2012年3月に発売されたPSV「エスケーププラン」を今回はレビューします。
PSV「エスケーププラン」はPSVITAのデバイスを活かした
誘導型アクションゲームです。ダウンロードに必要な料金は1,500円。
想像力が試されるゲーム性
リルとラージという2人のキャラクターをタッチなどで誘導して、
様々罠が設置された施設から脱出するのが本作の目的となっていますが、
罠は少ないヒント(各部屋のタイトルなど)でくぐり抜けて行く必要があります。
ヒントが少ない事は一見すると不親切かもしれませんが、様々な物をタッチして
どんな反応が帰って来るのか試すのも本作の醍醐味だったりするので、
これはこれで能動的に楽しめて個人的には良かったです。
また、各部屋をクリアしたらクリアタイムやタッチアクション数に応じて
3段階の評価がされるので、無駄にタッチせず短時間でクリアする
やり込み要素があるのもリプレイ性を高めてくれて良いですね!
PSVITAの機能をフルに活用
ゲームを進めていくとタッチ機能だけではなく、背面タッチパッド、
スティック、ジャイロセンサーなどを使用する事もあって、
PSVITAの機能をフルに活用していました。
特に驚いたのが、前面タッチスクリーンと背面タッチパッドをダブルタッチして
キャラクターをダッシュさせることができる事。まるでキャラクターを
直接指で摘んでいるかのようで、不思議な感覚を味わえました。
短時間でプレイできる
1つ1つの部屋をクリアするのにかかる時間は、早ければ15秒程度。
遅くても2~3分程度とあっという間に終わることができるので、
携帯機ならではのお手軽さも味わえるようになっています。
ちなみに攻略する事になる部屋は100以上。
一見すると順番に用意された部屋を淡々とクリアして行くだけの作品に感じますが、
ある時リルとラージがはぐれてしまい、その後別々に行動をしてやがて合流をするなど
ストーリー性を持ったゲーム進行となっており、そう言う面も楽しく感じました。
ラストステージの展開は注目ですよー!
背面タッチパッドを使ってのギミック作動がやり難い
時には背面タッチパッドを使ってギミックを手前に押す事になるんですが、
背面をタッチする時は自分の指がゲーム画面からは見えないので、
慣れるまで狙っているギミックを正確に作動させるのは大変でした。
周りにもタッチで作動できる仕掛けがあったらさらに大変!
もう一本手が欲しくなる
終盤になると何本もの指で毒ガスが出る穴を抑えながら
キャラクターを誘導させる事になって、もう一本手が欲しくなりました。
複数のポイントに同時に触れて操作することができるマルチタッチを
活かしたい気持ちは分かりますが、ちょっと煩雑に感じます。
全体的に地味
画面は白黒で、演出も地味。そのため地味な印象が強く、
すぐに面白さを感じられないかもしれません。
このグラフィックが本作のウリの一つだったりするんですけどね。
多少の煩雑さはあるもののPSVITAの機能を上手く活かした
誘導型アクションゲームで、その手のゲームがやりたい人にはおススメの作品。
短時間で終われるので、ちょっとした空き時間に楽しみたい作品です。
こんな人には特におススメ。
・誘導型アクションゲーム好き。
・PSVITAの機能を活かしたゲームをやりたい人。
こんな人にはおススメできない。
・グロイ演出が苦手な人。
・地味なゲームが苦手な人。
・指が小さい人。
エスケーププラン/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・約5時間
※何か分からないゲーム用語を見かけたらこちら をご覧ください。
キャラクターがもののけ姫に出てくるカオナシの食前と食後?みたいでかわいいですね*
グロイのは苦手なのでできそうにはないですが(・・;)
>くうさん
ああ!確かに!
どこかで見た事あるデザインだとは思っていたんですよー。
世界観のテイストは、全く異なりますがw