズの最終形態!
こんな人には特におススメ。
・ポケモン好き。
・パーティゲーム好き。
こんな人にはおススメできない。
・ポケモンに興味ない人。
ポケモンスタジアム金銀/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約50時間
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Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
64GBパックの接続不良は頭を悩ませましたねー
当時対策という概念がなくて四天王のカリン戦で積んでいましたね…
ミニゲームだけでもプレイする価値はあるかもwもちろんジムリーダー戦も楽しいという良作ですね。
uchiさんも接続不良に悩まされましたか!?
あの接触の悪さは購入者の多くが悩まされそうですよねw
ミニゲームは侮れない作り込みですし、ジムリーダー戦も楽しめて単品でもおすすめしたいです。
もう初代ポケスタとは月とスッポンほどのクオリティですね(笑)
僕は当時、初代ポケスタの後にクリスマスプレゼントで本作をプレイしたので、ボリュームアップには驚きました。
初代の悪評のせいとポケモンブームがこの頃には落ち着いたからか、値崩れが早かったのが開発陣の苦労に見合わなかったのが悲しいですね(´・_・`)
本当にポケスタの初代と金銀は雲泥の差ですw
トモフミさんは初代から2を飛ばして金銀に行かれたそうなのでインパクトが凄そう!
この頃からポケモンブームはやや落ち着きを見せていましたね。
世間はGBAやPS2に関心を持ち始めていました。
ポケモンスタジアムの完成形です。
本編持っていなくても友達と遊べますからね。
ジョバンニ先生のポケモンこうざは大変高い評価で、しりょうしつは攻略本いらずと言われていますね。
ミニゲームは、「はこんでデリバード」が一番面白いと思いました。
ミニゲームの「はこんでデリバード」でGBパックを接続し使うと、登場するプレゼントのうちゲームボーイカラーとNINTENDO64が、当時の新製品(厳密に言うとこの時点では未発売)であるゲームボーイアドバンスとゲームキューブに変わる。新製品の宣伝ですかね?
ポケモンクイズもハマりました。
金銀クリスタルでドードーGB・ドードリオGBを使用したい場合、裏モードのクリアが必須となるのはどうかと思いました。
当時の人達は裏モードまでクリア出来たんでしょうか?育てたポケモンを使っても、表モードできついのに(怒)
公式は絶対にドードーGB・ドードリオGB使わせるきはないでしょと思いました(怒)。
理論上はレンタルポケモンだけで裏モードまでクリアできるらしいですが、この難易度じゃレンタルポケモンだけでクリアさせるきはないでしょ(怒)。
振り返ってみるとポケモンの対戦ツールとしては今作が頂点だったと思います。
ジョバンニ先生のポケモンこうざは改めて触ってみましたが、物凄い資料になりますね。
お気に入りのミニゲームは「はこんでデリバード」でしたか。
あれはホッケーみたいな感じで熱いですよね!
そうそう、ポケモン本編ではゲーム機もやたらと登場します。
時代の流れに合わせて変わってくるから面白いですよね♪
相変わらず裏モードは厳しい難易度でした。ドードーGB・ドードリオGBを使うとポケモンの商品寿命が短くなると恐れて使わせたくなかったのかもw