| ゲームレビュー

【レビュー】バイオショック [評価・感想] 一人称視点ゲームの可能性を感じさせてくれる作品

39
バイオショック/Xbox 360 / PS3

2008年2月に発売されたXbox 360「バイオショック」を今回はレビューします。

Xbox 360「バイオショック」は探索・RPG要素が強いFPSです。2008年12月にはPS3版も発売。

良いところ

レトロでダークな世界観

130415-1847-31

海底都市はこんな風になっていたのか!?

本作は海底都市「ラプチャー」が舞台になっているんですが、全体的にマップが暗く、霊的な物が見えたりするのでホラー要素もかなりありました(そのためホラーゲームが苦手な人は避けた方が良さそう)。

ただ、光と影の表現が素晴らしく、水滴がポタポタと響いて物凄く雰囲気が出ているので、ホラー耐性がある僕は好きな世界観です。

真っ暗な画面なので初めて見た時は地味なイメージが強かったんですが、だんだん好きになってきました。

130415-1856-42

ストーリーの方は徐々に謎が明らかになって行っていくような形式で引き込まれるようにプレイしてしまいます。

このストーリー展開は一人称視点のゲームと非常に相性が良く、主人公との一体感を味わえました。

探索要素が強い

130415-1854-35

本作では敵や小物を調べるとアイテムを手に入れることができます。

調べられる箇所は結構多いのですべてのアイテムを手に入れようと思ったらかなり大変ですが、出現する敵がかなり手ごわく、油断しているとすぐに死ぬため、必然的にフィールドに転がっている小物を調べてアイテムを入手する必要があり、探索に重点が置かれているように感じました。

130415-1857-36

各ステージのマップは一本道ではなく、迷路のような構造になっていて、そこの中をグルグル回って目的を達成する進行方法となっています。

そういう意味でも探索要素が強い感じですね。

ちなみに本作には優秀なナビゲートシステムが備わっていて、次に何をすれば良いのか教えてくれたり、目的地までの矢印が表示されたりします。

が、ゲームの進行を強制させるほどの鬱陶しさはなく、ちょうど良いさじ加減です。

特殊能力

130415-1839-26

主人公はトニック(特殊能力)を身に付けることも可能なんですが、身に付けれるトニックには限りがあり、カスタマイズ性もあったりします。

130415-1833-12

さらにトニックとは別にプラスミドという物も存在。

こちらは攻撃技になっていて、手から電撃や炎を発射したり物体を引き寄せて飛ばすなど色々とユニークな攻撃ができるようになっています。

特に物体を引き寄せて飛ばすテレキネシスというプラスミドが使えるようになった時は近くに置いてある物体を引き寄せて飛ばせるので、本当に自分が超能力を使っているかのような気分になれましたね!

個人的にはこのテレキネシスが一番お気に入り。

ゲームをプレイしている時はテレキネシスを使ってドラム缶を引き寄せ敵に向かって飛ばしまくりましたw

ハッキングシステムが面白い!

3bedff75.jpg

フィールドには自動警備システム、自動販売機など様々な機械が設置されていますが、面白い事にこれらの機械はハッキングして味方にしたり、アイテムを安く買う事が出来たりします!

特に自動警備システムを味方にできるとかなり有利な状況になれるので、ゲームをクリアする上では欠かせないテクニックです。

130415-1834-48

ハッキングのゲーム画面。流れ出る液体金属よりも先にパイプを繋いでいくのが目的のパズルゲームですね。

ハッキングをする度にこのパズルを攻略する必要があるんですが、毎回パイプの並びはランダムになっているので飽きさせない工夫がされています。

スポンサーリンク

目次へ戻る

惜しいところ

中盤以降はハッキングが苦痛に

ハッキングは中盤以降、苦痛に感じました。

ハッキング時にプレイすることになるパズルゲームはパイプの並びがランダムになって飽きさせない工夫がされているとは言え、クリアまでに100回近くやる必要が出て来るのでそれでも最後の方はダルかった。

ハッキングのパズルゲームは根本的に違うタイプのゲームも複数用意してほしかった。

癖が強い操作性

130415-1839-40

操作性は癖が強く感じました。

操作方式は最近の「コールオブデューティ」などに代表されるFPSとはだいぶ違っているんですが、エイム(銃を構える)をするにはスティック押し込みが必要だったりして癖が強い印象です。

実は中盤にスティックを押し込んでのエイムの存在を知ったので、それまでめちゃくちゃ苦戦してしまいました。

目次へ戻る

全体のまとめ


世界観が暗く、探索要素に重きを置いているため好みは分かれますが、本当にその場を置いているかのような臨場感を味わえる作品でかなりハマりました。

一人称視点ゲームの可能性を感じさせてくれる作品。

こんな人には特におススメ。
・探索ゲームが好きな人。

こんな人にはおススメできない。
・FPS初心者。
・暗い世界観が苦手な人。

バイオショック/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約15時間

累計1,000記事突破!KENTがプレイしたゲームのレビュー記事一覧へ

, ,

 

おすすめ記事

Sponsored Link


  1. ジョエリー より:

    つい先日クリアしましたが、とても面白いゲームでした!
    恐縮だが、感想を読んでくれないか?
    ストーリーは段々と全体が見えてくる感じでとても引き込まれました。。
    戦闘は武器やプラスミドを上手く駆使して戦うのが飽きも来なくてに面白かったです。
    探索も個人的に好きなので、時間を忘れてプレイしてしまいました。

    確かにハッキングは段々と面倒になってしまいました。途中からオートハッキングを多めにクラフトして、自力でのハッキングは最低限に留めるようにしました。
    後は個人的な好みですが、ずっとダークな世界観が続くのがきつかったですね。実は去年の年末にもプレイしたのですが途中で暗いのが嫌になってプレイを辞めてしまったんですよね。でもストーリーがとても良く素晴らしいゲームだということをよく聞いていてこれは何としてもクリアしたいなと思ったので、今回は最初から明るさをほぼマックスにしてさらにサクサク進めるようにイージーでプレイするという一部の人からは反感を買いそうなプレイをしていました。笑
    ただこれでも最後は憂鬱になりかけていたので、この選択は正解だったのかなと思います。

    全体的にはシングルFPSゲームの中でもかなり上位に位置するほど面白く、頑張ってプレイして良かったと思いました。

    • kentworld より:

      このゲームをプレイされていましたか!?
      確か、バイオショックコレクションをプレイされていましたね。
      ストーリーは導入部分が印象的でした。
      戦闘はFPSでは珍しく成長要素があって面白かったですね!

      後半はハッキングばかりやっていた印象なので、
      その辺がもっとマイルドだったら後味はもっと良くなっていたと思います。

      確かに世界観的にはジョエリーさんには厳しそうですねw
      明るさマックスでイージープレイでやっていたとは!?その発想はありませんでしたw
      もしかしたらその設定でプレイしたらもっと多くのゲームをプレイ出来るかもしれませんね。

関連記事

【レビュー】メイド イン ワリオ ゴージャス [評価・感想] やり込み要素も洗練された究極のメイドインワリオ!
【レビュー】ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド 英傑たちの詩 [評価・感想] 出し惜しみ感はあるが、最終的には大満足できる内容!
【レビュー】メトロイドプライム3 コラプション [評価・感想] 新システムは蛇足だが、新感覚操作で一体感を味わえる探索型FPS
【レビュー】リズム怪盗R 皇帝ナポレオンの遺産 [評価・感想] リズム天国とレイトン教授のエッセンスを融合させたセガの意欲作!
【レビュー】伝説のスタフィー [評価・感想] 水中ステージ嫌いなぼくでも楽しめた探索型2Dアクション!
【レビュー】マックス・ペイン3 [評価・感想] 堅実な作りのシネマティックアクションシューター
【レビュー】メトロイドプライム [評価・感想] 一人称視点のゲームが好きだったら絶対にやってほしい!
【レビュー】Farpoint(ファーポイント) [評価・感想] VR黎明期に生まれた本格的なFPS!
【レビュー】エターナルダークネス 招かれた13人 [評価・感想] ホラー度は高いものの後半の息切れが残念
【レビュー】はじめてのWii [評価・感想] 実質1,000円なら十分価値アリ!