【レビュー】初音ミク Project DIVA MEGA39’s(メガミックス) [評価・感想] 中途半端な部分はあるが今作も中毒性抜群!


初音ミク Project DIVA MEGA39’s/Switch

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は2020年2月に発売されたSwitch「初音ミク Project DIVA MEGA39’s(メガミックス)」のレビューをしていきます。

本作は初音ミクが登場するリズムアクションゲームですが、任天堂ハード向けの1作目としてはボリューム満点に感じます。

これまで「初音ミク Project DIVA」シリーズは任天堂向けには展開されていませんでした。

発売されたとしても派生作品の「mirai」シリーズくらい。

そんな中で発売されたのが今回レビューするSwitch「初音ミク Project DIVA MEGA39’s」。

任天堂ハード向け1作目であるにも関わらず101もの楽曲を収録しており、そのうち10曲が新曲になります。

さらに新感覚の操作やTシャツのエディット機能を新たに搭載。

シリーズ10周年を記念したタイトルだけあって豪華な内容に感じます。

が、2017年に発売されたPS4「初音ミク Project DIVA Future Tone DX」をベースにしている部分が多く、「もう少し頑張れなかったのかな?」とも思いました。

ここからはそんなSwitch「初音ミク Project DIVA MEGA39’s」について詳しく書いていきます。

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このゲームを3行で説明すると?
  • 初音ミクが登場するリズムアクションゲーム。
  • ベースとなっているのはPS4「初音ミク Project DIVA Future Tone DX」。
  • 新曲や新モード、新機能が追加された。
初リリース日 2020年2月13日
対応ハード Switch
ジャンル リズムアクション
推定クリア時間 5~6時間(全曲クリア)
発売元 セガ

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良いところ

中毒性抜群の楽曲を100曲以上収録!

本作に収録されている楽曲は100曲以上!

つまり、100以上ものステージが用意されているんです。

任天堂ハード向けに発売された3DS「初音ミク Project mirai でらっくす」の収録曲が48曲であることを考えると倍増しています。

しかもそのうちの10曲はどの作品にも収録されていない新曲なのですから、単品でみたら非常に豪華です。

曲のクオリティも非常に高く、何度も聴いていたらみっくみくにされてしまいますw


↑みっくみくにされた人の様子。

新曲で気に入ったのが、「大江戸ジュリアナイト」。

クラブサウンドと和のテイストを融合させたユニークな曲で、和風好きとしては魅了されてしまいましたw

あと、「ジターバグ」の妙な雰囲気とメロディも癖になります。

既存の曲も「砂の惑星」「千本桜」など人気曲が満載で、初音ミク関連のベストアルバムを聴いているかのよう。

KENTが初音ミク Project DIVA MEGA39’sで好きな楽曲リスト
曲名 作曲者
大江戸ジュリアナイト Mitchie M
ジターバグ 蜂屋ななし
裏表ラバーズ 現実逃避P
スノーマン 逆光P
千本桜 黒うさP
番凩 仕事してP
天樂 ゆうゆ
ルカルカ★ナイトフィーバー SAM

携帯モードでどこでも楽しめる!

対応ハードがSwitchになったことで携帯ゲーム機感覚で楽しめるようになりました。

「初音ミク Project DIVA」シリーズと言えば元々は携帯機向けに展開されていたのでこれは嬉しい!

携帯モードでプレイするとTVモードと比べてジャギが目立ってしまいますが、慣れてしまえば問題ありません。

1曲の長さは3~4分程度なので、外出先の空いた時間にプレイするにはうってつけです!

様々なユーザーに配慮したオプション機能

今作は任天堂ハード初の「初音ミク Project DIVA」シリーズ関連作になります。

そのためメロディアイコンも刷新され、XYBA表記になりました。

が、従来の△□×○表記に慣れているとやりにくい!w

というのもXと×が同じ表記なのでXが表示されたら反射的にBボタンを押してしまうんですよ。

(PSハードの×ボタンは任天堂ハードのBボタンと同じ場所に置かれているので)

しかし、オプション機能で従来の従来の△□×○表記に差し替えることができるので問題ありません。

加えて↑→↓→表記にもできるので、XYBAのボタン配置が任天堂ハード向けから1ヶ所ずつズレているXboxユーザーも安心です。

今作でシリーズデビューしたユーザーはXYBA表記のままに。

従来のシリーズ作品に慣れているユーザーは△□×○表記に。

Xboxハードに慣れているユーザーは↑→↓→表記に。

このように様々なユーザーに向けて調整できるので感心しました。

加えてPS4「初音ミク Project DIVA Future Tone DX」のように

  • キーコンフィグ
  • ボタン同時押しサポート
  • タイミング調整
  • ボタン音調整
  • 好きな場所だけを練習できる機能
  • 難易度選択機能(4段階)

を搭載しているので、痒いところに手が届く作りになっています。

もし、プレイしていて不満を感じた場合、色々と弄ってきましょう。

完全新作として楽しめるミックスモード

本作には「ミックスモード」という新感覚の操作で楽しめるモードも収録されています。

どのような操作で楽しむのかと言うと

  • Joy-Conを「いいね」持ちにする
  • Joy-Conを傾けて画面に映る線を操作する
  • 上から流れてくる線と重なった瞬間にボタンを押す

こんな感じ。

従来のボタン操作とは全く異なる操作感覚なので、同じ曲でも別のゲームをプレイしているかのよう。

が、Joy-Conを傾けながらタイミング良くボタンを押すのは難しく感じました。

なので当初はイマイチに感じましたが、オプション機能で色々弄ったら一変。

これはこれで爽快感があってアリに感じます。

慣れない方は

  • 難易度をイージーにする
  • サポートオプションをONにする

といった設定にしてみましょう。

すると、譜面がシンプルになるのに加え、ボタンをずーっと押していればタイミングを合わせなくても成功したことになります。

Joy-Conを傾けながらタイミング良くボタンを押すのは同時処理能力が問われるので、簡単にできるサポート機能が付いていて助かりました。

Tシャツのエディット機能が面白い

それ以外にも新モードとしてはTシャツのエディット機能が搭載されています。

オリジナルのTシャツを作成して初音ミクたちに着せられるモードになりますが、これは良いですよ!

まず、内部解像度が高く、鮮明な画像のTシャツをミクたちに着せられるのが嬉しく感じます。

加えてペイントモードでは

  • かなり近いところまでズームできる
  • タッチ操作にも対応している

の2点によって上手い絵を描きやすく感じました。

ペイント機能自体は簡素ですが、この2点を抑えているのはポイント高いです。

ちなみにキャラクターモデルはPS4版よりもアニメ調になっています

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惜しいところ

相変わらず同時押しがやりにくい譜面

通常モードの譜面は相変わらず同時押しがやりにくく感じます。

例えばXボタンとAボタン同時押しなんてシーンが何度も出てくるんですよ。

十字ボタンで併用できるとは言え、速すぎてついていけない場合が多くあります。

元々、「初音ミク Project DIVA」シリーズはアーケード版と家庭用版の2つに分かれていました。

譜面はそれぞれのデバイスに合わせて最適化されていたんですが、今作は家庭用向けのタイトルなのにアーケード版の譜面を採用しているんですよ。

というのも本作のベースとなっているのがアーケード版を移植したPS4「初音ミク Project DIVA Future Tone DX」だからです。

PS4版はタイトルからしてアーケード版の移植作であることが分かるのでまだ良いんですが、今作は「MEGA39’s」という全く異なるタイトルが付けられています。

そのうえで家庭用版ではなくアーケード版の譜面を採用しているのは不親切に感じました。

アーケード版の譜面だとコントローラではやりにくく、極めようと思ったらアーケード専用コントローラが必要になってきますから。

全体的に「初音ミク Project DIVA Future Tone DX」の素材を流用して少ない工数で作ろうとしている思惑が見え隠れします。

なので、「もう少し頑張れなかったのかな?」と思いました。

補足

メロディアイコンの同時押し(2つ、3つ、4つ)をそれぞれ1個のボタンへ設定することは出来ます。

PS4版から収録曲が半減している

収録曲はPS4「初音ミク Project DIVA Future Tone DX」から半減しています。

同作品は238曲収録されていたのに対して今作は101曲ですから。

(初回特典のダウンロードコード楽曲を含めても105曲)

単品作品としてみたら非常に多く感じますが、PS4版と比べたら分が悪いです。

ただ、Switch版には新モードとして「ミックスモード」が収録されています。

そちらを別の楽曲としてカウントすれば同等のボリューム感になるので、PS4版が完全な上位互換というわけではありません。

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初音ミク Project DIVA MEGA39’s(メガミックス)のレビューまとめ

任天堂ハード1作目の「初音ミク Project DIVA」としてみたらボリューミーな作品。

PS4版から収録曲が半減していますが、新規ユーザーが手を出すうえでは十分に満足できると思います。

ちょっと気になったのが、アーケード版の移植作であるPS4版から譜面が変わっていないこと。

せっかく新作として出すのであればPSP/PSVITA版のような家庭用版の譜面を採用してほしかった。

その辺りは気になりましたが、相変わらず中毒性が高く、プレイを始めたらあっという間に時間が過ぎてしまいました!

過去作をプレイ済の方でも久しぶりに手を出したらハマってしまうかも!?

中途半端な部分はあるが今作も中毒性抜群!

こんな人には特におススメ。
・初音ミクファン。
・リズムアクションゲーム好き。

こんな人にはおススメできない。
・PS4版で満足した人。

初音ミク Project DIVA MEGA39’s/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約5時間

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14件のコメント

僕は今作のメガ39を携帯機版「future tone」として楽しみました(^^)実質「future tone mini」ですなwww

大江戸ジュリアナイトは僕も気に入ったのですが、和風もの好きのケントさんも気に入りそうと思ったら、やっぱり気に入ってたwww

コンフィグでメロディアイコンをPS仕様に変更できるのはほんとにありがたい。
初代Divaからやってるのでもうすっかり○×△□が身についてるんですよね(^^;;
なのでミライDXほどのなんか違う感は起きなくて良かった。

個人的な問題点はやっぱジャギはどうしても感じますね。今作で追加された曲ならあまり感じないけど、ゴーストルールなどの一部の楽曲のPVはもう少し最適化をがんばってほしかった。でも一生懸命、描画をがんばってるSwitchを想像したら「良く頑張ってるね」と応援したくなります。まぁPS4版でプレイしてるとちょっぴり感じてしまうぐらいなので慣れれば問題ないかな。ロードもPS4版より若干長い気がする…(^^;;

譜面?の一新は100曲以上ある上に新曲もあるので難しかったんでしょうね?
そこは初音ミクのシリーズがもう少し人気シリーズなら変わってたかな。

個人的には思ったよりも残念なところもあるけど、携帯機版の「future tone」ましてや任天堂ハード内としてはプロジェクトミライDXの続編として考えたらかなり進化したと思います!
僕は3DS時代から、「project Diva」を移植してほしいと思ってたため2020年でついに夢が叶いました(≧∀≦)
今後も5月までDLCが配信されるのでそれも楽しみ♪

あとドラクエXISと違って、PS4版の「future tone DX」をお払い箱にさせない姿勢もいいですね。PS4は、あの人形っぽい質感が好みです!メガ39のカートゥーンタッチの色づかいもいいけどね。

「future tone mini」感覚で手を出しましたか。

おお!大江戸ジュリアナイト、気に入ったんですね!今、「オーエドジューリアッナイットー」って感じで頭から流れていますよ♪

やはり、メロディアイコンはPS仕様の方がしっくり来ますよねw そこは開発者も分かっているようで安心しました。

ジャギに関しての受け止め方は個人差があるかな。ぼくはもう慣れましたw

譜面を変えられなかったのは予算の問題なのかな・・・PS4ダウンロード版は4年も前に出ていただけに、色々変えられる時間があったんじゃないかと思っています。

ただ、単品作品としてみたら今作も十分に豪華ですよね。PS4ユーザーへ追加曲を配信する配慮は素晴らしいです!一体、いくらで配信するのか気になります。

まだ買ってないんですけど、いいですよね。
元々PSPでのグラフィックが好きで、今回のアニメ調は合っていると思います。
ところで、ミックスモードは、Lite verでは
追加ジョイコンで遊べるのでしょうか?

アニメ調のグラフィックはぼくも気に入っています♪

ミックスモードは友人によるとSwitch Liteでも追加のJoy-Conで楽しめるようです。

ミックスモードが想定よりずっと楽しいので、思ってたようなDIVA FTDXの下位互換では無かったです。アニメ調のグラフィックに加えてライティングなどの演出面も調整されてるので、今のproject DIVA制作チームとしては頑張った方かもしれません。新曲の3DPVの出来はどれも良かったですし。DIVA XHDが殆ど売れなかったせいで、どうやらセガ内でのDIVA制作チームは予算も人員も大きく削られてる状況のようです。宣伝費も雀の涙ぐらいなのか、CMも全然されてません。さらに今の社長である名越さんがボカロに懐疑的(リソースをさく価値があるとあまり思ってない)なので尚更肩身が狭いでしょうね。

ミックスモードは調整次第で楽しくなりますよね!このモードを楽しめるのであれば本作を買って損はないと思います。

体験版も配信されているので、気になる方はそちらを触ってほしいです。

あらら・・・DIVA XHDの売上が影響して開発の予算が削られてしまったのですね・・・(泣)

海外で売れてくれたら良かったんだけどなぁ(泣)

ボタン表示の変更はありがたいですね!
PS系の〇×△□ボタンに慣れてるからXボタンの位置分かってるのにとっさにBボタン押しちゃうんですよね…
あとXbox系とはボタン配置が違うから、そちらにも慣れてるせいかYボタン押しちゃったりもします

本作は曲数が105曲+DLCとPS4版と比べると少ないですが、
それでも音楽ゲームとしてみたら破格の収録数ですし気軽に持ち歩けることを考えると魅力的な作品ですよね!

新規収録の曲もどれも良かったですが「テオ」と「ロキ」が好み。
今後もDLCで増えるみたいですし楽しみですw

ただ過去作で既に収録されていた曲もDLCになると少し複雑な気分(-_-;)
ミックスモードとか新規に作ってるわけですし、人によって何で最初から入れてないの?ってなる曲が違うので仕方ないとは思うんですが…。
今のところシーズンパスは様子見かなって思ってます(単にP5Sの購入を急遽決めてお金ないだけでもありますが汗)

このゲーム、オプション機能が充実しているので、設定次第ではデフォルトで気になるところも色々と解消されるから凄いなーと思います。

ただ、PS4版の存在がチラついてしまい、大絶賛までは出来ないところはありますね。

PS4版は後先考えず出した感がありますw

当時からあんな物を出したらシリーズを続けるのが困難になると思っていましたからw

私はPSPの頃からやってきました?。アニメ風タッチも可愛くて大好きですね?。大江戸ジュリアナイトは初めてやってみてすぐに気に入っちゃった??(=゚ω゚=)。ロキも聴いたこと無くてゲームでやって気に入りました?。自分は満足(*^^*)

PSPの頃からプレイされていますか!?そうなると古参になりますね!

大江戸ジュリアナイトは今も頭の中でグルグル回っています♪

新曲は良いのばかりですよね♪

自分は初めての音ゲーで元々初音ミクのゲームには興味があったんだけど…リズム取るのが苦手で敬遠してたんだよね…でも、PV見てとても面白そうだから買っちゃったよ?

リズムアクションゲームはタイミングが重視されますもんね。

今作もノーマルだと難しく感じられるかも知れませんが、設定で難易度は下げられるんで色々試してみてください。

お小遣い入ったら買う予定。 これに「りんちゃんなう」入ってるといいな♪早口過ぎて分からない部分も、映像の内容も、動画観たら面白かったんで(笑)

「りんちゃんなう」はDLCで追加されるかな?

動画サイトなどで公開されている映像は歌詞がコミカルに表示されて面白いですよね!