2019/09/18/7:00 | ゲームレビュー

【レビュー】蒼き雷霆ガンヴォルト [評価・感想] 「ロックマン」を捻って洗練させた良質な2Dアクション!


蒼き雷霆 ガンヴォルト ストライカーパック/3DS / Switch

おはっく~!kentworld(@kentworld2 )です!

今回は2014年8月に配信された3DS「蒼き雷霆ガンヴォルト(アームドブルー ガンヴォルト)」のレビューをしていきます。

本作は近未来が舞台の2Dアクションゲームですが、「ロックマン」を捻って洗練させた良作でした!

シューティング形式の高難易度2Dアクションゲームとして大ヒットした「ロックマン」。

1987年発売の1作目以降、数多くの続編や派生作品が世に送り出されます。

その中の1つが「ロックマン ゼロ」シリーズになるんですが、今回レビューする3DS「蒼き雷霆ガンヴォルト」は同作品のスタッフが新たに手掛けた新規タイトルになるんです!

そのうえエグゼクティブプロデューサー・アクション監修は稲船敬二氏が担当しているので、「ロックマン」との関連性が非常に高い作品だったりします。

なので、ぼくは新規タイトルと言いつつも「ロックマン/ロックマン ゼロ」の精神的続編と思ってプレイしました。

すると、

「これは捻って洗練させた次世代の『ロックマン』だ!」

と思ったんです。

「ロックマン」の前提条件を知らないとややこしいゲームに感じるかも知れませんが、安定した面白さを感じました。

ここからはそんな3DS「蒼き雷霆ガンヴォルト」の良いと思った点からまずは書いていきます。

※本作は約2,000円のダウンロード専売タイトルになります。
※2016年8月には続編とセットにしたパッケージ版も発売。
※2017年8月にはSwitch向けパッケージ版も発売。

▼このゲームを3行で説明すると?

  • ステージクリア型の2Dアクションゲーム。
  • 弾を敵に当てることで好きな場所から電撃攻撃をお見舞い出来る。
  • ステージの奥にはボスが潜んでいる。

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良いところ

ロックマンを捻ったようなシステム

gn5

開発スタッフがスタッフなので、どうしても「ロックマン」シリーズとの比較になってしまう本作。

実際にプレイしてみると「ロックマン」をベースにしつつもまた違ったアクションが楽しめました!

まず、基本的なアクションは「ロックマン」にかなり近いです。

連続で発射出来る銃弾、壁キックによるクライミング、ダッシュジャンプによる加速。

このように「ロックマン」シリーズで出来た多くのアクションを踏襲しています。

しかし、敵にダメージを与える方法はガラッと変えてきました!

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本作でも弾を発射して敵を攻撃すること自体は出来るんですが、これだけではほとんどダメージを与えられません。

ではどうすれば良いのかと言うと、ロックオン&電撃攻撃を行えば良いんです!

ロックオンは銃弾を当てることで可能になり、その状態で電撃攻撃をすると好きな場所から大ダメージを与えられます。

しかもロックオンは1体の敵に最大3個まで重ねがけが出来るんですよ。

その状態で電撃攻撃を放ったら3倍の威力を発揮するのであっという間に敵の体力を減らすことが出来ます。

このように圧倒的な強さを誇るロックオン&電撃攻撃ですが、ゲージ制によっていつまでも使い続けることは出来ません。

再び使うには自動回復を待つか十字キー下を2回押さないといけないんです。

どうでしょう?弾を当てるだけで済んでいた「ロックマン」とは随分変えてきていますよね?

PS4/XboxOne/Wii U「Mighty No. 9(マイティナンバーナイン) 」といい、「ロックマン」の精神的続編は戦闘のセオリーを大きく変えています。

「ロックマン」と同じような感覚でプレイしたら思うようにダメージを与えられず混乱することでしょう。

ぼくも最初は説明をよく読んでいなかったので混乱しましたw

超豪華な演出!

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「2Dアクションゲームでここまでやっちまいますか!?」

なんて口に出したくなるくらい本作は演出面に力を入れています。

まず、キャラクターを動かしている時に通信での会話がリアルタイムで発生することに驚きました。

しかも設定画面でボイスをONにすることでアクションを楽しみながら音声での会話を楽しむことが出来るんですよ。

おかげで臨場感のあるアクションを楽しめました。

極めつけがボーカル曲!

ボーカル曲はある条件を満たすと流れるんですが、何曲あると思いますか?

なんと、8曲も収録されているんです!!!

いずれもアップテンポナンバーなので、ゲームプレイ中に流れるとテンションが上がって来ます。

ボーカル曲が収録されたゲームは数あれど、2Dアクションゲームでこんなにも収録するとはw

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それ以外にも滑らかに動くキャラクターのアニメーションなど静止画からは想像も付かないほど演出が派手だったりします。

2Dアクションゲームというジャンルはスーパーファミコン時代に1つの到達点を迎えてしまったので、静止画を見ると当時のタイトルとさほど変わっているように見えないかも知れません。

ですが、本作の場合は実際に触ってみて「あぁ、2Dアクションゲームは進化し続けているんだな」と感じました。

本作は約2,000円の3DS向けダウンロード専売タイトルとして当初は配信されましたが、同ハードの配信系タイトルとしては破格のクオリティに感じます。

強烈なストーリー&キャラクター

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ほぼフルボイスで展開されるストーリーは色んな意味で強烈でした!w

厨二な世界観、番狂わせな裏切り者など、「ロックマンX」「ロックマン ゼロ」シリーズを彷彿するようなテイストではあります。

が、本作はそのうえで独自のスパイスを盛り込んでいるんです!w

まず、オープニングに登場するおじさんが狂っているんですよw

ショタ好きの属性があるようで、主人公のガンヴォルトを鞭でいたぶることに快楽を感じているんですw

もちろん(?)、口調はオネエ言葉。

こんな展開、「ロックマンX」「ロックマン ゼロ」シリーズではありえませんでした。

それ以外にも個性的なキャラクターが多く、独自の魅力を醸し出しています。

拠点ではヒロインとの会話を楽しめますが、妙に生活感のある内容で厨二な世界観の中では違和感がありましたw

リプレイ性が高い!

gn4

本作に収録されているステージの総数は12+αになります。

「ロックマン」シリーズと同程度ですが、2010年代の2Dアクションゲームとしてみると少なく感じますよね?

しかし、高いリプレイ性によってこの程度のステージ数でもある程度のボリューム感を生み出していました!

リプレイ性を高める要因は大きく分けて2つあります。

1つめが成長要素。

本作にはレベルの概念が存在し、上げていくことで体力の最大値を増やせるほか、新しい特殊能力を使えるようになるんです。

なので、一度クリアしたステージでもレベル上げをする目的が生まれました。

もう1つはクエストの受注システム。

クエストはチャレンジ形式のものからステージのギミックにちなんだものまで色々用意されており、同時に3つ受注することが出来ます。

クリアすることで新しいクエストが追加されるので、意識してプレイしたら同じステージを何周も楽しめるんです。

さらにスコアアタックの要素や隠しアイテムも存在するので、やり込み要素の数が凄いことになっていますw

え?面倒くさそうだって?

いずれも強制的では無く「やりたい人はやってくださいね」というスタンスなので、個人的には気になりませんでした。

やり込みをすることでゲームを有利に進められるというリターンがあるので、アクションが難しくて先に進めない人への救済措置に感じます。

歯応えのあるアクション!

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「ロックマン」と言えば高難易度!

という訳で精神的続編の本作も後半の難易度は高めでした。

特にボス戦は手ごたえが増していき、強力な攻撃を放ってきます。

さらに連戦まで用意されているのだからキツイのなんのw

効率良くボスを倒すには「ロックマン」シリーズのように敵の動きを把握しなくてはなりません。

ゲームオーバーの概念が無くボス戦の直前から何度も復活出来るとはいえ難易度はかなり高いです。

しかし、前述の通り本作には様々な成長要素が存在します。

装備アイテム、レベルアップによる体力の上昇、新しい特殊能力の追加。

これらを駆使すれば有利な状況でプレイ出来るので、時間をかければある程度は難易度を落とせます。

腕に自信が無い方は一度クリアしたステージでクエストをこなしたりレベルを上げてみてください。

え?アクションRPGみたいだって?

確かにアクションRPGのようにも見えますが、そこまで成長要素は強く感じませんでした。

というのも初期の装備&低レベルでもボスを倒せるくらいの攻撃力があるからです。

ですので、キャラクターを強化させないと火力不足に陥っていつまで経っても倒せないなんてことはありません。

アクションゲームが得意な方はサクサク進めることも出来ます。

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個人的に合わない&気になったところ

印象に残らないステージ構成

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ゲーム序盤は複数のステージを好きな順番で攻略することになります。

この辺りもまんま「ロックマン」なのでニヤリとしてしまいましたw

ステージ構成も「ロックマン」シリーズに近く、道中とボス戦の二本立てとなっています。

ただ、各ステージのギミックは「ロックマン」シリーズほど印象には残りませんでした。

いずれも特徴的なギミックは用意されてはいるんですよ。

ですが、それよりも大量に出現する敵を倒して行く印象が強く感じました。

そのうえゲームオーバーの概念が存在せず、チェックポイントが多いので、「ロックマン」シリーズほど各ステージの構造は印象に残りません。

仕様上、同じエリアを何度もやり直す頻度は少ないのでそういう意味では優しいんですが、ぼくはマゾゲーマー。

難しいエリア内で何度もミスをしてトライ&エラーを繰り返していくゲームに慣れているとどうしても物足りなく感じます。

前述の通りリプレイ性自体は高く、同じステージを何度も楽しめるので現代ユーザーのプレイスタイルにはハマっているとは思いますが・・・。

全体的にややこしい

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全体的にシステムやインターフェースを捻っているのでごちゃごちゃしている感があります。

スピード感や爽快感はあるので最初は動かしているだけでも楽しいんですが、「ロックマン」シリーズほど直感的には楽しめませんでした。

全体的に「ロックマン」をややこしくしたようなゲームにも見えます。

真のエンディングを見る条件が分かりにくい

エンディングは複数用意されていますが、真のエンディングを見る条件が分かりにくく感じます。

隠しアイテムをすべて見つけないといけないとか、とある装備を身につけならクリアするとか、もうちょっと説明がほしかった。

全体のまとめ

非常に丁寧で洗練された作りの2Dアクションゲーム。

価格は3DS向けのダウンロードタイトルとしてはかなり高めですが、その分だけ内容が詰め込まれています。

ぼくの場合、真のエンディングを見るまでにかかった時間はフルプライスの2Dアクションゲーム並でした。

そのうえ充実感もあったので、価格相応の価値はあります。

世界観も作り込まれているので、フルプライスのパッケージタイトルとして出しても別に良かったんじゃ?

(・・・なんて思っていましたが、配信から2年後、続編の「蒼き雷霆 ガンヴォルト 爪」をセットにしたフルプライスのパッケージタイトルが発売されました)

「ロックマン」を捻って洗練させた良質な2Dアクション!

こんな人には特におススメ。
・アクションゲーム好き。
・スコアアタックやタイムアタックなどのやり込み好き。

こんな人にはおススメできない。
・アクションゲームが苦手な人。

蒼き雷霆ガンヴォルト/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約9時間

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Xbox その他

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コメント広場の住人(10)

  1. ナギ より:

    ファンタジーとジュブナイルと厨二の違いって何でしょう‥青くさいイベントや言動?稚拙に感じる成長譚?
    ゲームや漫画やアニメや小説etc‥フィクションの世界くらい、いいじゃないか貶めたような固有名詞で呼ぶなよ‥なら、現実そっくり政治や金儲けのゲームや漫以下略やってればいいのでは?廚二いうなよぉ‥
    失礼、近頃やたらゲー以下略の新作等を言いあらわす時に廚二廚二言われてることが多くてちょっと胸やけ気味だったり(kentさん個人ではないのであしからず)しまして‥僕の過剰反応で軽称蔑称的意味で使っておらず、ジャンル的意味合いでしかないのかもしれませんけど
    ロックマンやったことない自分でも真エンドまでなんとか辿りつけるといいなぁ‥ちなみに、一枚絵はあとから見られますか?
    ソニー系のようにあとからパッケージ販売になるなら‥オマケで足されるかなぁ
    例の11月までなら‥が、あるのでSDカードも新調したし、それまでには買いたいものです。むしろドットのそっちの方が尚更クリア出来ない予感がします(笑)
    あ、実際に読んでないのでなんですけど、どんな世界でも「生活」しているので生活観のある会話は平気です。例えアリのゲームであろうと。そのアリが日本語話した時点でもうキャラであり生活してるだろうなと思うし、その流れでアンソロジー漫画も大好きですよ
    世界観変えたものはまた別ですが‥

  2. kiryu より:

    デフォルトでボイスがOFFって書いてあったのでおかしいなと思い、最初からやってみて確かめてみたんですけど、やっぱり最初はONになってましたよ。
    もしかしてXボタン押したせいでボイスがOFFになってしまったのかもしれませんね。1回OFFにするとメニュー画面でしか変更できませんから。
    ボイスとメッセージの有り無しを選べるのはうれしいんですけど個人的には、ボイス有りでメッセージウィンドウなしっていうのもほしかったですね。ボイスを聞きながらゲーム画面にも集中したいですし。
    しかし2000円でこの出来は破格だと思います。今ならおまけゲームまでついてきますし。
    ロックマンゼロシリーズが好きだった自分としてはすごく期待してたんですけど、期待以上の出来ですごく楽しめました。気になる終わり方だったので続編も作ってほしいですね

  3. kentworld より:

    >ナギさん
    厨二はもう差別用語では無いと思っています。
    男の子だったら誰もが厨二心を持っているんじゃないでしょうか?
    僕としては逆にアピールポイントなんじゃないかと思っています。
    オフィシャルでも使うところが増えてきていますので、
    今後はこの言葉の風向きも変わってくるのではないでしょうか?
    ガンヴォルトはアクションゲームとしては難しい方です。
    時間をかければある程度は大丈夫ですが、
    敵の攻撃を避ける習慣が無いと厳しいですね。
    一枚絵は後から見れないんですよぉ。残念。
    8ビットのおまけの方は後日レビューします。楽しみにしていてくださいw
    生活感のある会話と書きましたが、これが凄いんですよ!
    シリアスな世界なのに「ゲーム」の話とか、
    「学校のクラス」の話など、ビックリするほど現実的です。

  4. kentworld より:

    >kiryuさん
    あ、最初からONになっていましたか!?
    どこかで間違えてボタンを押してしまったのかなー?
    記事の方、訂正させていただきますね。
    >ボイス有りでメッセージウィンドウなしっていうのもほしかったですね
    これは同意です。メッセージウインドウ、
    アクション中は邪魔になりますからねーw
    これはパッケージタイトルとして売れば良かったのに!
    何か理由があるんでしょうかね?ダウンロード専用タイトルだと、
    どうしても注目度が下がってしまうのが嫌なんですよね。

  5. 街毛 より:

    ガンヴォルト良作なんですか。
    インティは初の販売ソフトということでダウンロードになったらしいんですが、これがカプコンから発売されていたらカプコンを見直したかもしれない…(笑)
    3DSのダウンロードソフトの横スクアクションならマイティースイッテフォースをおすすめします。確かwiiuで発売されることにもなったので、よかったら調べてみてください

  6. ナギ より:

    なるほど‥萌えやオタクがやや一般用語に近くなっているのと同じ感じにとらえていけばいいのかもですね
    学校やゲームある世界かなと思いつつ、シリアスだけじゃ生きてけないよ!スネークだって冗談は言ってますしっ
    とはいえ双方共に実物見ていないし、メタ発言だとまたニュアンス違うものになりますよね‥この感想は実物みた時に変わるかもしれません。
    オマケのレビューも楽しみにしてます!

  7. kentworld より:

    >街毛さん
    カプコンは本当に最近振るいませんからね。
    ゲーム自体はかつてのカプコンを思わせる作りなんですが。
    マイティースイッテフォースは評判良いですねー。
    というか、何気に3DSのダウンロードソフトで
    良質な2Dアクションが増えているような?
    無視出来ない市場であるのは分かっているんですが、
    パッケージタイトルでなかなか紹介出来なかったり、購入出来なかったりします(汗)

  8. kentworld より:

    >ナギさん
    そんな感じだと思います。
    生活感のある会話は・・・まあ、実際に確認してみてくださいw
    おまけゲームのレビュー記事は完成しました!
    タイミングを見計らって公開したいと思います―。

  9. ⚡︎トモフミ⚡︎ より:

    ブラマスゼロのDLCやマイティガンヴォルトではガンヴォルトくんが使えるので、彼の独特なアクションはおもしろいなと思いました。本編はシステムが複雑とよく言われるので食わず嫌い気味なんですけどね。

    今は気になる段階まできているのですが、マイティやブラマスゼロをまだ十分に遊べてないし、来年はWヒーローコレクションが出るので今作を遊ぶのはまだ先になりそうです。
    今月も彼のライバルポジ?が主人公のゲームが出ますが、遊ぶ時間と金がないぜ💦

  10. 匿名 より:

    ロックマンはX→ゼロ→ZXと進むにつれ厨二色が強くなっていきましたからまさにその延長線上にありますね
    難解で破滅的なストーリーと共にシステムもマニアックになっていったので初見お断り感が強くユーザーの先細りも中々に極まっていますけれど
    ここまで振り切るならいっそ清々しくてインディクラスなら問題ない気がします

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