
このブログのコメント欄でよく見かけるシロマさん。
彼は様々なタイプのゲームをこなすゲーマーですが、
特に格闘ゲームには目がなく、大半のタイトルを購入していたりします。
そんな彼が当ブログのために人気格闘ゲーム「ブレイブルー」シリーズのレビューを投稿してくれました!
10月6日にシリーズ最終作のPS4/PS3「ブレイブルー セントラルフィクション」が発売になったので、
シリーズに触れられていない方は本記事を参考にしてみてください。
長所、短所が分かりやすく書かれています。
大ボリュームのストーリーモードで格闘ゲーム未経験者でも満足に楽しめる
BLAZBLUE(ブレイブルー)シリーズレビュー


格ゲー出張レビュー第2弾!今回はBLAZBLUE(ブレイブルー)シリーズをレビューします。
開発はGUILTY GEAR(ギルティ ギア)お馴染みのアークシステムワークスです。
自分がいままでプレイしたブレイブルーシリーズ共通の長所と短所をピックアップしてレビューします
(第3作目のブレイブルー クロノファンタズマは未プレイなので評価対象外)。
格闘ゲームが苦手でも長く楽しめる
大ボリュームのストーリーモード
格闘ゲームのストーリーモードって、
いわゆるアーケードモードというCPUと数回戦い
最後のBOSSを倒してエンディングを迎えて終わりってパターンが多い印象です。
勿論、ブレイブルーにもアーケードモードがありますが、それをクリアしておしまいではなく、
キャラクターや世界観をより深く掘り下げたストーリーモードがあります。
ストーリーモードは全編フルボイズのアドベンチャーゲームのような「アドベンチャーパート」。
CPUと対戦格闘を繰り広げる「格闘パート」で構成されていますが、
完全クリアするのに各シリーズ20〜25時間。
サイドストーリーを合わせれば30時間はかかる程の大ボリュームで、
格闘ゲームに苦手意識を持つライトユーザーでもこのストーリーモードをプレイするだけでも満足できるし、
「格闘パート」も難易度を変更しない限りは初心者でも
楽にクリアできる難易度なのでストレスなく楽しむことができます。

また「おしえて!ライチ先生!」というモードで
世界観と設定を丁寧にキャラクター達がフルボイズで解説してくれるので、
設定と世界観をより理解できる様になっています。

一人用のやり込み要素も充実
ストーリーモードだけでも十分に楽しめますが一人用のゲームモードも豊富にあります。
ノーコンテニューで歯ごたえのあるCPUと対戦してポイントを競うスコアアタックモード。
第2作目「ブレイブルー コンティニュアム・シフト」以降からは
基本的なシステムをキャラクター達が丁寧に解説してくれるチュートリアルモード。
より実践的なキャラクターの操作と指定された連続技に挑戦する
チャレンジモード等様々な一人用のゲームモードや、
やり込めばやり込むほどゲーム中のイベントCGや
ゲストイラストレーターの書き下ろしイラストや出演した声優のボイスメッセージなどが
解放されていくギャラリーモードがあるので
一人で遊ぶだけでも元を取れるぐらいやりこみ要素が沢山あります。

キャラクターの個性が発揮されているD(ドライブ)ボタン
ブレイブルーには弱、中、強、の3つの攻撃ボタンに加え、
キャラクターの特殊行動ができるD(ドライブ)ボタンがあります。
これが各キャラ非常に個性的で例をあげるとすれば
・主人公のラグナは相手にヒット、ガード問わず
攻撃を当てると相手から体力を吸収し自分の体力を回復する。
・準主人公のジンは相手を凍結させ身動きを取れなくし、追撃する事ができる。
・ヒロインのノエルは無敵技のついたD攻撃とボタン操作で多彩な連続技ができ初心者にも扱いやすい。
・投げキャラのテイガーは、磁力を帯びた攻撃を当てると
相手に磁力が付き定の技で相手を引き寄せる事ができる。
他には人形を動かして本体と同時操作ができたり、
ステージを上下左右素早く動き回るキャラや
中にはシューティングゲームみたいにワンボタンで飛び道具が出せたりと
キャラクターごとに立ち回りや戦法が大きく変わるので色んなキャラを使ってみたくなります。

対戦中のキャラクターの掛け合いが非常に豊富
ブレイブルーは対戦時のボイスも非常に豊富で、
戦闘時のどの場面でも専用のセリフがあり
キャラクター同士の掛け合いも、どの格闘ゲームよりも群を抜いて多いです。
またキャラクターの組み合わせによっては口調が大きく変わるキャラもいるし、
専用のBGMも多数用意されているので対戦時でも世界観に対するこだわりを感じます。
ストーリーは良くも悪くも複雑なライトノベル風
ストーリーの内容ですが作品独特の固有名詞が多く、
ストーリー自体が複雑で謎が多いから理解しづらく
前述した「おしえて!ライチ先生!」とゲーム内のTIPSを読んで
ある程度把握しておかないと置いてきぼりを食らうかもしれません。
主人公の名前はラグナ=ザ=ブラッドエッジで、
死神の通り名を持つSS級の統制機構(世界を統治している組織)反逆者で
最強の魔道書「ブレイブルー」を持つ史上最高額の賞金首というキャラクターの設定も
いわゆる厨二病風なのでライトノベルに抵抗が無いなら楽しめるけど苦手な人はきついと思います。

アーケードモードのストーリーは消化不良
アーケードモードのストーリーですが、
第1作目はバッドエンドや意味深な終わり方で
(主人公のラグナのエンディングはラスボスに敗北し
世界が破滅に向かっていくようなバッドエンドで目が点になりました)、
第2作目、第3作目は中途半端なところで終わってしまって、
ストーリーモードで完結する事を前提にした作りなのでクリアしても余り達成感がないです。

基本的なシステムはギルティギアと若干かぶっている
実際にプレイして思ったのはギルティギアとシステムの類似点が多い事です。
・ゲームを消費し自分の行動をキャンセルして
ニュートラル状態に戻して追撃や技を出した後の隙を無くす
「ラピッドキャンセル」はギルティギアの「ロマンキャンセル」
・削りダメージ無効、相手のノックバックの増加、
通常は空中ガードできない技でも空中バリアでガードできる、
少量のゲージを消費する事で通常のガードより強力な
「バリアガード」は「フォルトレスディフェンス」
・使用できるのは1、2回程度だか相手からダメージを受けている最中に衝撃波を出し
相手を吹き飛ばして形成を立て直す「ブレイクバースト」は「サイクバースト」
例に挙げたのは対戦でよく使うシステムだから
ギルティギアの焼き直しに見えるのでシステム面ではオリジナルティを出してほしかったです。
マイナーチェンジによって独自のシステムが追加され差別化はされていますが、
いずれもマニアックで敷居が高くなってます。

第1作目はゲームバランスがかなり悪い
第1作目の「カラミティ・トリガー」は多彩な飛び道具を持つ遠距離で戦うキャラが強い上に
近距離も以外と戦える調整ミスな所があります。
特に弱キャラのテイガーは強キャラに対して詰みに近いキャラ差がありどうしようも無いです。
簡単に説明すると投げキャラだから強キャラ相手に近づくのが困難で、
唯一対抗できる飛び道具はテイガー独自のゲージを消費しないと使えないから不利な状況が続きやすい。
格闘ゲームというジャンルは敷居が高く、
対人戦メインのイメージがあって未経験者や苦手な人は楽しめないイメージがありますが、
そのような人達もストーリーだけで満足に楽しめるような作りにしているのは評価できます。
初めて格闘ゲームをプレイするならブレイブルーシリーズをオススメします。
こんな人には特におススメ。
・格闘ゲーム未経験者
・アドベンチャーゲームが好きな人
・コンボゲータイプの格闘ゲームが好きな人
こんな人にはおススメできない。
・ライトノベルが苦手な人
・コンボゲーはギルティギアで満足してる人
BLAZBLUE -CALAMITY TRIGGER-
(ブレイブルー カラミティ・トリガー)/評価 ★★★★★★★☆☆☆星7つ
プレイした時間・・・約60時間
BLAZBLUE -CONTINUUM SHIFT-orEX
(ブレイブルー コンティニュアム・シフトorエクステンド)/お気に入り度 ★★★★★★★★☆☆星8つ
プレイした時間・・・約70時間
BLAZBLUE -CHRONOPHANTASMA-EXTEND
(ブレイブルー クロノファンタズマ エクステンド)/お気に入り度 ★★★★★★★★☆☆星8
プレイした時間・・・約50時間
非常に分かりやすくレビューされていて、どんなゲームなのかよく分かりました。
うちでは格闘ゲームのレビューをほとんど取り扱っていないので、大変助かります。
「ブレイブルー」シリーズは何度かPS Plusのフリープレイで配信されているので、
気になった方は是非やってみましょう!僕も一度は触っておきたいです。
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格ゲーはストⅡの頃によくやりました、複雑なコマンドを入力出来るように練習しましたが、今は複雑すぎて無理ゲーになりました。
ブレイブルーはフリプであった思います、そちらはストーリーが複雑すぎて無理ゲーでした。
あの頃の熱意(20年程前)が戻るには、やはりライバルが必要ですね。