【レビュー】あつまれ!ピニャータ [評価・感想] 作業的だが地味にハマる!

2007年1月に発売されたXbox 360「あつまれ!ピニャータ」を今回はレビューします。
Xbox 360「あつまれ!ピニャータ」はガーデンにやってくる
動物「ピニャータ」たちを育てていく育成シミュレーションゲームです。
開発は「スーパードンキーコング」シリーズで知られるレア社が担当。

良いところ

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ガーデン作りが楽しい

本作の舞台となるのは、小さなガーデン(庭)
プレイヤーは最初にスコップを使って土地を耕したり、
草や花の種をまいてガーデンの環境を整えていく事になります。

スコップを使った作業は「牧場物語」のように地道で1ブロック単位で耕したり、
池を作る事になるのですが、地道な行動によってガーデンが整っていく過程や達成感が楽しいです。
ゲームを進めていくと建物やオブジェクトを建設・設置できるようになり、
より個性的を発揮できるようになるので、自分だけのガーデンを作れるのも良いですね、

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色んなピニャータと仲良くなるのが楽しい

ガーデンを耕していくと、本作のメインキャラクターであるピニャータという生き物がやってきます。
ピニャータの種類は60以上。それぞれ姿形が異なっており、ガーデンにやってくる条件も異なります。
ガーデンにやって来たピニャータは、条件を満たす事で住人になってガーデンに住むようになり、
さらに条件を満たすと仲良くなって繁殖させる事も可能。

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珍しいピニャータと仲良くなるにはガーデンに沢山のピニャータを住まわせ、
ガーデンレベルを上げていく事が条件となっているので、
なんとなーく色んな事をして色んなピニャータと仲良くなっていくのが地味に楽しいです。

ちなみにピニャータにカーソルを合わせて
情報を見る事で住人になる条件や仲良くなる条件は確認可能。
今、何をしたら良いのか分からなくなったら、
新しいピニャータを住人にしたり、仲良くして繁殖しましょう。

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明るい世界観

カラフルな3Dアクションゲームの開発を得意とするレア社のゲームだけあって、
世界観は非常に明るくてカラフルです。それでいて光や自然の表現はリアルで、
相変わらずの技術力を感じられます。種がピョンピョンと飛び跳ねたり、
キャラクターのリアクションが豊富なのも過去作を彷彿とさせてくれて良いですね。

今作では直接キャラクターを動かせず、
カーソルを動かしての操作になるので3Dアクションゲームの醍醐味は味わえませんが、
レア社テイストはしっかりと味わえるのでファンとしては嬉しかった。
明るい世界間の作品で、自然がいっぱいなので、癒し効果もあると思います。

個人的に合わない&気になったところ

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ユーザーインターフェースがイマイチ

このゲームでは様々なことができます。
道具の使用。お店の利用。オブジェクトの設置。水やり。情報の確認など。
それらがカテゴリーに分けられてメニューに収まっているんですが、
無駄にカテゴリー分けされていたり、やたらと「これで良いですか?」と聞いてくるので
行動を起こすたびに何回もボタンを押さなくてはなりません。

また、次のページへ行く時に微妙な間があるのでテンポも良くありません。
このゲームは作業的で同じことを繰り返すところがあるので、
ユーザーインターフェースがまどろっこしいのは徐々にストレスが溜まってきます。

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奇妙なキャラクターデザイン

キャラクターデザインは、日本人の感性からしたら奇妙に感じます。
ピニャータのデザインはともかく、
人間(?)キャラクターは気持ちの悪いマスクを被っていたりして愛着を持てません。

「バンジョーとカズーイの大冒険」のマンボも日本人向けのデザインは感じられませんでしたが、
今作のキャラクターデザインはそれのさらに上を行っています。
この辺りはパブリッシャーが日本企業の任天堂から
外国企業のマイクロソフトに変更されたのも大きそうですね。

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作業的で飽きる

細かい条件をコツコツと満たしていくゲームなので、途中から作業的になるのは否めません。
個人的に困ったのは、乱暴なピニャータが勝手に他のピニャータを食べてしまう事。
苦労して繁殖させたピニャータが食べられてしまう事で
新しいピニャータを住まわせるフラグをへし折られる事もあるだけに、
勝手に食べられてしまった時は心の骨まで折れてしまいそうになります。


作業的で飽きやすいですが、生き物を住まわせるためにガーデンを育てて行く発想は面白く、
育成シミュレーションの醍醐味はしっかりと味わえる作品です。

こんな人には特におススメ。
・コツコツやっていくのが好きな人。
・レア社ファン。

こんな人にはおススメできない。
・作業が苦手な人。

あつまれ!ピニャータ/お気に入り度【60/100%】
プレイした時間・・・約20時間
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10件のコメント

最近も”ねこあつめ”とかが人気なだけに、もっと日本向けにローカライズされていれば360のイメージを変えていたかもしれませんね。でもいい意味で日本人の感覚から離れた色彩感覚は素晴らしいと思います。初代のXBOXに”電脳大戦~DroneZ”というSFもののアクションゲームがあったんですが、これがイタリアで開発されたソフトで、グラフィックの色彩に日本ともアメリカとも違った独特のセンスが漲っていて、さすがだなぁと思ったものです。

まるで任天堂で出てるような雰囲気のゲームですね。ただXboxという事もありこのゲーム自体初めて知りました。育成シミュレーションって…レア社って実は色々なジャンル出してるんですね!

レア社といえばアクションというイメージ
そしてこのカラフル過ぎる動物
正に異色のゲームですね
なんちゃって

僕が勝手に持っているXboxのイメージそのままのキャラクターデザインでした!僕はそこまで嫌いではないですね。
コツコツと地道に進めるゲームならテンポよくプレイしたいものですが、スクリーンショットから分かる水の質感などはかなり僕が好きな感じです。

>ほにょさん
日本でも流行りそうなポテンシャルを持ったゲーム性だったと思います。
もう少しカルチャライズをするべき作品でしたね。
これはこれで日本のゲームでは感じられなかった
センスを持った作品ではありますがw
レア社のゲームってグラフィックが独特ですぐにわかりますね。

>やゆよさん
レア社って意外と色んなゲームを作っているんですね。
グラフィックにしてもカラフルポップからリアル系まで行けて。

>ひらこうじさん
どうぶつがこんなにカラフルなのも珍しいと思います。
異色をここでかけてきましたかw

>なつやすみさん
イメージそのままでしたかw
まあ、洋モノっぽい雰囲気は凄いしますね。
グラフィックの作りはかなり好みです。
これは実物を見たらさらに興奮すると思いますよー。

ガーデン作りをしていると新しいピニャータが来たりイベントが発生するのが楽しいですね。ついプレイを続けてしまいます。
ピニャータと仲良くなる条件が他のピニャータを食べさせることだったりすると、どうすればいいか困ってしまいますw

>チキさん
単純な作業のゲームではありますが、
いくつものフラグが用意されているので
ついついプレイしてしまう中毒性があります。
繁殖出来るとはいえ、食べさせるが条件にあるのは心苦しいですw